気持ちの整理がつかず、成るがままに
この一週間を過ごしてきた。
やっと、少しずつ現実を直視することが
できてきたように思える。
2018年1月14日午前6時27分
母が永遠の眠りについた。
昨年の2月に肺癌がみつかってから、
1年もたずに亡くなった。
12日ぐらいからほぼ意思の疎通が
できなくなって、飲み物すら飲めず、
ものすごくしんどそうだった。
早く逝った方が楽だとすら思った。
でも逝って欲しくないとも願った。
最期の最期、妻が病室にいてくれて、
自分は病院の駐車場に停めていた自家用車で
少しだけ仮眠を取ろうとした。
00:30から05:30まで、5時間、
眠いはずなのに眠れず、目が冴えていた。
普段なら眠れるのに。
妻はLINEで「ゆっくり休み」と言ってくれた
けれど、5:30頃に何かに呼ばれるように、
なぜか妻を無視して病室に戻った。
戻ったら、ちょうど母が苦しみ出して、
そこから数十分で、永遠の眠りについた。
あのまま車で眠ってしまっていたら、
もしかしたら、最後に立ち会えなかったかも。
きっと、母が寝かせなかったんだと思う。
そして、もう逝くからね、って、
自分を病室に呼び寄せたんだと思う。
母には色々な感情がある。
大好きか?と言われると、分からない。
もちろん大事だし、感謝もしている。
でも、嫌いなところもあるし、
ウザい!って思っていたこともある。
時間があっても、会いにも行かなかった。
仕事が休みでも、「まあそのうち」と、
色んなことを先延ばしにしていた。
温泉に行きたいとか、旅行しようなとか、
焼肉食べたいとか、牡蠣が食べたいとか。
もう二度と叶わない。
親孝行なんて何ひとつできなかった。
でも母は、充分やってくれた、
と言ってくれた。幸せな人生やったって。
天国に行くの怖いか?と聞くと、
「全然。楽しみや」と笑っていた。
全てが今更で、悔やみきれない。
世界が灰色に感じた。
でも、一週間経って、だいぶ落ち着いた。
多分一人だったら立ち直れてなかった。
妻の存在が本当に大きかった。
力強く支えてくれた。
妻には感謝してもしきれない。
これから母の分まで一生懸命頑張ろう。
息子たちと妻のために頑張ろう。
改めてそう思った。
お母さん、駆け抜けた70年間やったね。
もう、ゆっくり休んでください。
今までありがとう。おつかれさんでした。