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不妊症と糖尿病(糖化とAGE測定) 札幌

2018年05月18日 | 日記

排卵障害を起こす多嚢胞性卵胞症候群(PCOS)がありますが、インシュリンの効きが悪くなるインシュリン抵抗性のある人が多いという研究報告があります。インシュリン抵抗性が高まる原因として糖化があります。糖化が最終段階、終末糖化産物のAGEとなり、これらが複合的に絡みインシュリン抵抗性が形成されます。

インシュリン抵抗性が形成されますと、インシュリンの効き目が悪くなるので、沢山のインシュリンを分泌をして補おうとしますが、インシュリンには肥満という作用があるので、内臓脂肪増加に伴う不妊症にもつながって行きます。

PCOSの女性は、男性ホルモンの分泌能力が高まります。この基本的な所で、糖化された基礎疾患が、過剰な男性ホルモンを抑制できない状態になります。(インシュリン抵抗性もその中の要因です)

また女性ホルモンとインシュリンとの関係もあります。

低温期のエストロゲンが分泌されている期間は、インシュリンの効き目が良くなり血糖値が低下しやすくなります。

高温期のプロゲステロンが分泌される期間は、インシュリンの効き目が悪くなり、インシュリン抵抗性と似た状態になります。(ですから、高温期は体重が下がりにくくダイエットの結果が出にくい期間にもなります。)

糖尿病の診断に、HbA1cと言うのを測りますが、これは糖化されたヘモグロビンの意味です。

糖尿病自体が、糖化された症候群の意味もあります。つまり、糖尿病が何故、身体に悪いのかは、糖化されAGEが増えるからです。

糖尿病は、「老化のモデル」と言われていますが、糖化してAGEが増えている人ほど、老け顔になると言う研究報告もあります。

男性側の不妊症の中に、この糖化が影響している方もいます。糖化は精子の中の遺伝子(DNA)にも結合して、遺伝情報のトラブルを引き起こします。

当店では、その糖化の程度を知る為に

AGE測定を実施しております。

札幌市内の医療機関で第一号のセンサー機器です。

 

<お問い合わせ先>

札幌市白石区南郷通7丁目北5-1

有限会社 中村薬局   認定薬剤師 中村峰夫

https://www.kanpo-nakamura.com/


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