「パヒュームを残せない」 佐伯伽耶 1994年

秋っていきなり来るね。秋は夏の次だから訳もなく寂しくなったりする。寂しいときには佐伯伽耶。カヤりんのデビューシングルにして不倫ソングの傑作、「パヒュームを残せない」をどうぞ。

①パヒュームを残せない　フジテレビ　丸井TOKYO TASTE Rooms エンディングテーマ
作詞：秋元康、作曲：上田知華、編曲：萩田光雄
「ドリフ大爆笑」での映像がYouTubeにあった。しっとり情感込めて歌い上げる伽耶嬢の、どうにも薄幸系の色気にクラクラ。家庭のある男に自分の匂いが残らないよう「シャワーで流して　ぎこちないくらい離れて　キスして」と歌う、ねっとり不倫ソング。こういうの書かせたら上手いなあ、小太り。ムード歌謡調の曲・アレンジもばっちりだし、なんとなく生々しさが滲み出る伽耶ぴょんのイヤラし系オーラもなかなか。ちょっと腕に覚えのあるOLさんの十八番として、宴会ヒットになってもおかしくはない完成度だと思うが、残念ながらチャートを駆け上がることはなかった。

②瞳で囁いて
作詞：秋元康、作曲：岸正之、編曲：岡本洋
軽いボサノヴァ。曲はキャッチーだけど、秋元の詞は①に比べると凡庸（やっつけ、とも言う）。だからサビのキメで「♪Tonight」っていうのは止めようよ…

③①のカラオケ

定価1000円、中古で100円。
秋らしい装いのジャケも素敵。

ご参考までに、
佐伯伽耶 Complete Discography　（Amazonで検索したらシングル4枚のみ）

1st　「パヒュームを残せない」94.10.5
2nd　「PRETTY PLEASE」95.10.20
3rd　「愛があればね」96.7.3
4th　「その朝、ひざしの中で」97.2.21

一年一枚、4年で4枚。おそらく全部短冊8cmだろう。いつの日か、残りの2枚も。


超超蛇足ながら、右は現在大ヒット中、広島出身ガールズテクノユニット「パフューム」の最新強力シングル「ポリリズム」だっ！今さらって言わないで。だって私は最近知ったんだから。ベストも買ったしYouTube見まくって、かなりZOKKON状態で、妻に軽く引かれてます。昨日のNHKも見たし。久々に現役アイドルのシングルを新品で買ったよ。

ちなみにこちらは「パフューム」で、伽耶っぺは「パヒューム」ね。皆さん、間違いやすいから気をつけて下さ～い！