事務局員の部屋

民主団体の事務局員として社会問題や政治への思い、趣味や日々の行動をつづります

61回目の夏

2006-08-24 21:07:14 | インポート

神戸新聞の朝刊に掲載されている[発言 特集61回目の夏]を読んでいる。様々な年齢の人々が様々な意見を書いているので大変興味深い。
8月23日に掲載された”発言”の題を紹介すると
『歴史認識に問題がある』
『広島に住み平和を考える』
『党の正当性を示すため反対』
『戦地から帰った二人の兄』
『終戦の決断遅すぎた』
等だ。
靖国問題、愛国心、戦争体験、被爆者、天皇メモ、平和憲法。それぞれの人々がそれぞれの立場で”発言”している。
気になるのは戦争を体験していない年齢の人々の保守的な”発言”だ。23日に掲載の『党の正当性-』を書いたのは17才の高校生だ。内容は、中国共産党が靖国参拝に反対するのは国内の政治状況を気にしているからだというもの。また、別の日には、58才の男性が天皇メモの出所、スクープしたのが日経新聞であったため、中国に商売のために国を売ると思われるという内容の”発言”が載っていた。その男性の職業は教師と書いてあった。天皇メモの真偽は重大なことと思うが、それよりもその出所が大きな意味をもつものであろうか?ゲセワな話しにすり替えようとしているとしか思われない。また、高校生の”発言”もワイドショーや週刊誌の話しを焼き増ししたのであろうが靖国神社の本質と首相がそこに参拝する意味を
本当に理解しているとは思えなかった。

70代後半から80代の戦争体験者の”発言”は、たいてい平和への思いで締め括られる。読み比べると、戦争を知る者と知らぬ者の温度差をとても感じる。知らぬ者の方が熱いのだ。頭に血がノボッタような感じで。知る者は、もっと冷静で、切実な感じを受ける。
戦争を体験していようがいまいが、少し昔にこの国は戦争を始めたという事実は変わりない。そして、その戦争は過ちであったという認識こそ戦後日本の出発点でもある。そのことをもう一度国民の共通理解として捉らえ直す必要があると感じる。


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1 コメント

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テツさん。事故にあわれたんですか??? (フラワーアートベビーです(^∇^))
2006-08-27 15:02:28
テツさん。事故にあわれたんですか???
早く元気になってくださいね♪
私のブログにブックマークしましたので
報告がてら、寄ってみました。
チャンチャン
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