いつかここに

気の合った仲間が集まってくれるといいな。安らいだ気持ちになれる、そんな場所になるといいな。1947/2017/06/04

室内のカビ臭の消臭

2022年07月20日 | Weblog
室内のカビ臭の消臭

湿気の多い時期には室内にカビ臭が漂うことが有ります。
簡単な消臭方法を紹介します。



1、ピューラックス6%(次亜塩素酸ナトリウム6%水溶液)
の43ml(47g)を10リットルの水道水に混ぜて薄めます。約250mg/l(250ppm)の次亜塩素酸ナトリウム水溶液ができます。

2、タオルをハンガーにかけて、上記希釈液をスプレーして軽くぬらします。

タオルに掛けられた次亜塩素酸ナトリウムは大気中の炭酸ガスと次亜塩素酸が入れ替わって次亜塩素酸ガスを発生します。
30mlをタオルに湿らせたとすると、30mlx250mg/l=7.5mgタオルに含まれます。
8畳間に吊るし、直後に全量気化したとすると7.5mg/32m3=0.23mg/m3=約0.08ppm 室内の次亜塩素酸ガス濃度は約0.08ppmになります。
実際はゆっくりと気化し、その間室内空気も入れ替わるので、また室内造作物に吸収され消耗するので0.01ppm以下になるのではないかと思われます。
0.02~0.03ppm程度で独特の次亜塩素酸臭気を感じますので、臭いを感じない程度の量をタオルに掛けて使用すれば良いです。

1、のピューラックスと水道水のところで強炭酸水500mlを加えてやると次亜塩素酸水250mg/lができます。
この場合はタオルにスプレーするとすぐに次亜塩素酸ガスの発生が始まります。中和に要する時間遅れがありません。
生成量10リットルが多過ぎる場合には、ピューラックス10g、水道水2リットル、強炭酸水100mlでも構いません。比例した量であれば同じ濃度になります。強炭酸水はレモンなどの入っていない、炭酸ガス、(Ca、Mgは可)のみの物を使用してください。

カビ臭が強いときは1~2時間ごとに臭気を確認し、タオルへのスプレーを追加します。
次亜塩素酸ガスの発生量はタオルの面積に比例します。適当な大きさのものを用意してください。

大雑把なところを話しましたが、これは大雑把で構いません。やって調整して行けば充分です。

カビ臭が出るからには、どこかに原因となるカビの繁殖箇所があるはずです。
カビの繁殖箇所が解れば、それを除去するのが大事です。
繁殖箇所が解らなくても消臭を続けていれば、気化した次亜塩素酸ガスが繁殖箇所のカビにダメージを与えてくれるようです。
ほんのわずかの次亜塩素酸ガスを発生させていれば、翌年エアコンのカビ臭も出ないようです。

ピューラックスが手元に無く、衣料用漂白剤ハイターなどで代用できるかについて
成分は次亜塩素酸ナトリウム、水酸化ナトリウムとなっています。
違いは純度と濃度だけかと思います。
次亜塩素酸の他にガス化するものは表示上入っていないので水溶液を口に入れなければ問題なさそうです。
但し、推奨はできません。

追記
 コロナウイルス陽性者が増えてきました。一日20万人越え(2022/7/23)。
次亜塩素酸ガスはカビ臭のみならず、ウイルスにも一定の抑制効果を期待できますので、一石二鳥狙いでお試し下さい。
 この方法では次亜塩素酸ガスのみ気化します。次亜塩素酸ナトリウムは気化しません。
臭いを感じない程度の室内濃度となる量でご使用下さい。






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配線接続部発煙、発火事例

2022年07月19日 | Weblog
配線接続部発煙、発火事例
1、 フープ材めっき装置給電ブスバー部の発煙
ブスバー材には導電性の良い銅を使用することが多いのですが、銅は酸化しやすく表面に絶縁性の酸化銅を形成するので、フープめっきのような大電流を流す場合には接続部の発熱に注意が必要です。
2、 コーヒー自販機コンセント部の発火
お湯タンクの加熱にMAX1500Wを使いプラグをコンセントに差し込んだケースで、使用後、半年から1年程度で、コンセント部の発煙、発火が多発しました。
3、 乾燥設備のヒーター線接続端子部の発煙
供給電力をブスバーを介して乾燥設備ヒーターへ配電する場合、ヒーター線支柱をブスバーに直接ボルト締めすることが多く、ブスバー温度が100℃を超えてしまう事が少なくない。
使用半年程度でブスバーヒーター接続部からの発煙が多数発生しました。接続部は黒焦げとなっており、陥没しています。
4、 電気ストーブのコンセント部の発熱
プラグに銅さびが発生している場合、800W以上をコンセントに接続すると、プラグ部が熱くなります。銅さび(および付着した汚れ)が厚くなっている程、低いW数でも熱くなります。この状態を続けると発火に至る可能性が高くなります。

対策事例
銅系金属材料の表面酸化は思いの他低い温度100℃以下でも進みます。
銅は酸化により絶縁性の酸化銅を形成するので、指数的に抵抗値は増大しジュール熱により加速度的に接触部の温度は上昇します。
銅基材の酸化を防止するため、大きな電流を流す場合には接続部品銅材の表面にニッケル等めっきで被覆することが大事です。低温使用の用途ではグリース塗布で酸化を防止することも可能です。
また、家庭において、電気ストーブ等大電流を使用する場合には、通電後、プラグまたはコンセント部の温度が上がらないことを時々確認することが大事です。家庭で使用するプラグはニッケルめっき被覆のあるものを使用しましょう。

なお、消防庁からコンセント部のトラッキング現象による火災注意喚起が出されています。
合わせて注意する必要があります。


コンセント部発火についての消防庁の火災注意喚起
コンセントにプラグを長時間差し込んだままにしておくと、コンセントとプラグの間にチリやホコリがたまってしまいます。
そこに湿気が加わると火災の原因となることがあります。
これをトラッキング現象と言います。

トラッキング現象のメカニズム
①コンセント口にチリやホコリなどがたまる。
②チリやホコリが空気中の水分を吸収する。
③電極間に微小の電流が流れはじめる。
④電流が流れることで熱が発生し、チリやホコリの表面が部分的に乾燥する。
⑤局部的に微小な放電が発生し、 放電点が炭化する。

この過程(①~⑤)が繰り返され、炭化が進行すると、炭化導電路(トラック)という電気が通る道が形成されることになるので、電極間がショートすることにより、発熱・発火することになります。(消防庁)


プラグやコンセントの2極間にチリやホコリなど(繊維片)が付着した場合の繊維を流れる微小電流による繊維の上昇温度
プラグの2極間にチリやホコリ(繊維片)が付着した場合の繊維の上昇温度を計算してみました。

1、抵抗率の異なる繊維の発熱
プラグ2極間距離  11mm
繊維長さL      11mm
繊維径        20μm
繊維断面積s     3.14E-10 m2
R[Ω]=ρxL/s
E=100V
w=E*I=E*E/R 

           抵抗率ρ(Ω•m)     発熱量w     計算繊維温度℃ (外気温45℃のとき)
木材(オーブン乾燥)   1×10 ^14     2.855E-18     45
木材(湿った)      1×10 ^3      2.855E-07     45.1
水道水          30         9.515E-06      47   
1%食塩水         0.27        1.057E-03     195.5   繰り返しにより発火可能性大
4%食塩水         0.181       1.577E-03     241.1   繰り返しにより発火可能性大
参考           1×10 ^2      2.855E-06     45.6
            1×10 ^1      2.855E-05      51.1
            1×10 ^0      2.855E-04      98.7
            1×10 ^-1      2.855E-03     323.2
            1×10 ^-2      2.855E-02     812

2、繊維短絡長の異なる繊維の発熱
抵抗率ρ    1×10 ^3 Ω•m  
繊維径        20μm
繊維断面積s     3.14E-10 m2
R[Ω]=ρxL/s
E=100V
w=E*I=E*E/R 

           繊維短絡長mm     発熱量w     計算繊維温度℃ (外気温45℃のとき)
木材(湿った)        11       2.855E-7      45.1
               4        7.855E-07     45.5
               3        1.05E-06     45.8
               2        1.57E-06     46.9
               1        3.14E-06     52.4
               0.5       6.28E-06     72.9
               0.2       1.57E-05     175.5  繰り返しにより発火可能性大
               0.1       3.14E-05     353.3  発火可能性大

プラグ2極間を跨いだ繊維片の温度上昇計算は伝熱計算ソフトのヒーター温度画面を用い、計算誤差を無くすため繊維長さL及び発熱量wを10^8倍して行った。

伝熱計算上の条件
外気温度    45 ℃
繊維熱伝導率  0.2wm/℃
対流熱伝達率  3wm2/℃ (ほぼ無風状態)
放射率     0.5

本計算ソフトはカートリッジヒーターの発熱線温度を算出するソフトです。記入欄名に拘らず、誤差が大きくならないようMgO層、ステンレス層を微小にし計算結果に影響を与えないことを確認した上で算出しました。

結果の考察
 ほとんどの繊維素材は抵抗率10^12(Ω•m)以上であり、木材などセルロース繊維の吸湿時の10^3(Ω•m)が各種素材の中で最小である。
 プラグやコンセントが2極間にチリやホコリを被っただけでは繊維の温度上昇は起こらず発火しない。

 帯電防止処理した繊維では10^1.5(Ω•m)のものがあるがトラッキング現象回避を考えるとあまり導電性の良い繊維の開発は火災の危険を伴う。

 食塩水と同じような繊維が有ったとすると、水分は容易に吸着蒸発を繰り返すので、塩分は濃縮し、繊維はセルロース等の熱分解温度260℃以上に発熱し、発火して火災に至る可能性がある。

 プラグ2極間11mmを跨いだ繊維や短い繊維片が複数重なり合うことにより、また吸脱水(繊維の伸縮、塩分の濃縮を起こす)や微振動などにより、どこかに2極電圧を対峙させる0.1~0.2mmの狭い繊維長部分が生じると、局部的に放電が起こり素材分解温度に達し炭化が起こる可能性がある。







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蚊に刺され無い

2022年06月08日 | Weblog
◉蚊は炭酸ガスを発するものに近づいていく。
 炭酸ガスを発していても近づくだけで刺すことは無い。

◉吸血誘因物質を発するものがあるとその発するところへ針を刺す。

 吸血誘因物質は体表面から発せられる乳酸などの極微量の有機物質でフェロモンと言われる。
 これ等の有機物質は体内器官の菌や体表面の常在菌によって産生される。菌・常在菌は人それぞれ異なるので産生されるフェロモンの種類・量が異なる。由って蚊に刺される度合いは人それぞれ異なる。

 次亜塩素酸ガスは人の体が発する乳酸などの蚊の吸血誘因物質を酸化分解し、吸血行動を阻害するものと思われる。吸血誘因物質は単一もしくは複数混合物でフェロモンとしての活性を示す。当該対象空間内にある化合物すべてを分解しなくても、当該フェロモンを分解すれば吸血行動を阻害できると考えられる。
 次亜塩素酸ガスで蚊は死にませんでした。

部屋に長期間置いた試験(この時点での次亜塩素酸ガス濃度は0.02ppb計算値=発生量/換気量)
 体が発する炭酸ガスにより体表面に蚊が寄ってくるが刺すことは無い。ブーンブーンと唸り音が嫌なので叩くと、手のひらに干からびた蚊のみがあり吸血された血は見られない。2年間の実験で炭酸ガスは集合誘因物質であり、吸血誘因物質は体表面から発散している物質であることが明らかとなった。
なお、蚊に刺され易さは個人差があり、体内器官や体表面の菌・常在菌も個人差があることから、個人の蚊に刺され易さと体内器官や体表面の常在菌の関係が指摘されている。

人、ペット、家畜等が屋内で蚊に刺され無いよう対策することは可能となった。
屋外においても、程よい風のある場所や適度な風速を維持することで蚊に刺され無い空間を得ることができる可能性が出てきた。

◉室内の次亜塩素酸ガス濃度を極超低濃度に制御することは難しい。
 次亜塩素酸ガス濃度0.02ppb(発生量/換気量mg/m3をモル数、温度を用いてppbに変換する)に制御することは壁や室内造作物に次亜塩素酸ガスが吸収、分解されるため非常に難しい。室内造作物等の吸収分解は個々のばらつきが大きく、これが誤差の原因であるため、平衡までの期間や発生量を特定できないためである。
 はじめは少し多めに発生させるが、何らかの違和感も受けない程度以下に抑える。室内造作物等の吸収分解が減少するに従い違和感を受けるようになるので、発生量を減少させるか換気量を増やして違和感を受けない程度以下に調整する。短時間での調整は換気量の増減が適する。
 大幅な濃度もしくは発生量変更は発生量で行う。オンオフタイマーを用いて通電時間比率を変化する。1/10、1/20の発生量も簡単にできる。
 濃度制御はやり方に慣れて要領を会得するとそれ程難しくなくなる。

◉室内への蚊の侵入を防ぐには
 換気扇のファンの隙間から入ることがあります。網の貼ってあるものも有りますが、0.8mm以下を確認し張り替えましょう。




どの動物が人間を一番殺しているのか...? ビル&メリンダ・ゲイツ財団がまとめた驚きの結果
「世界の殺し屋の動物たちー1年で動物に殺される人間の数」によれば、圧倒的に2位の人間を引き離し、年間725,000人を殺している動物がいた。それは「蚊」だったということです。


 
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我が家にも新型コロナがやってきた

2022年04月15日 | Weblog
2022.4.6
大学生の孫が帰ってきた。
昼食を食べながら、2時間余り話をした。
この後、だるそうな動きをして炬燵で寝込んでしまった。
1時間ほどして、前にある親の家へ帰って行った。
翌日、熱が出た。病院へ行って検査してもらったら、やっぱり新型コロナ陽性だったという。

私たち祖父母は7日間の自宅待機となった。
翌日、気だるさを感じた。
感染したかなと思ったが、幸い、その後二人とも正常に戻り無事7日間が過ぎた。

以前、毎年1~2度はインフルエンザにひどい目に合っていた。
扁桃腺炎持ちなのでインフルエンザに罹ると、喉が腫れ上がり孔がほぼ塞がってしまうので、唾の飲み込みにも苦しい思いをした。
尿管結石、三叉神経痛も経験しているが、痛みの種類は異なるものの本当に痛い思いを強いられた。

そんなことで2014年から室内に次亜塩素酸0.015ppb程度を発生させている。
設置後はインフルエンザに罹ることがなくなった。
コロナもインフルエンザも似たようなエンベローブ型ウイルスなので同様な効果が得られるのではないかと期待している。

ついでに
尿管結石の防止法

 ①水を多めに飲むこと、②たまには走るなど少し強めの運動をして、
  石が小さいうちに動かしてやると少ない痛みで石を出る。

三叉神経痛の防止法
 ①テグレトール、リリカなどの飲み薬で痛みが取れるが、
  薬が効かなくなって量をどんどん増やさなければならなくなることもある。
 ②手術治療(微小血管神経減圧術)
  三叉神経に血管が接触しているのが痛みの原因と分かったので神経を圧迫している血管を移動します。
  他にガンマナイフ治療、ブロック治療があります。

 私の場合、
 
テグレトールの量がどんどん増えて行ってしまい1回400mgでフラフラして真っ直ぐ歩けない状態でした。
すぐに病院へ手術の予約をお願いしましたが、とてもその日を待つことが出来ないほどに痛みは強くなっていきました。
ネット上で他に何か方法は無いか探したら、整体のような方法で手術せずに治療するというところを見つけました。
ここで4日間整体治療を受けてテグレトールの量が800mg/日から400mg/日に減少できました。
テグレトールの量は1200mg/日が治療のMAXとなっています。どんどん増えていくテグレトールの量の恐怖感と痛さによる怯えが消えて安心が蘇ってきました。
その後、200~300mg/日まで落としたところで減少は進まなくなってしまいました。
 それから2年経ちます。ふとした偶然から、痛みが急激に減少していくことに気づきました。
教えられた腰を回す仙骨の運動は同じなのですが要領と時間が違っていました。
僅か3週間足らずでテグレトールを飲む必要が無くなりました。整体の先生には本当に感謝しています。

これからの時代は運動しない仕事が増えていくので、原因不明の治療困難な病気が増えていくだろうと心配しています。






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食品自動販売機内のゴキブリ、アリ対策

2021年12月01日 | Weblog
空間除菌、次亜塩素酸水で歯周病、虫歯、口臭、わきが、足臭をなくそう、 蚊、ゴキブリ、蟻、ダニ防除

◉ ゴキブリは暖かい場所を好みます。
 冬場の食品自動販売機内はゴキブリには絶好の場所になります。


ゴキブリは暖かいところを好みます。寒い冬場には、暖かい食品自動販売機内が絶好の棲み処となります。
ゴキブリは餌を求めて動き回り、暖かい食品自動販売機内に来るとその住み良さに集合フェロモンを出して仲間を呼び寄せます。そこで、生殖フェロモンを出し合って繁殖していきます。1年間でおびただしい数に増殖します。

◉ 極めて微量の次亜塩素酸を発生させて、
 ゴキブリの集合・生殖を防止し、ゴキブリを絶滅します。


食品自動販売機内に1槽式0.5mA次亜塩素酸気化装置を設置し、空間中の集合フェロモン、生殖フェロモンを分解し、ゴキブリ、アリ防除を行っています。(日本を代表する大手オペレーター会社にて市場試験を経て採用決定済み、コーヒー販売機、一般食品販売機など向け)

次亜塩素酸は薬剤による忌避効果と異なり、飲食品への混入による害が皆無であるため、安心して使用できます。

オゾンやイオンを発生させる放電タイプでは、放電電極の損傷により寿命に大きなばらつきが起こるのに対し、次亜塩素酸気化装置では1年以上ノーメンテナンスで使用できるなどの他に無い利点があります。
また、オゾンやイオンに比べ次亜塩素酸は化学種の寿命が永いので隠れた影の部分へも到達することができ、効果を発揮することが出来ます。

◉ 食品自動販売機内の実機試験でゴキブリ、アリ防除が実証されました。

オゾンやイオンを発生させる放電タイプでは、発生量の減少もしくは回り込みの不足と思われる状況が現れ、ゴキブリ、アリ防除が十分でありませんでした。次亜塩素酸気化装置では期待した満足のいく結果が得られました。うようよいたゴキブリ、アリが皆無となったという品質保証責任者の評価でした。(筆者注:すべての自販機にゴキブリがいるということではありません。)





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日本の新型コロナ対策はこのままで良いのか

2021年07月23日 | Weblog
空間除菌、次亜塩素酸水で歯周病、虫歯、口臭、わきが、足臭をなくそう、 蚊、ゴキブリ、蟻、ダニ防除

 ◉テレビ出演コメンテーターの予測では東京都感染者1日1万人以上の予測も出ている。


中国の発生状況と対策   
・2019年12月中国武漢で新型コロナ感染者が増大していた。
武漢市衛生委員会は「2020年1月3日の時点で、原因不明の肺炎の症例44件が明らかとなり、11人が重体、残りの患者の状態は安定している」との声明を発表した。
・2019年12月末に武漢市の地元政府は原因不明の肺炎流行について発表した。1月5日の時点で59人の発症が確認されており、そのうち7人が重症と報じられている。

・日本国外で新型コロナウイルス関連の肺炎と診断されている症例及び死亡例の数は以下のとおり。
・中国2020年1月30日12:00現在:感染者7,711名、死亡者170名。
・中国2021年7月31日23:59現在、:感染者92,930名、死亡者4,636名。

・2020年2月はじめ、感染者が急激に増加すると、各市衛生局はウイルス感染を抑制する可能性のあるすべてのアイデアをすべての人々に求めた。次亜塩素酸ガス化についてもその効果を認め、日本では考えられない速さで量産化をやってのけた。何が功を奏したかは知らない。新型コロナ感染者の短期間での激減は強権による人流、会合飲食の抑止だろう。しかしその後の感染者抑制には次亜塩素酸も一役を担っていると思う。



日本国内の発生状況と対策
・厚生労働省は、クルーズ船が横浜に来た2月3日からウイルス検査や検疫を行った。
・結果が判明した31人のうち、10人が陽性だった

・日本2020年1月30日12:00現在、確認されている患者は以下のとおり9名である。
・日本2021年7月31日23:59現在、確認されている患者は92万6405名である。累計死者数15193名
 本日新たに確認された感染者数は12341名である。
・日本2021年8月13日20:00現在、本日新たに確認された感染者数は20365名である。

日本の対策
  イ、三密を避ける。中でもアルコールを伴う多人数の飲食を避ける。
  ロ、不要不急の外出を止める。
  ハ、換気を行う。
  ニ、手指、周囲備品などのアルコール消毒を徹底する。
  ホ、マスクをする。
  へ、そしてワクチン接種を待つ。

日本内閣官房でもウイルス感染を抑制する可能性のあるすべてのアイデアをすべての人々に求めた。
しかし私の知る限り、提言に対して何の返答も無い。なんら検討することなく無視されているようだ。
多くの人が様々な提言をしているものと思う。
一つの提言では解決まではいかないと思うが、多くの人の力を借りて難問を解決していって欲しい。

次亜塩素酸の効果を活用しようとする者からすれば、NITEの宣言は致命的だ。効果が無い、害があると公に言われれば誰も信じる他は無い。
次亜塩素酸水と違って気中の次亜塩素酸はその超低濃度故に直接測定する方法が無い。測定可能な濃度から計算により求めるしかない。某大学では測定装置の開発により次亜塩素酸ガス濃度0.005ppmまで測定可能とした。しかし、さらにこの先の低濃度は計算により求めるしかない。
測定方法が無いからと言って物の存在が無いわけではない。消臭力など存在を示す現象ははっきり表れている。
新型コロナウイルス下での次亜塩素酸ガス利用可能領域はおそらく0.00002~0.005ppmだろう。人に有益な用法・容量を探し出すのはウイルスを自由に扱える国の役目だ。現在測定方法が無いからと言って1000倍、10000倍の濃度で試験した結果で毒性が見られたと結論付けるのはおかしい。

毎年インフルエンザに感染し熱、鼻水、咳、喉の痛みに苦しめられていた人が、2014年から次亜塩素酸ガス0.00001~0.00002ppmの部屋で過ごしインフルエンザに感染しなくなった人たちがいる。この事実を解明すれば何かが明らかになるはずだ。国は「まん延防止等重点措置」や「緊急事態宣言」に頼っているが、これらは解除すればすぐに次の波がやってくる。延々と波はやってくる。新型コロナウイルスに対処できる可能性のあることは、兎に角検討してみるというのが今は大事なのではないか。

人に安全であり、かつ、新型コロナウイルスを不活化する濃度がどの程度の余裕幅をもって存在するか現時点では明らかでない。NITEの最終宣言があるので、これから先を検討する者はいないだろう。

様々なウイルス感染抑制策が考えられるが、何故、国はやろうとしないのか。
次亜塩素酸に限らず、多くの提案がつぶされてしまったことだろう。国はこの先をどう考えているのだろうか。
例え、感染者数、死者数を4割、5割しか減らせない方法であっても、地道に検討すべきであったのではないか。
未知の強力なウイルス感染症が発生することは5年、10年前から予測されていたこと。その対応策を多くの人が検討してきた。新型インフルエンザ等対策特別措置法および改正法、そしてそこで議論されてきたことは生かされているのだろうか。


 
2021.8.7追加修正
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次亜塩素酸ガスの利用でどこまで新型コロナウイルスを抑えることができるか、その可能性2

2021年07月12日 | Weblog
空間除菌、次亜塩素酸水で歯周病、虫歯、口臭、わきが、足臭をなくそう、 蚊、ゴキブリ、蟻、ダニ防除

 ◉次亜塩素酸ガス濃度0.00002ppm*1)程度の室内でインフルエンザ感染、
  重症化抑制の例が知られています。

                          *1)次亜塩素酸ガス濃度0.00002ppm≒540000000個/ml

新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスのスパイク糖鎖タンパク質は類似化学構造のセグメントからなっており、次亜塩素酸との化学反応性は同程度と考えられ、新型コロナウイルスにもインフルエンザウイルスと同程度の感染、重症化抑制効果が得られるものと期待できます。

次亜塩素酸ガス濃度0.00002ppmの気相と接する液相最表面部の次亜塩素酸濃度は計算上0.002mg/lとなる。これはウイルスの増殖を抑制できる濃度と考えられる。(参照:技報堂出版「浄水の技術」塩素化合物の殺菌力(アメリカ合衆国EPA発表データ))。またこの濃度で4年間パソコン、ビデオ、カメラ、プリンターなど電子機器製品に支障は現れていない。


新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスは、大きさも形も非常によく似ています。いずれも直径約100nmの球状で、カプシドというタンパク質の殻の中にゲノム(遺伝物質)が入ったウイルスで、周囲にエンベローブを持ちスパイクを備えています。


両ウイルスとも、表面にタンパク質のとげのようなスパイクがついています。ウイルスが人体に感染する際、このタンパク質が人体の細胞にある受容体と結合します。新型コロナとインフルは表面についているタンパク質の種類が違うので、対応する受容体が異なります。(済生会資料より 新型コロナ&インフルの共通点と違いが分かり易く書かれています。https://www.saiseikai.or.jp/feature/covid19/influenza/ )
  *2)サイト名範囲をドラッグ(左押し+移動)し、右側クリックし、サイトに移動するをクリックすればサイトに飛びます。

スパイクは糖鎖タンパク質からなり、新型コロナウイルスのスパイク先端部の糖鎖受容体結合ドメイン(RBD)には、「ダウン型構造」と「アップ型構造」が存在し、RBDがヒト細胞表面のACE2受容体に結合して感染する際はアップ型構造をとっていることが知られています。(理化学研究所資料より 新型コロナウイルス感染の分子機構を解明 https://www.riken.jp/press/2021/20210218_2/index.html )

最もよく知られている抗ウイルス薬の一つであるタミフルは、ヒト細胞表面のシアル酸を切断する酵素を阻害することで、ウイルスの宿主への感染能力を阻害します。
これまでの研究では、ACE2のグリコシル化を阻害しても細胞表面での発現やSARS-CoVのS糖タンパク質との結合には影響しないものの、細胞内へのウイルスの侵入が阻害され、結果として感染性ウイルスの産生が減少することが示されています。


次亜塩素酸の毒性について
次亜塩素酸ガスの環境濃度、許容濃度は示されていません。空気中での次亜塩素酸と塩素は水分存在下で可逆的平衡にあることからATSDR(アメリカ毒性物質疾病登録機関)の塩素の値を次亜塩素酸の安全性評価の値と考えることが現時点では最良と考えます。 
塩素のATSDRの資料は14日未満0.06ppm以下、15日~364日0.002ppm以下、365日以上0.00005ppm未満となっています。また、負荷のない回復期間を設けることにより、容易に回復することが記されています。
(ATSDR資料 https://www.atsdr.cdc.gov/toxguides/toxguide-172.pdf )


オゾンに関する基準等について
空気中放電を行った場合、オゾンが生成されますのでオゾンについて触れておきます。
(環境感染誌https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsei/27/5/27_12-018/_pdf )
(第 86 回日本感染症学会総会学術講演会座長推薦論文http://journal.kansensho.or.jp/Disp?pdf=0860060723.pdf )

オゾンの室内環境基準はアメリカ合衆国食料医薬品局(FDA)0.05ppm(24h)(最大許容濃度) (1992 年)
日本空気清掃協会オゾンを発生する器具による室内ガスの許容濃度最高 0.1ppm 平均 0.05ppm(設計基準。暫定) (1967 年)
数値は許容濃度となっていますので環境濃度へ変換します。(労働衛生上の許容濃度0.1ppmと異なるので修正係数が必要)
許容濃度は労働者が 1 日 8 時間,週間40時間程度、36年間呼吸し続けても当該有害物質の平均曝露濃度がこの数値以下であれば、ほとんどすべての労働者に健康上の悪い影響がみられないと判断される濃度。
環境濃度は全ての人が一生涯(24時間、90年間以上)呼吸し続けても人体に異常をきたさない濃度(有形物の耐容一日摂取量に相当する気体濃度)

環境濃度=無毒性量(許容濃度)/UFs(不確実係数積)
無毒性量(NOAEL);有害な影響が認められない最大の暴露濃度(ここでは許容濃度)
UFs(不確実係数積)=(種差)1×(個人差)10×(試験期間)10×(修正係数)?
(化学物質のリスク評価についてhttps://www.nite.go.jp/data/000084932.pdf )
環境濃度=0.05ppm/100=0.0005ppm  実際の利用については実態に合わせて修正係数で修正します。

オゾンやイオンは非常に反応性が大きいので、発生器と離れた場所、隠れた場所との濃度差が大きくなり易いのが難点です。
オゾンの発生量が大きい(微量に制御することが難しい)ので、利用者は部屋の広さ、換気量、経時変化など知識と注意が必要です。特に、造作物表面の還元物質によるオゾン消失の経時変化が非常に大きいので追随が難しいです。

次亜塩素酸又は次亜塩素酸水による電子機器故障(腐食)について
次亜塩素酸は水分共存下で金属に対し強い腐食性を示します。気中次亜塩素酸濃度0.005ppm以下、湿度65%RH未満ではほとんど腐食は問題となりませんが、次亜塩素酸水噴霧では気中次亜塩素酸濃度及び湿度を制御することは極めて難しく注意が必要です。特に、銅は腐食し易く、また民生用電子機器は耐食性処置が十分検討されていないことから、次亜塩素酸水の過剰噴霧と思われる接点、配線等の腐食による故障が多発していますので十分注意してください。
(できれば次亜塩素酸と水を独立してそれぞれ必要な量だけ噴霧することが望ましい。)


パラケルススの言葉
「全てのものは毒であり、毒でないものなど存在しない。
その服用量こそが毒であるか、
そうでないかを決めるのだ。」

別の言い方をするなら
絶対的に毒というものは存在しない、また、益というものも存在しない。
如何にして、安全な容量・用法を制御して生み出すか、
その具体的手段を考え出すことが重要だ。




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大型計算機富岳のデータを計算してみました

2021年05月01日 | Weblog
家庭で作る次亜塩素酸水の作り方 歯周病防止、口臭わきが足臭、ノロウイルス、インフルエンザ、害虫フェロモン分解によるゴキブリ、アリ、ダニ、蚊防除に

ウイルス飛沫、エアロゾル感染の予測とその対策提案シュミレーションを読み直してみました。

飛沫の咳時の粒径分布図グラフからの読み取り(吐出する粒子数)
粒径分布 5μm 10μm 20μm  30μm 50μm 100μm 200μm  
粒子比率  0.27  0.42  0.38  0.24  0.13  0.03  0.005 

マスクの飛沫感染防止図グラフからの読み取り(吸入する粒子数)
呼吸6秒間 粒径μm
   マスク無し粒子数                マスク有り粒子数
   5μm 10μm 20μm 30μm 50μm100μm 200μm 10μm 20μm 30μm 50μm 100μm 200μm
鼻腔   0   2   10  16   18   18   8    1    7   10   5     1    0.1
咽頭   4   4   7   3    0     0   0     2     3    2   0    0    0
気管奥  20  20   5   2    0     0   0    20    3    1   0    0    0

感染者飛沫中のウイルス数  7000000個/ml と仮定し、
1分間で吸引するウイルス数を計算すると
                     
        5μm  10μm  20μm  30μm  50μm 100μm  200μm   総数
マスク無し  0.02  0.271   1.661  3.38   7.265  13.412  7.948  33.957
マスク有り      0.24   0.982  2.092   2.018  0.745  0.099  6.176

感染に必要なウイルス数200個と仮定し、200個に達する吸入時間(分)を計算すると
マスク無し  5.9分
マスク有り  32.4分

(富岳のデータは必ずしも正しく読み取れているとは言えません。また、追試もできませんので参考に留めてください。)

感染者の85%「マスクなし会話」 福井県調査結果 毎日新聞 2021/5/15

計算結果の考察
100μmを超える粒子は、マスクで除去され易くマスクをしていれば感染しにくい。
一方、マスク無しでは致命的な大きさの粒子を吸入してしまう恐れがある。380μmを超える粒子を一つ吸入すれば感染してしまう。たとえ屋外であっても、僅かな挨拶だけの時間であっても、相手が感染者であれば感染してしまう恐れがある。

30μmを超える粒子は、
マスク無しの場合、10分間以下で感染数に達してしまう。換気回数30回/Hの換気をしても、空気の流れ淀み直接口への飛び込みを考えると感染の危険が残る。
マスク有りでは5倍程度感染までの時間が延びる。
3~4時間程度滞在する場所ではマスクしただけでは足りず、換気回数4回/H以上の換気が必要であることがわかる。

20μm~30μm程度の粒子に対して、マスクは除去により感染までの時間を70%程度延ばす。

10μm以下の粒子では、マスク有り無しの差はあまりない。
換気が不足すると濃縮が進んでしまうので換気回数1回/H以上の換気が必要である。

肺まで直接吸入される5μm以下の吸入性微粒子では、感染に必要なウイルス数に達する可能性が少ない。鼻喉で増殖してから肺へ運ばれると考えられる。

エアロゾル化する50μm以下の粒子の吸入は上記から、マスク無の場合12.6個/分マスク有りの場合5.3個/分である。



新型コロナウイルスはその寿命の永さを考えると低濃度ながら既に身の回りのどこにでもいると考えた方がよさそうです。マスクはウイルスまき散らしを減らすこと、吸入を減らすこと両面から必需品と考えます。マスクを着けても完全ではありません。ウイルス濃度の濃くなる条件、場所は意識的に避けるようにする必要があります。

様々な感染する場を想定し計算すると、ほぼ必ず感染する場、運悪く感染する場、ほぼ感染しない場に分別できます。各場の感染確率を計算し、過去の現実の場の感染確率から各場の感染確率を明らかにし、医療体制を繋げられる人数まで感染者を絞る感染場の管理が必要と考えます。

最後にウイルス対策をワクチンのみに期待するのでなく、しばらくの間、かってない方法を含めあらゆる方法を検討することを当局当事者に期待します。



ウエブ上から得たデータに基づき計算しています。得たデータの真否は確認していません。値は変更することがあります。


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次亜塩素酸ガスの利用でどこまで新型コロナウイルスを抑えることができるか、その可能性

2021年01月29日 | Weblog
家庭で作る次亜塩素酸水の作り方 、ノロウイルス、インフルエンザ、害虫フェロモン分解によるゴキブリ、アリ、ダニ、蚊防除に


細胞に侵入するときに必要なコロナウイルスのスパイクを攻撃する次亜塩素酸分子数と空間濃度を計算比較してみました。
 
   空間濃度          1つのスパイクへの攻撃分子数 (100スパイク/ウイルスと仮定)
次亜塩素酸 0.000015 ppm         7.07x10^7 個/20min・スパイク
次亜塩素酸 0.00005 ppm         2.36x10^8 個/20min・スパイク
次亜塩素酸 0.00015 ppm         7.07x10^8 個/20min・スパイク
次亜塩素酸 0.0015 ppm          7.07x10^9 個/20min・スパイク
次亜塩素酸 0.015 ppm          7.07x10^10 個/20min・スパイク

不活化試験 接触10 分間 (参考)
帯広畜産大学 27μlx29mg/l         2.21x10^9 個/スパイク 99%以上不活化
      45μlx29mg/l         3.69x10^9個/スパイク 99.9%以上不活化
北海道大学 27μlx40mg/l         3.05x10^9個/スパイク 99.9%以上不活化
      45μlx40mg/l         5.09x10^9個/スパイク 99.9%以上不活化
機能水研究振興財団0.1mlx10mg/l     4.25x10^8個/スパイク 99.9%以上不活化

次亜塩素酸ガスは医薬品や消毒薬品ではないので99.9%以上の不活化を期待しているものではありません。
次亜塩素酸空間濃度0.000015ppmは発症を抑える程度の濃度と考えるとコロナウイルスには妥当な値かも知れません。
一人でも多くの人が発症の苦痛から免れることを願っています。

新型コロナウイルスにはこれで大丈夫という特効薬としてのワクチン、治療薬が無く、これからも今回のような事態が繰り返されることになります。(次亜塩素酸の不活化効果は変異種による影響を、ほぼ受けません。)



 大型計算機富岳によると
   大きな声で歌   25000 個/分
   会話       9000 個/分
   咳        15000 個/回
 通説  
   くしゃみ     40000 個/回
   話5分      3000 個
     飛沫エアロゾルの大きさは明らかになっていません。
     なお、5μm前後の粒子では秒速で乾燥されますので分別が難しく、
     ここでは飛沫と表現しています。


肺まで吸入される5μmの粒子が沈着した場合(上記例)は計算すると、ウイルスは2183粒子中に1個あり、20分間に7.07x10^7個の次亜塩素酸分子が1つのスパイクを攻撃します。(ウイルス700万個/ml、100スパイク/ウイルスとして計算)  
鼻、喉、気管支に13μmの粒子が沈着した場合は同様に計算すると、ウイルスは124粒子中に1個あり、20分間に4.78x10^8個の次亜塩素酸分子が1つのスパイクを攻撃します。


(ATSDR(アメリカ毒性物質疾病登録機関)の資料。互換性の強い塩素の場合、生涯吸い続けても問題の無い濃度は0.00005ppmです。)。
次亜塩素酸ガスはNITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)の検証の対象外となっており、不活化試験も基礎研究も全くなされておりません。*1)残念な事です。次亜塩素酸ガスについては、大きな被害を与えたスペイン風邪の再来が予告されていたことから、新型インフルエンザウイルスに備えて開発を進めてきたものです。0.00002ppm程度の次亜塩素酸ガス濃度の居室内でインフルエンザウイルス感染からくると思われる高熱、咳、喉の痛みを防止できる例が確認されています。*2)
上記空間濃度と不活化試験の結果及び利用事例から超低濃度次亜塩素酸ガスにはウイルス不活化効果が期待できると考えています。
*1)現在の不活化試験公定法はマイクロシリンジ等使用機材内面での分解等の無い薬剤に適用されることを前提とした方法であって、低濃度次亜塩素酸のように分解消失し易い薬剤では正しい値は得られません。接液面積/試験液量が大きい程、試験液量が少ない程誤差が大きくなります。試験容器表面と接触分解しやすい成分でも正しく評価できる試験方法の検討が必要です。
(次亜塩素酸水の評価技術でNITEは混乱しています。その先の次亜塩素酸ガスの評価技術は更に困難であることから検証の対象外としているようです。)
害のない超低濃度次亜塩素酸で感染確率を下げることは、感染対策の重要な選択と考えます。
*2)「塩素化合物の殺菌力」(技報技報堂出版「浄水の技術」)によれば次亜塩素酸水溶液は下図のような殺菌力を有しています。またBlatchleyによれば次亜塩素酸水溶液の気液平衡定数25℃(ヘンリー定数)は0.001mg/l(液相)のとき≒0.02ppb(気相)となっています(次亜塩素酸0.001M水溶液実験値からの換算値)。気相0.02ppbと平衡にある水膜表面は0.001mg/l程度の濃度となり、ここに付着するウイルスが大腸菌と同程度以上の影響を受けると考えられることから、次亜塩素酸気中濃度0.02ppb以下でもウイルス不活化効果が期待されます。

E.Coli(大腸菌群)を99%殺菌するのに要する時間(分){水温2~6℃}



(修正R3.3.2)
(追記*2)R5.2.24)


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次亜塩素酸による空間除菌・ウイルス不活化

2020年08月14日 | Weblog
家庭で作る次亜塩素酸水の作り方 、ノロウイルス、インフルエンザ、害虫フェロモン分解によるゴキブリ、アリ、ダニ、蚊防除に

■ウイルスは玄関から入ってきます。
玄関に違和感、臭気を感じない極低濃度の次亜塩素酸空間を作って、室内へのウイルス侵入を防止します。完全でなくても感染しない程度までウイルス数を減らすことが大事です。

置くだけで次亜塩素酸を24時間365日発生し続けます。
ペット臭の消臭や靴臭などの玄関臭の消臭向けとして、多くの家庭で使われています。
その中にはインフルエンザに罹らなくなった、鼻水が気にならなくなったという人がたくさんいます。
同じ不活化機序から、新型コロナに対しても次亜塩素酸の不活化効果が出ることを期待しています。(次亜塩素酸の場合、変異種により効果が変わることはほぼありません。)
[塩素化合物の殺菌力](アメリカ合衆国EPA発表データ)が示すように、0.001mg/lの極低濃度でも次亜塩素酸はウイルス増殖抑止を示すことから、新型コロナ感染発症を抑止できると期待しています。
次亜塩素酸発生は水分気化と独立しているので過加湿となることがありません。



■次亜塩素酸による空間除菌・ウイルス不活化
空気中に次亜塩素酸を放出し、空気中に居るウイルス・細菌と衝突させて酸化分解する不活化・除菌とは少し違っているのではないかと考えています。


空気中次亜塩素酸濃度を極端に低くして、空気中水分を吸着した物の表面吸着水に次亜塩素酸を吸着させて、この表面水に接触するウイルス・細菌を不活化・除菌します。また、ウイルス・菌自体の表面に空気中水分を吸着させ、その水分に次亜塩素酸を吸着させて不活化・除菌します。
室内空気と接触するすべての物の表面にもこの考えが適用できると考えています。

ヘンリー定数が数桁大きなオゾン、二酸化塩素では成り立た無い、水との親和性を利用した次亜塩素酸ならではの特異な利用方法です。

1、室内にある物の表面には相対湿度に応じて水分が吸着されます。
Freundlichの吸着等温式というのがあります。

室内の相対湿度を上げていくと、室内の壁や造作物の表面に吸着される水分量が増加する、というものです。単一の表面でなく、実生活室内の湿度と吸着水量を扱うのに適した式です。
吸着は物の表面の極性や形状に応じて起こります。物の上に付着したウイルスや空中を単体もしくは埃と共に浮遊するウイルスにも起こると考えています。

2、物の表面に吸着した水分に次亜塩素酸ガスが捕捉され吸着します。
次亜塩素酸の気液平衡定数ヘンリー定数は約0.001atm/(mol/l)です。この数値は研究者により0.0005~0.002 atm/(mol/l)くらいまでばらつきがあります。ヘンリー定数が小さいほどガスが水(液相)に捕捉され易いことを意味します。

3、室内の気化装置から離れた場所に置いた試験容器内のウイルスが不活化されることが実証されています。
気化装置には拡散式の次亜塩素酸気化装置、送風式の次亜塩素酸気化装置があります。この試験時の室内次亜塩素酸濃度は記載されていませんが、0.002~0.007ppm程度と推測されます。この空間濃度から吸着水最表面部の次亜塩素酸濃度は0.14~0.5mg/lと推測されます。

4、次亜塩素酸濃度0.14~0.5mg/lなら十分ウイルス抑制能力を持つと推定できます。
0.001mg/lがウイルス、細菌?の増殖を抑止する濃度とするデータもあり(参考:[塩素化合物の殺菌力]アメリカ合衆国EPA発表データ)、0.002mg/l(気相0.00003ppm)は不活化できないにしても、増殖を抑止する可能性もあります。
吸着水最表面部の次亜塩素酸濃度と気相中濃度次亜塩素酸濃度比は約23000ですので周囲気相中の次亜塩素酸に比べ、吸着水中の次亜塩素酸は23000倍の濃度であり、比較にならないほど大きく影響すると思われます。
コロナウイルスの径は約100nm、細胞への侵入に重要な役目をするスパイク部分の径は1/20程度で約5nm程度です。センサーのような役目もある虚弱なスパイクに対して、スパイクを取り巻く多層分子吸着水(次亜塩素酸水)は空間中次亜塩素酸濃度が極めて低濃度であっても大きく影響を与えるのではないかと考えています。

細胞内に侵入したウイルスは増殖し、一定数を超えるとその細胞から出て別の細胞へ移っていきます。次の細胞へ入り込むまでの20分間、表面水に溶け込んだ次亜塩素酸と遭遇し次亜塩素酸の攻撃を受けることになります。この20分間に少しでも多くのウイルスが不活化されれば感染あるいは発症を防げるかもしれません。外気接触面側のウイルス増殖を遅らせれば、毛細血管側の免疫力の増強が間に合うかも知れません。毛細血管側からの免疫力が少なくて済めば、免疫暴走を起こさなくて済むかも知れません。


5、室内の除菌・ウイルス不活化をするには次亜塩素酸気化装置稼働を早く始めることが大事です。
室内の壁や造作物には汚れなど多くの還元性物質が付着しています。また、素材その物の持つ成分が表面に浮き出ている還元性物質があります。これらの還元性物質により次亜塩素酸、オゾン、二酸化塩素など酸化性物質は消耗させられてしまいます。還元性物質を除去するため、早くに使用を開始し、十分な時間的余裕を以って還元性物質の除去、適正な次亜塩素酸濃度を体感*2)しウイルス流行に備えなければなりません。次亜塩素酸は短期利用を除いて、塩素臭を感じ無い、喉・気管支・肺・眼に違和感を受けない状態での利用が必要です。
ウイルスやペット臭など24時間常に発生しうるものに対しては静かに室内を24時間来る日も来る日も守り続けてくれる事が必要です。
*2):0.01ppm未満の極低濃度の次亜塩素酸ガス濃度を測定する簡易な方法はありません。また、発生量、換気量から計算すると造作物などによる消耗分の加味で値がずれます。一般には現実的ではありません。幸い、体は危険な濃度を教えてくれます。しかし、安全であり且つより高濃度である濃度を知るには、実空間の実態がそれぞれ異なるので適切な濃度を体感でつかむのに時間がかかります。

6、室内湿度は75%RH以上に上げないでください。
長期間80%RH以上にすると室内にジメジメ感が出ると同時に電気製品等を故障させてしまいます。水分と塩素イオンの腐食力は強く、特に銅系金属材に腐食力が強いので湿度は65%RH程度に留めることが必要です。腐食等の問題が無い用途では75%RHくらいまでは使用可能です。
室内への次亜塩素酸放出には次亜塩素酸気化と共に、水の気化を独立に制御して行うことが大事です。次亜塩素酸気化と水の気化を独立に制御して行わなければ、適切な次亜塩素酸濃度と相対湿度を得ることは難しいです。


なお、次亜塩素酸ガス0.002~0.007ppmの人体への影響についてはATSDR米国毒性物質疾病登録機関の資料をご覧ください。(別ページ「次亜塩素酸による空間除菌消臭・空間安全濃度」参照)
簡易的な安全の判断としては、塩素臭を感じ無い、喉・気管支・肺・眼に違和感を受けない状態でご利用ください。塩素臭を感じる、違和感を受ける場合は濃度が高過ぎますので、換気量を多くする、発生量を少なくする、加湿量を多くするなどして対処してください。


追記
 11月に入って急速に感染者数が増加しています。これは低温低湿度化によりウイルスの寿命延長、浮遊性微粒子エアロゾルの増加、そして換気不足が影響していると考えられます。室内空気中ウイルスの減少方法として、換気に代わる、あるいは換気を補充する方法として次亜塩素酸ガスは有用なものと考えています。


追加 2020.10.21
追加 2020.11.12
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