失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「ピアノ組曲 『リーフ』」 ポール・マッカートニー 1995年

2013-11-22 | レノンかマッカートニー
“Paul McCartney's a leaf”performed by Anya Alexeyev 1995

ポール作曲のクラシック作品。演奏は、アニヤ・アレクセーエフによるピアノソロ。

ピアノ組曲「リーフ」

①アンダンテ・センプリーチェ Andante Semplice – 1:12
②ポコ・ピュウ・モッソ Poco Piu Mosso – 1:19
③アレグロ・リトミコ Allegro Ritmico – 1:51
④アンダンテ Andante – 2:04
⑤アレグロ・マ・ノン・タント Allegro Ma Non Tanto – 1:15
⑥モデラート Moderato – 1:18
⑦アンダンテ・センプリーチェ(Ⅱ) Adante Semplice (II) – 0:54

トータル9分58秒。
各タイトルは、主に速度を表すイタリア語の演奏記号。美しい旋律がサラサラと流れていく小品が、現れては消えていく。よく知らないくせに言ってみると、ちょいドビュッシー的?1995年4月13日、ロンドンはセント・ジェームズ宮殿でのライブレコーディング。これが初演で、再演されているかどうかは分からない。ライナーによれば、チャールズ皇太子主催のコンサートで、皇太子ほか300人のやんごとなき聴衆の前で披露されたらしい。当然ポールも聴いてたんだろうね。アニヤ・アレクセーエフはロシア出身、当時22歳の若手女性ピアニスト。

定価1000円、中古で525円。
シソカラーの葉っぱジャケも美しい。右下には「EMI CLASSICS」のロゴマーク。

最近出た鈴木惣一朗の大著「マッカートニー・ミュージック」でも言及されなかったマイナー作。原則としてインストは除外されているので仕方ない。クラシックシングル(その存在自体が希少)ではそこそこヒット作なんだろうけど。



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