なが~ンのごちゃごちゃ、そして長~く続く出口のないジャンクなパラダイス??

ジャンクと戯れている中年オッサンの日常と、嫌々な車いじり、オーディオなことや魚釣り等、仕事以外のことを書きなぐります。

父、初7日

2023年09月08日 15時03分49秒 | 日記・エッセイ・コラム

あいからわずの、いつもの愚痴をダラダラと書きます。
ブログを書くことでストレスのプチ発散でございます。(本当は気持ちの整理を兼ねている)

 

9月2日の午前4時ごろに父が亡くなりました。

非常識な世帯なので、その時にもいろいろとありました。

そういうのをブログで公開してもなー。醜すぎる話だからというかバカすぎる話なのよ。

ということで死んだ当日のことは、ブログで親身に交流のある方のみへ、別のブログサイトを経由して公開しました。痴呆おやじのことで多々相談事したからね、その根源がなくなったのを報告した次第です。

gooブログで見られている方には、他界したときのことを公開しませんがご理解ください。

 

本日が痴呆親父の初7日です。

父が亡くなったのが9月2日の早朝です。

土日はよそ様の葬儀日程調整がなされたりして火葬場が一杯です。

9月4日の月曜日は友引で火葬場が休みです。

9月5日に火葬となりまして....

死体安置が4日間となりました。はい葬儀費用が膨らむのです。

死んでまでお金のことで迷惑をかける親父に呆れるのです。

 

私は結婚して実家から独立しています。親父世帯には母と弟です。

親父の葬儀計画に参加したかったのですが、母からは「弟が全部段取りするから、兄ちゃんは医者の治療のことにも、葬儀のことにも一切口出しせんといて」と口酸っぱく言われてます。弟からも「兄貴はかかわらんでーえー」とつんけんされたままです。

つまり、私は親父の死に関してなにもできないという事態でした。

弟なりになにやら考えがあるのだろう。困ったことはおきてないのか?って時々電話して確認をしてみるが、私はつまはじきのままでございます。

そんな状態なので葬儀がどういう規模のものをするのかは知りません。

金が無いのは知っているので、私は役所の格式葬儀を提案し、その役式葬儀の明細を元に葬儀屋にオプション増減の見積もりをしたらええんちゃう?と提案もしていたのですが、私の案はまったく放置だったみたいです。

母が「小さなお葬式」に拘っていたみたいです。

実家近所の小さなお葬式会場でした。

中に入って驚いた。小さくない小さなお葬式です。意味わかる?

会場の間口は小さいのだけど奥行が深い建物でして、私が知っている小さな葬式会場の3倍規模のスぺースです。小さなお葬式でも箱の大きいお葬式だわ。そりゃー葬儀費用高いはずだわ。

そんな会場なのに、告別式の時間は1時間です。

母は誰も呼ばないと宣言していたように....、

一人だけケアマネージャーのおばちゃんが来られました。

たったそれだけです。誰も近所の人を呼ばない告別式、隣近所や昔の仕事仲間には電話連絡して招待してやれやと思うのだけど、母はかたくなに隠し通したみたいです。

父が死んだのは事実。どうせ近所の人も知るんだから葬儀当日にでも挨拶だけしとけばいいのにと思うんだけど.....。

母親世帯のことで、私に口出しするなと言われているので、なんだかなーです。

 

葬儀会場は花飾り一切なし、裁断飾りももちろんなし、会議テーブルのようなテーブルが一台あるのみ。

その前に縦位置で棺が置かれている。

アーチ天井で真っ白な壁面の部屋の真ん中にポツンと白色の棺が置かれていた。おいおい、キリスト教の葬儀かよ?って感じになっていた。

 

話は変わる。

私の嫁の父親が葬儀に参加したいというていた。

そりゃー、娘の旦那の親父が死んだ。娘にしたらもうひとりのお父さんだ。
私から見ても嫁の親父はもう一人のお父さんなんだよ。お父さん同士で最後の挨拶はしたいと思うのは道理なのよ。

なので、弟に嫁の親父を出席させたいというが「絶対にダメ」と言われてしまう。

その旨を嫁のお父さんに伝えると、花を入れてくれという。

そうだねー、身代わり分身の花を入れたら形になるかと私も納得。

弟に花を入れることを打診する。面倒なら葬儀屋紹介したらこっちで献花1つ手配するとまでいうたのだけど「一切するな」と断られた。

あーっ、もうええわ。と私もなり.....

花を断るのなら、供物盛りにして持ち込んでやる。

供物なら、弟世帯も文句いえんやろ。親父を送るときの手土産にもなるやろ。

どうせなら親父の好きやったやつを用意しておこう。と、母に親父が好きだったものを電話聴取。「もう食べられへんからゼリーしか食ってへん」って....

違うわー元気だったときに何が好きやってん。と叫びそうになる私。

「元気だった時に好きだったものなー、何年も前のことやからわからへんわー」と言われて終わり。

結局のところ、母からは親父の好物を聞き出すことができず。

私が結婚する前だよ。30年ぐらい前のことを思い返しながら、親父は仕事中にこんなの食っていたよなーとか....。そういうのを準備する。

葬儀前日の深夜に2時間かけて供物盛りを製作。葬儀会場で簡単に公開できるように梱包ギミックも仕込んで....。

なんだろう。知人のコスプレにいくねんというのを手伝ったときみたいだわ。いやいやフリマに売り物を並べるときの持ち込み梱包のようだわ。と思いながらシコシコと工作を楽しむ。

結局のところ、親父の葬儀のために私が作業したのはこの供物盛りの段取りだけとなってしまう。

 

葬儀の話に戻る。

葬儀屋の人に供物を入れてもよいかの確認をする。(飲食店みたいに持ち込みは別料金とかいわないかの念押し確認してみた)

すると、棺桶にその大きい段ボールを入れるのか?と言われたのだけど....

「いやいや、供物盛りなのよ。あのテーブルに置いて問題ないでしょうか?」と確認してOKとなりました。

大きい段ボール箱を開墾する私。母は何を持ち込んだんやと、怒っているんだが呆れているんだかで手を出していじろうとする。

まってまって、段取りあるねん。俺がするからオカンは親父の顔を見とけ。と言い聞かせて.....

組立完成。最後に嫁の親父の名札をペッタンコする。
(次の写真はカステラを棺桶に入れた後に撮影している)

弟からクレームが来た。「兄貴、なにもするないうたやろ」....。

ちゃうちゃう。嫁の親父にしたら、血のつながりは無くてももう一人のお父さんやねんぞ。娘が旦那方の親父に世話になっとるんや。そりゃー、嫁の親も最後のお別れに参加したいんやで。それをお前が断り続けたんや。花も入れるなというたんやど。だから、俺が供物盛り作って、嫁の父親の身代わり参加としたんやんけ。

お前は花を入れるって意味知っていて断り続けたんやろ。それってどういうことかわかっているか?花を入れるって希望があったらそれぐらいは受けつけろや。

お前の会社上司からの電報は受け付けておいて、花を受け付けへんってのはどういう意味が理解しとんか?と、思わず葬儀会場でいう私です。

弟がちょっとシュンとなる....。ともかく供物が置けた。嫁の父親が参加できたことになる。よしっ。私のミッション1個成功。

葬儀屋に、供物の中から「このカステラを棺に入れていいか?」って確認する。

カステラは問題ないと返答をもらう。

カステラを手に持ち親父に刻々と話す私です。

「カステラ好きやったやろ。1本2千円もする本場長崎の高級手焼きカステラ買ってきたぞ。これぶら下げて冥途へ行けよ」って、母に意図的に聞こえるように言うて棺に入れようとしたら....

母から....。母の言葉はちょっと省略するね。あまりにも醜いので....(どんなふざけたことをいうたかは想像してね)

と、一悶着あってから、私のカステラが棺に収まった。

母からは寝間着が入った。

弟は特に入れるものがなく....

葬儀屋の人が気を使った。「野菜ジュース入れましょか?飲み物を持たせてあげてください」

よしっ、弟が手土産入れるチャンスができた。葬儀の人も弟に目で合図するというかどうぞというデスチャーするんだけど、弟は動ぜずで、結局のところ葬儀社の人が棺に入れる。

私はなんかたまらなくなってきた。

二人に聞こえるように「初7日までは三途の川を渡らずに、みんなのところにうろうろしよるんやで。そのときに腹減ったいいよるで、俺にとこに腹ぺったいうてくるなよ。高級カステラあげたぞ、メッサ美味いぞ。こんなカステラを食うたこと無いやろ。仏壇の前にこれだの食い物があるんやから、それ食べて川渡るんやで、閻魔様と喧嘩したらあかんぞ」こんな感じの文言をあえて言うてみた。

そうしたら、やっと供物の意味もわかったらしい。

バナナとリンゴをそれぞれが取って、棺のどこに入れようと....。

そうそう。親父はバナナがめっちゃ好きやったんやで。俺のバナナを取り上げるような非道親父やってんぞ。リンゴも親父の前ては食われへんかってんぞ、俺のリンゴは親父に取り上げられたんや。そういう親父やったやろ。子供の食い物を取り上げる親父やったことを思い出さんか。とか思いつつ...

写真撮影はOKか?と葬儀屋に確認。

もちろんOKがでる。葬儀屋から「最後のお別れです。参加できなかった親族の方たちにも見送りしたよってご連絡さしあげるのに写真はいいですよ」って言葉がでる。葬儀屋も商売とはいえ、ここにきてこの言葉かよ?ってのを言うているように感じてしまった。

スマホを渡して葬儀屋さんに撮影してもらう。よし、これで嫁のお父さんへの土産話の写真もできた。ミッション2個目成功。

あとは出棺です。棺をかついで寝台車へ投入。私と弟、そして葬儀の人が二人。

4人で担ぐのかよ重たいじゃないか。6人じゃないのかよ。って思いつつ...
白い寝台車に乗せる。

白い寝台車?パールホワイトの光岡カスタムカー。空き缶ひきづったら結婚式の車かよっていう眩しい車体だった。

俺っちの車の方が霊柩車ライクしているではないか、俺っちの車に棺乗せないかい?と言いたくなる。

くそーっ、葬儀屋のクラウン寝台車の後ろを俺っちのクラウンワゴンと連なって運び出すのかと夢抱いていたのに違うんかーい。ミッション3個目失敗。

茶碗を割って、クラクション「フォーン」を期待していた。(ばあーちゃんの時がそうだった)

寝台車の窓が開いて女性ドライバーから「では出棺です。ゆっくり走りますので後をついてきてください」そのまま発進です。

そうかー、今時は見送りクラクションが無いのか。と、がっかりする。

俺っちの車はセンチュリー純正の低音クラクションついているぞ。まさに出棺のあの音だぞ。代わりに鳴らしたくってやろうかと心の中で思うのであった。

 

火葬場にて.....

都会の大きい斎場です。

粛々と焼き釜に入る。

焼きあがるまで2時間待ち。

そのタイミングにて今後の話です。

世間的には何を話すのでしょう。

激貧家庭の私に、同じく痴呆親父の治療費で大変なことになっていた弟家庭。

まずは役所の手続きの確認。

弟からは、死亡診断書のコピー、葬儀屋発行の葬儀証明書をもらう。

私からは葬儀の前に俺が役所へ行って、自分の戸籍と親父の除籍証明書を取ってきたと説明して、それぞれ1通ずつを弟に渡す。

役所に行ったら、まだ親父の除籍処理されてなかった。死亡診断書受理されているので、私が書類を取りに行ったものだからあわててその場で登録しよった。ということを説明。

弟は葬儀屋から今後こんな手続きしろっていう手引きをもらっている。

私はネットで調べたこと、役所から入手できる書類はすでにもっている。

それを突き合わせたうえで....

二人して親父の借金ってないことになっているよな。という相続の確認です。

私も弟も親父の借金は無いとしている。二人して発覚した借金事はすべて終了しているはずとなっている。

でも、オカンがどれだけ隠しているかははかりしれない。

俺がオカンを追求して発覚した借金については終わっているという状態だと思う。

弟に私が2点を説明する。

法務局に「法定相続情報」の登記をする。どういった内容かの印刷物を渡して説明。これでミッション4個目完了。

次が問題のやつ。

私は相続放棄するぞ。家庭裁判所に申し立てするぞ。理由等々を説明する。
お互いに借金はないと信じている。残された親父の微小な遺産は母と弟で分割や。すごい問題が発覚するとしたら、親父が兄弟連盟で田舎に山を持っているとかいうときやど。プラス資産であればええけど、山放置してなにか事故して他人様に迷惑かけたとかになったらお前に責任が出るぞ。そういうのも理解できるか?と念入りに....。

相続放棄申し立てまでに書類を用意する。それまでの時間はあるから、本当に俺が放棄してもええんかと考えてくれ。連絡ないときはそのまま放棄手続きするからな。と....

そうしたら、弟からはあっさりと「放棄してくれ。放棄したら親父のことでもめごと発覚したら兄貴に迷惑かけんでいいということやろ。その方が俺もええわ」と、男らしいことをいいよる。

それらの提出書類として、関係者の戸籍抄本が必要。

オカンと自分のは問題なく取れるんやけど、兄弟のは委任状必要やねん。委任状書いてくれ。素直に書いてくれた。ミッション5個目完了。

今後は、弟世帯、私世帯で、実質別々に行動することになる。

それぞれで親父の相続関係説明書類が一式必要になる。

法務局の「法定相続情報」1枚ですむはずだが、念のために戸籍関係書類はそれぞれの世帯で一式ずつ持っておこう。ついては弟世帯分としてこれだけのものを一緒に取り寄せるけどかまへんか?という確認。

もし、弟世帯分は出せないと役所がいうたときは、お前が請求せなあかんぞ。その時はやり方を教えるというのでええか?という確認。

弟は地元でてきる役所関係の手続き(市役所と年金事務所)をする。私は田舎への戸籍取り寄せといった遠隔地に対しての処置をするということで決定。

口座引き落としされているもの(NTT、電気代等)は、早急に弟の口座へ引き落とし変更。それらの名義変更は相続関連書類がそろってからだから実質2か月後か?

銀行口座や証券類の名義変更も相続関連書類がそろってからだから実質2か月後からで弟がやる。

親父は墓に入れずに一心寺の合同へ入れるいうてたよな。

それの資料はこれで費用はコレだけかかるよ。と弟に渡す。

その寺以外にも四天王寺も受け付けてるぞ。四天王寺の方が安いぞ。

納骨は49日すぎてからでいいから、そのときまでに考えまとめたらいいとなる。

あとは必要な資料があるならいうてくれ。俺が動いて取り寄せできるようなやつはしてやるぞ。と説明するが弟は何が必要かわかってないっぽいなー。

そのやりとりをオカンは見ているんだけど、多分、意味がわかっていないと思う。以上、今後のことについてとりあえずの作業分配は決めたつもり、ミッション6個目完了。

とかしていたら親父が焼きあがった。

私は白骨を見てもどうこうと思わないたちです。どのように焼けたのか、骨に色がついている箇所があるのはなぜか、係の人より先にのどぼとけを見つけてやる。とかそういう興味で見つめていた。

ばあーちゃんのときと一緒で....

まずはのどぼとけの骨を回収。

足元から頭に向かって主要箇所の骨を拾っていく。

オカンが口にするのは....

「お守りで骨をもってかえりたい」(弟と一緒に制止する)

「なんで骨壺が小さいんや」(一心寺の納骨制限のため)

等々、あるんだけど、オカンには「これで、ちゃんと冥途へ旅立ったんやで、お父さんが三途の川をやすやすと渡れるように思うんやで」と説明したりして....

骨壺に収まった。

はい。斎場にて解散。

 

以上が、痴呆親父の葬儀であった。

 

さてさて....

私が葬祭のことで今後気にしていること....

 

親父に戒名がない。坊主も呼んでいない。

今後の初7日も49日も坊主活動はないらしい。

葬式で白木位牌がなかった。

つまり仏壇に親父の位牌は無い状態。

弟は無宗教だからと説明して葬儀をしている。

だから、宗教的なものが残らないのは理解できる。

しかしながら自宅には仏壇があるじゃないか?

ぱぁーちゃんと、ぱぁーちゃんの旦那が仏壇に祭られている。

そこに親父も祭るんとちゃうのん?

そうしたら白木位牌って欲しいのちゃうのん?

戒名ないよ。三途の川を渡るのに痴呆親父は苦労するよ。

がんばって川を渡ってもらって閻魔さんを口説き落として修行して、冥途で自力でがんばってもらわなあかんなー。

とか思うのは私の勝手でしょうか?

母が白木位牌の存在意味を知っていないのでは?49日までに本位牌の段取りは?と思うのだけど....

私に対して弟世帯から口出しするなというのがまだまだ続いているからなー。

火葬場でちょっと話したんやけど、そんな先のことは今必要ないって、弟は聴く耳もたないからなー。

後々にオカンが「お父さんの位牌ないよ」とかでどうこういわなければいいのだけど....

 

はい。ここまで書きたくったら、自分の気持ちのめどがついたような気がする。


そうそう、昨晩に親父のことで夢を見た。

その夢ネタもブログに別記事で書くことにします。


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