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近所の保育園から差し入れの焼き芋

2007年10月16日 | まち歩き

 近所の市立保育園児が炭で焼いた焼き芋をさめないように、ジャンバーの中に入れて持って来てくれました。  

 今日の札幌は、小雨が降る少し肌寒い天候です。  ほっぺの赤い園児が冷たい手でお腹に入れて持って来てくれた、ほかほかの焼きいもを渡してくれました。  

 心も暖かくなる焼き芋を、母と家内でいただきました。  

 丁度、祖母の仏前にと、とらやの羊羹を切っていた時で、御先祖様がタイミングよく届けてくれた気がしました。    

 虎屋の羊羹に思い出があります。

 私が店に戻り仕事をはじめた頃に、東京で勉強会があり、意気揚々とおのぼりさんをしていました。20歳代の私は以前からの夢であった銀座三越で買い物をしてみたく、懐に三越の商品券を1万円分を入れ見物していました。が、地上階で1万円で買える物がほとんど無い事に気が付き、接客で寄って来る店員に笑われ、顔を真っ赤にして地下へ。普通はいくら高価なモノを販売しているところでも、食品が1万円以上と言う事もないだろうと・・・・  

 考えが甘かったです・・・・・。

 当時、虎屋の名前も聞いた事も見た事も、ましてや頂いた事もない我が家では、羊羹1本が5000円(昭和60年当時)は、信じられない状況でした。

 でも、家族にお土産にと、意を決して、清水寺から飛び降りる覚悟で、その羊羹を1本買って帰りました。

 で、家族全員が集まり、その貴重な羊羹を取り囲み、薄く切り透けて見える位、ようやく羊羹が立つか立たないかギリギリの厚さに切り、その日の為にとって置いた(来客用の)玉露で頂きました。

 まるで、ちびまるこちゃんのアニメに出てきそうな、オールウェイズ3丁目の夕日みたいな雰囲気でした。

   その想い出の虎屋の羊羹を初七日がすまない祖母の仏前に・・・・


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