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なが~ンのごちゃごちゃ、そして長~く続く出口のないジャンクなパラダイス??

ジャンクと戯れている中年オッサンの日常と、嫌々な車いじり、オーディオなことや魚釣り等、仕事以外のことを書きなぐります。

ブラインドナットの実験

2014年09月27日 18時54分49秒 | 工具

9月22日に入手した鉄製のブラインドナットを、ナッター無しで取付けできるかの実験です。

要はブラインド部分を締め上げて潰してしまえばいいだけのはず。と、私は考えてます。(ド素人のあかさかな考えです。根本的にブラインドナットのことを間違って解釈しているかも知れないので、その点を考慮して、アホなことしているなーと笑いながら読んでください)

ブラインド部分を上につぶすってことは、ブラインドナットのナット部分を締め上げればいいだけでしょ。(この考えは間違っているのかなー)

まぁー、そんなことやら、手持ちのドリルの刃が使えるのか?とかそういうのも含めて突然の実験です。

というのは、本日にホームセンターコーナンの方へでかける用事ができたので、場合によっては部材を購入せなあかんかなーの、素人貧乏根性の見極め作業でもあるのです。

まずは、手持ちのブラインドナットの採寸です。

トップのフランジが10.1mm、ブラインド部分が9.5mmでした。

フランジとの差が0.6mmしかない。うへー微妙なクリアランスで穴をあけろってことかい?

父親からもらってきた錆びた道具の中から、触るのも嫌な感じで腐りかけているドリルの刃を物色。錆が浮いている刃なのでキリのサイズが読み取れるわけありません。

ノギスでチマチマとキリの太さを測りながら発掘します。

すると使えそうなのが、9.0mm、9.5mm、10.5mmでした。何故に10mmが無いんだと思いつつ。

ともかく、9.0mmと9.5mmで穴をあけてみることに。

どうせなら、歪んだ穴があきやすい薄板でやってみようと考えて、0.5mm厚の薄めの廃家電鉄板をセレクトしました。

2014092721

はい、ド素人の私がドリルで薄板に穴を開けると真円にならず、少しオムスビ型に穴が開くようです。まぁー、下手くそが穴をあけると鉄板が歪んでオムスビ穴ってことですね。

オムスビ型だと、どれもブラインドナットが入らず。少しヤスリで削ってやったら9.5mmの穴がジャストフィットしました。

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「ぴったりこんで気持ちいいっ」ってブラインドナットが喜んでいるようです。

では、そのブラインドナットの穴に、ナットを通したボルトを突っ込んで、ナットを締め上げてやれ。ってやったのですが....

ブラインドナットが供回りしますわなー。これは想定してました。

ブラインドナットは回らないように、差し込んだボルトも回らないように、中間のナットだけ締め上げたい。

そうすれば、ブラインドナットが締め上げられてブラインドがつぶれるはずなのです。

私のノータリンな脳みそはそういう安易な考えになっております。

ともかく、手元にあるジャンクなナット達をいろいろと発掘です。ボルトも張力ボルド(トップに11マーク入り)を見つけたのでそれを用います。

色々と1時間ほど組み合わせテストして、私のジャンク箱から見つけた組み合わせはこれでした。

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写真左から、平ワッシャー、カラー、ナットです。特に中間のカラーが味噌です。

このカラーをジャンク箱から発掘したことで、一気に雲が晴れたのでした。

もし、私のやりかたを参考にする人は、カラーを使って、カラーの前後に平ワッシャーを何枚かいれることで劇的に使えるようになるかと思います。皆さん試行錯誤してチャレンジしてください。

こいつを、ブラインドナットにねじ込んで、強引にナットを締めつけていくのです。

具体的には、ボルトを固定して、中間にあるナットを下に締め付けていくんです。

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私は、上部分にソケットを差込みました。これだと押さえるだけで楽ちんです。

ナットにはスパナをあててクイックイッって回すだけです。

たったこれだけの作業で超スムーズにブラインドナットが取付けできました。

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そうだねー、締め付けるとネジ切部分が直前のところまで接近するわなー。

反対側は、私が想像していたのと違いました。

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まず最初に見た感想は、「うっ。綺麗につぶれているじゃん。意外だ」

そして、繁々とみて、あれブラインドがフランジ状につぶれるのと違うの?

てっきり鉄板根本に余った皮がクシャッってだぶついて固定されるのかと思っていたのです。

ところが、ブラインドの中にネジ部分がめり込んでいくことで、シャフトが太って鉄板に固定されていました。

うーん、予備知識と違うなー。鉄製のブラインドナットだから、こういう綺麗なつぶれ方をするのでしょうか?

それとも、私が入手したブラインドナットってちょっと変態品ですか?私が変態だから変態を呼びつけたりしてますか?

ヤフオクで入手した時の文言に「スタンダード9508形状」ってあった。これがそういうつぶれ方をするという意味なのかな?

まぁー、変態物がどうかは置いといて、使える代物には違いないので、私はコレで満足です。

次は強度テストをしてみました。

単にボルトを思いっきり締め付けるだけです。

予備知識では、思いっきりマシ締めすると、ブラインドナットと鉄板との摩擦抵抗を超えてブラインドナットが供回りするとか。ブラインドナットのネジ切がズルズルとつぶれるとか、そういう話でした。

そして、思いっきりつめつけたら、これでもかーってグイッ―っていったら、横に開けていた9.0mmのドリル穴のところから鉄板がネジ切れました。ネジ切れた鉄板にブラインドナットはしっかりついています。

次は思いっきり締め付けたボルトを弛めてみることに、ネジ切れた鉄板を万力で挟んどいて、ボルトを緩めました。ボルトが外れないで鉄板がクリってねじれるかと思っていたのですが、クソ硬かったけどジワリとボルトが緩んで取れました。

ブラインドナットのネジ切部分を確認して、特にネジ切りがおかしくなっている感じはありません。別のボルトを通してみてもスルスルと回ります。

ってことは、余裕で使えるじゃん。なんだー、世間の情報と違うなー。

って再度、考えてみたら、世間の情報源ではアルミのブラインドナットを使っている方が多いんですよね。アルミだからネジ切りがすっとぶんじゃないの?アルミはやわらかいし。鉄のブラインドナットだと、こんなにしっかりしているのに。と、私のノータリンな脳みそは無理やりに自己解決しました。

さて、次の問題は....

このボルトナットの組み合わせで使えることはわかったのですが、気になる点はナットなんです。

普通のナットだと、力をかけて締め上げしているのでナットの溝が駄目になると思うのよね。やっぱり強度の高いナットが欲しいよね。

では、ナットだけ購入しよう。となりました。

そして、本日の別件の予定を終了後、コーナンに立ち寄りナットの物色です。

クロモリ鋼のナットってあるのかしらん?って物色してもそんなのがホームセンターにあるわけないよね。

ステンレスは硬いだけで粘りがないから、こんな無理やり力をかける用途には違うよねー。と見送って....

黒色ナットを見つけた。単なる有色クロメートとちゃうやろなーと疑いながら確認すると、焼き入りナットとあるではないか。

えーとえーとと、ナットに印が無いか確認して...

チョボが2個ついているナット。チョボ2個ってどうだったっけ?うーんうーん。

ともかく普通のナットを見てみよう。普通のユニクロメッキはチョボ無しで、袋入りの細めタイプでクロメートメッキされているのがチョボ2個。

記し無しが4Tでナットだと5Nになって、チョボ2個付はその1つ上だから6N。そして変な記憶はチョボが1個のほうが強度があって7Nだったような。

と、某所のプラント見積もり設計システムを構築した時に勉強した遠い記憶をひっぱりだして...

えーと、ナットって同じ素材のボルトと組み合わせた時に、金属疲労する時にナットが壊れるように設計されていて、とかそんなんだったような記憶を思い返し....

ホームセンターのバラネジコーナーの前で、中年おじさんが首をかしげながら、脳みその古いタンスを開け閉めしてシナプスを繋いでいくのでした。

そして、そういえば、ナットって下限強度ではなくて、これを超えてはいけないっていう仕様で個々の製品に強度表記設定ってなかったんだったっけ?

そして、特に印がないものがSS素材で上限強度が4Nor5Nで、4Tのボルトと組み合わせることが前提で大抵の設計強度は4Tより8割方弱いだったっけ?って、ブツブツいいながら悩みつつ....

チョボ2個がS45Cの6Nだったはず。

焼き入りって2つアップだったと思うので、8N上限って感じだったっけ?

まぁー、焼き入りなら普通のナットより強度は上だよねー。

あーっ。こんなことなら当時にもっと勉強しておくんだった。くそー、と悔やんでしました。

あっ、ブログを呼んでいる皆さま。私のいいかげんな記憶を上の空でブツブツ言っているだけなので数値の間違いがある可能性が高いです。なので、嘘を書いているものと考えてもらって、各人でネットを調べてみてください。

まあー、そんなこんなで、焼き入りナットを購入しました。予備も考えて3個の購入です。

単価は6円でして、18円のお買い上げです。バラナット3個だけを買う変態客となりました。

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これで、自家製のナッター替わり道具となります。

話変わって....

本日は、よそ様の旧車を触っている工房風なところを見学しました。

半自動溶接機を実演してもらい、「うん。これなら自分でなんとかなりそう。半自動溶接機がめっちゃ欲しい」となった次第。

でもねー、軍資金がねー。

クラウンの車検が11月にあって、スバルが来年の1月だよ。

クラウンの任意保険が12月にあって....

いやだねー、車の維持費が家計を圧迫しているねー。

そんな時に、「溶接機欲しいねん」って家族会議に提案したら、嫁さんから、熱い思いの稟議書を提出しろって言われそう。

まぁー、稟議書を通すために、市場調査してみるところから始めようかねー。

そして、費用対効果を明確に添付資料を作成して、稟議書を丁寧に作って家族会議の議題に提出ってとこかなー。

それとも、単に「来月に純利益を3万ぐらい稼いだらいいやん。それだけやでー」って冷たくあしらわれそうな感じもする。

簡単に3万の純利益が増やせるなら、こんな苦労しないっちゅうの。

と、愚痴がうだうだと出てしまう。貧乏な私です。

今晩は、「ナッタ―代わりの物ができたー、スバルのアソコとアソコにネジつけよう」って、夢の中で妄想を膨らますことにしよう。

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