美味しい身体に良い食品を考えていました。
普通、頭に思い浮かぶのは美味しいけど身体に悪い食品と、不味いけど身体に良い食品のイメージ・・・・
でも、どうなんでしょう? 野生動物や赤ちゃんは少なくとも身体にとって害になる物を避けて栄養になるものを摂っています。それは頭で考えているのではなく五観(特に匂いと味)で判断をしていると思います。
そうなると、味と匂いの意味は・・・・
ずーっと疑問に思って調べていました。味には甘味、酸味、苦味、塩味、うま味の5つがあります。それぞれに意味があります。
- 甘味 糖のシグナル
- うま味 タンパク質・核酸のシグナル
- 塩味 ミネラルのシグナル
- 酸味 腐敗物のシグナル
- 苦味 毒物のシグナル
なんです。つまり、味覚や匂いで生命維持に必要な栄養を摂れるようになっています。もちろん、身体に害になるものを避けるシステムもです。
でも、生命の進化の過程で、脂質と糖質、塩は、摂り過ぎシステムは働かない様になっています。これらの成分は昔は食事で摂るには貴重すぎるものだからです。ですから、脂質、甘い物、塩味は、過食の原因になります。
ところが、和食のエッセンスでありますうま味成分は、口の中だけではなく胃や腸でも感じるようになっています。これは生命の起源に関係するのではと思うのですが、栄養の基本中の基本を身体全体で感じとれるシステムだと思うからです。うま味成分を消化器で感じる事で、生命維持システムのスイッチが入り、脳に情報が伝わり、食欲から血中のアミノ酸濃度、解毒、記憶までコントロールされます。
和食が健康に良い食品と言われている理由に思います。
舌だけで美味しいと感じるのではなく、身体が美味しいと感じる和食(うま味)が理想の食ではと思います。
そこで、うま味成分が多く含まれる「豆乳」と、食物繊維とミネラルが豊富なグラノーラが手軽に摂れる食品としておすすめしております。美味しくって身体に良いメニューの提案です。