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L'art de vie ☆ 日々のこと

オリジナルHPから日々の雑記、日々思うことを随時更新していきたいと思います。

川村記念美術館がリニュするようで・・・

2007年03月25日 | 美術

ロスコのことを書いてから久しぶりに川村記念美術館のサイトをみたら、
「川村記念美術館の運営母体である大日本インキ化学工業(株)は
2008年に創業100周年を迎えます。
これを記念して当館展示スペースの増設工事を行いますので、
2007年7月2日(月)から2008年3月中旬まで休館させていただきます。
リニューアル後の開館は2008年3月中旬を予定しております。」との
お知らせが・・・

ロスコルームはどうなるのでしょう?

マーク・ロスコの絵が好き

2007年03月24日 | 美術

ふと気がつくと、食べ物系のネタは多いのだけれど、美術系のネタを書く事があまりなかった・・・と。

いまさらながらなのだけど、美術作家で誰の作品が好きかと聞かれたら、
まずは、
「マーク・ロスコ」と答えます。

イギリスのテートギャラリーで出会ったのが最初。
その後は千葉県・川村記念美術館のロスコルームへよく行きました。

National Gallery of Art, Washington, DCのサイトに「マークロスコ」のページがあります。

ご近所写真 うめかよさん

2007年01月20日 | 美術

テレビ番組「情熱大陸」はダンナが毎週録画しているので、一緒に見ることが多い。

今週は写真家「梅佳代」さんだった。

写真を見れば、どんなものを撮っているかは一目瞭然。

ほぼ日」に昨年末に「うめかよ参上!」という特集があったので、そちらを見てください。

「ほぼ日」のコーナーで、「天久聖一の味写入門」ってあって、そこに投稿される味写のテイストと梅佳代さんの写真のテイストが似ている。

日常のふっとした隙間の写真というか。
日常ゴロゴロとしている風景なのだけど、見過ごしがちだったり無関心になったりする「間(ま)」を撮っているなぁと。

梅佳代さんにとって写真は「思い出づくり」
記憶記録の媒体なのだと思う。
例えば日記を書くようにカメラのシャッターを押して記憶を定着させ思い出とするということ。


「パラレル・ニッポン 現代日本建築展 1996-2006」

2006年11月02日 | 美術

東京都写真美術館の企画展「パラレル・ニッポン 現代日本建築展 1996-2006」はパネル展示が主体の展覧会で規模も大きくはなかったのだけれど、
「都市、生命、文化、住まい」という4つの切り口でポストバブル以降の建築について理解できる構成になっていた。

東京都写真美術館が恵比寿ガーデンプレイスに移転する前のこじんまりとしていた時代から大好きだった。
その当時は、シニアボランティアの人が館内監視をしていたのだけど・・・。
閑静な住宅街のこじんまりとした雰囲気の良い美術館だった。
という印象。

例えば住まいのサイクルの説明に「国土の1/3の狭い地域に1億2000万人の人口が集中し・・・」「住宅の平均寿命は26年でイギリスの75年に較べてはるかに短いが、その面たる理由は技術的な問題ではなく、木造であれば20年でゼロとなる建築の担保価値に起因する。」
イギリスに居たころ、ビクトリアン時代のフラットなどが賃貸にでていた。
建築物の築年数の日本とヨーロッパの違いについて、私は、「石と紙・木」の文化の違い。単なる使用原料の耐久サイクルの違いだとばかり思っていた。
実はそうではなく、木造建築の担保価値にあったのだ・・・。

都市のサイクルの説明では「我国の都市人口はすでに全人口の7割を越し、都市型の生活が当たり前となっている。」とある。
私は生まれ育ったのはその人口集中地域の7割に属し、地方に在住する今は、人口非集中地域の3割に属するわけだ。
国土の3分の2はまだ自然が残されたままなのであるが・・・。

この展覧会で、初めてAsian Architecture Friendshipという建築士を中心とするボランティア団体のことを知った。
展示されていた写真は「ブッダ・プライマリー・アンド・セカンダリー・スクール」だった。「、風土に根ざした建築やそこでの生活に学ぶべき点を見出そうと」いう活動主旨のもと、そこにある原材料を生かしてつくられた学校、そこで学ぶ子供の姿が写真に映し出されていた。

「 AAF (Asian Architecture Friendship)とは、2000年、大手ゼネコンの設計者を中心に発足した民間ボランティア団体です。」
大手ゼネコン=竹中工務店なのであるが。

活動主旨
「私たちは建築に関わるものとして、特にアジア地域の建築のあり方に関心を寄せ、風土に根ざした建築やそこでの生活に学ぶべき点を見出そうと、調査研究を重ねてきました。この過程で、楚々として営まれている山村や農村の生活をみる時、子供たちの学ぶ場や機会が少ないこと、また機会があっても家庭を支えるために農作業や水汲みなどの労働に時間をとられ、遠くまで通えない少年達が少なくないことを知りました。そして子供たちのキラキラした好奇心あふれる目の輝きを前に、『彼らが学ぶことができる学校が実現すれば、どんなに新しい世界が生まれるであろう』との想いから、学校建設の支援・協力を発意するに到ったのです。
建設という行為を通じて、アジア地域の子供たちが自分たちの未来を自らの手で選びとってゆくための足掛かりを提供することができるならば、これ以上の喜びはありません。」

こういった、草の根的な活動を応援したい気持ちになる。

「子供たちのキラキラした好奇心あふれる目の輝き」
そうなのです。
どんなに貧しくても、子供たちは「何かを学びたい、知りたい」という好奇心で目が輝いているのです。

建設という仕事からできる社会貢献。それもワールドワイドな社会貢献。
素晴らしいことだなぁと思う。

まずは自分のできる一歩から。


レアンドロのプールで手を振る

2006年10月16日 | 美術

金沢21世紀美術館に行った事がある人なら誰でも知っているであろう、レアンドロ・エルリッヒ氏の作品「スイミングプール」

美術館ではレアンドロのプールとよばれているようなのだけど。

で、息子が「プールに行ってくる!」と一人館内をたたたたと走って現場へと。
外から私がカメラで撮影。

水の中で普段着のまま手を振る息子。

行った事のない人は、是非、現場へ!

****************

金沢21世紀美術館には企画展ごとにでかけているのでは・・・と思う。
水戸現代美術館も大好きだったけど、やはり、箱もよくて展覧会内容も素晴らしいので、何度でも行きたくなる。
この2館に共通人物が現在は金沢21世紀美術館の学芸課長「長谷川祐子」さん。水戸芸時代は学芸員。

彼女の現代美術に対する先見の明はここ十数年の日本のキュレータの中で群を抜いていると思う。
そして美術評論もずば抜けて素晴らしい。
こんなただの美術館巡りマニアなだけの私がいうのも何なのだが・・・。

金沢21世紀美術館の快進撃」というタイトルの読売新聞の過去記事に記されているとおり、金沢21世紀美術館はいつ行っても来場者でにぎわっている。

こんな現代美術館は他にあるだろうか?とさえ思う。

東京都現代美術館も企画展により、長蛇の列になることもあるが・・・。

金沢の底力を感じる。


奈良美智 A to Z展

2006年09月21日 | 美術

予告通り、この連休を利用して青森県弘前市で開催中の
Yoshitomo Nara + graf A to Z」へ行ってきました。

遠い、遠い・・・車でダンナと運転を交代しつつ・・・。
前泊を山形・酒田市に泊まり、あたたかい家庭的な主人が営む雰囲気のよい旅館に泊まりました。。

展覧会は。
すばらしい!の一言。
古い酒蔵の中、そこは奈良ワールド。小さな町ができていました。
すばらしい。

多数のボランティアスタッフの情熱、作家本人の情熱。
色んな思いが伝わってくる展覧会。

弘前市あげて応援しているような。
温かい雰囲気も伝わってきました。

遠い遠い町へ時間をかけて行きましたが、行ってよかった。
これが本当に一期一会。
そこでしか見ることができない展覧会です。

是非、青森へ☆GO

東京&横浜 美術巡り

2005年11月09日 | 美術

東京&横浜旅行の主要目的だった
イサム・ノグチ展と横浜トリエンナーレ2005についての感想

イサム・ノグチ展
展覧会の目玉は何といっても高さ3メートル60センチ、重さ約17トンある「エナジーヴォイド」ではないかと思う。吹き抜けの部屋に設置された「エナジーヴォイド」が作り出す空間はとても気持ちの良いものだった。

あとは個々展示室に抽象作品が展示されていた。子供用のワークルームもあり、子供が自由にイサム・ノグチちっくな抽象立体作品ミニチュアのペーパーワークを作って良い場所が提供されていた。
もちろん、6歳の息子も喜んで20分ほど制作し、壁の棚に自作を並べて満足そうだった。

美術館中庭の野外遊具で少し遊んで、カタログと息子が遊んだ遊具「オクテトラ」のミニチュアペーパーモデルを購入しました。

2005年7月にグランドオープンした札幌モエレ沼公園。ここにはイサム・ノグチのランドスケープ彫刻の集大成となっている。
是非、行きたいと思う。

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横浜トリエンナーレ2005

横トリの入り口から飾られたダニエル・ビュランの紅白の旗がたなびく中、会場まで倉庫立ち並ぶ海岸沿いの道を約9分ほど歩く。
写真は、ダニエル・ビュランの紅白の旗(注:会場内は撮影禁止です。)

会場入りしたのが4時半過ぎ、2時間程度で回るかと思っていたけれど甘かった。
ざっと巡っても3時間はかかった。

印象に残っている作品

Wolfgang Winter & Berthold Horbeltの「スィンガークラブ」光るブランコ
これが、暗闇で揺られているとトリップするんだよ。息子もお気に入りだった。

奈良美智+graf 建てられた小屋の中に奈良ワールド満載で楽しかったです。

照屋勇賢「告知-森」なども、様々な紙のショッピングバッグを切り抜いて木を再生してあって、エコ的にも心打たれる作品でした。

あとはフワフワクッションでしきつめられた部屋の中で息子大喜びしていました。
巨大サッカーゲームも楽しかったようです。

日常からの跳躍。「アートサーカス」
非日常的であることは否めない。

でも、体験、参加して楽しめる
満足感の得られたトリエンナーレでした。


横浜トリエンナーレ 2005

2005年10月19日 | 美術

11月の文化の日前後に東京に家族で出かける予定。

メインは東京現代美術館のイサム・ノグチ展。
当初2泊3日の予定で宿も手配していたのだけど、息子の幼稚園の行事が土曜日に行なわれる事となり、しかたなく1泊2日の強行スケジュールということで予定を組まねばなりません。

せっかく、ガソリン代と高速道路料金と宿泊代をかけていくので、せめて2泊3日はしたいのだけど・・・。しかたないです。

で、イサム・ノグチ展以外に行くところを決めました。
横浜トリエンナーレ 2005です。トリエンナーレなので3年ごとに行なわれます。
第一回目の2002のときは関東圏に住んでいたので、1日がかりで横浜みなとみらい周辺を回りました。赤レンガ倉庫とか。

今回は、古くからある横浜山の手の喫茶といえば「えの木てい」にも行こうと思っています。ローズガーデンのほうも行きたいけど、2軒はしごは・・・ちょっと。

久しぶりに赤レンガ倉庫やらみなとみらいやらウロウロしたいと思います。
1泊2日じゃものたりないなー。

1泊2日の東京&横浜レポは後日・・・。

金沢21世紀美術館

2005年10月17日 | 美術

土曜日は金沢21世紀美術館に行って来た。

開館一周年記念の「ゲルハルト・リヒター展」と

素顔のアメリカ:ホイットニー美術館コレクション

リヒターの展覧会は千葉の川村記念美術館に数年前見に行ったことがある。
彼の描きたいこと・・・というのは理解できる。
視線の揺らぎ・・・見るということの追求。
鏡を11枚重ねて壁にたてかけただけの作品が彼のやりたいことを表現しているように思う。11枚の鏡に映る「鑑賞者」の揺らぐ姿。

鑑賞者の「見るという行為」についての問いかけ。


ホイットニー美術館コレクションは、ダンナがE・ホッパーの作品が大好きなので見に行ったのだけど、好きなタイプの作品は展示されていなかったよう。
ホイットニー美術館へもかれこれ10年前に行ったなぁ・・・。
またいきたいな、NY