まだ小学校低学年の頃、
母親の買い物で、どこかのスーパーに連れて行かれました。
買い物をしている間、俺様と弟は店の雑誌コーナーで立ち読み。
その時たまたま読んだ、永井豪の「真夜中の戦士」という短編漫画が、
強烈に印象に残って、いまだに忘れられなかったりします。
「真夜中の戦士」はこんな話です、
主人公が目を覚ますと、
そこはどこにあるかも分からない塹壕の中、
周りにはロボットと人間たちがいて、
どうやら味方らしいです。
彼らがいる場所はどうやら戦場らしくて、
離れた場所には全く同じ装備をしたロボットと人間たちがいて、
理由は分からないのだけれど、
何故か戦わなくてはならないという観念にかられて戦い始める主人公たち。
戦力的にはまったく互角の2つの集団は、
倒したり倒されたりしながらどんどん数を減らしていき、
戦いの中で主人公は仲間の女性戦士と親しくなるのですが、
倒された味方の戦士の体から機械の部品がこぼれるのを見て、
彼らは「ひょっとしたら自分もロボットなのではないか?」という不安に襲われます。
パニック状態になった女性戦士に、
「君も僕も人間だ。熱い血の流れる人間だ。
この戦争が終わったら、どこか静かな場所で一緒に暮らそう」
と励ましの声をかける主人公ですが、
その後に傷つき倒れた女性戦士はやっぱりロボットで、
主人公は悲しみに泣き叫びます。
相手のリーダーを倒して、
戦場にたった一人残った主人公の身に、
どうしてこんなことになったのか、という種明かしがされるわけですが、
10歳そこそこだった俺様は、
あまりに救いのないストーリーに衝撃を受けました。
・・・・そんな永井豪から30年、
昨日、近所の「古本市場」で、
貴志祐介のハードカバー小説「ダークゾーン」を見つけました。
最初の方をパラパラと立ち読みすると、
なんだかとても懐かしの「真夜中の戦士」的なストーリー。
目が覚めたらそこは戦場で、周りには味方がいて、
同じ戦力の敵と何故だか7番勝負で雌雄を決しないといけない、、、、
うーん、ひょっとしてパクリ?
とか思いながら、ついつい昔を思い出して、
そのまま買って帰った俺様ですが、
家に帰ってからひたすら読んでいくと、
話の中でまさに「真夜中の戦士」について触れられるくだりがあって、
なんだ~、ホントにインスパイア系だったんか~、とか思いつつ、
オチが気になって、夜中の2時半頃に最後まで読みきってしまいました。
ストーリーは貴志祐介らしいスピード感のある展開で、
後半までぐいぐい引き込まれましたが、
なぜそうなったのか?という結末については、
永井豪の描いたラストに比べると、
「うーん;;」という気がして、
ちょっと残念なかんじ
今日はこのブログを書く前に、
amazonで「真夜中の戦士」と、
こちらは傑作との評判の貴志祐介の「新世界より・・・」を注文してみました。
母親の買い物で、どこかのスーパーに連れて行かれました。
買い物をしている間、俺様と弟は店の雑誌コーナーで立ち読み。
その時たまたま読んだ、永井豪の「真夜中の戦士」という短編漫画が、
強烈に印象に残って、いまだに忘れられなかったりします。
「真夜中の戦士」はこんな話です、
主人公が目を覚ますと、
そこはどこにあるかも分からない塹壕の中、
周りにはロボットと人間たちがいて、
どうやら味方らしいです。
彼らがいる場所はどうやら戦場らしくて、
離れた場所には全く同じ装備をしたロボットと人間たちがいて、
理由は分からないのだけれど、
何故か戦わなくてはならないという観念にかられて戦い始める主人公たち。
戦力的にはまったく互角の2つの集団は、
倒したり倒されたりしながらどんどん数を減らしていき、
戦いの中で主人公は仲間の女性戦士と親しくなるのですが、
倒された味方の戦士の体から機械の部品がこぼれるのを見て、
彼らは「ひょっとしたら自分もロボットなのではないか?」という不安に襲われます。
パニック状態になった女性戦士に、
「君も僕も人間だ。熱い血の流れる人間だ。
この戦争が終わったら、どこか静かな場所で一緒に暮らそう」
と励ましの声をかける主人公ですが、
その後に傷つき倒れた女性戦士はやっぱりロボットで、
主人公は悲しみに泣き叫びます。
相手のリーダーを倒して、
戦場にたった一人残った主人公の身に、
どうしてこんなことになったのか、という種明かしがされるわけですが、
10歳そこそこだった俺様は、
あまりに救いのないストーリーに衝撃を受けました。
・・・・そんな永井豪から30年、
昨日、近所の「古本市場」で、
貴志祐介のハードカバー小説「ダークゾーン」を見つけました。
最初の方をパラパラと立ち読みすると、
なんだかとても懐かしの「真夜中の戦士」的なストーリー。
目が覚めたらそこは戦場で、周りには味方がいて、
同じ戦力の敵と何故だか7番勝負で雌雄を決しないといけない、、、、
うーん、ひょっとしてパクリ?
とか思いながら、ついつい昔を思い出して、
そのまま買って帰った俺様ですが、
家に帰ってからひたすら読んでいくと、
話の中でまさに「真夜中の戦士」について触れられるくだりがあって、
なんだ~、ホントにインスパイア系だったんか~、とか思いつつ、
オチが気になって、夜中の2時半頃に最後まで読みきってしまいました。
ストーリーは貴志祐介らしいスピード感のある展開で、
後半までぐいぐい引き込まれましたが、
なぜそうなったのか?という結末については、
永井豪の描いたラストに比べると、
「うーん;;」という気がして、
ちょっと残念なかんじ
今日はこのブログを書く前に、
amazonで「真夜中の戦士」と、
こちらは傑作との評判の貴志祐介の「新世界より・・・」を注文してみました。