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コラム備忘録【11/20】

2019年11月20日 23時54分58秒 | マリーンズ2019
≪2019/11/20≫

ストレートが武器 ファームで勝ちパターンを担ったロッテ育成・鎌田

ファームで勝ちパターンを担う

 「怪我で出遅れたんですけど、後半は自分なりの投球を見せられて、いい収穫ができたシーズンかなと思います」。

 ロッテの育成選手・鎌田光津希は故障で出遅れたものの、夏場以降はファームで勝ち試合を任されるなど、力強いストレートを武器にアピールした。

 鎌田は2月26日にロッテ浦和球場で行われたゴールドジムとの二軍練習試合で実戦デビューを飾り、その後も二軍戦に登板していたが故障で離脱。怪我が再発しないようにコツコツとリハビリし、6月1日の楽天との二軍戦で公式戦のデビューを果たした。

 6月は20日の西武戦で1回3失点を喫するなど、7試合・5イニングを投げて防御率10.80だったものの、7月は7試合・7イニングを無失点に抑えた。特に7月は5試合連続でヒットを1本も許さない投球。

 小野晋吾二軍投手コーチは当時「怪我がいえて徐々にゲームに入って、今のポジションを自分で確立していけているところまできている」と評価するなど、首脳陣の信頼を勝ち取り“勝ちパターン”の一角を担った。

 「結局、地道にやっていった結果。そこを目標にしていたというよりも、1試合、1試合しっかり結果を残すことに集中していた結果、そうなったのでよかったと思います」と鎌田。

 8月に入ってからも変わらず安定した投球で、7試合の登板で防御率2.84と、イースタン・リーグ制覇を目指すチームの中で欠かせない存在感を放った。

9月は7試合中4試合で失点

 9月は「空回りした部分が多かったと思います」と7試合の登板のうち4試合で失点。9月22日のDeNA戦から3試合連続失点と、課題を残してシーズンを終えた。

 「(フェニックス・リーグで課題を)クリアできたんですけど、新たな課題がでてきたので、今後はしっかりと台湾でクリアにしていきたいと思います」。

 その課題について詳しく聞いてみると、「フィニッシュですね。真っ直ぐ、変化球をしっかり投げられるように、投げきれるようにやっていきたい」と説明した。

AWBに参加

 鴨川秋季キャンプが終了し、多くの選手がシーズンオフに突入するなか、鎌田は11月23日から始まる『2019アジアウインターベースボールリーグ(AWB)』に参加する。

 「シーズンと同じように真っ直ぐで押して、変化球でかわしたりというのもそうですし、基本的には真っ直ぐがどこまで通用できるかというのを試していきたいと思います」。

目指すは支配下

 育成選手の鎌田が目指すは、支配下登録選手。支配下選手になるために必要なことについて鎌田は「制球力ですね」と話す。春季キャンプの頃に比べて制球力が良くなっているとコーチ陣は評価していた。

 鎌田自身も「そこは感じているんですけど」と話すも、「もう少しですね。ビタビタなコントロールは無理なので、ゾーンに投げるコントロールをしっかりやっていきたい」と掲げる。

 「この秋、冬、パワーアップした姿を見せられたらなと思います。真っ直ぐも変化球も1段階、2段階でもレベルアップしたいと思っています」。力強いストレートは魅力。制球力を磨き、支配下選手を勝ち取りたいところだ。

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)

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≪2019/11/20≫

これじゃトレード?!ロッテと楽天でFA宣言選手同士が入れ替わる事態に

 実質の「FAトレード」ともっぱらだ。

 プロ野球オフの風物詩でもあるフリー・エージェント(FA)は、一定の資格条件を満たした選手が、求める球団と合意すれば自由に移籍できる制度。今年FA宣言した選手は、年間最多安打のプロ野球記録を持つ西武秋山翔吾外野手(31)ら6人。例年に比べて、ビッグネームは少ない印象だ。

FA宣言選手同士が球団を入れ替わる?!

 ここにきて2選手の移籍合意が報道された。ロッテからFA宣言した鈴木大地内野手(30)が楽天へ、楽天からFA宣言した美馬学投手(33)がロッテへ、それぞれ移籍が決定的となった。いずれも豊富な資金力でFA補強を得意とする巨人のオファーを蹴っての決断。FA宣言選手同士が球団を入れ替わるという珍しいケースに、ネットでは「トレードと同じ!」という声があふれる。

 そしてFAには「人的補償」というシステムがある。FA宣言した選手を獲得した球団は、その選手の年俸次第で前所属球団に金銭補償か人的補償が必要で、プロテクトした28人を除く選手の中から前球団が選んで獲得できる。ロッテ、楽天ともに人的補償を選択する可能性がある。

 さらにロッテは、今オフ楽天を戦力外となった西巻賢二内野手(20)の獲得を発表した。地域密着球団を掲げる楽天が、仙台育英出身の若手ホープをわずか2年でクビにした補強方針に地元ファンが落胆しているのはさておき、両球団がFAの人的補償も行使すれば、「3対2の大型トレード」のような形になる。

FA宣言選手同士のトレードのようになった過去事例

 FA宣言選手同士のトレードのようになったケースは過去2度。11年オフに「巨人鶴岡、藤井 ⇔ DeNA村田」、12年オフに「オリックス日高、高宮 ⇔ 阪神平野」がある。

◆2011年 実質「2対1」トレード
【FA移籍】
・DeNA 村田修一内野手
→巨人
・巨人鶴岡一成捕手
→DeNA

【村田の人的補償】
巨人藤井秀悟投手
→DeNA

◆2012年 実質「2対1」トレード
【FA移籍】
阪神平野恵一内野手
→オリックス
オリックス日高剛捕手
→阪神

【平野の人的補償】
オリックス高宮和也投手
→阪神

 FAは自分で選ぶ権利があるが、自分で選べない人的補償は過去にさまざまなドラマがあった。昨年オフは巨人長野、内海の生え抜き功労者が、巨人にFA移籍した広島丸、西武炭谷のそれぞれ人的補償として放出され、大きな話題を呼んだ。今回、期せずして人事交流のような形となったロッテ、楽天が人的補償で誰をプロテクトし、誰を狙うのか。FAの「もう1つのドラマ」にも注目したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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