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備忘録【7/19】 オールスターゲーム2023第1戦

2023年07月20日 07時04分28秒 | マリーンズ2023
≪2023/7/19≫

【マイナビオールスターゲーム2023第1戦   全パ8ー1全セ ( 2023年7月19日    バンテリンD )】

 「マイナビオールスターゲーム2023」は19日、バンテリンドームで第1戦が行われ、全パが8―1で完勝。先発した佐々木朗希投手(21=ロッテ)、2番手で2回に登板した山本由伸投手(24=オリックス)がともに1回無失点に抑えた。両者の継投は世界一を奪還した3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝メキシコ戦以来。剛腕の共演にファンは酔いしれた。 

 米マイアミで列島に感動を届けたドラマ。3月のWBC準決勝のメキシコ戦を名古屋で再現した。極限状態を経験した佐々木朗と山本が再び継投した。ともに将来的なメジャー挑戦を見据える全パの剛腕。日本で最初で最後かもしれない夢のリレーだった。

 佐々木朗 WBC以来でしたね。あまりいい思い出はないですけど…。

 山本 投げ終わった後に気付きました。懐かしい気持ちになりましたね。

 まずは初回に先発の佐々木朗が「WBC仕様」の投球を見せる。自己最速165キロの右腕は「直球を狙っていると思ったので変化球を多めに」と打者を打ち取ることに専念。昨季の球宴では日本選手最速の162キロを記録したが、全18球で直球は8球で最速も161キロだった。先頭の中野をフォーク、秋山をスライダーで空振り三振。続くノイジーは中前打も、大山は三ゴロで1回1安打無失点だった。ファンは21年にビエイラ(巨人)がマークした163キロの球宴最速記録更新を期待していただけに「球場はしらけてましたけど…」と冗談を言うほど大人になった。

 今季、21歳は昨季よりも感情表現が豊かになった。WBCでは人知れず悔し涙を流している。準決勝のメキシコ戦で4回に痛恨の3ランを被弾した降板直後、ベンチ裏で座り込み、静かに泣いた。超一流選手たちと世界の頂点を目指した時間が、怪物右腕の内面に影響を及ぼしたのか。野球の、投球の楽しさを全身で表現している。

 佐々木朗が“兄貴分”として慕うのが山本。4月14日に初めて投げ合った際は、メジャー8球団のスカウトが視察した。メキシコ戦と同じ2番手で登板した山本は佐藤輝に二塁打を許したが、こちらも1回を無失点。「(継投を)ファンの方が喜んでくれたと思う。うれしい」と笑う。昨年は自身が2年連続投手4冠に輝いたが、今季ここまでは勝率、防御率、奪三振数でリーグトップを譲っている。互いに刺激を受け、高みを目指している。

 コロナ流行以前の2019年以来、4年ぶりに声出し応援が解禁された球宴。WBC以来の日本球界最高峰の夢リレーにファンは酔いしれた。「シーズン中はないことなので凄くうれしかった」と佐々木朗。大切な思い出を胸に、両者は後半戦へと向かう。(神田 佑)

 ≪仲良く放送席≫佐々木朗と山本は試合中にそろってテレビ中継にゲスト出演した。変化球について意見交換を行う仲で、佐々木朗は「カーブが凄いので僕も投げたい」と意欲。投手の主要4部門を争っており、山本も「徐々に近づいていけるように狙っていきます」と語った。佐々木朗は解説の松坂大輔氏と並び、平成と令和の“怪物”の夢の共演。山本から「ろーたん」というあだ名で呼ばれていたことを暴露された際は「恥ずかしいですね…」と苦笑いを浮かべた。

 ▽WBC準決勝 米マイアミの「ローンデポ・パーク」で行われたメキシコ戦に佐々木朗が先発。初回から160キロ超を連発で3回まで無失点も4回2死一、二塁からL・ウリアスに先制3ランを被弾。4回3失点で降板した。5回から2番手で山本が登板。こちらも3イニングを無失点に抑えたが吉田の3ランで追いついた直後の8回に連続二塁打で勝ち越しを許し降板。試合は9回に村上の逆転二塁打で侍ジャパンが劇的なサヨナラ勝利を飾った。

 ≪全パが4連勝 今日最多並ぶ?≫球宴第1戦は、全パが勝ち、21年の第2戦からは4連勝。対戦成績は全パの89勝80敗11分けとなった。なお、全パの球宴最多連勝は過去5度の5連勝となっており、今日の第2戦に勝てば最多タイとなるがどうか。


 プロ野球のスター選手が一堂に会する年に一度の祭典「マイナビオールスターゲーム2023」は19日、バンテリンドーム(愛知県名古屋市)で第1戦が行われ、全パが8―1で快勝した。

 全パは2021年の第2戦から4連勝で、通算成績は全パの89勝80敗11分け。最優秀選手賞(MVP)には全パの柳田悠岐外野手(34=ソフトバンク)が選ばれ、賞金300万円が贈られた。敢闘選手賞は全パの近藤健介外野手(29=ソフトバンク)、万波中正外野手(23=日本ハム)と全セの宮崎敏郎内野手(34=DeNA)。こちらはそれぞれ賞金100万円を手にしている。

 全パは初回、全セ先発右腕・村上(阪神)の立ち上がりを捉えた。外崎(西武)、近藤の連打で無死一、二塁とすると、3連打目となる松本剛(日本ハム)の右前適時打で先制。さらに4連打目となる柳田の中前適時打で2点目が入ると、栗原(ソフトバンク)の中前適時打などでさらに2点を加えて初回から一挙4点を先取した。

 4―0で迎えた3回には、柳田が2番手左腕・小笠原(中日)の内角直球を完璧に捉えて右翼スタンド中段へソロを叩き込み、5点リード。5―0で迎えた6回には先頭で左前打を放った中村(西武)が続く代打・安田(ロッテ)の右前打で三塁まで激走し、頓宮(オリックス)の右犠飛で再び激走して本塁生還を果たし6点目をもぎ取ると、さらに源田(西武)にも適時二塁打が出て7―0とした。

 7回には万波が球宴初打席で全セ5番手右腕・清水(ヤクルト)から右翼ポール直撃の本塁打を放って8―0と一方的にリードを広げ、逃げ切った。球宴での初打席初本塁打は2017年第2戦の小林誠司(巨人)以来6年ぶり18人目。日本ハムでは12年第1戦の陽岱鋼以来11年ぶりとなった。

 全セは8点を追う7回、直前の守備から入っていた宮崎がバースデー登板となった全パ7番手右腕・田中正(日本ハム)からソロ本塁打して全セ12年ぶりの零敗を免れるのが精いっぱい。わずか6安打に終わり、15安打8得点の全パに完敗を喫した。

 なお、第2戦は広島市のマツダスタジアムに舞台を移し、午後6時半に試合開始。予告先発投手は全セが九里(広島)、全パが山下(オリックス)と発表されている。


 ファン投票先発部門で1位に輝いたロッテの佐々木朗希投手(21)が19日、第1戦に先発登板。1回を最速161キロをマークするなど2奪三振無失点に抑える貫禄の内容で、2番手・山本由伸(オリックス)にバトンを渡した。

 自身2度目の球宴登板を終えた佐々木朗は、試合中のテレビインタビューに登場すると「三振全部取りにいったんですけど、最後の一人でうまくいかなくて悔しいです」と笑顔で汗を拭った。この日のプランは「ストレートを狙っていると思ったんで、変化球を多めに、はい。ちょっと球場白けていましたけど」と自虐コメントを口にして苦笑い。2連続三振を奪った後にノイジーを追い込んでから中前打を許し「いい打者です」と笑った。

 2番の秋山を三振に仕留めた最後のスライダーはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)期間中にダルビッシュに教わったものか問われた佐々木朗は「そうです。直伝の…はい。よかったです。三振取れましたし、いいボールだったなと思います」とうなずいた。

 先発だったため、ベンチではまだ他の球団の選手と話せていないと話し「これからたくさん話せたらなあと思います」。そして、話してみたい選手には年下の山下舜平大(オリックス)の名を挙げ「カーブとか凄いので、聞けたらなと思います」と球宴ならではのベンチでの時間に期待感を示した。

 打線が初回に4点を奪い、いよいよ佐々木朗がマウンドへ。名前がコールされると、どよめきと大歓声が起こった。そして先頭の中野(阪神)に対する注目の初球は、真ん中低めの156キロ直球だった。中野をフォークで空振り三振に仕留めると、続く2番・秋山(広島)もスライダーで空振り三振に斬った。3番・ノイジー(阪神)への5球目には161キロを計測。球場には再びどよめきと歓声が起こった。ノイジーには中前打を許したが、4番・大山(阪神)を三ゴロに打ち取り初回を18球で無失点に抑えた。

 2回のマウンドには2番手・山本由伸(オリックス)が上がり、佐々木朗は1回無失点で2度目の夢舞台を終えた。WBC準決勝と同じ侍継投に球場も大盛り上がりを見せた。

 初出場だった昨年は第2戦に先発して1回3安打1失点。奪三振は0だったが、162キロをマークし大谷翔平が持つ球宴での日本人最速記録に並んだ。球宴最速記録はビエイラ(元巨人)が持つ163キロ。


 ≪松坂大輔 視点≫テレビ朝日の中継で、登板後の佐々木朗投手と山本投手が放送席に来てくれました。日本球界を代表する先発投手で、ハイレベルなタイトル争いを展開する2人。横に座っていても強いエネルギーを感じましたし、投球も見ていて本当に楽しかったです。

 そんな2人のリレー。自分も現地にいた4カ月前を思い出しました。米マイアミでのWBC準決勝のメキシコ戦。その時と同じ、豪華な継投に球場のファンも沸いていましたね。佐々木朗投手は防御率、奪三振がリーグトップ。世界の舞台でマウンドに上がったWBCでの経験が大きかったと思います。投球を見ていても一回り成長した姿を感じました。

 球宴の舞台。全て直球勝負もあるかなと思っていましたが、本気で三振を奪いにいっていましたね。先頭・中野選手を三振に仕留めたフォークは、スライダー気味に膝元に食い込む一球。より打ちづらい変化をする「えげつない」ボールでした。続く秋山選手はWBCでダルビッシュ投手からアドバイスされたスライダーで三振。投球の幅が広がっていますし、21歳の右腕はまだまだ進化していく――。そう強く感じた球宴でした。(スポニチ本紙評論家)


 グラウンドにいなかった全パの安田(ロッテ)が「ナイスキャッチ」を見せた。

 2回2死で全パ・近藤の打球が三塁ファウルゾーンへ。そのまま三塁ベンチに飛び込んだが、なぜかグラブをはめていた安田がキャッチした。

 安田は笑顔でガッツポーズ。周囲にいたナインからも「ファインプレー」に拍手が沸き起こった。


 全パの柳田悠岐外野手が、ロッテの中継ぎ右腕ペルドモをほめ倒した。
 3回にソロ本塁打を放ち、テレビ局のインタビューに応えた柳田。全パで話したかった選手を聞かれて「ペルドモ選手」と即答した。

 ペルドモはドミニカ共和国出身の30歳右腕。ロッテの強固なブルペンを支える。

 柳田は「キュートでヤングな顔でした」と、謎の褒め方でペルドモあげしていた。


 全パを率いた中嶋監督は全パの戦力にご満悦だった。

 指揮官が「うらやましく思うくらい」と評した打線は柳田、万波らレギュラーシーズンでも好調な打者に一発が飛び出すなど15安打8得点と大暴れ。

 中嶋監督は「いつも対戦しているバッターたちですが、こんなに怖い打線なのかとあらためて思いました」とライバルチームの主力に舌を巻いた。

 投手陣もいきなり佐々木朗―山本―田中将―和田と超一流投手のリレーで幕開け。

 全セを最少失点に抑え、「非常に球の強い投手ばかりで見ていて楽しかった」と手放しで称えた。
(以上 スポニチ)



これが朗希の成長した姿だ-。

「マイナビオールスターゲーム2023」に2年連続ファン投票1位で選出されたロッテ佐々木朗希投手(21)が、球宴初の奪三振。侍ジャパンで一緒に戦ったパドレス・ダルビッシュ直伝のスライダーなど変化球を駆使し、昨年失点した悔しさを晴らす予告通りの無失点に封じた。期待の球宴最速163キロ超えはならずも、WBC世界一で熱狂した野球ファンに「ドクターK」だけでなく「ミスターゼロ」の存在感も示した。
   ◇   ◇   ◇
佐々木朗が歯を見せない程度に口角を上げ、少しだけうなずいた。WBCで一緒に世界を制した阪神中野に156キロの直球で入ると、3球連続フォークで空振り三振。「フォークは頼りにしているボールなので」。続く秋山にはダルビッシュから学んだスライダーで連続空振り三振。球速も曲がり幅も自在になった新たな武器を「本当に安定してきて曲がり幅も曲がるようになって。すごい良いボールになってきているかな」と珍しく自画自賛した。

連続奪三振-。当然、すごい。でも、これは佐々木朗の日常でしかない。球場もテレビの前のファンも、なんだか物足りない。やはり一番沸いたのは3番ノイジーへの、この日初の160キロ超え。「161キロ」。続く161キロ直球は中安を許し「三振をとりにいったんですけれど…」。それでも「声援の中で投げられて良かったです」。12球団のファンの大歓声を浴びる本来の形の祭典を味わった。

初出場だった昨年は、球速への期待も感じる中で全23球中21球が直球。日本ハム大谷(現エンゼルス)に並ぶ球宴最速の162キロをマークも1失点が悔しかった。WBC準決勝メキシコ戦で3ランを喫して悔し涙を流した思い。球速よりも「0」へのこだわりは、より強くなった。ペナントレース同様にフォーク、スライダーも交えて直球は18球中8球。直球の平均球速も158・1キロで、今季公式戦ではもっとも遅い。レギュラーシーズンでは最速161キロ止まりも1度しかないが「僕の限界です」と苦笑い。変化球主体で無失点にこだわる投球を貫いた。

「先発だったのでまだ(他の選手と)話せていないので、これからたくさん話したい。山下選手。カーブとか特にすごいので。僕も投げたい。聞けたらいい。投げていない軌道や球速差が出来て、いろいろな面で幅が広がると思う」。選手間投票1位選出の若手有望株からも吸収し、自身のオールスター土産も持ちかえる。【鎌田直秀】


全パの先発としてマウンドに上がったロッテ佐々木朗希投手(21)が、球宴で初めての三振を奪った。1回打者4人に1安打2奪三振の無失点。この日の最速は161キロで、球宴記録163キロの更新こそならなかったが、2年連続でのファン投票選出に応える快投だった。

佐々木朗が球宴初の三振を奪った。WBCで一緒に世界一を果たした阪神中野に156キロの直球で初球を投じると、3球連続フォークで空振り三振。歯を見せない程度に口角を上げ、少しだけうなずいた。

続く秋山にはフルカウントから138キロの内角スライダーで連続空振り三振。メジャー経験者の粘りには、WBCでメジャー屈指の変化球を操るパドレス・ダルビッシュに学んだ新たな武器を。「三振とれましたし、良いボールだったなと思います」。全国のプロ野球ファンに披露した。

連続三振-。当然、すごい。でも、これは佐々木朗の日常でしかない。球場もテレビの前のファンも、なんだか物足りない。スタンドが一番湧いたのは3番ノイジーへの5球目。この日、15球目だった。バンテリンドームの電光掲示に「161キロ」。始めて大観衆がどよめいた。続く161キロ直球は中前に安打を許し「三振をとりにいったんですけれど…。良い選手です」。首をひねり右腕で顔の汗は拭った。無失点の最低目標は果たしたものの、今季は日常になりつつある164キロ以上の球宴最速記録更新は持ち越した。

今年と同じファン投票1位で初出場した昨年は、162キロをマーク。14年に日本ハム大谷翔平(現エンゼルス)が記録した球宴での日本人最速タイを記録した。23球中、21球が直球。3安打を浴び、阪神佐藤輝の左犠飛で1失点。今年はペナントレース同様にフォーク、スライダーも交えて、無失点にこだわる投球を誓ってのマウンドだった。

試合前には昨年までチームメートだったソフトバンクのオスナやオリックス山下と記念撮影する程度で交流はほとんどなし。「先発だったのでまだ(他の選手と)話せていないので、これからたくさん話したい。(話したいのは)山下選手。カーブとか特にすごいので。聞けたらいいなと思います」。選手間投票1位選手の若手有望株から、さらなる吸収を図り、自身の球宴土産も持ちかえる。【鎌田直秀】


ロッテ佐々木朗希投手を大船渡高2年時に「江川級」と表現した元プロ野球選手がいる。中日、巨人などで捕手として活躍した中尾孝義氏(67)。84年オールスターで巨人江川卓が8者連続奪三振の伝説をつくった時も捕手で受けた中尾氏だけに、指標としては説得力がある。

18年9月24日、岩手県秋季大会3位決定戦。佐々木朗に勝った専大北上の指揮を執っていた。試合後、印象を聞くと目尻を下げて「江川級ですよ」。なんだかうれしそうだった。

「オレは江川と高校生の時に対戦してファウルしか出来なかったけれど、『ピュー、ピュー』って音と、浮き上がってくるような球の伸びは一緒。指にかかるスナップの強さは、突然変異だよ。プロでも『シュー、シュー』なんですよ」。股関節痛を抱え、この時点の最速157キロには大きく及ばない状態ではあったが、「ケガさえせずに成長したら、江川どころか(現レンジャーズの)チャプマン級になっちゃうんじゃない。末恐ろしいよね。(将来は)『佐々木朗希に勝った監督』って言われるかな」と朗希談議に夢中だった。

高校生史上最速163キロをマークしたのは、この半年後。「元祖怪物」を熟知する男の予言は「令和の怪物」となって的中した。【鎌田直秀】


全パのロッテ佐々木朗希投手(21)が「ろうたん」に照れ笑いした。

オリックス山本由伸投手(24)とともに、中継の解説席に座った。山本が佐々木朗をどう呼んでいるか問われると「ろうたん。朗希のあだ名がろうたん」と説明。思わぬ“暴露”に佐々木朗は「恥ずかしいです」と照れくさそうに笑った。

普段からコミュニケーションを頻繁に取る仲。佐々木朗は「(山本の)変化球は何を投げてもすごいので、聞くんですけど、やっぱり難しいなと。かなりクオリティーが高くて」と明かした。シーズン中はタイトルを争うライバルだが、山本は惜しみなく伝える。「野球の話は、自分も話した方が話してもらえるかなというのはある。隠すことはほぼないです」と力を込めた。

先輩の助言を胸に、タイトル獲得へ。佐々木朗は「1つでもいいので取れたらと思っています」と、2年連続投手4冠の山本の前で、奪還宣言をした。


先発登板を終えた全パのロッテ佐々木朗希投手(21)がオールスターで話したい相手は…オリックス山下舜平大投手(21)だった。

先頭から阪神中野、広島秋山と連続空振り三振。3番のノイジーには中前打を打たれたが、続く阪神大山を三ゴロ。1回1安打無失点、2奪三振で終えた。

他球団の選手との交流もオールスターならでは。降板後、誰とどんな話をしたか問われると「先発だったので、あまり話せていないので、これからたくさん話したいと思います」と答えた。話したい選手は「山下選手。すごいですね。カーブとか特にすごいので、聞けたらなと思います」と、オリックス山下に興味津々の様子だった。


全パのロッテ安田尚憲内野手(24)が、ベンチ内から“好守”を披露した。

2回2死、ソフトバンク近藤のファウルボールがフライで三塁側ベンチへ。グラブをはめて準備万全だった安田がベンチ内からノーバウンドで捕球。自分でも驚いたような表情を見せながらも、両手を掲げてガッツポーズ。味方の全パナインからも拍手で“ファインプレー”をたたえられた。


ロッテは19日、ライフスタイルブランド「umi(ウミ)」の新商品として秋物アパレルの販売を、21日からマリーンズオンラインストア限定で開始すると発表した。

第9弾となる今回は佐藤都志也捕手、友杉篤輝内野手がモデルを務めた。秋物アパレルとしてマウンテンパーカー、薄手ダンボールニットパーカーなどが新たに商品化された。

umiの秋物アパレル商品は以下の通り。

◆「マウンテンパーカー(ツートン)」1万円
◆「マウンテンパーカー(シンプル)」1万円
◆「薄手ダンボールニットパーカー」6500円
◆「ワッフル長袖」4500円
金額はすべて税込み。
(以上 日刊)



 「マイナビオールスターゲーム2023」の第1戦(バンテリンD)が行われ、全パが15安打8得点で快勝した。先発のロッテ・佐々木朗希投手(21)は変化球を多投し、1回1安打無失点、2奪三振。1失点を喫した昨季のリベンジに成功した。試合は全パが15安打8得点で快勝。ソフトバンク・柳田悠岐外野手(34)が2年連続でMVPに選出された。第2戦は20日にマツダで午後6時半から行われる。
 
 球場のスクリーンにこの日最速の161キロが計測されると、球場はどよめきに包まれた。佐々木朗が今年もファンを沸かせた。21年にビエイラ(巨人)が記録した球宴最速163キロの更新はならず「一生懸命投げてたんですけどあれが限界かな」と笑ったが、昨季とは違う計18球の“変化球ショー”で魅了した。

 「ストレート張ってると思ったので変化球多めで三振狙いにいきました」。初回、中野をフォークで、続く秋山はスライダーで2者連続の空振り三振に仕留めた。ノイジーには161キロ直球を中前へと運ばれ「全部三振狙ってたんで、打たれて悔しい」と苦笑い。それでも最後は阪神・大山を156キロ直球で三ゴロに打ち取り1イニングを1安打無失点、2奪三振。昨年は23球のうち21球が直球だったが、今年は一転、18球のうち10球が変化球。「球数少なく、しっかり抑えられて良かった」と汗を拭った。2番手は山本で、3月のWBC準決勝・メキシコ戦の投手リレーが再び実現した。

 昨季の球宴では1球も投げなかったスライダーが右腕を急成長させた。今年3月のWBCでチームメートとなったパドレス・ダルビッシュから握りを教わった。曲がりが大幅に変わり「別物になりました」と手応えをつかんだ“ダル流スライダー”。「日に日に良くなっていいボールになってきた」。新たな武器を習得した今季は前半戦だけで8度の2ケタ奪三振をマーク。この1年間で世界一を経験した右腕は一回りも二回りも成長を遂げた。

 試合前には山下(オリックス)やかつてチームメートだったオスナ(ソフトバンク)らと写真撮影。ここまで8勝の山下に対しては「カーブを学びたい。投げられたら投球の幅が広がると思う」。第2戦での交流も生かし、今季一度も投げていないカーブの進化にも意欲を見せた。

 新たなスタイルで魅了した右腕が後半戦で目指すものはタイトルだ。現在両リーグトップの121奪三振、防御率1・48、勝率7割7分8厘で投手3冠。登板後のテレビ中継では主要部門全てを争う山本の隣で、「どれかひとつでも(タイトル)取れるように」と宣言した。とどまるところを知らない21歳右腕がファンを沸かせるのはまだまだここからだ。
(小田原 実穂)

 ◆朗希の22年球宴 第2戦(松山)で全パ先発を任され、初球から16球連続で直球勝負するなど、23球のうち21球が直球。1回3安打1失点で、三振は奪えなかった。14年に日本ハムの大谷翔平(現エンゼルス)が記録した日本人球宴最速に並ぶ162キロをマークした。
(報知)



侍リレーの再現だ!! 全パ・佐々木朗希投手(21)=ロッテ=が先発し、最速161キロで1回を1安打無失点、2奪三振だった。2番手で山本由伸投手(24)=オリックス=が登板し、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のメキシコとの準決勝のリレーが再現された。試合は全パが8-1で快勝し、2021年の第2戦から4連勝で、通算成績を89勝80敗11分けとした。第2戦は20日にマツダスタジアムで行われる。

オールスター最速記録163キロの更新が注目された球速は度外視した。佐々木朗は打者との真剣勝負にこだわり、3者連続三振を狙いにいったが、惜しくもかなわなかった。1、2番を空振り三振に斬って迎えた3番・ノイジーにこの日最速タイ、161キロの直球を中前にはじき返され、苦笑いした。

「三振を全部取りにいったんですけど、最後の一人でうまくいかなくて悔しい。(ノイジーは)いい選手です」

3万5437人をのみ込んだ球場が〝令和の怪物〟の登場に大きく沸き上がる。注目を集めるマウンドで1番・中野は決め球のフォークボールで空振り三振に斬った。これが球宴では初となる奪三振。今季12球団トップの121奪三振を誇る実力を示すと、続く秋山からはスライダーで空振り三振を奪った。

昨年は計23球中21球の直球を投げ、大谷(日本ハム、現エンゼルス)に並ぶ球宴の日本選手最速の162キロを計測したものの1回1失点。反省を生かし、「ストレートを狙っていると思ったので変化球を多めに。球場はちょっとしらけていましたけど」と変化球を多投した。計18球のうち10球で変化球を投げ、宣言通りの無失点投球。スコアボードに「0」を刻んで、3月に行われたWBC準決勝のメキシコ戦でもリレーした山本にバトンをつないだ。球宴で初の勝ち投手となった165キロ右腕は「シーズン中にはないことなので、うれしかった」と投手のタイトルを争う山本との〝WBCリレー〟を喜んだ。 

球宴の醍醐味(だいごみ)の一つは他球団の選手との交流。佐々木朗は〝新怪物〟との呼び声高い1学年下の山下に狙いを定めており「カーブが特にすごいので、聞いてみたい。今季投げていない球速帯(120キロ台)なので投げられたら幅が広がるかな」と笑った。貪欲に上を目指す〝令和の怪物〟。後半戦でさらなる無双ぶりを示す。(武田千怜)
(サンスポ)



 夏のドームに充満する独特の熱気も、鋭く切り裂く。全パのロッテ・佐々木朗希投手が2度目の球宴にして初勝利。「球数少なく、しっかり抑えられてよかった」。昨年は1失点を喫したが、18球で1安打無失点に抑え、チームを波に乗せた。

 キレ味抜群の変化球に、セ軍のバットは次々と空を切った。中野には“宝刀フォーク”で勝負。続く秋山には「日に日に良くなっている」というダルビッシュ直伝のスライダーを決め球に、2者連続三振を奪った。

 ノイジーには、この日最速の161キロを中前打とされたが、最後は、6月4日・阪神戦で唯一安打を許した大山を、直球で三ゴロ。それでも「三振を全部取りにいったんですけど、悔しいです」と慢心はない。

 他球団選手との交流も楽しんだ球宴1日目。オリックス・山下からはカーブを学びたいと言い「今年投げていない球速帯なので投げられたらいろんな面で幅が広がるかな」と右腕。どんな一瞬も貪欲に進化の材料にする。


 ロッテ・佐々木朗希投手が先発し、1回を1安打無失点。直球の最速は161キロをマークした。

 先頭の中野はフォーク、続く秋山はスライダーで空振り三振に仕留めた。「ストレートを狙っていると思ったので変化球を多めに」とプランを明かし、「ちょっと球場がしらけてました」と笑った。

 3番のノイジーに161キロ直球を中前にはじき返され、「三振全部取りにいったんですけど。ちょっと悔しいです」と苦笑いを浮かべた。

 昨年のオールスターでは第2戦に先発し1回を3安打1失点だった。佐々木朗は「去年、打たれた反省を生かしながら投げました」と納得顔だった。


 全パの先発マウンドに上がった佐々木朗希投手は1回を1安打無失点に抑えた。最速は161キロだった。

 先頭の阪神・中野に対してカウント1ストライクから3球連続でフォークを続けて空振り三振。続く秋山にもフォークでカウントを奪い、最後は内角低めのスライダーで空振り三振に仕留めた。

 2死から迎えたノイジーは追い込んだが、この日最速となる161キロのストレートを中前にはじき返されて苦笑いを浮かべた佐々木朗。それでも大山を三ゴロに打ち取り、無失点で立ち上がった。

 昨年は右手中指のマメをつぶした影響でぶっつけ本番だったこともあり、1回3安打1失点。それでも大谷が持っていた日本人の球宴最速タイ記録となる162キロをマークしていた。

 2度目となる今年はスピードをおさえめに変化球主体の投球を見せた佐々木朗。解説の古田敦也氏は「スピードじゃなく、全員三振を狙っているような配球ですね」と指摘していた。二回から2番手にはオリックス・山本がマウンドに上がった。


 全パ先発の佐々木朗希投手は1イニングを1安打無失点、2奪三振で交代した。デイリースポーツ評論家の佐藤義則氏は「これだけの素晴らしい投手がわずか1イニングで交代するのは残念」と話し、ファンに夢を与える球宴を願った。
   ◇  ◇   
 全パは佐々木朗が先発し、二回は山本、さらに田中将、和田とベテラン2投手につないでいった。球宴ならではの豪華リレーだったけど、一方で残念だったのは佐々木朗が初回を投げただけで交代したことだ。これだけの素晴らしい投手だからこそ、球宴という大きな舞台で投げる姿をもっと見たかった。

 昔は球宴が3試合行われていたこともあって、投手はもう少し長いイニングを投げていた。そういう中で江夏さんの9者連続三振の大偉業(1971年)や、江川のあと1人に迫る8者連続三振(1984年)といった名場面も生まれたわけだけど、今は1イニングか長くても2イニングを投げて交代。江夏さんのような大記録は期待できなくなった。

 佐々木朗は2者連続三振を奪った後、安打を浴びて3連続はならなかったが、彼は三振だけでなく、どこまで球速を伸ばすかも注目されていた。球宴最速となる163キロの更新も期待されていただけに、ファンも1イニングでの交代は残念に感じたんじゃないかな。

 MVP選手についても、もともと打者が受賞することがほとんどなのだが、近年は投球回が短い分、投手が選ばれるのは、ますます難しくなっている。よっぽどインパクトのある投球を見せない限りまず無理だろう。同じ投手だった私としても歯がゆさを感じる。

 昔と違って今は球宴が終わるとすぐに後半戦が始まるし、投手はイニング数や球数もしっかりと管理されている。時代の流れといってしまえばそれまでだけど、ファンに夢を与えるという意味では、最近の球宴には物足りなさを感じてしまう。
(以上 デイリー)



全打者三振狙い?昨季は23球中21球が真っ直ぐ

 ロッテの佐々木朗希投手(21)が19日、中日の本拠地・バンテリンドームで行われた「マイナビオールスターゲーム2023」の第1戦にパ・リーグ選抜の先発投手として登板。1回2奪三振無失点と好投し、2回からオリックスの山本由伸投手(24)にマウンドを譲った。

 2年連続の球宴出場となった剛腕。初回は1番・中野(阪神)をフォーク、2番・秋山(広島)はスライダーで連続の空振り三振に仕留めた。二死から3番・ノイジー(阪神)に中前打を許したが、4番・大山(阪神)は三ゴロ。初出場となった昨季は23球中21球がストレートだったが、今年は変化球を多投しファンを沸かせた。

 佐々木は1回1安打無失点、2奪三振無四球の内容で降板。全18球中、直球8球、フォーク7球、スライダー3球の割合で、最速はノイジーの打席で記録した161キロだった。 


東海ラジオの制作で、ニッポン放送ショウアップナイターでも放送された19日の『オールスターゲーム2023』で解説を務めた福留孝介氏が、オール・パシフィックで先発を務めた佐々木朗希(ロッテ)について言及した。

 佐々木は先頭の中野拓夢(阪神)を141キロのフォークで空振り三振に仕留めると、続く秋山翔吾(広島)も138キロの縦スライダーで連続三振。ノイジー(阪神)に161キロのストレートをセンター前に運ばれたが、大山悠輔を156キロのストレートで三ゴロに仕留めた。この日の最速は161キロ、全18球中ストレートは8球だった。

 福留氏は、佐々木の初回の投球を見て「これも僕の願望ですし、スタンドにいるファンの方々と同じ目線で、真っ直ぐの記録更新を見たいなと思って見ていたので…。フォークという素晴らしいボールなんですけど、三振だったのでもっとまっすぐを見たいなと思っちゃいました」と話した。
(提供:東海ラジオ ガッツナイター) 
(以上 ベースボールキング)

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