ゆったりミチクサ

馬上少年過
世平白髪多
残軀天所赦
不楽是如何
   (戦国武将)
   伊達政宗公詩

涼しげな庭の「リシリヒナゲシ」

2015-08-13 | 栽培は楽し

暑さ寒さも彼岸まで、
日本中が燃えてる今年の夏。
国連憲章、日本国憲法の普遍的原理原則根本理念「個人の尊厳」。
門前の小僧、習わぬ経を読む。
異常なのは、気象のせいだけでもないようですが。

庭に咲いた「ミソハギ」、「サギソウ」、「フシグロセンノウ」。
透き通るような花びらの「リシリヒナゲシ」。
湿原の「サワギキョウ」、高山植物の「クルマユリ」。

夏を彩る庭の高山植物、山野草です。

1.真夏に咲いた「キタダケソウ」(VU:絶滅危険増大)

春を数倍上回る花が咲いています。
隣の「ヒダカソウ」(CR:野生での絶滅近い)は、
既に枯れ込みが始まり花はありません。

「ヒダカソウ」は、先輩格なのでしょうか。
来春も、元気に花を咲かせる姿が楽しみです。

2.庭に咲く、夏の湿原を彩る「(禊萩)ミソハギ」

花の姿が乏しい季節、「ミソハギ」が咲きだすと
我が家も夏本番を迎えます。

純白の「カサブランカ」と対比する格好の淡いピンク色が素敵。

3.白鷺の舞姿が涼しそうな「サギソウ」(NT:準絶滅)

湿原に咲く「サギソウ」を、庭で見たいと栽培しています。
100%栽培の免許皆伝とはいきません。
四苦八苦を楽しみながらの栽培でしょうか。
書物に、ひと工夫加えたコツが必要なのでしょうね。

4.涼しい半日陰に咲く「フシグロセンノウ」

鮮やかな朱。
日が当たると光を全反射するような花びら。
花姿がまとまってスッキリしています。

5.庭に咲く水辺の「サワギキョウ」

湿原に咲く「サワギキョウ」。
夏の庭の常連になっています。
自然に増えています。
紫のきれいな花です。

6.純白の「カサブランカ」「半夏生」



夏至の頃、白くなりだす「半夏生」。
涼しげに庭を彩ります。
「ヤマユリ」等を改良して作られたと聞く、
純白の「カサブランカ」が咲きだすと夏到来。

清らかな白が庭を覆います。

7.葉が枯れだす「礼文アツモリソウ」(EN:野生での絶滅高い)
「礼文アツモリソウ」の夏です。
秋まで葉が持つのかしら。
記録的な猛暑が、植物にも過酷な状況を与えているのでしょう。
来春もレモングリーンの母衣姿が見られるかな。いいとも!!!。

8.「トガクシソウ」の夏(NT:準絶滅)

希少高山植物の「トガクシソウ」。
夏場の今は、紅葉する事なく枯れていきます。
一気に枯れる事なく、徐々に徐々に枯れていきます。

9.綿毛のような新緑「ハクサンシャクナゲ」

花が終わり夏の頃に、綿毛を被ったような
新緑が見える「ハクサンシャクナゲ」。

植物を見ていると、季節の変化が確実に分かります。
綺麗な花を見る楽しみが湧いてきます。

10.「ユキモチソウ」(VU:絶滅危険増大)はトウモロコシ?

マシュマロのような白い綿帽子が印象的な「ユキモチソウ」。
花が終わり実がなりました。
粒粒のトウモロコシの様な、綺麗に並んだ姿が印象的。

11.「アーモンド」の実が今年もなりました

真夏の青空の下、アーモンドが結構な実を付けました。
ピンクの綺麗な花が見られ、更に実を食べるのは楽しいものです。
スペインで桜と勘違い、ギリシャ、サンフランシスコでも出会い
好きになり庭木としました。


12.青々と茂る「イワカガミ」

高山植物の「イワカガミ」。
来年の春は、花をたくさん咲かせますよ!!!。
そんな気概が伝わる、生い茂る若草です。
「礼文アツモリソウ」と対照的な「イワカガミ」。

13.利尻島の思い出「リシリヒナゲシ」(EN:野生での絶滅高い)

「礼文アツモリソウ」を見たいと、北海道を旅した時、
利尻島に咲く「リシリヒナゲシ」を見ました。
初夏の日差しを受けて咲く花の愛らしい事。
透き通るような花びらが、ガラス細工のように
”いと あわれ”でしょうか。

利尻山のガレ場が自生地と聞きます。
業者から求め、庭で栽培をしてみました。

ペルー沖の海水温が、世界的な気象変動の要因と言われます。
”日本発の戦後70年”が原因で、
世界中が疑心暗鬼となりませんように。


日本の貴重な固有種が絶滅されないように、
「猪突猛進のイノシシ」を退治する”時雨くる ときはいま”、でしょうか。
リンドウの花、レンゲショウマ、ホトトギスの咲く、
涼しい、心休まる秋の便りを待ち望みたいものです。



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