ゆったりミチクサ

馬上少年過
世平白髪多
残軀天所赦
不楽是如何
   (戦国武将)
   伊達政宗公詩

礼文アツモリソウ咲く初夏の庭

2015-05-05 | 栽培は楽し

さわやかな初夏です。
木々の緑も日に日に濃くなって来ました。

北海道礼文島に自生する、「礼文アツモリソウ」。
我が家の庭に咲きました。
以前、礼文島で見た品のある
淡いレモン・グリーンの「礼文アツモリソウ」。

庭の散策が一段と楽しくなります。

「キタダケソウ」や「ヒダカソウ」も咲きました。
これから待ち遠しのは、
「早池峰ウスユキソウ」や「キヌガサソウ」。

「クルマユリ」に「ヒメサユリ」が咲きだすのも、もう少しです。
季節は確実に巡ります。

1.「ヒダカソウ」(CR:野生での絶滅近し)

今年も沢山な程咲きました。
年々株が大きくなり、順調に生育しています。
「キタダケソウ」に先駆け、毎年無事開花してくれます。

2.「キタダケソウ」(VU:絶滅危険増大)

「ヒダカソウ」と並んで咲いています。
花数は、現在のところ少なく、
より希少な感じの「キタダケソウ」です。

生育はこちらも順調で、年々大株になっています。

3.「レブンアツモリソウ」(EN:野生での絶滅高い)

是非見てみたいと、以前礼文島に出かけました。
自生の「礼文アツモリソウ」を現地で目にした喜び。
それ以来、
庭で「アツモリソウ」を咲かせる事にチャレンジし見事開花。

「礼文アツモリソウ」へステップアップ。
淡いレモン・グリーンは、礼文島で目にした其の物です。
年々順調に生育する様、手入れが楽しみです。

4.「シラネアオイ」(日本特産種)



一属一種の日本特産種。
大きく開いた花の美しさに、心も和らぎます。
花の大きさ、葉の大きさ等
「キヌガサソウ」の美しさに似ています。

「シラネアオイ」は初夏にお似合いの花です。

5.「ヤマシャクヤク」(NT:準絶滅)



ボンボリ飾りの様な「ヤマシャクヤク」の花。
弾けて飛び散ってしまいそうな程、
風船のようにマールク咲きます。

どこか童の様な、愛らしい花です。

6.豪華絢爛に咲く「吾妻シャクナゲ」
咲き誇る「吾妻シャクナゲ」
淡いピンクが豪華に咲き揃う姿は、
晴れやかな乙女の舞姿に似ています。

登山ではよく見かけ、疲れを癒してくれる優しい色合いです。

7.神秘的な花「クロユリ」

年々増えて来ている「クロユリ」
うつむき加減に咲く姿は、「バイモ」と瓜二つです。
高山植物ですが、バイモ属の多年草。
魅惑的な花の一つです。

8.「ユキモチソウ」(VU:絶滅危険増大)
早春の芽出しは筍そっくりです。
初夏になると、
真っ白いソフトクリームの先端をふっくらさせた様な雪餅をつけます。

え!!!こんな草花もあるの?
さわやかな涼しさを運んでくれる気がします。

9.「キエビネ」(EN:野生での絶滅高い)

野生の海老根を目にする機会は、殆どありません。
それだけに咲いてくれると、嬉しくなるものです。
特に黄色は、雰囲気を明るくさせてくれます。
「キエビネ」の持つ魅力でしょうか。

10.「トキソウ」(NT:準絶滅)

名前の由来は、
朱鷺色のフラミンゴに似た花姿から来たと言われる「トキソウ」。

湿原では良く見慣れた花です。
同じような環境の「サギソウ」は、野山で見たことはありません。
「サギソウ」が咲く夏の季節が楽しみです。

11.「ヒメシャガ」(NT:準絶滅)

「ヒメシャガ」が咲き出すと、初夏到来の季節感あり。
これから本格的に夏がやって来るぞ!
こいのぼりが空を泳ぐ季節、山の緑が濃くなる季節です。

12.初夏は成長の季節「シュンラン」

地表面で花をつけ、グングン成長してくる「シュンラン」
「ショウジョウバカマ」の成長に良く似ています。
どこか、「礼文アツモリソウ」の花姿、花の色が似ています。
情緒のある花です。

13.青軸「ヒトリシズカ」

緑色の「ヒトリシズカ」が
白い花を咲かせる頃は、春も終わりの季節です。

緑葉に純白の花は、清楚な感じがします。
根が張っているのでしょう、庭の数か所に芽を出しています。

14.咲き並ぶ「ニリンソウ」

「ワスレナグサ」と同じように、庭一面に咲く「ニリンソウ」
花を大小に咲き分ける姿が、歌謡曲で歌われる所以でしょうか。
丈夫な花でどんどん増えていきます。

15.若葉を出し始めた晩春の「アーモンド」
晩春を迎える頃、満開の花が散り始め、若葉を付けて来ます。
晩夏には「アーモンド」の収穫が出来るでしょう。
大柄の桜、桃の花に似てピンクがとても綺麗な「アーモンド」
スペイン、ギリシャ、サンフランシスコで見て以来
庭木として植樹しました。

春の風物として、庭にすっかり溶け込んでいます。

16.晩春に満開の「八重サクラ」

葉が出ても、なかなか散らない「八重サクラ」
四月初めの雪、その後の夏のような天候に
植物も耐えて満開の季節を迎えたようです。

幾万年も変わらぬ自然の摂理、変えようとする愚かな浅知恵。
自分だけは大丈夫と思う慢心が、波乱万丈の幕を閉じる。
「八重の桜」が語りかけて来ます。

17.豪華に咲き誇る「ボタン」

立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花。
庭の「ボタン」を見る毎に思い起こすフレーズです。
初夏の日差しに輝く「ボタン」に見惚れてしまいます。

18.最近の「礼文アツモリソウ」(EN:野生での絶滅高い)

絶滅危惧種の「礼文アツモリソウ」。
日が経つにつれて、
凛々しく両翼を広げどっしりした姿になって来ました。

毎年、庭で咲くのを楽しみにしています。
「アツモリソウ」も順調に生育しています。
ちょっとやそっとの気候変動に、
ビクともしないのが自然界の植物なのでしょうか。


絶滅危惧種は、登録事業者から求めています。

季節は爽やかな初夏。
沖縄は梅雨の走り。
北海道に梅雨は無し。

本格的な夏の到来も間近。
海に山に良い季節になります。
今年も元気に盛夏を過ごし、
涼しい錦秋を待ちますか。



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