夏の終わりに見たくなる映画「エリザベスタウン」をご紹介します。
今回は本当に単なる私の好みです。
仕事で大きな失敗をしてクビになったと思ったらお父さんも亡くなってしまい、やぶれかぶれな状態でお葬式の準備をしに父親の故郷に行くオーランド・ブルームのお話です。
さらにその故郷(ケンタッキー州エリザベスタウン)が田舎すぎて・・・田舎特有の保守的だったり古風な考え方だったりが、歯がゆくってかゆい。
豊橋市内ですら感じる田舎とのカルチャーギャップみたいなのがどこか共感できてしまう癒し系映画です。
丁度夏のお話なので、親戚が集まるお盆の時の様な非日常感もあるのが良いのでしょうか。
飛行機の中でであった不思議少女キルスティン・ダンストと人生についてのとめどない話を夜通ししてしまうあたりなんて・・・みなさんの青春時代にもなかったでしょうか?(しみじみ)
そして人生に疲れたオーランド・ブルームは車でアメリカ半横断に出かけます。
これがまた「これぞアメリカだ」というプロモーションビデオのようなステキな映像で、ぶらりドライブ旅に出たくなります
それにぴったりオススメしたいのが2枚も出ているサントラです。
エルトン・ジョンやトム・ペティなどの映画を彩るメランコリーというかセンチメンタルでタイムレスな音楽は豊橋でもドライブミュージックとしてピッタリ合います。(豊橋を推しているわけではないですが・・・。)
思わず窓を開けて新城あたりに向かって畑沿いを走ってみたり・・・かぶれ過ぎです
正直お話はこれといって光るものはありませんが(おいっ!)、これは雰囲気を味わう映画ということで割り切ってください。
ちなみにエリザベスタウンは実在の町で、福島県桑折町と姉妹都市です。
夏の終わりのどこか切ない哀愁に浸りたい方、ぜひどうぞ
おまけコーナー私が覚えたこの映画のワンポイント英単語↓
fiasco(フィアスコ)=大失敗
オーランド・ブルームが仕事で大失敗した時に出てきます。
failureやdisaster(間違い・失敗)よりも大変な状態で使うので大惨事といった感じでしょうか。
もともとはイタリア語のようなので、イタリア人のように大げさに使うのがよいかと思われます。
urn(アーン)=骨壷・壷
オーランド・ブルームがお父さんのために骨壷を買うシーンで使われます。
トップ写真でオーランドが抱っこしているのがその壷です(結構ゴージャス)。
去年アメリカの博物館で係員の説明に出てきたので、「誰の骨が入ってるんですか?」と聞いたらびっくりされました・・・どうやら普通の壷にも使えるようです。
外国語ってなかなか覚えられないですが、こんなへんてこエピソードがあると頭に残りますよね