いそのあつし、五十野 惇、ちいさいパピーちゃん絵本、

毎月の絵本「ちいさいパピーちゃん」全12冊、  
五十音おけいこ CD。

雨の日絵本「ちいさいパピーちゃんのあまがさ」、斎藤〇幸さんの読み聞かせ、西本鶏介先生の解説、

2018年09月05日 10時45分08秒 | パピーちゃん絵本


♪ 写真は、雨の日絵本「ちいさいパピーちゃんのあまがさ」の読み聞かせをする斎藤〇幸さんさんです。実は貴重な写真でして「毎月のパピーちゃん絵本12冊」が出版された1987年(昭和62年)の創刊号で、今から31年前に撮影。その時にいただいた記念の写真です。

♪ あらすじ;
新しく買ってもらった雨傘と長靴。早く使いたくって雨を待ち望む思いと、待望の雨の中で心を響かせ遊び回るお話。

♪ 毎月の「ちいさいパピーちゃん絵本」の内容は、読み聞かせやスライドショーでご覧になれます。どんな絵本の内容かも合わせ紹介されております。
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なお、スライドショー「ちいさいパピーちゃんのあまがさ」では、前奏曲 雨だれ  フレデリック・ショパンがBGMされております。

♪ 西本鶏介先生の解説 ♪
(昭和女子大学名誉教授・評論家・作家)

雨をまちのぞむ幼児の思いと、 待望の雨の中で遊びまわるうれしさを いきいきと描いたお話です。

新しく買ってもらった雨がさと長ぐつ。
それを早く使いたくて うずうずしているパピーちゃん。
それなのにお日さまはぴかぴか。 「はやく、あめ、ふらないかなあ」効果的なくりかえしによって、 雨降りの楽しさまで 一気に盛りあげていきます。
 
そしてある日、やっと雨が降りだしたのです。
新しいかさに当たる雨の音を聞きながら、うれしそうに歩きまわるパピーちゃん、 その感激が画面を見ている 子ビも達の心と一つになります。
ぼくにも、わたしにも、あんなすてきなかさが ほしいと思わせずにはおきません。

雨がやんで、できた水たまり。
水たまりに雲がうつっていて、 なんだか空を行くような気持ち。
パピーちゃんは新しい長ぐつで水たまりに入ります。

雲がゆれ、水がとぶ、 パピーちゃんは思わず、スキップして水たまりを歩きまわります。
そして、ついにはどろんこあそび。
まさに臨場感あふれる楽しさです。

「また、あめふらないかなあ」と、 もう一度雨を待ちわびる心。
パピーちゃんは、雨ふりのうれしさを もっともっと味わいたくて空を見上げます
すてきなかさとくつがあれば その思いはなおさらのこと。

 雨ふりをこんなにも喜べる 幼児ならではの感激。
それが豊かな空想カを育て、新しい世界を 次々と発見していく心になるのです。
児童文学評論家・作家  西本鶏介

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