昨日と今日、2日分の作業内容です。
去年ぐらいから気になっていたのだけど....
エアコンをオンにすると、とても車体が重くなる。というか加速がグッとしんどくなる。
って、エアコンが凄い負荷になっているということ。
たとえば2速でアイドリング走行しているときにエアコンをオンにするとエンストするというありさまです。
交差点を1速でゆっくり回るとものすごくしんどそう。
山道だとギアを一つ落としてなんか四苦八苦って感じだったのです。
ちなみに、この車体の前に乗っていた白色のクラウンバンではそんなことなかったのよね。
ということで、なにかが怪しいとうたぐっていたわけです。
まあー、エアコンをオンにしたら負荷がかかるところってコンプレッサーというわけで...
コンプレッサーが軽く回ればいいんだろうから、オイルが切れているのでは?と疑った次第です。
じゃー、エアコンオイルを入れてみようってことです。
道具としては...
実はこんなのを持っているのです。
ちゃんと、エアー式の真空ポンプもあるっすよ。
痴呆親父が、お前はどうせエアコン整備できんやろうからガス入れ程度なら、この程度の道具で充分やろ。と、缶ビール4本と交換でむりやり押し付けられた代物です。(要するに缶ビールが欲しいからこれを押し付けた)
しかし...
ホースが...
メーターが....
って、ことで私にはこの程度の道具で十分と親父は判断したということで...(要するに知識のないやつに使えん道具を渡してもわからんやろ。上手いこというて金品をまきあげてやろうということ)
ちなみに、もっと程度の良い道具は、親父が中古道具屋に売りに行って50円で売れたとかほざいていた。(そっちの道具が欲しかったのだが、金に汚い親父は誰も欲しがらないような処分費用がかかりそうなものを私に押し付けて、それを理由に金品をたかっていた。おかけで使えない道具を知人に見せていろいろと学習しました)
まあー、そんな父親だったんです。
で、これを修理して使えるかなーと考えて今までキープしていたのですが...
なにが必要なの?と調べたら、車体に食いつかせるクイックカプラーなるものが欠品なのが発覚。
ホースも使える物を再調達してとか考えると、新品買った方が安いかも?のレベルだったので見送ります。
で、輸入工具のアストロへ出向きましてこんなを入手しました。
AP R134a ガスチャージホースケージ付
特売の時に買いました。1922円の散財でした。
エアコンオイルは...
補充なので、こんなのをチョイス
デンゲンというメーカーのオイル入りガス缶
PAGオイル10g、134aガス40g が入っているという缶です。
これをモノタロウにて割引のタイミングにて572円の散財でした。
これですが写真ではコカコーラの缶ぐらいをイメージするでしょ。
でも、こんなに小さくて、私は驚きました。
両方で2500円の出費でエアコンという初めてのジャンルにトライしてみようということです。
ちなみに、エアコンを弄って壊したとしても、自動車の走行に影響はありません。エアコンが使えなくなるだけです。
さらに、作業ミスをしてガスが抜けてしまったとしても、あきらめて電装屋に持ち込んでガス充填してしてもらうえばいいと考えました。今回の作業を電装屋に頼んでも一緒のこと。それなら勉強のために一度は自分で触ってみたいと考えた次第です。
で、ダメダメなポイントは、ガスを入れ過ぎてしまったときは、コンプレッサーを壊してしまう可能性があるということ。
コンプレッサーを壊したら泣きましょう。我が家と一緒でエアコンレスの室内になりましょう。ということです。
さて、作業は...
ボンネットを開けて、ダンパーがダメでギロチンされるのでダンボール箱でボンネットが落ちないように固定です。
そうそう。エアコンガスチャージの仕方につては、アストロプロダクツさんのホームページから動画や取扱説明書を見れますのでそちらをご確認ください。私はいちいち使い方説明を書きませんよ。
https://www.astro-p.co.jp/i/2007000010136
クラウンワゴンの低圧側ポートはこんな隙間にあるのです。
この隙間に手を入れてクイックカプラーをはめろってか?
で、アストロのホースについているクイックカプラーが曲者です。
エアーツールのクイックカプラーみたいに押し込んだら、「カチッ」と装着できるやつかと思っていたのですが....
固定リングを手前にずらしながらカプラーを奥まで押し付けて固定リングを下へ下げろという仕様だったんです。
どこがクイックカプラなんだよ。全然クイックじゃないし、ハンドツールとしても最低の仕掛けじゃん。
で、私の場合は拳がやっと入るような隙間に、リングを引っ張りながらカプラーを押し当てて、カプラ位置を保持しつつリングを下げろって...
はい、かなり苦戦しました。中途半端に押し込むとエアコンガスが噴き出します。
シューッシューッってやってしまいました。3回ぐらい苦戦してやっと取付できました。
あああっっっ。クーラーガスがー。
取りつけた直後の状態です。
すいません。ピンボケしてます。カメラのピント合わせを怠るぐらいこいつの取付に苦戦したということです。
で、わかりにくいと思いますが、メーターがいきなりレッドゾーンです。
でも、ご安心を、コンプレッサーが回っていないので、低圧高圧とバランスが取れた圧がかかってこの位置ということです。
さて、これからオイルを入れていくのですが...
エアコンをしばらく回してとかするので、どうせならば温度も測っておこうかと。
まずは、車外の気温ということで、ボンネット前で腰高さ位置の気温は、なんと43℃とでました。
コンクリート地面の上でサンサンと太陽光線を浴びているところは地表高80cmで43℃ということです。そりゃー熱中症になりますって、ずっと汗かきっぱなしの低温サウナだってば。
で、そんな環境での自動車室内の温度です。
窓全開+リヤハッチバックオープンで15分ほど放置にて、座席上の日陰部分に温度計を置いたら...
安物温度計の上限値を超えました。計測不能温度、50℃は超えているってことです。
はい、エンジン始動です。
ネットでダウンロードして読んだ取説では、エアコンは、オートではなく手動設定にて、温度設定最低、風量最大、内気循環に設定です。もちろん窓は全開です。
エアコンに一番負荷がかかる状態にしてコンプレッサーをフル稼働させてガスを入れていくということらしいです。
すると、低圧側の圧力がスッと下がりました。エアコンコンプレッサが作動している証拠です。
エンジンの回転数をあげると、ちょっと間を置いてからゆっくりと針が下がります。
何回かアクセルワイヤーをあおってみて針の触れ方に規則性があるのを確認しました。
で、アイドリングの時のメータです。
このタイミングでガス圧適正をしめすブルーゾーンを示しています。
エアコンの効きがいまいちだなーと感じていたのでガスが抜けていると思っていたのですが、以外な結論です。
この状態で10分ほど回して、室内のエアコン噴き出し口の温度は
25℃でした。
今日は特別暑い日とは感じてません。夏場の平均点だと思ってます。
同じような条件は夏場に多々あるのです。ということは、腰高さ43℃の外気温時にエアコン冷風最大で吹き出し口から出てくる風の温度が25℃って、そりゃー温いよ、エアコン効かねーと私は思うわけですよね。
でもね、「エアコンの効きが悪いような気がする?」って主治医に確認してもらったときは...
エアコンはこんなものじゃね?あんたがいうのは気温が高い昼間の炎天下で効きが悪いってことやろ?外気温との温度差を考えたらどう思う?それにこの車は室内が広い、大きい天井が低くて熱い天井がすぐ頭上にある。すぐに冷えるわけないやろ。とは言われているのよね。
43℃から25℃の風が生まれているってことを考えるとエアコンは効いていると考えるのでしょうか?
どんな外気温でも、白い煙吐くぐらいまで冷風を期待する私は馬鹿者でしょうか?
さてさて、エアコンオイルをいよいよ投入なのですが...
メーターがブルーゾーンの高い位置を指してます。ここでオイルを追加投入って、どのくらいメーターが上がるのでしょうか?
えーい。やってしまえ。
エアコンオイルの缶が、すーっと冷たくなります。エンジンを定期的にあおります。
これが、オイル缶の温度が、低圧側のパイプと同じ程度の温度にあがってくるまで放置します。
ちょっと圧が上がった。そりゃそうだ。小さい缶だけと追加したのだから。
エンジンをあおってメーターの動きを見ると、メーターの反応が機敏になりました。ガスの動きがスムーズになったってことですが、これはコンプレッサの圧をかける反応動作がよくなったことを意味しているのでしょうか?
そのまま10分回して室内側吹き出し口の温度は
21℃になりました。
40gのガス、10gのオイル追加で、ちょっと温度が下がりました。
ちょっとだけガスが追加されたら温度が下がった。ってことは...
やっぱりガス不足なのでは?もっと追加した方がいいのでは?と馬鹿な私は考えます。
でもね。メーターはブルーの上限に近い位置を示しているでしょ。うーんうーん。
これ以上ガスを足すとなると、高圧側の圧も確認しながら入れていかないと危険だよねー。
って考えると、エアコンマニホールドゲージが必要ってなるじゃん。痴呆親父に押し売りされた道具が使える代物だったらよかったのに。また道具を買わなあかんの?
ネットで勉強した前情報では、ガスチャージのときは、すぐに低圧側は上限近くになるが、まだ高圧側が少ないことがあり、エンジン回転数を上げつつゆっくりとガスチャージすると、低圧メーターが変化せずに高圧側の圧が上がってガス充墳されるとのことです。
なので、低圧が上限数値を示していたとしてもガス不足の時は高圧側が少し低いままとなり、高圧側と低圧側の気圧差少ないので冷却効率が劣るとあった。まさにこの症状なんだろうか?
ともかく、今はクーラーガスを持ってないのでどうこうできないのでこれで終了。
さてさて...
前オーナーは、この車をガソリンスタンド任せにしていたらしいのです。
というのは、燃料口カバーの裏側にメンテナンスシールがてんこ盛りです。
つまり、ガソリンスタンドへ「私はカモでっせー」の目印がてんこ盛りってことです。
汚らしいので剥がしたいのが本音ですが、前オーナーのメンテ記録がここにあると考えて今までシールを剥がさないでおいてました。
ここに、クーラーガスメンテナンスが記されていたのですが、経年でインクが飛んでしまって消えてしまったようです。
くそー、なんのために今までシールを残していたのさ。と思いつつも...
今回のエアコンオイル補充にて、ここのシールに記されていた内容はすべて私も行ったことになります。
それならこのシールの存在価値無しです。サクサクと剥がしていきます。
そして、剥がしていくとすごいシールが出てきた。
なんで「ハイオク指定」のシールが貼られているのさ。
これって、ガススタにおもっいっきりカモられていた証拠なんじゃないの?
(この車体はレギュラーガソリン指定車ですよ)
「お客様、給油口の扉にハイオクって書いてますのでハイオク入れないとだめですよ」とか、やられていたりするの?
その証拠に最初のシールがいっぱい貼られているときと比較してください。
違うガソリンスタンドが、ハイオクシールの上にレギュラーガソリンシールを貼りなおしているのよね。
後から貼りなおしているガススタは良心があったってことですよね。
なんだかなー、この車の黒歴史をみたような気分だわ。
このハイオクシールも剥がしまして、やっとすっきりしました。
シールを剥がしている間もエンジン回してエアコン回しっぱなしにしておきました。
すると、吹き出し口の温度は15℃まで下がりました。
外気温は変化無しかと思ったら、逆に1度あがって44℃になってました。(このタイミングで午後2時30分ぐらい)
外気温44℃の中で吹き出し口から15℃の冷風を出した。でも、白い風はでていない。
これってエアコンが効いていることになるの?まだ弱いんではないかい?ぬるくないかい?と考えるのですが...
夜中にエアコンの動作確認を兼ねていつもの半額食品買い物コースへ出かけました。
室内エアコン吹き出し口の温度と、前席ベンチシートの真ん中に温度計を置いて温度計測しました。
エアコンは手動モードで、温度最低、風量最大、内気循環です。窓ガラスは全部閉めて運転しました。
買い物目的地に到着と出発のタイミングで記録です。
18時38分、ガレージ出発時 (外気温、腰の高さ計測にて29℃)
エアコン吹き出し口 41℃、室内41℃
18時47分、買い物ポイント1へ到着時、走行距離3.3km
エアコン吹き出し口 13℃、室内27℃
19時06分、買い物ポイント1出発時、(駐車時間19分、もちろん窓を全部閉じている)
エアコン吹き出し口 25℃、室内24℃
19時19分、買い物ポイント2へ到着時、走行距離3.3km(たまたま走行距離が一緒でした)
エアコン吹き出し口 11℃、室内24℃
19時33分、買い物ポイント2出発時、(駐車時間14分、もちろん窓を全部閉じている)
エアコン吹き出し口 22℃、室内25℃
19時54分、買い物ポイント3へ到着時、走行距離3.5km
エアコン吹き出し口 10℃、室内24℃
20時49分、買い物ポイント3出発時、(駐車時間55分、もちろん窓を全部閉じている)
エアコン吹き出し口 20℃、室内26℃
20時53分、買い物ポイント4へ到着時、走行距離1.5km
エアコン吹き出し口 13℃、室内25℃
21時00分、買い物ポイント4出発時、(駐車時間7分、もちろん窓を全部閉じている)
エアコン吹き出し口 20℃、室内25℃
21時10分、ガレージ到着、走行距離2.7km
エアコン吹き出し口 10℃、室内24℃
という結果になりました。
ちなみに用いた温度計はこれです。
短距離走行ばかりです。それも夕方から夜へ向かってです。スタート時は明るいですが帰宅時は真っ暗です。
夜になったら吹き出し口は10℃の風を吹いてます。以前も夜とトンネルの中では冷えていたのでこうなるとは思っていたのですが...
エアコンってこんなもん?それとも私のやつはやっぱりヘタレでしょうか?
ちなみにエアコン稼働時の負荷についてはすごく軽減されました。
ギヤ2速でアイドリング走行時に、エアコンオンオフしてもなにごともありません。車体へのショックすらなくなりまして、エアコンクラッチのカツン音だけとなりました。
もちろん路地にてゆっくり曲がるときも楽々です。スーパーの車庫入れで旋回しながらバックも軽快になりました。
ついてはエアコンオイルが足りていなかったことは間違いないかと思います。オイルさえ入ればこんなに走行が快適になるんですね。
さて日が変わりまして、本日にした作業です。
昨晩の睡眠学習にて、ヒーターコアへクーラントの水が微妙に流れていて、室内側クーラーユニットを地味に温めているのではと悪い推論を考えました。
エアコンの温度設定にあわせてクーラントの流れをせき止めるバルブがあります。そのバルブを操作するワイヤーを
エアコン冷たい最強時に、バルブを一杯に締める位置でワイヤー調整しました。
で、エアコン作動しているときのリキッドタンク上のサイドグラスです。
真っ白泡が常時大量に流れております。
昔のエアコン(R12ガス)は透明で時々泡が通るようになるまでガスを入れるというのが定番だったみたいです。
昔に乗っていたダットサントラックはR12ガスでサイドグラスはいつも時々泡が通る状態で恐ろしいほど室内が冷えてました。
でも、R132aは、エアコンガスの重量で充填量が指定されているとのこと。その規定量でも白色泡が滝のように流れている車もあるということ。そんなのがネットの勉強で出てきました。
以前に乗っていたクラウンバンはR132aガスでサイドグラスはいつもほどほどに白色泡が流れていて気持ち良くエアコンが冷えて白色煙を吐きだしてました。
ついては、電装屋はガスの追加補充をするときは、単に入れるだけではなく、一度クーラーガスを全部回収してガス通路を洗浄したうえで規定量のガスを注入するとのこと。サイドグラスの泡については液体がコンプレッサーで圧かけられて流れていることを見る目安程度でしかないとのことです。
ふーん。そんなものなのー。私的には白泡ではなく、時々空気が通るというのがやっぱり期待なんですけど...
ちなみに、以前乗っていた白い冷気を吐いていたクラウンワゴンよりは、白泡が滝のように流れています。
さらに、エアコンを15分ほど回しての配管の温度についてですが...
コンプレッサー根本から出ている低圧側配管は、水がなんとか付く程度で余裕で触れます。以前のクラウンバンではここはキンキンに冷えていて真っ白盛大に霜がついていたのです。あきらかにクラウンバンの時と違います。
高圧側の細いホースは、缶コーヒーホット程度の熱さになってます。もちろん余裕で触れます。クラウンバンの時は触れるのに勇気がいるぐらい熱くなっていたのです。
どうなん?やっぱりガス不足なのでは?その証拠に今回ちょっとだけガス補充で温度下がったよ。
もうちょっとガス補充しないとあかんのとちゃう?と思うのですが...
明確には、電装屋にもっていってプロに適切な道具のもとで確認してもらわないとわからんということになりますな。
でもねー。きっと高いよー。
うーん。もうちょっと自分でなんとかしてみたいなー。
でも、エアコンマニホールドゲージがないよ。だれが貸してくれないかなー。
それとも家計を無理して道具を買うかー。でも、こんな作業を人生で何回するのさ。
やっぱり誰か道具を貸してくれないかなー。ブツブツ....
って、ことで、道具の手配がてきたときは、また続きがあるかも?となります。
最後に、後々に私が簡単に確認するための走行距離記録です。
エアコンオイル補充時の走行距離メーターは、193727Kmでした。
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