御悔やみ。

今日、ちょうど事務所に立ち寄った

時、上司の口から……。

「昨日、〇〇さんが亡くなりまし

た。」と、

「えっ！？」と聞き返してしまいま

した。


93歳　女性、独身の方。



かれこれ3年半前、

数人のヘルパーと一緒に初めて訪問

することになり

前日まで入院されていたとのことで

す。

雪の降る中、庭先で

転んでしまい、立てずにそのまま

24時間。。。

この日に限って誰も遊びにきてくれ

ず、翌朝、お友達が様子を見にきて

くれ、救急車で運ばれたとのことで

した。

なので、そんな寒い中24時間も耐

え、生き返った利用者さんを

私は【不死鳥】とひそかに呼んでお

りました。


当初、まだ骨折が完治しておらず

一歩も歩けず、

オムツ交換から調理までの全ての

仕事を行い、朝夕と入っており

週四も入っていたので、私が一番接

していたと思います。

体は不自由でしたが、

気持ちは前向きで、とても若く

話題が豊富で頭のきれる方でした。

相撲や野球などスポーツ全般のテレ

ビ観戦が大好きで

先日の相撲の千秋楽も病室内のテレ

ビを観ることができていたのかな？

ほぼ毎日、そんな話題の話しをして

おりました。

そして、

広～いお庭にはいろいろなお花が咲

き乱れ、

植物園のようでした。

春にはワラビが伸び、杏や梅の収穫

をし、秋には栗、柿が採れ、

とても羨ましい庭でした。

が、、、

もう利用者さんのお宅へは、訪問す

ることもなくなり残念です…。

やはり、

〇〇さんは【不死鳥】ではなく、

普通の人間だったのです。





そういえば、

秋頃に載せたブログで〇〇さんが編

んだイスのシートが遺品となりまし

た。

習っておけば良かった。。。



心よりご冥福をお祈り致します。



合掌。