クモガタガガンボ

2013-01-31 22:48:44 | 昆虫
双翅目に属する「ガガンボ」というと、異様なほど脚が細長く、簡単に折れてしまう実に儚いイメージがあります。
どうしてこんなか弱い生き物になってしまったのか、利点がさっぱりわかりません・・
こいつらを良く知らなかった頃は、でかい蚊が血を吸いに飛んできた!と恐れていました。実際そう思っている人たちも多いのではないでしょうか?どっちにしろ見た目が気持ち悪いので嫌われている昆虫でしょう。
ガガンボは漢字で書くと「大蚊」、そのままの当て字ですね・・「ガガンボ」自体の由来は「蚊の中の乳母・婆の意「蚊々(カガ)姥(ウバ)」が転じた説がある。」だとか(日本辞典より)。

以前粘着トラップを見ていたところ、脚が長く体が茶色の虫を発見しました。大きさは4、5cmくらいかな。
パッと見何目の虫か分からなかったのですが、胸部に平均棍(双翅目特有のジャイロ器官?、後翅が変化したもの)が見られ、腹部がガガンボっぽいかなーと調べてみたら、クモガタガガンボという昆虫でした。

クモガタガガンボChionea sp.
「動物ふれあい写真集」でクモガタガガンボの詳しい写真や説明が載っているのでほとんど言うことはないのですが。
上記リンクのように、ボクも脚の細い個体と、バッタやコオロギのように太い個体が見られました。
どうも太い個体はオスのようです。
脚の弱いガガンボとはかけ離れたイメージ。びっくりしました。
雪の上で歩行しているそうです。

ウスムラサキシマメイガ

2013-01-30 00:40:06 | 昆虫
以前大学の部室の軒下にてアシナガバチが営巣しており、女王がいない隙にビニル袋に入れて除去したことがあります。
幼虫はいましたがワーカーもおらず、簡単に駆除できました。
アシナガバチはきっとセグロアシナガバチPolistes jadwigaeかと。

しばらくその巣を、小さな穴を空けたプラスティックカップに入れて放置しておいたところ、幼虫がわんさか沸いてびっくり!
見たところハチの幼虫でもない。
一緒に入れていたハチの子は消えており、カップは新たにでてきた幼虫が吐いたと思われる糸が縦横無尽に。アシナガバチの巣もむしゃむしゃ食べられ貧相な様になっていました。
さらにエサもいれずそのまま放置しておいたところ、繭を作り出し茶色い蛾がわんさかでてきました。

調べたところ、
ウスムラサキシマメイガHypsopygia postflava
(鱗翅目メイガ科)
という蛾でした。

(「高知の自然 Nature Column In Kochi」より)
漢字:薄紫縞螟蛾 かな?
明るいところで見ると、茶色く見えた翅がすこし赤みがかかって見え、薄紫(むしろ濃い)を呈し、シマメイガ亜科に属する。
シマメイガは、翅に2本の線(外横線と内横線)があるのが特徴だそうです(*1)。
メイガの「螟」という漢字自体が、稲の茎を食害するズイムシ(ニカメイガとサンカメイガ(イッテンオオメイガ)の幼虫の俗称(*2))という意味を持ち、「冥」で茎の奥に隠れている様子を表現した形成文字だそうです(大修館書店新漢語林より)。

アシナガバチの巣を乗っ取って育つとは!と感動しました。
生活環については(加藤ら2007)によって記述されています(*3)。

1.アシナガバチの巣で幼虫越冬し、春に羽化して卵をうむ
2.羽化個体が新設巣のワーカー(幼虫・蛹)を狙って新たな巣にもぐりこむ(でいいのかな)
3.年に3世代が典型
簡単に言ってますが、成虫ワーカーからの攻撃は受けないのかな・・・虎穴に入らずんば~とかなり冒険的な生き方のように感じました。


*1参考:HIGHLAND PARK みやましろ
*2参考:Kotobank
*3参考:加藤ら 2007「セグロアシナガバチの巣に寄生するウスムラサキシマメイガの生活環」日本応用動物昆虫学会誌第51巻第2号:115-120

分類や記述など間違っているかもしれないのでご注意くださいまし

ブロマガとは

2013-01-29 03:19:48 | 日記
ニコニコ動画でのブロマガサービスが話題になっております。
どんなもんかと試しに登録してみようとするも、プレミアムのみのサービスのようで・・
実はアイステのマイリスフォルダもいっぱいになってきたので、いよいよ以ってプレミアム会員になってしまおうかと悩んでいます。
Ustreamでの配信もニコ生と比べたら勝手が悪いようですし。

もしニコニコのブロマガを始めたらば、あげた動画についてあれこれ言う場として使うのかな。
ちょっとリアル寄りな話題はこちらで。

自分の勉強も兼ねて、面白い虫の論文があれば紹介する場を作ろうかとも考えたのですが、どうしても研究内容に近いものを選ぶために色々ばれそうで・・Facebookの登録もちょっと考えたのですが、ブログやSNSをそう何個もやりくりできるほど器用じゃないのでやめときます><


最近は天地明察という小説を読んでいます。いつもは科学の読み物なので、小説は珍しい。
筆者は冲方丁さん。大好きなファフナー書いてる人です。
以前ばいばい、アースを読んだので、天地明察も行ってみようと。ばいばいアースは面白かったのですがキャラクターの容姿の想像がしづらかったのと、やたら多い横文字で読むのが大変でした。
それに比べると、天地明察は江戸時代の碁打ち師が改暦(新しいカレンダーのルール作り)をするという、とってもリアリティあふれる、っていうかもはやノンフィクション?なもので比較的想像もしやすかったです。漢字はちょっと難しいですが・・
ついこの間知り合いに教えてもらったのですが、天地明察って最近映画化してたんですね・・見たかった。

映画「天地明察」公式サイト

あけまして

2013-01-13 01:08:56 | 日記
おめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。

今年は去年よりも面白い絵を描ける様に、脳みそ柔らかくしていきたいと思っています。
インドネシアで暇すぎてわずかな時間を見つけて少し絵の勉強をしました。すこしだけね。
骨格の意識とか手の描き方とか本当に基本的なことを。恥ずかしいことに今まで全然やってこなかったので。

ちょこっとでも、やっぱり勉強した甲斐はあった気がします。ヒトの体に近づいたかも
でもそんな勉強より、こだわりを持って丁寧に絵を描くっていう大事なことが全然出来てないのでダメダメです。
絵だけじゃなくてすべてに言えることですね。

動画のほうもアイステが終わるまで頑張っていこうと思います。既に溜まりまくっていますが・・
もう85回ほど投稿していくとネタが薄くなって困っちゃいます。
回れ脳みそ上がれ重い腰


あと今期はジョジョの続きとヤマノススメとgdgd妖精sが楽しみです。コケそう