≪2020/8/25≫
【楽天4―8ロッテ ( 2020年8月25日 楽天生命パーク )】
ロッテ・美馬 “12球団制覇” 古巣に3度目対戦で白星
ロッテ・先発の美馬は6回を8安打4失点。降板直後に打線が逆転し、5勝目が転がり込んだ。
昨季まで所属した楽天とは3度目の対戦。かつての本拠・楽天生命パークで初白星を挙げ「野手のみんなが打ってくれて、守ってくれて本当に感謝」と喜んだ。これで巨人を除く11球団から白星。巨人からも13年の日本シリーズで2勝を挙げており、“12球団制覇”となった。「走者を出してからが課題。しっかり反省して、次に生かしたい」と次を見据えた。
ロッテ・美馬 古巣相手に3度目の先発で初勝利 楽天は「いやー、強い。それに尽きます」
ロッテ・美馬が昨季まで所属した楽天を相手に3度目の先発で初めて勝利をマークした。「(楽天は)いやー、強い。それに尽きます」。3点の先制をもらいながら、楽天の強力打線の前に2回に3点、3回に1点を失い、逆転を許したが、4回以降は粘りの投球を見せたことで打線の爆発を呼んだ。
6回4失点で今季5勝目を飾った。「打たれてからは、テンポを意識した。あとは早いカウントでいい球を使った。今日はカットボールですね」。慣れ親しんだ敵地での勝利に笑顔がはじけた。
ロッテ初回に一挙3点先制 井上“美馬先輩のために”先制打
ロッテが初回に一挙3点を奪うなど、楽天の先発・弓削を2回途中でKOした。
初回1死一、二塁で5番・井上が中前へ先制適時打。「打ったボールはチェンジアップですかね。今日は中大の先輩でもある美馬さんが投げているので、勝ちを付けたい。何としても走者を還そうという気持ちで打ちました」と中堅・辰己が打球をはじく間に一塁からマーティンも生還した。
さらに清田が四球を選んで、7番・福田秀も「打ったのはストレートです。いい流れの中で打たせてもらいました」と左前適時打を放った。2回1死一、三塁と攻め込んだところで、マウンドから弓削を引きずり下ろしたが、その後は2番手・安楽に中村奨、マーティンが抑えられた。
ロッテ・福田秀 新天地初のV撃3安打「本当にホッとしています」
少し体は前に出されたが、しっかりとグリップは後ろに残っていた。7回、ロッテは井上の右前適時打で同点に追いつき、なおも1死一、三塁。福田秀はシャギワのスライダーを右越えへ運んだ。しっかりとボールとの距離をとって、叩いた。
「何とか前に飛ばそうと思った。本当にホッとしています」。ソフトバンクから移籍して初の決勝打となる二塁打を放ったヒーローは安堵(あんど)の表情を浮かべた。
開幕直前に右肩甲骨の亀裂骨折を負った。古巣ソフトバンクとの6・19開幕戦に強行出場したが、翌日から戦線離脱。7月23日に1軍復帰したが、実戦不足の代償は大きかった。直球に差し込まれ、ポイントを前にすれば変化球に泳がされた。「タイミングだったり、いろいろと試行錯誤した」と振り返る。日々、修正を重ね、2位対決3連戦の初戦勝利を呼んだ。
同じ左打者の和田が台頭。ベンチスタートも増えた。それでもベンチではいつも声を張り上げる。「こんなので苦しいなんて言っていられない。結果が出ても出なくても、野球をやらせてもらえる。元気を出していきたい」と前を向く。
初回に左前適時打、6回にもセーフティーバントを決め、移籍後初の3安打。2試合連続マルチ安打で、1割台に低迷した打率も・207となり、井口監督も「ようやく彼らしい打撃になった」と喜んだ。
「明日からもチームの勝ちに貢献していく」。1ゲーム差の首位ソフトバンクを追い抜くには、福田秀の力が必要だ。 (横市 勇)
ロッテ・荻野 右太腿違和感で再びリハビリ組へ 井口監督「しっかり完治させる」
右太腿の負傷で2軍で調整していたロッテ・荻野貴司外野手が、再び同箇所に違和感を訴えてリハビリ組に戻ったことが25日、分かった。井口監督が取材に応じ、「(荻野は)ちょっと2軍の試合に出ていたけれど、状態が思わしくないので、もう一度リハビリに戻して、しっかりと完治させることにした」と明かした。
荻野は開幕から打率・333、12盗塁をマークし好調だったが、7月22日の西武戦で盗塁を試みた際に負傷。右大腿二頭筋の筋損傷と診断されていた。その後は2軍でリハビリを行い、今月18日からは2軍で実戦復帰していた。
【ファーム情報】
ロッテは巨人戦(ジャイアンツ)に9―2。育成選手の本前が先発し4回7安打2失点(自責1)。香月が2安打2打点だった。巨人先発のドラフト2位・太田(JR東日本)は5回2/3を6安打7失点で3敗目(2勝)。石川、陽岱鋼が3安打。小林が左尺骨骨折から実戦復帰し3打数無安打だった。
ロッテ 9月11日からのオリックス3連戦でCHIBAユニホーム着用
ロッテは9月11日から13日のオリックス戦(ZOZOマリン)にて地域振興活動の一環として「ALL for CHIBA」イベントを開催しCHIBAユニホームを着用することを決定した。
ユニホームの右袖には試合ごとに「スポーツを通じた地域振興・地域貢献に関するフレンドシップシティ・プログラム協定」を締結している市名入りのロゴを掲出しており9月11日は佐倉市、12日は鴨川市、13日は船橋市となる。
日程詳細は次の通り。9月11日(オリックス戦、佐倉市)、9月12日(オリックス戦、鴨川市)、9月13日(オリックス戦、船橋市)。
球団広報室は「CHIBAユニホームでの試合は毎回、劇的な展開が多く8月18日、19日、20日のホークス3連戦は2勝1分け。20日の試合は延長10回2死一、二塁から鳥谷選手が神走塁を見せてサヨナラ勝利と我々にとって一生忘れることができない試合となりました。今度のCHIBAユニホーム着用日にどのようなドラマが待っているのか。今から楽しみで仕方がありません」とコメントしている。
(以上 スポニチ)
ロッテ美馬が古巣楽天から初勝利「いやあ、強い」
古巣との3度目の対戦を終えたロッテ美馬学投手は、ふうっと息を吐いた。「いやあ、強い。それに尽きます」。
同僚だった時は頼もしく、心強かった打線。6回8安打4失点と苦しみながらも、楽天戦でやっと、移籍後初勝利をつかんだ。
3回に1点勝ち越しを許したが踏ん張った。4回からテンポよく切り替え、好調だったカットボールを早いカウントで多投。自ら投ゴロ併殺に仕留めるなど、4番浅村にも長打を許さなかった。前回までの対戦成績は0勝1敗、防御率9・00。「打たれっぱなしじゃいけない。今はロッテの選手にたくさん援護してもらっている。この回で降りるって決まってたので、何とか勝ってほしいなと思ってました」。予定通りの6回を投げきり、逆転を信じた7回。願いは実現した。
楽天との直接対決は順位に直結する。特に仙台ではこれまで1勝5敗だった。井口監督が「ゲーム差がほとんどない。ここは大事」と位置付ける3連戦を白星発進。相手先発の弓削を1回1/3でKOし、週頭からリリーフを6人使わせた。先発が耐えられたか否か。この差は翌日以降に生きる。ナインとエア・ハイタッチする美馬の表情は、穏やかだった。【鎌田良美】
▽ロッテ福田秀(7回の決勝2点二塁打やバント安打など3安打)「ほっとしてます。なかなか監督、コーチの期待に応えられず、もどかしさがあった。良い時も悪い時も、元気に明るくプレーしようと思っていた。今日は良い日だったので素直に喜びたい」
▽ロッテ井口監督(7回に打者一巡の猛攻で連敗を止め、2位死守)「2回、3回とチャンスをつぶして重い空気でしたけど、自分たちで殻を破ってくれた。福田秀もようやく彼らしい打撃になってきた」
ロッテ逆転勝利、美馬が古巣から初勝利 楽天3連敗
ロッテが1回に3点を先制。楽天先発の弓削はプロ最短1回1/3、3失点で降板。楽天は2回に追いつき、3回に1点を勝ち越した。
楽天は継投策でしのぐ。3番手酒居が2回、4番手宋家豪が1回をともに無失点。ロッテ先発美馬も立て直し4~6回を無失点。
ロッテが7回に5得点。逆転勝ちで連敗を2で止めた。美馬が古巣から初勝利で5勝目。楽天はシャギワが誤算で3連敗。
ロッテ荻野1軍合流さらに遅れる 右足に再び違和感
7月23日に右大腿(だいたい)二頭筋の筋損傷で出場登録を抹消されたロッテ荻野貴司外野手の1軍合流が、さらに遅れることが明らかになった。
井口監督が「状態が思わしくないんで、もう1回リハビリの方に回して、しっかり完治させる」と話した。当初は最短10日間で戻れると見込んでいたが徐々に延び、17日に2軍で実戦復帰。再び「同じ部位の中の、ちょっと違うところ」に違和感を訴えたという。
ロッテCHIBAユニを9月オリックス3連戦で着用
ロッテは25日、9月11~13日のオリックス戦(ZOZOマリン)で地域振興活動の一環として「ALL for CHIBA」を開催し、CHIBAユニホームを着用すると発表した。
ユニホームの右袖には試合ごとに「スポーツを通じた地域振興・地域貢献に関するフレンドシップシティ・プログラム協定」を締結している市名入りのロゴを掲出。11日は佐倉市、12日は鴨川市、13日は船橋市となる。
球団広報室は「CHIBAユニホームでの試合は毎回、劇的な展開が多く、8月18日、19日、20日のホークス3連戦は2勝1分け。20日の試合は延長10回2死一、二塁から鳥谷選手が神走塁を見せてサヨナラ勝利と、我々にとって一生忘れることができない試合となりました。今度のCHIBAユニホーム着用日にどのようなドラマが待っているのか。今から楽しみで仕方がありません」とコメントした。
ロッテ益田「縁起がいい」日本一ユニで10月西武戦
日本一ユニで優勝争いに箔(はく)を付ける。ロッテが10月2日から4日の西武戦(ZOZOマリン)を、日本一になった05年に着用していた「誠ユニホーム」で戦う。56試合を終えて首位と1ゲーム差の2位。総試合数の3/4を消化する10月上旬も、V戦線から脱落するつもりはない。抑えの益田は「縁起がいいユニホーム。当時、選手会長の小林雅英さんが胴上げ投手になる映像を見た。自分も選手会長として胴上げ投手になりたい」と“防波堤”としての決意を強くする。
益田はここまで両リーグトップの16セーブを記録。だが3日連続の登板は1度もない。吉井投手コーチは「勝負の時期にへばっていると本末転倒。どこが勝負かを見極めて、いける時はいってもらおうと考えている」と3連投解禁の時を見定める。シーズン終盤に向けて必ず来る正念場。誠ユニの力も借りて、守護神が腕を振るう。【鎌田良美】
▽ロッテ井上「僕はベニーさんのイメージですかねえ…。ハワイアン・パンチですよね!ベニーさんのようなパワーで勝利に貢献できる選手になりたいです」
▽ロッテ安田「当時の左打者で主砲として活躍されたイ・スンヨプさんのように、バットでチームの勝利に貢献して優勝、日本一になりたいです」
(以上 日刊)
【ロッテ】7回の5得点で逆転勝利 井口監督「重い雰囲気でしたが、自分たちで殻を破ってくれた」
ロッテが終盤の猛攻で逆転勝利をおさめた。
初回に3点を先取するも先発・美馬が3回までに4失点。しかし、4~6回を無失点に抑えると、打線が7回に井上の適時打、福田秀の勝ち越し二塁打、藤岡の2点打、角中の適時二塁打と打者一巡の猛攻で5得点を奪って逆転に成功。
7回からは唐川、ハーマン、益田が完璧な救援で試合を締めて連敗は2でストップした。
7回の攻撃に試合後、井口監督は「2、3回とチャンスをつぶしていてなかなか重い雰囲気でしたけど、自分たちでそういう殻を破ってくれた」とうなずいた。
また不調でスタメンを外れることもあった福田秀が3安打2打点で2試合連続複数安打をマーク。指揮官も「(6回に)セーフティー(内野安打)で出てくれたり、大事な所で打ってくれたり、本当にようやく彼らしいバッティングになってきたので、さらに状態を上げてほしい」と期待を寄せた。
【ロッテ】美馬学、古巣・楽天斬り今季5勝目「本当に勝ちがついてよかった」
粘り強く投げ、待望の1勝を手にした。楽天からFAでロッテに加入した美馬が古巣との3度目の対戦で初勝利。慣れ親しんだ地で今季5勝目を挙げた。試合後の率直な感想は「いや~強い。それに尽きます」と苦笑いも「ロッテに来てからもたくさん援護してもらっているので助かります。本当に勝ちがついてよかった」と笑みを浮かべた。
3回までに4失点も、4~6回まではテンポのいい投球と「今日よかった」というカットボールを軸に早いカウントでの勝負が功を奏して無失点。過去2度の対戦で計11失点だったが今回は6回4失点に抑えて、7回の一挙5得点の逆転劇を呼び込んだ。
チームは連敗を2で止めて2位をキープ。試合後、右腕は「走者を出してからが課題なので、そこを次回はしっかりできるように」と気を引き締めたが、これで自身3連勝。大事なカード初戦を取った勢いは次につながるはずだ。
【ロッテ】美馬学が古巣・楽天に3度目の対戦で初勝利、6回4失点で今季5勝目
ロッテの美馬学投手(33)が古巣・楽天との3度目の対戦で初勝利を挙げた。
3回までに4失点するも、4~6回までは無失点に抑えて6回4失点で試合を作ると、7回に打線が打者一巡の猛攻で5得点を奪って逆転に成功。打線の援護もあり、今季5勝目を挙げた。
楽天からFA移籍後初対戦となった7月5日の楽天戦(楽天生命)では6回途中9安打5失点(自責4)で敗れ、28日の本拠地での対戦では勝敗はつかなかったが5回途中10安打6失点で降板していた。
【ロッテ】福田秀平が7回に勝ち越し二塁打 3安打2打点で移籍後初の猛打賞
ロッテの福田秀平外野手(31)が終盤に逆転二塁打を放った。
1点を追う7回に井上の適時打で同点に追いつき、なおも1死一、三塁からシャギワのスライダーを捉え、右越えに勝ち越し二塁打を放った。
福田秀は初回に適時打、6回にはセーフティーバントで内野安打をマークしており、これで移籍後初の猛打賞となった。
【ロッテ】井上晴哉が初回適時打「大学の先輩でもある美馬さんが投げているので勝ちを付けたい」
2連敗中のロッテが初回に3点を先取した。
1死から中村、マーティンの連続四球で一、二塁の好機を作ると、2死から5番・井上の中前適時打に中堅・辰己の失策が絡み2点を先取した。井上は「打ったボールはチェンジアップですかね。今日は(中央)大学の先輩でもある美馬さんが投げているので、勝ちを付けたいと思っています。先制のチャンスで回ってきたので何としてもランナーを返そうという気持ちで打ちました」とコメントした。
さらに2死一、二塁から福田秀が左前適時打を放ち「打ったのはストレートです。いい流れの中で打たせてもらいました。チームも連敗中ですし、今日は何としても勝てるように、そして自分も貢献できるように」と、相手先発・弓削の立ち上がりを攻め込んだ。
(以上 報知)
ロッテ・美馬、古巣から初星も「そろそろしっかり抑えたい」
楽天からフリーエージェント(FA)でロッテに加入した美馬が、6回を8安打4失点で古巣相手に初めて勝ち星を挙げた。一回に3点の援護点をもらいながら、三回までに4点を失っただけに、チームトップの5勝目にも「手ごわさはある。そろそろ、しっかり抑えたい」と悔しさをにじませた。
四回以降はカットボールを駆使し、味方の逆転を呼び込んだ。井口監督は「本当に粘り強く投げてくれた」とねぎらった。
ロッテ・福田秀、3安打2打点「ホッとした」
ソフトバンクからフリーエージェント(FA)で加入した福田秀平外野手(31)が、勝ち越し打を含む移籍後初の1試合3安打をマークした。
1点を追う七回に同点とし、なお1死一、三塁で5番手・シャギワから右越えに勝ち越しの二塁打を放った。同点の三回1死二、三塁では空振り三振に倒れ、「チャンスで凡退していたので、何とか前に飛ばそうという気持ちだった」。チームはこの回、打者11人の猛攻で一挙5点を奪った。
開幕直前に死球で右肩甲骨を亀裂骨折。復帰後もスランプに苦しみ、この日の試合前まで打率・182と低迷していた。「ホッとした。なかなか監督、コーチの期待に応えることができずに、もどかしい気持ちがあった」。チームの連敗を2で止める活躍に、胸をなで下ろした。(石井孝尚)
(以上 サンスポ)
ロッテ・美馬 3度目挑戦で古巣から“初勝利” 6回4失点5勝目
懐かしい場所で奮闘した。ロッテ・美馬が6回を8安打4失点と力投し5勝目。FA移籍後、3度目の挑戦で古巣を相手にうれしい“初勝利”をゲットした。
序盤は不安定だった。3点リードの二回に3失点して同点に追いつかれた。三回にも1失点し、一時勝ち越しを許してしまった。それでも四回以降は立ち直り相手に得点を許さなかった。七回に味方打線が奮起して逆転し、勝利が転がり込んだ。右腕は「野手のみんなが、打ってくれて守ってくれて、本当に感謝です」と喜びを表現した。
楽天から白星をつかみ自身にとって“11球団勝利”となった。慣れ親しみ思い出がたくさん詰まった球場で、ようやく古巣に恩返しを果たした。
ロッテ美馬 古巣楽天に初勝利も「強い」「敵にすると手ごわい」
ロッテ・美馬学投手が、6回を8安打4失点と力投し5勝目。FA移籍後、3度目の挑戦で古巣を相手にうれしい“初勝利”をゲットした。
3点リードの二回に3失点して同点に追いつかれ、三回にも1失点し、一時勝ち越しを許した。それでも四回以降は「テンポは意識したりした」と修正し、カットボールも効果的に使って得点を許さなかった。七回に味方打線が奮起して逆転し、勝利が転がり込んだ。「野手のみんなが、打ってくれて守ってくれて、本当に感謝です」と喜びを表現した。
FA移籍後、今季ここまでは楽天を相手にした登板では2試合で防御率9・00と打ち込まれた。ようやく古巣に勝っても美馬は「いやー(楽天は)強い。それに尽きます。何試合も打たれまくっている。(楽天在籍時は)心強かった打線だったので。敵にすると手ごわい」と苦笑した。
楽天から白星をつかみ、自身にとって“11球団勝利”となった。慣れ親しみ、思い出がたくさん詰まった球場で、右腕が、ようやく古巣に恩返しを果たした。
ロッテ・福田秀 移籍後初の猛打賞「もどかしい気持ちがあった」
ロッテ・福田秀平外野手が、ソフトバンクからFA移籍後、初の3安打猛打賞をマークして勝利に貢献した。
同点の七回1死一、三塁の場面では勝ち越しの右越え適時二塁打を放った。極度の打撃不振にあえいできた男は「なかなか、監督、コーチの期待に応えることができず、ファンの方もそう。自分の中で、もどかしい気持ちがあった。(七回に逆転し)美馬さんに勝ちの権利がついてホッとしています」と正直な思いを打ち明けた。
「野球をやらせてもらっていることを幸せに感じながら。ダメでも元気を出していこう」と常に前向きに取り組んできたことが実を結んだ。「今日は結果が付いてきて、チームが勝ってホッとしてます」と少しだけ頬を緩めて、勝利の余韻に浸っていた。
(以上 デイリー)
火曜は3連勝中のロッテ! 先発の美馬、勝てていない古巣戦に向け「流れを止められるように」
3カード連続勝ち越し中
現在3カード連続勝ち越し中のマリーンズは、25日から敵地・楽天生命パークで楽天との3連戦に臨む。前カードのソフトバンク戦までは同一カード6連戦だったが、今カードから再び昨季までと同じように同一カード3連戦の戦いとなる。
日本ハム、ソフトバンクとのホーム12連戦では、7勝4敗1分と勝ち越し、3つの貯金を作り出した。8月20日の試合後には7月3日以来となる首位に返り咲き、翌日には8月では50年ぶりとなる“単独首位”にもなった。
現在は連敗中で再び2位に後退したが、23日の試合では9回にソフトバンクの守護神・森唯斗を攻め立てて2点を奪うなど、簡単には終わらない意地も見せている。楽天生命パーク、京セラD大阪と続くビジター6連戦をいい形で乗り切るためにも、楽天戦の初戦は確実にものにしたいところだ。
楽天戦の防御率9.00
先発は楽天からFA移籍で加入した美馬学。今季9試合に先発し8試合で5イニング以上投げているが、唯一5イニング以上投げられなかったのが7月28日古巣・楽天戦だ。
同試合、チームは中村奨吾のサヨナラ押し出し死球で乱打戦を制したが、先発した美馬は4回1/3を投げ、10安打、6失点という内容。今季の楽天戦の登板を見ても、2試合に先発しているが、0勝1敗、防御率9.00と苦しんでいる。
特に前回対戦で適時二塁打を打たれた鈴木大地には昨季3本の本塁打を浴び、今季もここまでの対戦打率が「.571(7打数4安打)」と打たれている。鈴木をしっかりと抑えて、浅村栄斗、島内宏明、ロメロといった後続を迎えたいところだ。
美馬は「楽天戦で勝てていない。このままだと僕も嫌なイメージが付いてしまいますし、相手もいいイメージで来ると思うので、その流れを止められるようにしたいです。とにかく全力で頑張ります!」と悪い流れを断ち切ることを誓った。
▼ 美馬の今季楽天戦成績
・7月5日(楽天生命パーク)
負 5回2/3 109球 安9 振4 四死4 自責4
・7月28日(ZOZOマリン)
- 4回1/3 94球 安10 振4 四死1 自責6
火曜日はチーム3連勝中
楽天戦の相性はいまひとつだが、美馬の登板日がカード頭の火曜日に変更となった7月14日の日本ハム戦以降、火曜日の試合は4勝1敗1分。7月28日の楽天戦から火曜日は引き分けを挟んで3連勝中だ。ちなみに石川歩が投げる金曜日も4連勝中と、実績のある2人がチームに勝利を呼び込む投球を披露していることがチームの状態の良さにつながっている。
美馬は春季キャンプ中、若い投手陣が多い中で「お手本でいられるようなピッチャーでいたい」と話し、マリーンズのユニホームで「優勝がしたい。そのなかでしっかり自分が仕事をして優勝できたら」と決意を述べていた。
小島和哉、岩下大輝と、水曜日、木曜日に投げることの多い若手先発投手にいい流れでバトンを渡すためにも、お手本となるような投球術を見せ、今夜もチームに白星をもたらしてもらいたい。
▼ 今季の火曜日成績
6月23日 ○ 6x - 5 vsオリッックス(ZOZOマリン)
6月30日 ● 4 - 15 vs楽天(楽天生命パーク)
7月 7日 ○ 8 - 6 vs西武(ZOZOマリン)
7月14日 ○ 5 - 2 vs日本ハム(札幌ドーム)
7月21日 ● 3 - 8 vs西武(メットライフドーム)
7月28日 ○ 13x - 12 vs楽天(ZOZOマリン)
8月 4日 △ 5 - 5 vsオリックス(京セラD大阪)
8月11日 ○ 3 - 1 vs日本ハム(ZOZOマリン)
8月18日 ○ 6 - 4 vsソフトバンク(ZOZOマリン)
文=岩下雄太
(ベースボールキング)
【楽天4―8ロッテ ( 2020年8月25日 楽天生命パーク )】
ロッテ・美馬 “12球団制覇” 古巣に3度目対戦で白星
ロッテ・先発の美馬は6回を8安打4失点。降板直後に打線が逆転し、5勝目が転がり込んだ。
昨季まで所属した楽天とは3度目の対戦。かつての本拠・楽天生命パークで初白星を挙げ「野手のみんなが打ってくれて、守ってくれて本当に感謝」と喜んだ。これで巨人を除く11球団から白星。巨人からも13年の日本シリーズで2勝を挙げており、“12球団制覇”となった。「走者を出してからが課題。しっかり反省して、次に生かしたい」と次を見据えた。
ロッテ・美馬 古巣相手に3度目の先発で初勝利 楽天は「いやー、強い。それに尽きます」
ロッテ・美馬が昨季まで所属した楽天を相手に3度目の先発で初めて勝利をマークした。「(楽天は)いやー、強い。それに尽きます」。3点の先制をもらいながら、楽天の強力打線の前に2回に3点、3回に1点を失い、逆転を許したが、4回以降は粘りの投球を見せたことで打線の爆発を呼んだ。
6回4失点で今季5勝目を飾った。「打たれてからは、テンポを意識した。あとは早いカウントでいい球を使った。今日はカットボールですね」。慣れ親しんだ敵地での勝利に笑顔がはじけた。
ロッテ初回に一挙3点先制 井上“美馬先輩のために”先制打
ロッテが初回に一挙3点を奪うなど、楽天の先発・弓削を2回途中でKOした。
初回1死一、二塁で5番・井上が中前へ先制適時打。「打ったボールはチェンジアップですかね。今日は中大の先輩でもある美馬さんが投げているので、勝ちを付けたい。何としても走者を還そうという気持ちで打ちました」と中堅・辰己が打球をはじく間に一塁からマーティンも生還した。
さらに清田が四球を選んで、7番・福田秀も「打ったのはストレートです。いい流れの中で打たせてもらいました」と左前適時打を放った。2回1死一、三塁と攻め込んだところで、マウンドから弓削を引きずり下ろしたが、その後は2番手・安楽に中村奨、マーティンが抑えられた。
ロッテ・福田秀 新天地初のV撃3安打「本当にホッとしています」
少し体は前に出されたが、しっかりとグリップは後ろに残っていた。7回、ロッテは井上の右前適時打で同点に追いつき、なおも1死一、三塁。福田秀はシャギワのスライダーを右越えへ運んだ。しっかりとボールとの距離をとって、叩いた。
「何とか前に飛ばそうと思った。本当にホッとしています」。ソフトバンクから移籍して初の決勝打となる二塁打を放ったヒーローは安堵(あんど)の表情を浮かべた。
開幕直前に右肩甲骨の亀裂骨折を負った。古巣ソフトバンクとの6・19開幕戦に強行出場したが、翌日から戦線離脱。7月23日に1軍復帰したが、実戦不足の代償は大きかった。直球に差し込まれ、ポイントを前にすれば変化球に泳がされた。「タイミングだったり、いろいろと試行錯誤した」と振り返る。日々、修正を重ね、2位対決3連戦の初戦勝利を呼んだ。
同じ左打者の和田が台頭。ベンチスタートも増えた。それでもベンチではいつも声を張り上げる。「こんなので苦しいなんて言っていられない。結果が出ても出なくても、野球をやらせてもらえる。元気を出していきたい」と前を向く。
初回に左前適時打、6回にもセーフティーバントを決め、移籍後初の3安打。2試合連続マルチ安打で、1割台に低迷した打率も・207となり、井口監督も「ようやく彼らしい打撃になった」と喜んだ。
「明日からもチームの勝ちに貢献していく」。1ゲーム差の首位ソフトバンクを追い抜くには、福田秀の力が必要だ。 (横市 勇)
ロッテ・荻野 右太腿違和感で再びリハビリ組へ 井口監督「しっかり完治させる」
右太腿の負傷で2軍で調整していたロッテ・荻野貴司外野手が、再び同箇所に違和感を訴えてリハビリ組に戻ったことが25日、分かった。井口監督が取材に応じ、「(荻野は)ちょっと2軍の試合に出ていたけれど、状態が思わしくないので、もう一度リハビリに戻して、しっかりと完治させることにした」と明かした。
荻野は開幕から打率・333、12盗塁をマークし好調だったが、7月22日の西武戦で盗塁を試みた際に負傷。右大腿二頭筋の筋損傷と診断されていた。その後は2軍でリハビリを行い、今月18日からは2軍で実戦復帰していた。
【ファーム情報】
ロッテは巨人戦(ジャイアンツ)に9―2。育成選手の本前が先発し4回7安打2失点(自責1)。香月が2安打2打点だった。巨人先発のドラフト2位・太田(JR東日本)は5回2/3を6安打7失点で3敗目(2勝)。石川、陽岱鋼が3安打。小林が左尺骨骨折から実戦復帰し3打数無安打だった。
ロッテ 9月11日からのオリックス3連戦でCHIBAユニホーム着用
ロッテは9月11日から13日のオリックス戦(ZOZOマリン)にて地域振興活動の一環として「ALL for CHIBA」イベントを開催しCHIBAユニホームを着用することを決定した。
ユニホームの右袖には試合ごとに「スポーツを通じた地域振興・地域貢献に関するフレンドシップシティ・プログラム協定」を締結している市名入りのロゴを掲出しており9月11日は佐倉市、12日は鴨川市、13日は船橋市となる。
日程詳細は次の通り。9月11日(オリックス戦、佐倉市)、9月12日(オリックス戦、鴨川市)、9月13日(オリックス戦、船橋市)。
球団広報室は「CHIBAユニホームでの試合は毎回、劇的な展開が多く8月18日、19日、20日のホークス3連戦は2勝1分け。20日の試合は延長10回2死一、二塁から鳥谷選手が神走塁を見せてサヨナラ勝利と我々にとって一生忘れることができない試合となりました。今度のCHIBAユニホーム着用日にどのようなドラマが待っているのか。今から楽しみで仕方がありません」とコメントしている。
(以上 スポニチ)
ロッテ美馬が古巣楽天から初勝利「いやあ、強い」
古巣との3度目の対戦を終えたロッテ美馬学投手は、ふうっと息を吐いた。「いやあ、強い。それに尽きます」。
同僚だった時は頼もしく、心強かった打線。6回8安打4失点と苦しみながらも、楽天戦でやっと、移籍後初勝利をつかんだ。
3回に1点勝ち越しを許したが踏ん張った。4回からテンポよく切り替え、好調だったカットボールを早いカウントで多投。自ら投ゴロ併殺に仕留めるなど、4番浅村にも長打を許さなかった。前回までの対戦成績は0勝1敗、防御率9・00。「打たれっぱなしじゃいけない。今はロッテの選手にたくさん援護してもらっている。この回で降りるって決まってたので、何とか勝ってほしいなと思ってました」。予定通りの6回を投げきり、逆転を信じた7回。願いは実現した。
楽天との直接対決は順位に直結する。特に仙台ではこれまで1勝5敗だった。井口監督が「ゲーム差がほとんどない。ここは大事」と位置付ける3連戦を白星発進。相手先発の弓削を1回1/3でKOし、週頭からリリーフを6人使わせた。先発が耐えられたか否か。この差は翌日以降に生きる。ナインとエア・ハイタッチする美馬の表情は、穏やかだった。【鎌田良美】
▽ロッテ福田秀(7回の決勝2点二塁打やバント安打など3安打)「ほっとしてます。なかなか監督、コーチの期待に応えられず、もどかしさがあった。良い時も悪い時も、元気に明るくプレーしようと思っていた。今日は良い日だったので素直に喜びたい」
▽ロッテ井口監督(7回に打者一巡の猛攻で連敗を止め、2位死守)「2回、3回とチャンスをつぶして重い空気でしたけど、自分たちで殻を破ってくれた。福田秀もようやく彼らしい打撃になってきた」
ロッテ逆転勝利、美馬が古巣から初勝利 楽天3連敗
ロッテが1回に3点を先制。楽天先発の弓削はプロ最短1回1/3、3失点で降板。楽天は2回に追いつき、3回に1点を勝ち越した。
楽天は継投策でしのぐ。3番手酒居が2回、4番手宋家豪が1回をともに無失点。ロッテ先発美馬も立て直し4~6回を無失点。
ロッテが7回に5得点。逆転勝ちで連敗を2で止めた。美馬が古巣から初勝利で5勝目。楽天はシャギワが誤算で3連敗。
ロッテ荻野1軍合流さらに遅れる 右足に再び違和感
7月23日に右大腿(だいたい)二頭筋の筋損傷で出場登録を抹消されたロッテ荻野貴司外野手の1軍合流が、さらに遅れることが明らかになった。
井口監督が「状態が思わしくないんで、もう1回リハビリの方に回して、しっかり完治させる」と話した。当初は最短10日間で戻れると見込んでいたが徐々に延び、17日に2軍で実戦復帰。再び「同じ部位の中の、ちょっと違うところ」に違和感を訴えたという。
ロッテCHIBAユニを9月オリックス3連戦で着用
ロッテは25日、9月11~13日のオリックス戦(ZOZOマリン)で地域振興活動の一環として「ALL for CHIBA」を開催し、CHIBAユニホームを着用すると発表した。
ユニホームの右袖には試合ごとに「スポーツを通じた地域振興・地域貢献に関するフレンドシップシティ・プログラム協定」を締結している市名入りのロゴを掲出。11日は佐倉市、12日は鴨川市、13日は船橋市となる。
球団広報室は「CHIBAユニホームでの試合は毎回、劇的な展開が多く、8月18日、19日、20日のホークス3連戦は2勝1分け。20日の試合は延長10回2死一、二塁から鳥谷選手が神走塁を見せてサヨナラ勝利と、我々にとって一生忘れることができない試合となりました。今度のCHIBAユニホーム着用日にどのようなドラマが待っているのか。今から楽しみで仕方がありません」とコメントした。
ロッテ益田「縁起がいい」日本一ユニで10月西武戦
日本一ユニで優勝争いに箔(はく)を付ける。ロッテが10月2日から4日の西武戦(ZOZOマリン)を、日本一になった05年に着用していた「誠ユニホーム」で戦う。56試合を終えて首位と1ゲーム差の2位。総試合数の3/4を消化する10月上旬も、V戦線から脱落するつもりはない。抑えの益田は「縁起がいいユニホーム。当時、選手会長の小林雅英さんが胴上げ投手になる映像を見た。自分も選手会長として胴上げ投手になりたい」と“防波堤”としての決意を強くする。
益田はここまで両リーグトップの16セーブを記録。だが3日連続の登板は1度もない。吉井投手コーチは「勝負の時期にへばっていると本末転倒。どこが勝負かを見極めて、いける時はいってもらおうと考えている」と3連投解禁の時を見定める。シーズン終盤に向けて必ず来る正念場。誠ユニの力も借りて、守護神が腕を振るう。【鎌田良美】
▽ロッテ井上「僕はベニーさんのイメージですかねえ…。ハワイアン・パンチですよね!ベニーさんのようなパワーで勝利に貢献できる選手になりたいです」
▽ロッテ安田「当時の左打者で主砲として活躍されたイ・スンヨプさんのように、バットでチームの勝利に貢献して優勝、日本一になりたいです」
(以上 日刊)
【ロッテ】7回の5得点で逆転勝利 井口監督「重い雰囲気でしたが、自分たちで殻を破ってくれた」
ロッテが終盤の猛攻で逆転勝利をおさめた。
初回に3点を先取するも先発・美馬が3回までに4失点。しかし、4~6回を無失点に抑えると、打線が7回に井上の適時打、福田秀の勝ち越し二塁打、藤岡の2点打、角中の適時二塁打と打者一巡の猛攻で5得点を奪って逆転に成功。
7回からは唐川、ハーマン、益田が完璧な救援で試合を締めて連敗は2でストップした。
7回の攻撃に試合後、井口監督は「2、3回とチャンスをつぶしていてなかなか重い雰囲気でしたけど、自分たちでそういう殻を破ってくれた」とうなずいた。
また不調でスタメンを外れることもあった福田秀が3安打2打点で2試合連続複数安打をマーク。指揮官も「(6回に)セーフティー(内野安打)で出てくれたり、大事な所で打ってくれたり、本当にようやく彼らしいバッティングになってきたので、さらに状態を上げてほしい」と期待を寄せた。
【ロッテ】美馬学、古巣・楽天斬り今季5勝目「本当に勝ちがついてよかった」
粘り強く投げ、待望の1勝を手にした。楽天からFAでロッテに加入した美馬が古巣との3度目の対戦で初勝利。慣れ親しんだ地で今季5勝目を挙げた。試合後の率直な感想は「いや~強い。それに尽きます」と苦笑いも「ロッテに来てからもたくさん援護してもらっているので助かります。本当に勝ちがついてよかった」と笑みを浮かべた。
3回までに4失点も、4~6回まではテンポのいい投球と「今日よかった」というカットボールを軸に早いカウントでの勝負が功を奏して無失点。過去2度の対戦で計11失点だったが今回は6回4失点に抑えて、7回の一挙5得点の逆転劇を呼び込んだ。
チームは連敗を2で止めて2位をキープ。試合後、右腕は「走者を出してからが課題なので、そこを次回はしっかりできるように」と気を引き締めたが、これで自身3連勝。大事なカード初戦を取った勢いは次につながるはずだ。
【ロッテ】美馬学が古巣・楽天に3度目の対戦で初勝利、6回4失点で今季5勝目
ロッテの美馬学投手(33)が古巣・楽天との3度目の対戦で初勝利を挙げた。
3回までに4失点するも、4~6回までは無失点に抑えて6回4失点で試合を作ると、7回に打線が打者一巡の猛攻で5得点を奪って逆転に成功。打線の援護もあり、今季5勝目を挙げた。
楽天からFA移籍後初対戦となった7月5日の楽天戦(楽天生命)では6回途中9安打5失点(自責4)で敗れ、28日の本拠地での対戦では勝敗はつかなかったが5回途中10安打6失点で降板していた。
【ロッテ】福田秀平が7回に勝ち越し二塁打 3安打2打点で移籍後初の猛打賞
ロッテの福田秀平外野手(31)が終盤に逆転二塁打を放った。
1点を追う7回に井上の適時打で同点に追いつき、なおも1死一、三塁からシャギワのスライダーを捉え、右越えに勝ち越し二塁打を放った。
福田秀は初回に適時打、6回にはセーフティーバントで内野安打をマークしており、これで移籍後初の猛打賞となった。
【ロッテ】井上晴哉が初回適時打「大学の先輩でもある美馬さんが投げているので勝ちを付けたい」
2連敗中のロッテが初回に3点を先取した。
1死から中村、マーティンの連続四球で一、二塁の好機を作ると、2死から5番・井上の中前適時打に中堅・辰己の失策が絡み2点を先取した。井上は「打ったボールはチェンジアップですかね。今日は(中央)大学の先輩でもある美馬さんが投げているので、勝ちを付けたいと思っています。先制のチャンスで回ってきたので何としてもランナーを返そうという気持ちで打ちました」とコメントした。
さらに2死一、二塁から福田秀が左前適時打を放ち「打ったのはストレートです。いい流れの中で打たせてもらいました。チームも連敗中ですし、今日は何としても勝てるように、そして自分も貢献できるように」と、相手先発・弓削の立ち上がりを攻め込んだ。
(以上 報知)
ロッテ・美馬、古巣から初星も「そろそろしっかり抑えたい」
楽天からフリーエージェント(FA)でロッテに加入した美馬が、6回を8安打4失点で古巣相手に初めて勝ち星を挙げた。一回に3点の援護点をもらいながら、三回までに4点を失っただけに、チームトップの5勝目にも「手ごわさはある。そろそろ、しっかり抑えたい」と悔しさをにじませた。
四回以降はカットボールを駆使し、味方の逆転を呼び込んだ。井口監督は「本当に粘り強く投げてくれた」とねぎらった。
ロッテ・福田秀、3安打2打点「ホッとした」
ソフトバンクからフリーエージェント(FA)で加入した福田秀平外野手(31)が、勝ち越し打を含む移籍後初の1試合3安打をマークした。
1点を追う七回に同点とし、なお1死一、三塁で5番手・シャギワから右越えに勝ち越しの二塁打を放った。同点の三回1死二、三塁では空振り三振に倒れ、「チャンスで凡退していたので、何とか前に飛ばそうという気持ちだった」。チームはこの回、打者11人の猛攻で一挙5点を奪った。
開幕直前に死球で右肩甲骨を亀裂骨折。復帰後もスランプに苦しみ、この日の試合前まで打率・182と低迷していた。「ホッとした。なかなか監督、コーチの期待に応えることができずに、もどかしい気持ちがあった」。チームの連敗を2で止める活躍に、胸をなで下ろした。(石井孝尚)
(以上 サンスポ)
ロッテ・美馬 3度目挑戦で古巣から“初勝利” 6回4失点5勝目
懐かしい場所で奮闘した。ロッテ・美馬が6回を8安打4失点と力投し5勝目。FA移籍後、3度目の挑戦で古巣を相手にうれしい“初勝利”をゲットした。
序盤は不安定だった。3点リードの二回に3失点して同点に追いつかれた。三回にも1失点し、一時勝ち越しを許してしまった。それでも四回以降は立ち直り相手に得点を許さなかった。七回に味方打線が奮起して逆転し、勝利が転がり込んだ。右腕は「野手のみんなが、打ってくれて守ってくれて、本当に感謝です」と喜びを表現した。
楽天から白星をつかみ自身にとって“11球団勝利”となった。慣れ親しみ思い出がたくさん詰まった球場で、ようやく古巣に恩返しを果たした。
ロッテ美馬 古巣楽天に初勝利も「強い」「敵にすると手ごわい」
ロッテ・美馬学投手が、6回を8安打4失点と力投し5勝目。FA移籍後、3度目の挑戦で古巣を相手にうれしい“初勝利”をゲットした。
3点リードの二回に3失点して同点に追いつかれ、三回にも1失点し、一時勝ち越しを許した。それでも四回以降は「テンポは意識したりした」と修正し、カットボールも効果的に使って得点を許さなかった。七回に味方打線が奮起して逆転し、勝利が転がり込んだ。「野手のみんなが、打ってくれて守ってくれて、本当に感謝です」と喜びを表現した。
FA移籍後、今季ここまでは楽天を相手にした登板では2試合で防御率9・00と打ち込まれた。ようやく古巣に勝っても美馬は「いやー(楽天は)強い。それに尽きます。何試合も打たれまくっている。(楽天在籍時は)心強かった打線だったので。敵にすると手ごわい」と苦笑した。
楽天から白星をつかみ、自身にとって“11球団勝利”となった。慣れ親しみ、思い出がたくさん詰まった球場で、右腕が、ようやく古巣に恩返しを果たした。
ロッテ・福田秀 移籍後初の猛打賞「もどかしい気持ちがあった」
ロッテ・福田秀平外野手が、ソフトバンクからFA移籍後、初の3安打猛打賞をマークして勝利に貢献した。
同点の七回1死一、三塁の場面では勝ち越しの右越え適時二塁打を放った。極度の打撃不振にあえいできた男は「なかなか、監督、コーチの期待に応えることができず、ファンの方もそう。自分の中で、もどかしい気持ちがあった。(七回に逆転し)美馬さんに勝ちの権利がついてホッとしています」と正直な思いを打ち明けた。
「野球をやらせてもらっていることを幸せに感じながら。ダメでも元気を出していこう」と常に前向きに取り組んできたことが実を結んだ。「今日は結果が付いてきて、チームが勝ってホッとしてます」と少しだけ頬を緩めて、勝利の余韻に浸っていた。
(以上 デイリー)
火曜は3連勝中のロッテ! 先発の美馬、勝てていない古巣戦に向け「流れを止められるように」
3カード連続勝ち越し中
現在3カード連続勝ち越し中のマリーンズは、25日から敵地・楽天生命パークで楽天との3連戦に臨む。前カードのソフトバンク戦までは同一カード6連戦だったが、今カードから再び昨季までと同じように同一カード3連戦の戦いとなる。
日本ハム、ソフトバンクとのホーム12連戦では、7勝4敗1分と勝ち越し、3つの貯金を作り出した。8月20日の試合後には7月3日以来となる首位に返り咲き、翌日には8月では50年ぶりとなる“単独首位”にもなった。
現在は連敗中で再び2位に後退したが、23日の試合では9回にソフトバンクの守護神・森唯斗を攻め立てて2点を奪うなど、簡単には終わらない意地も見せている。楽天生命パーク、京セラD大阪と続くビジター6連戦をいい形で乗り切るためにも、楽天戦の初戦は確実にものにしたいところだ。
楽天戦の防御率9.00
先発は楽天からFA移籍で加入した美馬学。今季9試合に先発し8試合で5イニング以上投げているが、唯一5イニング以上投げられなかったのが7月28日古巣・楽天戦だ。
同試合、チームは中村奨吾のサヨナラ押し出し死球で乱打戦を制したが、先発した美馬は4回1/3を投げ、10安打、6失点という内容。今季の楽天戦の登板を見ても、2試合に先発しているが、0勝1敗、防御率9.00と苦しんでいる。
特に前回対戦で適時二塁打を打たれた鈴木大地には昨季3本の本塁打を浴び、今季もここまでの対戦打率が「.571(7打数4安打)」と打たれている。鈴木をしっかりと抑えて、浅村栄斗、島内宏明、ロメロといった後続を迎えたいところだ。
美馬は「楽天戦で勝てていない。このままだと僕も嫌なイメージが付いてしまいますし、相手もいいイメージで来ると思うので、その流れを止められるようにしたいです。とにかく全力で頑張ります!」と悪い流れを断ち切ることを誓った。
▼ 美馬の今季楽天戦成績
・7月5日(楽天生命パーク)
負 5回2/3 109球 安9 振4 四死4 自責4
・7月28日(ZOZOマリン)
- 4回1/3 94球 安10 振4 四死1 自責6
火曜日はチーム3連勝中
楽天戦の相性はいまひとつだが、美馬の登板日がカード頭の火曜日に変更となった7月14日の日本ハム戦以降、火曜日の試合は4勝1敗1分。7月28日の楽天戦から火曜日は引き分けを挟んで3連勝中だ。ちなみに石川歩が投げる金曜日も4連勝中と、実績のある2人がチームに勝利を呼び込む投球を披露していることがチームの状態の良さにつながっている。
美馬は春季キャンプ中、若い投手陣が多い中で「お手本でいられるようなピッチャーでいたい」と話し、マリーンズのユニホームで「優勝がしたい。そのなかでしっかり自分が仕事をして優勝できたら」と決意を述べていた。
小島和哉、岩下大輝と、水曜日、木曜日に投げることの多い若手先発投手にいい流れでバトンを渡すためにも、お手本となるような投球術を見せ、今夜もチームに白星をもたらしてもらいたい。
▼ 今季の火曜日成績
6月23日 ○ 6x - 5 vsオリッックス(ZOZOマリン)
6月30日 ● 4 - 15 vs楽天(楽天生命パーク)
7月 7日 ○ 8 - 6 vs西武(ZOZOマリン)
7月14日 ○ 5 - 2 vs日本ハム(札幌ドーム)
7月21日 ● 3 - 8 vs西武(メットライフドーム)
7月28日 ○ 13x - 12 vs楽天(ZOZOマリン)
8月 4日 △ 5 - 5 vsオリックス(京セラD大阪)
8月11日 ○ 3 - 1 vs日本ハム(ZOZOマリン)
8月18日 ○ 6 - 4 vsソフトバンク(ZOZOマリン)
文=岩下雄太
(ベースボールキング)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます