勇者様の雑記帳

ゲーム暦40ウン年の勇者様の足跡が書き散らす日記。ゲームや映画、読んだ本などについて、好き勝手に書いています。

『フットルース』(1984年公開作品)

2024-10-10 04:57:43 | 映画

近頃になって、ようやく『フットルース』を観た。

1980年代のダンス映画と言えば、必ずといっていいほど出てくるのが、

ケビン・ベーコンがハリウッド・スターの仲間入りとなる契機となった、

1984年公開の『フットルース』だ。

『サタデーナイトフィーバー』もあるな、と思っていたが、

あの映画は70年代の映画なので、対象から外れてしまう。すまん、トラボルタ。

 

『フットルース』は当時、ケニー・ロギンスらが参加したサウンドトラックが売れに売れて、

映画を観に行かなかった俺様でも、知っている曲が何曲もある、という状況になり、

とにかく気になって仕方がなかった。

 

で、ようやく観てみたわけだけれども、

ケビン・ベーコンがイケメンであるかどうかという議論は置いておいて、

映画としては、青春映画らしく、スカッとしたストーリーで、

観終わった後、なんとも言えない清々しい気持ちになった。

 

ザクっと紹介すると、シカゴからアメリカのド田舎に転向した、

ロックとダンスが大好きな高校生レンが、

とある出来事のせいでロックもダンスも禁止されている町のルールを変えていこうと、

反対派のリーダーである牧師の娘アリエルたちと、とにかく頑張っていく映画だ。

 

この映画のいいところは、自由を求めて行動する高校生たちが、

むやみに暴走するだけではなくて、大人たちに対してしっかりと言葉で主張するシーンだ。

映画の中盤、町議会に出席したレンは、たどたどしいながらも、

自分たちが求めているものが何か、町の雰囲気をおかしくしているのは何かを、

牧師たちに必死に訴えかける。

その言葉が、頑なだった町の大人たちの気持ちをきっかけになり、

エンディングのダンスシーンへと繋がっていくのである。

この、全編を通じて描かれる、若者と大人の相互理解が、『フットルース』の醍醐味なのだろう。

 

 


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