Technodonの憂鬱

なんともうしましょうか

大人のスタジオセッション2016/3/13 [Complex]

2016年05月22日 01時38分53秒 | 楽器・動画


これといって理由はないが
なぜか今頃になって、多方面へのアクティヴさがちょっとずつ膨らんでいる。


そのためもあってSNSのセッションなどに、意欲的に参加するように勤めている次第。









Complex "路地裏のVENUS" カバー 大人のスタジオセッション2016/3/13
"路地裏のVENUS"













 この日、初めて参加したセッションはComplex縛り。
なんでも
 
「年に一度」だったらしく基は【311】当時に震災の災害被害の報道を受けて本家Complexが再結成した年から始めた「恒例セッション」だそうで。

顔ぶれは数回参加したメンバーが寄り集まっていたらしく
数人毎に知り合いが多かったみたいだが、もちろん

自分は初めてなので、誰一人と面識はなかった。







Complex "ClockWorkRunners" カバー 大人のスタジオセッション2016/3/13
"ClockWorkRunners"





このセッションに参加した理由は

ドラマー池畑潤二氏への憧れと、彼が叩いていた曲“Clock Work Runners”をやってみたかったことが第一理由だった。
 

しかし、やってみればgdgdで終わり結果的には悔やまれるプレイとなって
個人的には思わしくない結果になってしまった。












スタジオはけっこう広く、ちょっとした liveスペースと言っても過言ではないくらいの広さだったが
予想外の盛況により参加者が多く、全員が入ると少し窮屈に感じるほどの参加者人数だった。

気になるドラムセットは
Dr 22の深胴の珍しいもの。

座ってすぐに全体のチェックとチューニングをみたところ
スネアのスナッピーの可動が怪しかったことと、Drのチューニングが硬かったこと。

スネアは個人的に申告したら
女性の参加者(Drumで参加)がスタジオへ申し出てくれてグレッチのスネアと交換してくれて助かった。 








Complex "そんな君は欲しくない" カバー 大人のスタジオセッション2016/3/13
"そんな君は欲しくない"








気づいたことは


参加者みんな、よく研究しているなと感じたこと。
というのも

自分は、ここにくるまでの数日間
仕事の都合により個人的にスタジオでのウオーミングアップもしてこなかったことと

曲自体も、聴いてはいたものの特に詳しく知ろうともしなかったことが悔やまれる結果になった。









Complex "Can't Stop The Silence" カバー 大人のスタジオセッション2016/3/13
"Can't Stop The Silence"











 最後に

このイベントに参加させてくれた主催者及び、参加者の皆さんには感謝しておきたい。

おかげで
「楽しむ」基本を思い出させてもらったことは、本当にありがたいことだと思った。



そして








 最初から最後まで出ずっぱりだった鍵盤の女性には、驚かされた。
本当にご苦労様と、帰り際に一言だけ伝えられたことはよかったと思う。






THOUSAND KNIVES / YMO [cover] 瑞江MOセッション

2014年12月18日 05時02分48秒 | 楽器・動画


最初は参加する予定ではなかったが
依頼を受けて参加することになり、やるからには多少なりとも楽しむつもりで会場に入った。

約1年半ぶりの観衆の前でのプレイになるが、「セッション」ということで
そんなに気負いもなく

まして、そこそこ思い入れもある曲を選んでのプレイなので
むしろ、その場を楽しみたいという余裕もあった。







THOUSAND KNIVES / YMO [cover] 瑞江MOセッション@イエロー・マジック秋祭り2014






ほかの参加者の演奏より、参加者の使用している機材は毎回のことだが
一番の興味の対象で、今回もそれに稀なく目を泳がせながら観ていた。

今回は珍しく、ギタリストの
というか、初めてでもあるギターでの参加者がいることが気になっていたので興味深くみていたが
その片鱗はあまり顕著には出ていなかったので、さりげなくプレイするつもりでいたのが正直なところ。

Drumは、会場にあるものを使用。
スネアも当初は持ち込むつもりでいたが、荷物になることを避けてやめにした。

それが失敗の元だったのか、軽く叩いてもオモシロいようにデカい音がするスネアで
演奏に入る前に、その場で急いでチューニングをすることが必至になった。

スネアの音に対して
BD、FT、TTもそれぞれ急ごしらえのチューニング
それはセッションの定石。


演奏に入ると、例のギタリストも一緒で
演奏の途中、ソロに入ったあたりからはテクニックを見せ付けるかのようなアグレッシヴさを出してきたので
つい、力も入ってしまったかもしれない。

ま、同等に参加費用を払っているのだから咎められる言われはナイんだが。






THE END OF ASIA / YMO [cover] 瑞江MOセッション@イエロー・マジック秋祭り2014




別の曲での出番になるまでに少しの間が空いたが
改めて前に出ると、また先ほどのギタリスト。

今回は、彼が多少なりとも頼りがいがあることがわかったので
シンセサイザーではお馴染みの彼と
彼らを前に出せるようにプレイをしてみた。


しかし、やっぱり
スネアの抜けが異様に良くて、ほかの参加者と歴然の差が出てしまった。
彼らが叩くとここまでは抜けていないのに、なぜだか不思議に思ったくらいの抜けの良さに
ちょっと戸惑ってしまったのが正直なところ。


これがバンドとしての演奏であったら
個人的には、こんなスネアは頂けない。

「抜けている音」というのは、オンマイクの場合、タブーだからだ。 






Thousand knives / 坂本龍一 covered drum cover




「セッション」ということならば
その場の提示で臨機応変で演奏するのが通説であり、それが当然なのだが
この場においてはちょっと特殊な傾向は否めない。

数回ではあるが、ほかのセッションバーやライブハウスのセッションDayでも
やはりそれが当たり前だったのに対して
このイベントにおいては、なぜか[忠実に再現]しようとする風潮がある。

セッションに限らず、他人の曲を演奏することは再現音楽とは異なる道程もある。
言ってしまえばそれはカバーでしかない。

いくら同じ機材、同じ音色、同じリズムであっても
それは断じてオリジナルではない。
どこまでやっても、どこまでいっても、それが交わることもないし「再現」できるものではない。


これは絶対的なことである。


だからこそ、オリジナルを壊して再構築することが自身の糧にもなると
それはずっと、楽器を始めたときから考えていたことでもある。