隠れ家レストラン

先日、仕事帰りに気になったお店があったので、予約してランチしてきました。

「casa di miu（カーサ・ディ・ミュ）」というイタリア家庭料理のレストラン。

おっさん宅から歩いて10分足らずの所にあります。

看板も何も出ていなくて普通の家。

ただ目印はイタリアの国旗。



完全予約のレストランで、この日のお客は我々だけ。

靴を脱いでスリッパに履き替えるので、何かよそのお宅でごちそうをいただいているような感じ。

始めはとまどいましたが、御主人のお話を伺っているうちに、しっくりとお店の空間にはまり込んでいくのが分かる。

まずはワインをお願いすると、勧めてくださったのはこちら。



キァンティ・クラシッコのバローネ・リカーゾリ。

豊かな香りとしっかりした味わいのワインでした。

まず、かぼちゃのポタージュと自家製のパン。



濃厚な味わいにもかかわらず、すっとのどに通っていく。

これは当たりだぁ、と期待感が増します。

次は、パスタでマリネラソース。



シンプルなのですが、アンチョビとにんにくがほのかに薫って、おっさんの好みの一皿。

連れがびっくりするくらい、あっという間に食べてしまいましたよ。

メインは、もち豚のカツレツ。



衣はサクサクとして中はジューシー。

カツレツの王道そのもの。

付け合せもかわいい（写真では良く分からないのですが）。

最後は自家製のチョコレート・ケーキとコーヒー。



このチョコレート・ケーキのおいしいこと。

しっとりしていて、残った赤ワインに合う。

１時から食事を始めて、終えたのが２時半過ぎ。

幸せな時間を過ごすことができました。

予約したときに軽い目のランチでということで、2000円の予算で作っていただいたのですが、おなか一杯。

大満足でした。

ご主人と奥様の二人で切り盛りなさっているお店で、ご主人の「ガツガツせんとやろうと思ってます」という言葉が印象的でした（ちなみにお店の名の「ミュ」というのは飼っていらっしゃる猫の名前だそうです。そういえば、あちこちに猫の置物がありました）。

自宅の近くにこんないいお店があるなんて、今まで知らなくて損した感じです。

いろいろなところに出かけるのもいいですけれど、自宅の周辺にスポットを当ててみるのもよさそうです。