急行「いなさ」

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造影剤CTによる画像診断

2023-06-02 23:20:41 | すい臓癌治療

今日は ヨウ素の造影剤を入れたCT検査がありました。画像診断の結果 原発巣の膵臓 転移巣の肺、共に少し大きくなってるとのこと。いやだなあ。

腫瘍マーカーの値がこのところ上がっていたので覚悟はしてましたが 残念なことです。今使っているお薬オニバイドが効かなくなってるのでしょうね。

6月14日には2年半ぶりに、脳に転移してないか ガドリニウムという造影剤を入れたMRを受けることになりました。

模型作りの時に ああしたい こうしたいと色んな妄想を働かせますが、脳に癌が転移して「せん妄」が起こるのは勘弁して欲しい。

さらに6月30日には 「がんゲノム検査」を受けることにしました。

今までだと 患部から直接検体を採ってくる必要があったけど、そうすると癌の塊の中から癌細胞が出て来て 他へ転移する可能性があったようです。

研究が進み、リキッドバイオプシーは血液の中に出てくる癌が作るたんぱく質や 死亡した癌細胞のDNAを調べるそうで、血液検査だけで済みます。

そうして私に使える既存の抗がん剤や 新薬を探すようです。検査費用は55万円だそうですが私は高額療養費制度、限度額認定により1か月の医療費は18000が上限なので そんなに負担にはなりません。たとえば 月初に通常の抗がん剤治療をしていて その後同じ月内にこの検査を受ければ 実質支払い無しになります。

主治医との話で ちょっと気になったのは、私の癌は比較的小さかったのではないかと 感じたことでした。

先程書いたようにリキッドバイオプシ―は血液中に癌から出てきた物質から癌のDNAを検査するが、がんが小さいと放出される物質が少なくて 正確な検査ができない。また極端な場合 がんは無いとの結果になることもあるそうです。

したがって私の場合 先生はゲノム検査ができる頃合いを探っていたようです。

前回の血液検査で 腫瘍マーカーCD19-9の値が3000を超え 今回のCT検査で少し大きくなってることからの ご判断なのでしょう。

MR検査、ゲノム検査の検査結果が出たら ブログ更新をします。  


四十九日が済みました

2023-05-25 07:26:59 | 母の介護

昨日5月24日 亡くなった母の四十九日と納骨式が終わりました。

4時頃 墓地から帰ってきたら どっと疲れが出ました。お天気が良く気温が高かったせいもあって 夕食時に飲んだビールが とても美味しかった。

今日は 母の共済組合の年金の手続きをしなくっちゃ。

妹たちがやってくれてるとは言え 実家の片づけが未だ終わってない。それが終わると 家を解体して更地にして地主に返さなければならない。

そうだ 未だピアノを引き取ってもらう手続きをしなけりゃならない。私が中学の頃に買ったと記憶する。

2階の窓から運び込んだと お手伝いの小母さんが言ってた。今回の搬出も窓からになるでしょうね。

ヤマハのピアノは ヤマハに返そう・・のキャッチフレーズ。うちもヤマハに返すことで妹たちと合意した。


腫瘍マーカーの数値が大幅に上昇

2023-05-20 05:32:00 | すい臓癌治療

昨日5月19日は 抗がん剤投与の日でした。診察の前に血液検査があるのだが 腫瘍マーカーの値が大幅に上昇していた。

   CA19-9が 前回 2.265  今回3.512 (基準値は 37以下)

   CEAが   前回 20.5  今回  31.4 (正常値は 0.1~5.0)

ゴールデンウイークで 点滴が1週間飛んでたからかもしれないとの事。

しかし 基準値が37のところ 3512もあるとは、もう今使っている薬オニバイドの効き目が乏しくなってきたと言う事だろう。

次回の診察・治療の前に CTの画像検査をすることになった。大きくなっていなければ良いが。

また、主治医から ゲノム検査を受ける提案があった。本来は患部から検体を取ってすべきだが 最近よく名前を聞く リキッド バイオプシーという 血液でゲノム検査をするそうだ。

しかし癌から出るタンパク質を検査するので あまり出てないと上手く検査ができないそうだ。

また 検査は一度しかできないと言う。これは どういう意味だろう。国からの検査に対する補助の事か。

まぁ いずれにせよ採血だけで済むから受けることにする。ゲノム検査によって 私に使える新たな薬が見つかるかもしれない。例えば 比較的新しい薬 リムパーザなどを試してみたい。

 

まだまだ作りたい模型が たくさん有るんです。作るべきキットが まだ200輌以上あるんです。

細密化は 調査や部品の調達 加工の方法などの検討で時間が掛かるので、素組みしかできないけど 可能な限り 形にして残したいのが 私の願望です。

模型部屋に行けば 製作のスイッチが入るのに、最近は 作らないといけないと思うのだが リビングの椅子に座ったまま30分 1時間たってしまう。残された時間は 少ないと言うのに! 


母の死去

2023-04-11 05:51:03 | 母の介護

4月6日 母が無くなりました。満100歳の大往生。

できれば 6月の101歳の誕生日を迎えさせてあげたかった。

 

朝10時過ぎ上の妹から、「呼吸が止まりそうだ」と病院から知らせがあったとの電話が入った。

途中妹を拾って病院へ駆けつけた。しかし呼吸は止まりモニターの心臓の脈拍の波形も動いてなかった。

手を握ったり額に手を当てると 未だ生きている時と同じように暖かった。細胞死には間に合ったようだ。

兄弟3人集まると医者が来て時計を確認。死亡時刻は 10:55となった。以前読んだ本に 死亡時刻は極めて曖昧だと書いてあったが、私達兄弟3人が揃った時刻にしてくれたようです。

死亡診断書にある死因は「老衰」。これも残された家族が一番納得する死因。

死亡診断書に誤嚥性肺炎などと書かれたら 世話していた家族が周りから 介護の仕方が悪いなどと責められることがあるらしい。

母の場合も死に至る引き金となった原因があるはずだが、2週間前位から 食事が摂れなくなったり、とろとろと眠るようになったので、母の場合は 本当に老衰だと思う。

年齢が年齢だけに 無用な延命措置は断っており、胃漏もしなかった。

 

「人は 残される人の都合の良いときに亡くなる」と何かの本に書いてあったが、正しくその通りであった。

亡くなった日は 木曜日であったが、本来のスケジュールであれば 翌金曜日が私の抗がん剤の点滴の日だった。病院で点滴し 帰る際にさらに50時間ほどかかる点滴を首からぶら下げて帰る。副作用も出るので とても葬儀やら三日参りなどできなくなる。

ところがである。一か月前に決まる点滴のスケジュールが 大学の学会が開かれるため、翌週10日の月曜になっていたのです。

それに2番目の妹は 次男が結婚するため 先様との顔合わせが、今週末15日に予定されていたのです。死が近づいてる母を置いて妹は県外に出ること躊躇してたようです。母には悪いけど 「仏事の後の お祝い事は予定通りにやれ」と昔から言われているので もう気にせずに行けます。

 

亡くなった当日の午後 お寺さんに来ていただき 枕経と同時に通夜のお経をあげて頂き、翌7日告別式と火葬、8日はお寺で三日参りと初七日の法要。9日は近しい親戚への連絡。

そして10日は朝から病院へ行って抗がん剤点滴。やっと慌ただしい日々が終わりました。

これから四十九日の法要やら 借地なので建物を解体し更地にして地主に返す段取り、預金の相続は勤め先で8年携わっていたのでお手の物だが、いろいろとやるべきことが沢山ある。


妻の癌

2023-03-23 18:20:54 | すい臓癌治療

2019年3月5日に 大学病院で癌の宣告を受けて、まる4年が経過しました。

前にも書いたが 5年生存すると、さらに5年生存する確率(サバイバー生存率)は 80%になる。

特に私のようなすい臓がんは このサバイバー生存率が高くなる。

これからも癌の事は考えずに 気楽に過ごしていこうと思う。

癌患者に対して 一日一日充実した日を送って下さいなんて言う人が居るようだが これは患者に対してプレッシャーになる。

とにかく平穏な日々を送れたら良いと思ってます。

 

ところが 皮肉なことに妻の癌がヤバいことになってきた。

卵巣がんステージⅢ 手術も成功し リンパ節も77個切除(郭清という)したのに、再再発してしまった。

PETの画像では 左のわきの下のリンパ節 左足の付け根(鼠径部) それに腹部に小さな点が数多く光っていた。

新薬も使っていたが もう効き目が乏しくなって来たようだ。

今日の主治医との面談で ジェムザール単剤の点滴を行うことになった。

共倒れにならないようにしなけりゃね。

それから 娘家族を子供(孫)が夏休み中に こちらに戻すことにした。娘婿は単身赴任することになり迷惑かけることになるが 止むを得ない。 

終活も少しづつ進めなければいけない。