スポーツエトセトラ

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プロ野球・出身都道府県別人数一覧【東日本編】

2020-05-28 08:07:41 | プロ野球出身地別人数一覧
以前から思っていたことがあります。
日本には47の都道府県がありますが、一体どの地域が野球が盛んなのか。

それを知るためには、現在プロ野球に在籍している選手たちの出身地を調べる必要があります。
そこで今回は「12球団全選手カラー百科名鑑」(廣済堂出版)をもとに、
出身都道府県別のプロ野球選手の人数をまとめてみました。

出身地を調べることで、小学校や中学校クラスの地域の野球レベルの高さ、
盛り上がりなども確認できるはずです。

また、球団ごとの人数を表すことによって、地元出身の選手を多く集めているのか、
全国からまんべんなく選手を獲得しているのか、
スカウティングの傾向も露わにできるのではないかと思います。

ちなみに「12球団全選手カラー百科名鑑」は出身地が都道府県だけでなく、市町村まで表記されています。
他の名鑑の場合、出身高校の所在地となっている可能性があるため、同書を活用することにした次第です。

まずは東日本編から。



金色は球団ごとに最も多く選手が在籍している都道府県で、銀色は2番目です。
「順位」とあるのは47都道府県での順番です。

東日本の傾向としては、4球団が東に集まっているパ・リーグの球団の方がやや多いように見えます。

都道府県別では、やはり東京・神奈川・千葉の首都圏が多くなっています。
特に日本ハムはもともと東京のチームで、千葉に二軍の本拠地を構えているだけあって
積極的に関東から選手を集めている感じがしますね。

本拠地のあるロッテ、隣県のヤクルトは千葉が2番目です。
DeNAはさすがに地元・横浜の選手が1番となっています。

ただ、巨人とヤクルトは地元・東京が少ないのが目につきます。
特に巨人は偏りがなく、さまざまな地域から選手を獲得しているようです。

西日本の球団ながら、オリックスが群馬と神奈川が2番目となっており、
関東から積極的に選手を集めているようです。
また、広島も東京の選手が多くなっており、この辺りは興味深いところです。

そのほかでは、西武が本拠地を置き、人口が多い割に埼玉が少ないなあと感じます。
一方で茨城が多いですね。

北海道は、本拠地のある日本ハムではなく西武がトップ。
かつて札幌ドームを準本拠地としようとしていた名残りでしょうか。

愛知は約半数を地元・中日が占めています。
岐阜も2番目に多く、東海地区の逸材は漏らさず獲得しようという意思が伺えます。

静岡も意外と多いですね。プロ野球の「16球団構想」が浮上しており、
候補地として名前が上がっていますが、実現すればさらに増えそうです。

次回は西日本編です。


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