昨日、一昨日のネタとなります。
去年末に片付けしていてなつかしいものを発掘です。
昔に入手していたスピーカケーブルです。
そういえばこのケーブルでの音出ししていないなー。そのうちに試そう。
1月8日の日曜日です。そのケーブルで音出ししてみようって気になったのです。
えーと、発掘したケーブルはこんなやつ。
今回のターゲットは、下の金色っぽい被膜に見えているやつです。
これね。本来は透明な被膜だと思うのよ。経年で透明被膜に黄ばみ変色ができていると思ってます。
さて、このスピーカー線なんですが....
なんと芯線が銀色なのよ。
確か、私の遠い記憶だと....
細い銅線に銀メッキをして撚り線しているとかだったかと...
2本腺の間にも銅線のような金属線が仕込まれているんです。多分ですがお互いのケーブル電磁波緩衝防止とかノイズ対策とかのウンチクだと思います。
で、このケーブルですがどこのなんなのよというのは....
MONITOR COBRA SILVER 2.50 QMM ってやつです。
なんと....ドイツ製という。
ドイツ製だから偉いとかそういうものではないかと思います。
ちなみに私的には、金属製品は日本製がいいと思っています。銅線も日本の製鉄会社が作っているものを日本の会社が編み込んだものがいいと思っているのです。
でもね、オーディオについてはいろいろとありまして....
アメリカ製のWE製のケーブルとかね。まあー、個性があるってことです。
さてさて、こやつはドイツ製だからでしょうか?綴りが微妙な...。ケーブルが「KABEL」です。
長さは5.5mが2本です。この手のケーブルって今も製造販売しいるのかどうかはわかりませんが、15年ぐらい前は案外安く入手できていたはずです。
だって激貧の私が持っている。それも多分だけど中古でミソクソでゲットしていると思います。だって...、スピーカー線に多額のお金を投資しませんので...
銀色メッキされているので....
銀色って酸化しやすいはずなので現在露出している部分はカットして芯線剥きなおししました。
ここからが、「なが~ン、クオリティー」です。
オーディオ趣味の方なら芯線をなにやら薬剤で掃除してとか、軽くやすりをたてるとかするんでしょうけど....
私は撚線を一旦ほぐして、私の指で再度より直します。
被膜にマジックで赤黒と色塗りチェックをします。
左右の「L」「R」と書いたマスキングテープを貼りつけます。
ダサいでしょ。これが「なが~ン、クオリティー」っす。
今回はこんなアイテムも用意しました。
ナカミチ製の金メッキされたYラグ端子です。
ずーっと昔になにかでゲットして何年も使わずに放置プレーしているグッツです。
せっかくなので今回の音出し遊びで試してみよう。
さてさて.....問題は.....
このでかいスピーカーの背面にどうやってアクセスするかです。
DENON SC-5000 ってやつなんですが....。小型冷蔵庫ぐらいの大きさなのよ。
こやつが重くてさー。多分だけど私の体重と同じぐらいの重量があるんではないかと....
これが壁にけっこうぴったりとした配置に置いているので背面に手が入らない。
はい、四苦八苦してスピーカーをどすこいどすこいとしてケーブルを交換しました。
さあー、ワクワクの音出しですよ。
出てきた音は.....
えっ?軽い明るい音.....
朗々と歌い上げよるよ。
あん?高音が余韻が、「ウーーーーーーン」と伸びるの?
パッと聴いてみて、マランツアンプ系の黄昏音に高音アレンジ強めのような。
いやいやマランツやLUX独特の柔らかいふんわりとした存在音よりもHI-FI系の音なんだけど....
なんだろう。とっても聞きやすい透明感サラサラの音。クリスタル系というか....
硬い音ではないんだよ。ガラスのような硬い系ではなくテラテラのビニールのようなというのかな?柔らかいけど透明感はある。
そして、肝心の低音の締まりは....。「ドン」の傾向です。立ち上がりも音消えも微妙な余韻があって迫力ある系の音なんよ。
これって中音域と、その上のちょっと高音域が前に出てくる感じです。
超高音域は出ているのん?高音の余韻でかき消されているとかなのか?
いやーっ。なんと聞きやすい音だこと。聞きやすいってことは....
間違いなく音の輪郭が消えている。音の粒がないのよ。
音色の変化は敏感に感じる音でスピード感はあるんよ。
ボーカルが効きやすい系で、プチ余韻があるのか全ての声が艶っぽくなる。
声が艶っぽくなるとボーカルが歳を取って聴こえるという。
しっとり女性ジャズボーカル系は色気がついていいんだけど...。
囁き系ボーカル物はどういうこったい。小林桂といった、ちょっと鼻声囁き系ジャズ物が、爺さんボイスになりよった。
かわいい声系のものJPOP物はおいおいと...。
高音域が音がおかしく感じるのよ。ってことでサックス系の管楽器物を聞いてずっこける。
Alexandra Stan というアーティストの Saxobeatsというアルバムを聞いて高音域の音切れの悪さに、ダメたこりゃとなる。
中島みゆきの鼻声はどうなんよ。矢野顕子のピアノと鼻声はどうなんよ。
いやいやバンドの音で、そうだなー音数の少ない ブルーハーツ を聞いてみて....
あーっ。うーっ。
とかしていたら嫁が突然やってきた。
「音がおかしくなったよね。オーディオ壊れたのか?」って尋ねる次第です。
嫁がいうには低音がめっちゃおかしい。カラオケの低音みたいな響を感じてどうした?ってことらしい。
スピーカー線を変えてみたんよ。って説明したら.....
嫁の顔が怒り出した。
「まさかスピーカー線を買ったんちゃうやろな。オーディオに新規金を使うなというてるやろ」って言われる始末です。
さらに「金出してこんな音しとると許さんぞ」って念押しされた。
いやいや、そうではなくてカクカクシカジカと説明したら....
音が悪くなったんやから、そのスピーカー線を売って金にしろって....
まあー、そんなこんなの日曜日でした。
さてさて3連休最終日の1月9日、月曜日です。えべっさんがはじまりましたね。
世間は休日だけと私は通常営業です。
後輩がやってきました。
後輩はめざといなー。「スピーカー弄ったか?なんかオーディオ遊びしとるんか?オーディオいじっとらんと金稼ぐ仕掛けをしろよ」って....
コレコレシカジカと説明する私です。
というのは後輩にも音を聴かせたかった。で、さっそく後輩も音を楽しむという。
その後輩の顔は口が尖がっている。指で膝を叩いてリズムきざへみつつも、時々眉間にシワが入る。
結論は、スピーカー線を元に戻せというご神託がおりました。
はい。私と女性陣二人。3人ともほぼ同様の感想に至るのです。
もしかしたら長期聞いたら音が変わるかも?ってちょっと期待もします。
後輩から不平をいわれつつも、朗々と軽い音を奏でさせつづけてみました。
最初から見て24時間ぐらい鳴らしてみましたが大した音の変化を感じず。
深夜にスピーカー線を元に戻すことに.....
あっ。ついで仕事もしておこう。
もしかしたら、ナカミチのYラグ端子が音を変えているかも?
Yラグ無しで直に銀線をスピーカー端子に結線です。
出てきた音は....。やかましくなった。音が平べったく左右に広がった。
音の奥行が消えたよ。で、音の輪郭はどうなんよ。あーっ余韻の感じは変わらないのか。音が広がったからボーカルが引っ込んだ。すると艶っぽい音がさらにひっこんで....
まあー、なんということでしょう。とっても聞きやすい朗々と元気よくノリノリのBGMとなってしまう。
音の粒感を感じなくなるとこんなに効きやすくなるのかと実感した次第。
(念のために書いときます。私の聞きやすいって表現は、聴いていて楽しくない単なるBGM的な音ってことです。褒めているわけではありません。)
いやいや、そうではないよ。
と、スピーカー線を元の細い線へ交換です。
改めて音を鳴らす....。
うん。いつもの音になった。
俺っちは激貧家庭だから、舶来の高級な線より、うんちく一杯の高級な線より、細いPCOCC線が相性良いみたいです。きっとそういう激貧素性耳ってことなんでせう。
そういえば....
ベルデンとモガミのスピーカー線を試していないやつがどこかにあるんだよなー。
それが出てきたらまた試してみるか?
でも、面倒だなー。いやいやモガミ単線は期待できるかなー
というのもあるんだけど。
あーっ、それは発掘されたときに考えよう。
はい。自分が後々に確認するように、銀色スピーカー線を試したことをブログに記録しておきます。
PS.
注意書きです。
なが~ンの腐った耳で感じたことを正直に書いております。
オーディオに詳しい博学の人から見たら、頓珍漢なことしているだろうしセンス無しかと思います。
音については各人それぞれの感じ方があるかと思いますので、私の意見を糞真面目に読み取らないでください。
こんなバカ耳しているやつがブログに変なこと書いているぞーって感じて読み捨ててくださいまし。
決して、ドイツのスピーカー線を全否定しているわけではありません。私のところのポンコツ激貧オーディオとバカ耳でそう感じたというだけです。
もし、同様のドイツ製スピーカー線をお使いの方で気分を害された方がおられましたらお許しください。悪気があって書いているわけではございません。
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