家庭で作る次亜塩素酸水の作り方 、ノロウイルス、インフルエンザ、害虫フェロモン分解によるゴキブリ、アリ、ダニ、蚊防除に
細胞に侵入するときに必要なコロナウイルスのスパイクを攻撃する次亜塩素酸分子数と空間濃度を計算比較してみました。
空間濃度 1つのスパイクへの攻撃分子数 (100スパイク/ウイルスと仮定)
次亜塩素酸 0.000015 ppm 7.07x10^7 個/20min・スパイク
次亜塩素酸 0.00005 ppm 2.36x10^8 個/20min・スパイク
次亜塩素酸 0.00015 ppm 7.07x10^8 個/20min・スパイク
次亜塩素酸 0.0015 ppm 7.07x10^9 個/20min・スパイク
次亜塩素酸 0.015 ppm 7.07x10^10 個/20min・スパイク
不活化試験 接触10 分間 (参考)
帯広畜産大学 27μlx29mg/l 2.21x10^9 個/スパイク 99%以上不活化
45μlx29mg/l 3.69x10^9個/スパイク 99.9%以上不活化
北海道大学 27μlx40mg/l 3.05x10^9個/スパイク 99.9%以上不活化
45μlx40mg/l 5.09x10^9個/スパイク 99.9%以上不活化
機能水研究振興財団0.1mlx10mg/l 4.25x10^8個/スパイク 99.9%以上不活化
次亜塩素酸ガスは医薬品や消毒薬品ではないので99.9%以上の不活化を期待しているものではありません。
次亜塩素酸空間濃度0.000015ppmは発症を抑える程度の濃度と考えるとコロナウイルスには妥当な値かも知れません。
一人でも多くの人が発症の苦痛から免れることを願っています。
新型コロナウイルスにはこれで大丈夫という特効薬としてのワクチン、治療薬が無く、これからも今回のような事態が繰り返されることになります。(次亜塩素酸の不活化効果は変異種による影響を、ほぼ受けません。)
大型計算機富岳によると
大きな声で歌 25000 個/分
会話 9000 個/分
咳 15000 個/回
通説
くしゃみ 40000 個/回
話5分 3000 個
飛沫エアロゾルの大きさは明らかになっていません。
なお、5μm前後の粒子では秒速で乾燥されますので分別が難しく、
ここでは飛沫と表現しています。
肺まで吸入される5μmの粒子が沈着した場合(上記例)は計算すると、ウイルスは2183粒子中に1個あり、20分間に7.07x10^7個の次亜塩素酸分子が1つのスパイクを攻撃します。(ウイルス700万個/ml、100スパイク/ウイルスとして計算)
鼻、喉、気管支に13μmの粒子が沈着した場合は同様に計算すると、ウイルスは124粒子中に1個あり、20分間に4.78x10^8個の次亜塩素酸分子が1つのスパイクを攻撃します。
(ATSDR(アメリカ毒性物質疾病登録機関)の資料。互換性の強い塩素の場合、生涯吸い続けても問題の無い濃度は0.00005ppmです。)。
次亜塩素酸ガスはNITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)の検証の対象外となっており、不活化試験も基礎研究も全くなされておりません。*1)残念な事です。次亜塩素酸ガスについては、大きな被害を与えたスペイン風邪の再来が予告されていたことから、新型インフルエンザウイルスに備えて開発を進めてきたものです。0.00002ppm程度の次亜塩素酸ガス濃度の居室内でインフルエンザウイルス感染からくると思われる高熱、咳、喉の痛みを防止できる例が確認されています。*2)
上記空間濃度と不活化試験の結果及び利用事例から超低濃度次亜塩素酸ガスにはウイルス不活化効果が期待できると考えています。
*1)現在の不活化試験公定法はマイクロシリンジ等使用機材内面での分解等の無い薬剤に適用されることを前提とした方法であって、低濃度次亜塩素酸のように分解消失し易い薬剤では正しい値は得られません。接液面積/試験液量が大きい程、試験液量が少ない程誤差が大きくなります。試験容器表面と接触分解しやすい成分でも正しく評価できる試験方法の検討が必要です。
(次亜塩素酸水の評価技術でNITEは混乱しています。その先の次亜塩素酸ガスの評価技術は更に困難であることから検証の対象外としているようです。)
害のない超低濃度次亜塩素酸で感染確率を下げることは、感染対策の重要な選択と考えます。
*2)「塩素化合物の殺菌力」(技報技報堂出版「浄水の技術」)によれば次亜塩素酸水溶液は下図のような殺菌力を有しています。またBlatchleyによれば次亜塩素酸水溶液の気液平衡定数25℃(ヘンリー定数)は0.001mg/l(液相)のとき≒0.02ppb(気相)となっています(次亜塩素酸0.001M水溶液実験値からの換算値)。気相0.02ppbと平衡にある水膜表面は0.001mg/l程度の濃度となり、ここに付着するウイルスが大腸菌と同程度以上の影響を受けると考えられることから、次亜塩素酸気中濃度0.02ppb以下でもウイルス不活化効果が期待されます。
E.Coli(大腸菌群)を99%殺菌するのに要する時間(分){水温2~6℃}
(修正R3.3.2)
(追記*2)R5.2.24)
細胞に侵入するときに必要なコロナウイルスのスパイクを攻撃する次亜塩素酸分子数と空間濃度を計算比較してみました。
空間濃度 1つのスパイクへの攻撃分子数 (100スパイク/ウイルスと仮定)
次亜塩素酸 0.000015 ppm 7.07x10^7 個/20min・スパイク
次亜塩素酸 0.00005 ppm 2.36x10^8 個/20min・スパイク
次亜塩素酸 0.00015 ppm 7.07x10^8 個/20min・スパイク
次亜塩素酸 0.0015 ppm 7.07x10^9 個/20min・スパイク
次亜塩素酸 0.015 ppm 7.07x10^10 個/20min・スパイク
不活化試験 接触10 分間 (参考)
帯広畜産大学 27μlx29mg/l 2.21x10^9 個/スパイク 99%以上不活化
45μlx29mg/l 3.69x10^9個/スパイク 99.9%以上不活化
北海道大学 27μlx40mg/l 3.05x10^9個/スパイク 99.9%以上不活化
45μlx40mg/l 5.09x10^9個/スパイク 99.9%以上不活化
機能水研究振興財団0.1mlx10mg/l 4.25x10^8個/スパイク 99.9%以上不活化
次亜塩素酸ガスは医薬品や消毒薬品ではないので99.9%以上の不活化を期待しているものではありません。
次亜塩素酸空間濃度0.000015ppmは発症を抑える程度の濃度と考えるとコロナウイルスには妥当な値かも知れません。
一人でも多くの人が発症の苦痛から免れることを願っています。
新型コロナウイルスにはこれで大丈夫という特効薬としてのワクチン、治療薬が無く、これからも今回のような事態が繰り返されることになります。(次亜塩素酸の不活化効果は変異種による影響を、ほぼ受けません。)
大型計算機富岳によると
大きな声で歌 25000 個/分
会話 9000 個/分
咳 15000 個/回
通説
くしゃみ 40000 個/回
話5分 3000 個
飛沫エアロゾルの大きさは明らかになっていません。
なお、5μm前後の粒子では秒速で乾燥されますので分別が難しく、
ここでは飛沫と表現しています。
肺まで吸入される5μmの粒子が沈着した場合(上記例)は計算すると、ウイルスは2183粒子中に1個あり、20分間に7.07x10^7個の次亜塩素酸分子が1つのスパイクを攻撃します。(ウイルス700万個/ml、100スパイク/ウイルスとして計算)
鼻、喉、気管支に13μmの粒子が沈着した場合は同様に計算すると、ウイルスは124粒子中に1個あり、20分間に4.78x10^8個の次亜塩素酸分子が1つのスパイクを攻撃します。
(ATSDR(アメリカ毒性物質疾病登録機関)の資料。互換性の強い塩素の場合、生涯吸い続けても問題の無い濃度は0.00005ppmです。)。
次亜塩素酸ガスはNITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)の検証の対象外となっており、不活化試験も基礎研究も全くなされておりません。*1)残念な事です。次亜塩素酸ガスについては、大きな被害を与えたスペイン風邪の再来が予告されていたことから、新型インフルエンザウイルスに備えて開発を進めてきたものです。0.00002ppm程度の次亜塩素酸ガス濃度の居室内でインフルエンザウイルス感染からくると思われる高熱、咳、喉の痛みを防止できる例が確認されています。*2)
上記空間濃度と不活化試験の結果及び利用事例から超低濃度次亜塩素酸ガスにはウイルス不活化効果が期待できると考えています。
*1)現在の不活化試験公定法はマイクロシリンジ等使用機材内面での分解等の無い薬剤に適用されることを前提とした方法であって、低濃度次亜塩素酸のように分解消失し易い薬剤では正しい値は得られません。接液面積/試験液量が大きい程、試験液量が少ない程誤差が大きくなります。試験容器表面と接触分解しやすい成分でも正しく評価できる試験方法の検討が必要です。
(次亜塩素酸水の評価技術でNITEは混乱しています。その先の次亜塩素酸ガスの評価技術は更に困難であることから検証の対象外としているようです。)
害のない超低濃度次亜塩素酸で感染確率を下げることは、感染対策の重要な選択と考えます。
*2)「塩素化合物の殺菌力」(技報技報堂出版「浄水の技術」)によれば次亜塩素酸水溶液は下図のような殺菌力を有しています。またBlatchleyによれば次亜塩素酸水溶液の気液平衡定数25℃(ヘンリー定数)は0.001mg/l(液相)のとき≒0.02ppb(気相)となっています(次亜塩素酸0.001M水溶液実験値からの換算値)。気相0.02ppbと平衡にある水膜表面は0.001mg/l程度の濃度となり、ここに付着するウイルスが大腸菌と同程度以上の影響を受けると考えられることから、次亜塩素酸気中濃度0.02ppb以下でもウイルス不活化効果が期待されます。
E.Coli(大腸菌群)を99%殺菌するのに要する時間(分){水温2~6℃}
(修正R3.3.2)
(追記*2)R5.2.24)