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拾い読み★2012-014≪コラム記事≫

2012年01月14日 18時38分53秒 | マリーンズ2011~15
ロッテ 藤岡 だからこいつは期待できる

自主トレ初日にヘロヘロ、バテバテのドラ1左腕はしかし…
 30分も経たないうちに笑顔が消えた。
 10日、新人合同自主トレでプロとしてのスタートを切ったロッテのドラフト1位左腕・藤岡(東洋大)。西村監督ら首脳陣が見守る中で始まった練習でいきなり不安を露呈したのだ。トレーニング開始直後こそ同期選手と笑みを浮かべる余裕も見られたが、すぐに表情が一変。右翼、左翼を往復する「ポール間走」では終始後れを取り、午後からの下半身強化トレーニングに入ると息も絶え絶えになった。練習終了後、「きついですね。特にランニングは……」と思わず言葉に詰まった藤岡に、報道陣からは「自主トレ初日の軽めの練習でこんな状態なら、この先大丈夫か」と不安の声が上がったほどだった。
 ところが、だ。そんな藤岡を、「頼もしい」と評価したのが、昨季まで西武で10年間トレーナーとして活躍、今季からロッテのフィジカル総合コーチに就任し、この日の練習を指導した大迫トレーナーである。
「確かにポール間走は遅れ気味だったけど、あれは意図的に手を抜いていたね。タイムを見れば一目瞭然。藤岡は、『疲れた、疲れた』と言いながら、こっちが『この時間で戻ってこい』と指示すると、それまでのタイムよりずっと速いタイムで走るんだから。ずる賢いというか、でも、プロというのはそういうのも必要。(西武の)大石や雄星は真面目で、常に100%を出し切ろうとして1年目の自主トレからパンクしてしまった。逆に藤岡は楽しみですよ」
 並の新人は、いいところを見せよう、与えられたメニューは消化しなければ、と張り切ったり、無理をしたりするものだが、藤岡はむしろ手を抜く、サボる。自主トレでアピールする必要なんてないと思っているからだろう。自信の表れでもある。アマ球界ナンバーワン左腕の評価に偽りはなさそうだ。

(日刊ゲンダイ)
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