ゆったりミチクサ

馬上少年過
世平白髪多
残軀天所赦
不楽是如何
   (戦国武将)
   伊達政宗公詩

水無月の風情

2016-06-19 | 栽培は楽し

梅雨の時季に思い浮かぶ光景
 「五月雨の 降り残してや 光堂」芭蕉
 「さみだれを あつめて早し 最上川」芭蕉
そして、梅雨には紫陽花がよく似合います。
庭に咲く甘い香りのバラ
雨の庭に、紫陽花が綺麗に咲いています。

1)ふんわり、バラの香りが漂います

暖かい絹に包まれた様な、真っ赤なバラの花。
柔らか味のある、バラの花が庭に咲きました。
家庭園芸の醍醐味でしょうか。

2)サンショウバラ(箱根バラ)が庭先に咲いてます

日本固有種のサンショウバラ。
雨に濡れながら咲く姿は、梅雨の時季にお似合いです。
薄いピンクの花びらに、鮮やかな黄色の花芯が印象的。
名前の通り、山椒の木にバラの花が咲いた趣です。

3)尾瀬の思い出、タカネバラ


尾瀬湿原を散策した折、出合ったタカネバラが庭に咲きました。
その後、スイス・アルプスをハイキング、綺麗なバラの花を見ました。
その清々しい五弁の花を、庭で見たいと思い購入栽培しました。
タカネバラ(カラフトイバラ)とローザ・ペンドゥリナ(アルプスのバラ)
何れも美しいバラです。
梅雨の時期に咲きだす可憐なバラに、心がなごみます。

4)火星接近に心弾ませ


2016年6月2日の、自宅で撮影した夜空です。
右上の明るく輝く星が、接近した火星です。
宇宙を見つめていると、地上の争いが無意味に思えて来ます。

5)火星の姿はNASAの無人探査が解明

火星は、地球から遠いを事を改めて実感。
自宅から、撮影した火星の姿です。
2018年7月の大接近を、楽しみに待ちましょう。

6)梅雨の季節、庭を彩る紫陽花







梅雨に濡れながら、生き生きと咲く紫陽花が綺麗です。
日本原産のガク紫陽花は、ヨーロッパで改良されボンボリの様に
成ったそうです。
何れの紫陽花も、風情が有りますね。
梅雨の時季の風物詩でしょうか。

7)庭植のハマボウフウに花が咲く

待ちに待った、ハマボウフウの花です。
白い粒粒の、可愛い小さな花の塊です。
今頃の季節、浜辺に群生しているハマボウフウを思い浮かべます。

雨も良いものです。
草花が生き生きとしています。
一人一人の知恵と行動に未来が有りましょう。
勇気と希望をもって。
明けない夜は、無いのです。


白山シャクナゲ咲く庭

2016-05-20 | 栽培は楽し

日差しのキツイ季節になりました
沖縄地方は梅雨入り
九州地方の梅雨入りが心配です
植物には生長の季節でしょう
庭の白山シャクナゲが咲き
キンランが咲いています
オオヤマ蓮華が、芳醇な香りで咲き出しました

(1)豪華に咲き誇った牡丹


庭を彩る3色の牡丹。
最も牡丹らしい、紅色、心も明るくしてくれる、黄色、
純真無垢、白色。

(紅色)ゴージャス


(黄色)ハッピー


(白色)エレガント

庭の牡丹が咲く春爛漫の季節は、初夏の訪れで過ぎ去りました。
豪華な牡丹の花を見ると、花の女王の呼称を実感します。

(2)高山植物ミヤマオダマキ

早池峰山の頂きで、早池峰ウスユキソウと一緒に咲いていたのを
思い浮かべます。
鮮やかな青紫色の美しい花に惹かれます。

(3)山地にみられるヤマオダマキ

行燈提灯のような意外に地味な色です。
最近山道であまり見かけないようです。

(4)初夏と云えばハクサンシャクナゲ

見事に咲きました。
庭植してから40年近くになりますが、
毎年美しい花を咲かせます。
庭木の王者でしょうか。


初夏の風物詩とでも言いましょうか。
ハクサンシャクナゲの花が咲きだすと、
夏近しの季節です。

(5)庭のエビネ

庭の片隅に群生しているエビネ。
花が終われば手入れも楽し。
日が当たるので葉焼けしています。

(黄エビネ)

群生地から離れて生長しました。
明るい感じになる黄色です。

(ジエビネ)

日陰の似合うエビネと言われています。
木陰で咲いています。


ジエビネの交雑種であろうと思います。
初夏、日陰で毎年咲いています。

(6)芳醇な香りのオオヤマレンゲ

五月の空に溶け込むように咲く、オオヤマレンゲ。
茶花に生けると、良い味わいのある花姿になります。
薫風にお似合いの花ではないでしょうか。

(7)紫紅色のミヤマキリシマ

サツキより一足早い、ミヤマキリシマの開花。
味のある紫紅色が何とも言えません。
ふと、「坊がつる賛歌」を口ずさみます。

(8)花が終わり実をつけたアーモンド

河津桜が散り、アーモンドが花開く。
アーモンドが散り始めると、八重桜が咲き出します。
毎年変わらない庭の季節です。

(9)青紫のエゾハナシノブ

可憐な花。
そんな言葉が似合うエゾハナシノブ。
木漏れ日に咲く、パープルブルーです。

(10)高山植物の女王コマクサ

高山では7月頃咲き出すコマクサ。
低地に順応するのは、園芸種だからでしょう。
山の荒涼とした砂礫地で、コマクサに出会える
登山の楽しみ思い出します。

(11)スズラン咲いてる庭

大きな葉の陰で咲いているスズラン。
奥床しいのでしょうか。
初夏の花、スズランです。

(12)群生のヒメシャガ

今頃の時期になると、咲くのを心待ちにするヒメシャガ。
紫色の可憐な花が咲き出すと、心が何故か弾んできます。
ヒメシャガの魅力でしょうか。

(13)ヒメイズイ


草陰に咲いているヒメイズイ。
アマドコロの漢名は萎蕤(イズイ)だそうです。

(14)可憐なシラユキゲシ

手間いらずのシラユキゲシ。
地下茎で繁殖し、可憐で綺麗な花を咲かせています。
雪のように白い花に、澄んだ黄色い花芯が薫風に
お似合いです。

(15)神秘の色エゾルリソウ

瑠璃色の綺麗さを実感するエゾルリソウ。
葉が展開すると小さな花芽が見えてきます。
初夏の頃、鮮やかな瑠璃色の花が咲き出します。

(16)庭に咲いてるキンラン

葉陰になって分かりませんでした。
小さな金色の蕾、此処に咲いていたんですね。
見る程に愛らしい花です。

(17)紫が綺麗なミヤコワスレ

濃紺紫とでも表現するのでしょうか。
ミヤコワスレが咲きだすと、ノコンギク咲く
秋の季節を思います。

(18)ソフトクリームの様なユキモチソウ

この植物を見ると何時も不思議に思います。
物の本によれば、雌雄異株で付属体は白色。
付属体の頭部が雪のように白いので、餅に例えたそうです。

(19)ヒマラヤのアオイケシ(メコノプシス・グランディス)
(早春の頃)アオイケシの目覚めです

ケムクジャラの葉が展開する早春です。
恐竜の鱗の様な、キタダケソウ、ヒダカソウの早春に匹敵します。
この姿から、美しいヒマラヤのアオイケシが咲くのです。

(初夏の頃)メコノプシス・グランディスが咲きました

五月半ば頃、透き通るような青い花が咲きました。
澄み切った草原の高地に咲く花が、庭に咲く醍醐味はヒトシオ。
多年生植物の園芸種なので比較的栽培が容易。
しかし、3、000m~5、000mの高所植物だけに、
油断は禁物でしょうか。

夏に向け、庭の手入れに余念がありません。
夏セミの声もソロソロでしょう。
ホタル、クワガタ、カブトムシ。
カッコウが鳴くのも、この季節。
ゆっくり季節が巡る、平和な暮らし永久に。


初冬に咲いた「白玉椿」

2015-11-07 | 栽培は楽し

木枯らしの季節
山々に初冠雪の便り
思わず襟を立てる

見渡せば錦秋も終わり
冬到来の季節
白玉椿の純白の花が、庭に咲きました。

季節の移り変わりが手に取るようです
白玉椿の季語は「春」。

1.庭に咲いた「シラタマ椿」

初冬の陽だまりの中に咲いた「シラタマ椿」
早春の花の思いがしていました
冬を通り越し、春到来でしょうか。

2.秋といえば「菊」



線香花火のような「嵯峨菊」
ひょろっとした長い茎に、優雅に咲く姿は風情があります。

日本ミツバチが、ひっきりなしに蜜を吸いに来る菊の花
暖かい秋の日差しが降り注ぐ庭、楽園でしょうか。

3.良い事があると咲く「キチジョウソウ」

庭のあちらこちらで咲いている「キチジョウソウ」
縁起の良い、吉兆の現れを伝える花とか。

なかなか、可愛いらしい花が数珠のように並びます。

4.「ササリンドウ」も咲きました

「八重のササリンドウ」が咲きました
野山の草原に、何気なく咲いているリンドウの花
庭の陽だまりの中に咲いています。

5.「酔芙蓉」名残りの花が咲きました





秋から初冬に咲いた「スイフヨウ」
純白の花が、見事なほどに真っ赤に変化しました。
自然の妙味、見るものに一種何とも言えない喜びを与えます。

6.夜空に冴えわたる「三日月」



中秋の名月から21日後のお月さん
三日月が綺麗なので夜空を見つめました
月を拡大すると、クレーターと思われる影が見えます。
飛び続ける「はやぶさ2」のスイングバイも近くなりました。

7.庭で遊ぶ「野鳥」


すっかり葉も落ちた庭の「アーモンド」
野鳥がひっきりなしに飛んできます
「ヤマガラ」「シジュウカラ」
つぶらな瞳がキラキラ輝いています。

8.血液サラサラ「タマネギ」植えました



晩秋のよく晴れ渡った日、「タマネギ」を植え付けました
畑を耕し、消石灰を撒き、10日ほど寝かせ植え付けます。
来年の初夏、血液をサラサラにしてくれる「タマネギ」が
収穫出来るでしょう

土と遊ぶ至福の時間です。

「泰平の眠りを覚ます上 喜撰(蒸気船)
     たつた四杯で夜も眠れず」
維新から明治、大正、昭和まで70余年戦争の連続
300年続いた太平の世が一変
行きついた先が、一億総玉砕を叫ぶ太平洋戦争


歴史に学ぶ大切さ、「忘れまい」
土を耕し野菜を育てる、庭の花を愛でる、
野山を散策し、海の恵みに感謝する


中秋の名月に咲いた芙蓉の花

2015-10-07 | 栽培は楽し

雪の便りが届き始めた日本列島、
芙蓉の花が庭に咲きました。
凛とした純白の花、
霊峰富士山の雅称は芙蓉峰。

芙蓉の花が咲いた夜、
中秋の名月が日本列島を明るくしました。

1.庭で眺めた、中秋の名月

2015年9月27日夜、中秋の名月を、めでる。
古来からの日本伝統でしょうか。
収穫の秋に相応しい、ひと時です。

2.十六夜(いざよい)の月

2015年9月29日夜、十六夜(いざよい)の月。
今年の満月は9月28日でした。
中秋の名月に比べ、右回りに90度回転した様に見えます。
地球も月も動いている、宇宙は魅力的です。
探査機「はやぶさ2」も気になります。

3.日本特産レンゲショウマ(1属1種)

うなだれる様に、楚々と咲く「レンゲショウマ」(蓮華升麻)
日本特産の1属1種の植物。
秋の風情に相応しく、咲き出すのを待ち焦がれる花です。

4.キレンゲショウマも咲きました(VU:絶滅危険増大)

可憐な黄色い花が咲きました。
絶滅危惧種の「キレンゲショウマ」(黄蓮華升麻)です。

5.紅白のシュウカイドウ



「シュウカイドウ」(秋海棠)は、江戸時代に入ってきた園芸種。
結構繁殖力のある草花です。

「秋海棠 西瓜の色に 咲きにけり」  芭蕉
秋の季語にも使われます。

6.リンドウ

秋を感じる草花の一つ、「リンドウ」(竜胆)。

野山を散策する
リンドウが目に入る
季節を感じる

春には春の 秋には秋の
趣を秘めて
リンドウが咲く

7.金ミズヒキ

道端に何気なく咲く「キンミズヒキ」(金水引)。
赤、白、金と三色が庭に咲きました。
根を伸ばして、思わぬところに顔を出す丈夫な草花です。

8.赤い花ならマンジュシャゲ

!!”赤い花なら 曼珠沙華
  阿蘭陀屋敷に 雨が降る”!!

思わず懐かしい歌を思い出します。
高麗の巾着田で見た、100万本の「マンジュシャゲ」、
秋になると思い出し、庭植えにしています。

9.秋風に揺れるイワシャジン

リンドウのように、普通に山野で見られた「イワシャジン」(岩沙参)。
秋になると園芸店に所狭しと咲いています。
庭植えにすると、毎年咲かせるのは以外にも難しいものです。

10.香り漂うキンモクセイ

大樹になった「キンモクセイ」(金木犀)。
毎年今頃になると、甘い香りが庭中に広がります。
秋がやって来た、実感の湧く金色の花です。

11.ホトトギス

里山に自然咲いていた「ホトトギス」(杜鵑草)。
最近は品種改良により、豊富な種類が出回っています。
何となく可愛い愛嬌のある花です。

12.キバナノホトトギス(VU:絶滅危険増大)
   タカクマホトトギス(NT:準絶滅)
 
九州 宮崎の一部地域に自生する「キバナノホトトギス」
(黄花の杜鵑草)(VU:絶滅危険増大)。

九州 大隅半島に自生する、「タカクマホトトギス」
(高隈杜鵑草)(NT:準絶滅)。

庭に並んで咲きました。
多年草なので、毎年咲いてくれる事が楽しみです。

13.キイジョウロウホトトギス(VU:絶滅危険増大)

紀伊半島に自生する、「キイジョウロウホトトギス」
(紀伊上臈杜鵑草)(VU:絶滅危険増大)。

思わず手に取りたくなる、艶やかな感じの花です。
キレンゲショウマと同じ様に、うなだれて咲く上品な花です。

14.紅白のシュウメイギク



毎年秋になると咲き出す、「シュウメイギク」(秋明菊)。
丈夫な花で、嬉しくなる程綺麗に咲いてくれます。
一二輪活けても心が和みます。

15.可憐なノコンギク

朝露に濡れた「ノコンギク」(野紺菊)。
初々しい楚々とした美しさが、そこはかとなく漂って来ます。
毎年増え続ける、丈夫な花です。

16.真っ赤な実のエゾゴゼンタチバナ(NT:準絶滅)

山でよく見かける、「ゴゼンタチバナ」(御前橘)。
「エゾゴゼンタチバナ」(蝦夷御前橘)(NT:準絶滅)を庭植えにしました。
真っ赤な実に、楽しさもヒトシオです。
収穫祭りで祝いたい気分です。

17.オオヤマレンゲに実がなりました

純白の花に真っ赤な実。
「オオヤマレンゲ」(大山蓮華)の花に似て、下向きに実がなりました。
秋にふさわしい綺麗な実です。

18.秋空にナツハゼ

澄み切った秋の空。
枝いっぱいに実を付ける「ナツハゼ」(夏櫨)。
紫色に熟した実はジューシー。

19.青リンゴのようなシラタマ椿

実が割れ、種が顔を出した「シラタマ椿」(白玉椿)。
早春の頃には、純白の綺麗な花を咲かせます。
種がこぼれ、周りに若芽が顔を出しています。

20.ルビーのようなサンシュユの実

春には、小っちゃな黄色い花を咲かせる「サンシュユ」(山茱萸)。
秋には見事に、真っ赤なルビーの様な実を付けます。
平和だからこその、収穫の秋。

21.たわわに実るウメモドキ

この時期になると、小鳥たちが赤い実を啄ばみに来ます。
澄み切った秋空に、ひと際映える「ウメモドキ」(梅擬)。
今年は例年よりも、沢山実を付けたのかしら。

22.ベストドレッサーの様なスイフヨウ

咲き始めた純白の花「スイフヨウ」(酔芙蓉)。
なんて綺麗な花でしょう。


翌日、ほんのり淡く花びらが染まっています。
薄紅色の「スイフヨウ」(酔芙蓉)。
可憐で愛らしい花に、成長したかの様にみえます。


3日目のスイフヨウ。
艶やかな衣装を着た姿がありました。
そして、この日の夕方、花がしぼんでいきました。

庭には、「一重の芙蓉」と「八重の酔芙蓉」が咲きます。
何れ劣らぬ日本古来の花でしょう。
新田次郎「芙蓉の人」(ノンフィクション)が脳裏をかすめます。

23.美しいフヨウ

スイフヨウより早めに咲いた「フヨウ」(木芙蓉)。
日本情緒を漂わせて、凛とした姿で咲きました。
秋になると、咲くのが待ち遠しい花の一つです。

日本(四国・九州・沖縄)、台湾、中国、済洲島などに自生する、
優雅な芙蓉の花。

日本特産一属一種の蓮華升麻。

季節、季節の花々を
自然のままに、
あるがままに、
楽しみたいものです。


涼しげな庭の「リシリヒナゲシ」

2015-08-13 | 栽培は楽し

暑さ寒さも彼岸まで、
日本中が燃えてる今年の夏。
国連憲章、日本国憲法の普遍的原理原則根本理念「個人の尊厳」。
門前の小僧、習わぬ経を読む。
異常なのは、気象のせいだけでもないようですが。

庭に咲いた「ミソハギ」、「サギソウ」、「フシグロセンノウ」。
透き通るような花びらの「リシリヒナゲシ」。
湿原の「サワギキョウ」、高山植物の「クルマユリ」。

夏を彩る庭の高山植物、山野草です。

1.真夏に咲いた「キタダケソウ」(VU:絶滅危険増大)

春を数倍上回る花が咲いています。
隣の「ヒダカソウ」(CR:野生での絶滅近い)は、
既に枯れ込みが始まり花はありません。

「ヒダカソウ」は、先輩格なのでしょうか。
来春も、元気に花を咲かせる姿が楽しみです。

2.庭に咲く、夏の湿原を彩る「(禊萩)ミソハギ」

花の姿が乏しい季節、「ミソハギ」が咲きだすと
我が家も夏本番を迎えます。

純白の「カサブランカ」と対比する格好の淡いピンク色が素敵。

3.白鷺の舞姿が涼しそうな「サギソウ」(NT:準絶滅)

湿原に咲く「サギソウ」を、庭で見たいと栽培しています。
100%栽培の免許皆伝とはいきません。
四苦八苦を楽しみながらの栽培でしょうか。
書物に、ひと工夫加えたコツが必要なのでしょうね。

4.涼しい半日陰に咲く「フシグロセンノウ」

鮮やかな朱。
日が当たると光を全反射するような花びら。
花姿がまとまってスッキリしています。

5.庭に咲く水辺の「サワギキョウ」

湿原に咲く「サワギキョウ」。
夏の庭の常連になっています。
自然に増えています。
紫のきれいな花です。

6.純白の「カサブランカ」「半夏生」



夏至の頃、白くなりだす「半夏生」。
涼しげに庭を彩ります。
「ヤマユリ」等を改良して作られたと聞く、
純白の「カサブランカ」が咲きだすと夏到来。

清らかな白が庭を覆います。

7.葉が枯れだす「礼文アツモリソウ」(EN:野生での絶滅高い)
「礼文アツモリソウ」の夏です。
秋まで葉が持つのかしら。
記録的な猛暑が、植物にも過酷な状況を与えているのでしょう。
来春もレモングリーンの母衣姿が見られるかな。いいとも!!!。

8.「トガクシソウ」の夏(NT:準絶滅)

希少高山植物の「トガクシソウ」。
夏場の今は、紅葉する事なく枯れていきます。
一気に枯れる事なく、徐々に徐々に枯れていきます。

9.綿毛のような新緑「ハクサンシャクナゲ」

花が終わり夏の頃に、綿毛を被ったような
新緑が見える「ハクサンシャクナゲ」。

植物を見ていると、季節の変化が確実に分かります。
綺麗な花を見る楽しみが湧いてきます。

10.「ユキモチソウ」(VU:絶滅危険増大)はトウモロコシ?

マシュマロのような白い綿帽子が印象的な「ユキモチソウ」。
花が終わり実がなりました。
粒粒のトウモロコシの様な、綺麗に並んだ姿が印象的。

11.「アーモンド」の実が今年もなりました

真夏の青空の下、アーモンドが結構な実を付けました。
ピンクの綺麗な花が見られ、更に実を食べるのは楽しいものです。
スペインで桜と勘違い、ギリシャ、サンフランシスコでも出会い
好きになり庭木としました。


12.青々と茂る「イワカガミ」

高山植物の「イワカガミ」。
来年の春は、花をたくさん咲かせますよ!!!。
そんな気概が伝わる、生い茂る若草です。
「礼文アツモリソウ」と対照的な「イワカガミ」。

13.利尻島の思い出「リシリヒナゲシ」(EN:野生での絶滅高い)

「礼文アツモリソウ」を見たいと、北海道を旅した時、
利尻島に咲く「リシリヒナゲシ」を見ました。
初夏の日差しを受けて咲く花の愛らしい事。
透き通るような花びらが、ガラス細工のように
”いと あわれ”でしょうか。

利尻山のガレ場が自生地と聞きます。
業者から求め、庭で栽培をしてみました。

ペルー沖の海水温が、世界的な気象変動の要因と言われます。
”日本発の戦後70年”が原因で、
世界中が疑心暗鬼となりませんように。


日本の貴重な固有種が絶滅されないように、
「猪突猛進のイノシシ」を退治する”時雨くる ときはいま”、でしょうか。
リンドウの花、レンゲショウマ、ホトトギスの咲く、
涼しい、心休まる秋の便りを待ち望みたいものです。


日本特産種「キヌガサソウ」

2015-07-21 | 栽培は楽し

高山植物を大切に育てたい。
野に咲く花は、野にあるように。

庭に咲く高山植物、国内希少植物種。
バイオ技術が進み、山野草栽培も楽しいものです。

自然と上手に付き合い馴染む。
自生地を侵略せず、争わず、日本古来の武道のように、
相手の力を上手に捌き、利活用。

「キヌガサソウ」は、我が儘きまま、
芽が出たと思えば途中消滅。
順調に伸びて来たと思ったとたん、ぴたりと止まる。

高山植物の生育環境、土壌、気候。
奥が深いですね。

.真夏の「キタダケソウ」(VU:絶滅危険増大)と「ヒダカソウ」(CR:野生絶滅近い)

緑の葉が少し枯れ始めた、「ヒダカソウ」。
新緑が若々しく伸びている「キタダケソウ」。
標高3000m級、高山植物のお花畑を想像します。
いつも思います、「ヒダカソウ」は一足早く育つ先輩。
開花も早く、花数も多く咲きます。
「キタダケソウ」は特定国内希少植物種。

2.「礼文アツモリソウ」の夏越し(EN:野生絶滅高い)

レモングリーンの美しい花が咲き終わった「礼文アツモリソウ」。
真夏を無事すごし、来年初夏に咲く花が今から楽しみです。
「アツモリソウ」も元気に生育して、早10年以上になるでしょう。
薄紅色の綺麗な花を咲かせます。
株が大きくなり花数も増えるよう、毎年手入れが楽しみです。
「アツモリソウ」と「礼文アツモリソウ」も特定国内希少植物種です。

3.チャーミング「キバナヒメユリ」

吾妻シャクナゲの傍に「キバナヒメユリ」が咲きました。
土中で着々とユリ根を肥大させていたのでしょう。
三年目でようやく咲く花は、ヒメユリの名のように楚々としています。
綺麗に輝くようなイエローカラーが、何とも言えません。

4.凛々しい花姿「クルマユリ」

高山植物の「クルマユリ」。
背筋を伸ばし真っ直ぐ前を向き、胸を張って歩く
若人の趣があります。

「クルマユリ」が咲くたび、山の涼しさを思い出します。
山は、純粋で清らかな花を咲かせる、そんな気がします。
空気が澄み切っているからなのでしょうか。

5.順調に生育している「ハナシノブ」(CR:野生の絶滅近い)

若々しい「ハナシノブ」の成長の姿です。
来年の春が待ち遠しい。
「ハナシノブ」も特定国内希少植物種に指定されています。
これらは登録事業者から購入します。
栽培は、上手に自生地環境を作り出す事でしょうか。

6.これが夏の姿「早池峰ウスユキソウ」(EN:野生の絶滅高い)

周りを見ると、自然に増えている「早池峰ウスユキソウ」。
蛇紋岩の山地を、逞しく生き抜く「早池峰ウスユキソウ」。
我が家の庭も、そんな環境なのかしら。
早池峰山で見た、ウスユキソウに早く追いつき、
スイス・アルプスで見た、エーデルワイスに肩を並べたい。

7.「ウルップソウ」を庭に咲かせる(NT:準絶滅)

以前から「ウルップソウ」に関心を持っていました。
運よく事業者から手に入れる事が出来、栽培しています。
中々手強いとの事ですが、楽しみながら来春を待ちます。
上手に夏を越さないと。
しっかり大地に根を張って欲しい。

8.種をつける「ヤマシャクヤク」(NT:準絶滅)

「シロバナヤマシャクヤク」や
「ベニバナヤマシャクヤク」が種をつけて夏越しです。

秋には、真っ赤なフカフカの布団に包まれた、
黒ダイヤの種が顔を出します。

種がこぼれ、自然任せで増えていきます。
自然のあるがままに、山野草栽培の鉄則かも知れません。
実はこれが、なかなか難しいのですが。

9.「シラネアオイ」も種をつけました(日本特産種)

一属一種の日本特産種。
涼しい木陰で種を抱き、お休みなのでしょう。
「ヤマシャクヤク」も「シラネアオイ」も袋果の姿が、
双子のようです。

種の形は其々違いますし、
ボタン科とキンポウゲ科に種別されています。

山野草として、どちらも美しい花を咲かせます。

10.「キバナシャクナゲ」の若葉です

「ハクサンシャクナゲ」・「アヅマシャクナゲ」は、
以前から栽培していました。

最も高所に咲く「キバナシャクナゲ」を手掛けます。
綺麗な若葉が顔をだしました。
花を咲かせるのに、数年程度は必要でしょう。
じっくりユックリ、過大な負荷を与えず。

11.浜辺に咲き誇る「ハマボウフウ」

浜辺を歩くと、波打ち際から離れた
砂浜に見られる「ハマボウフウ」。

近年は、中々見ることが出来なくなりました。
懐かしさのあまり、園芸店で購入しました。
浜辺の自然環境に思いを巡らせ、太陽光が満面に当たる砂浜。
しっとりした海風、朝凪夕凪、暴風雨もなんのその。
成長が楽しみです。

12.サク果を付けた「ヒメサユリ」(NT:準絶滅

「ヤマユリ」の咲く頃、種を付けている「ヒメサユリ」。
新潟、福島、宮城、山形の亜高山帯に特産します。
種が周りにこぼれ、芽が出るのを待つのも一興です。
ますます楽しみの増す、山野草栽培です。

13.ルビーのような実「コケモモ」

葉陰に輝く、真っ赤なルビー。
「コケモモ」が毎年付ける、目の覚めるような実です。
白い花が咲き、赤い実がなる自然の巡り。
平穏無事を実感します。
山の散策に出かけてみましょうか。

14.深山の「ヨウラクツツジ」(VU:絶滅危険増大)

釣鐘形の白花に、口紅を付けたような「ヨウラクツツジ」の花。
深山の自然環境を想定し、ユックリ焦らず植え付けました。
低地の「ドウダンツツジ」は、
数十年日当たりの良い所でスクスク育っています。

「サツキ」は日陰でも日当たりでも、咲き続けます。

15.鮮やかな「タカネビランジ」

山岳では、岸壁にすがるように咲く「タカネビランジ」。
鮮やかな朱色の花が、ひときわ目立ちます。
ここ数年花を見ませんでしたが、今年は鮮やかに咲きました。
根を十分張っているのでしょう。

16.秋の七草「ナデシコ」

ヤマトナデシコ、なでしこジャパン。
「ナデシコ」の花は、変異の多い花だそうです。
タカネナデシコ、カワラナデシコ、
このナデシコは「シナノナデシコ」です。

別名「ミヤマナデシコ」と言われるように、
亜高山帯の岩場や川原に生育しています。


17.夏の花「ホタルブクロ」



紅白の「ホタルブクロ」。
道端に、普通に咲いています。
夏に見られる、一般的な花で自然に増えています。
大きな釣鐘状の花は、インパクトがあり、夏到来を知らせます。

18.若葉の出た「イワカガミ」

花がすっかり終わり、新緑を出してきた「イワカガミ」。
登山で目にする「イワカガミ」の花を、来年も期待します。
新芽が出ると、古葉が枯れる、自然界の摂理。
常緑の世代交代でしょうか。

19.里山に育つ「イワウチワ」

葉脈が綺麗に表れる「イワウチワ」。
「イワカガミ」の高山に比し、比較的低地に育つ「イワウチワ」。
季節が巡り、春の訪れとともに開花。
可愛い花を、早く見たいと思う今日この頃。

20.見事、絢爛に咲いた「ヤマユリ」(日本特産種)

栽培してから20年近い「ヤマユリ」。
2m近い一本の茎に15個は咲いています。
花も大きく、豪華絢爛と云った所でしょうか。
どれ程大きくなるのか、どれ程花を咲かすのか、これからも楽しみです。

21.「キキョウ」が咲きだしました(VU:絶滅危険増大)



既に、自然の変化に敏感な植物の世界では、秋模様です。
ハギ
キキョウ
オバナ
クズバナ
オミナエシの花
ワレモコウに
フジバカマ
これぞ秋の七草。
節をつけながら、口ずさんだものです。

季節に順応し、高山植物などを愛でる。
優雅に過ごせる、なんて魅力ある世界でしょう。

植物の自生地環境を知る。
これが一番でしょうか。


薫風の庭に咲くヒメサユリ

2015-06-04 | 栽培は楽し
ヒメサユリが咲きました。
初々しい程、薄いピンクの花です。
うつむき加減に咲く姿は、楚々とした佇まいを見せます。

初夏から梅雨、そして盛夏。
季節の中に咲く、庭の草花に癒されます。

1.「アーモンド」の収穫が楽しみ

 梅雨が終わると、アーモンドのタネが枝に付いた状態になります。
 周りの果肉は、自然に剥がれ落ちタネを取る。
 なんとなく面白い、収穫です。
 花を愛で、実の収穫は喜び倍増となるのでしょうか。

2.花が終わった「礼文アツモリソウ」(EN:野生での絶滅高い)

母衣を嫋やかに膨らませていた、「礼文アツモリソウ」。
夏には、来年の準備に取り掛かります。
葉が枯れる頃、涼しい秋を迎えているでしょう。
来年も楽しみです。

3.庭を明るくする「イエロー牡丹」

牡丹色が散り始める頃、咲き始めた「イエロー牡丹」。
庭の雰囲気も変化します。
豪華な牡丹から、ワルツの様な軽やかな牡丹に移り変わります。
リズムカルな時の流れが素敵。

4.葉陰に咲く「ヒメイズイ」に「スズラン」



おとなしい程、葉陰に咲いてる「ヒメイズイ」。
スズランの様な雰囲気を漂わせます。
地面に垂れて咲く花、いじらしい。

5.見てみて、「クレマチス」が呼んでます

「クレマチス」を見ると、マチュピチュで見た
「トケイソウ」を思い出します。

ガイドの方が「中南米が原産地です」と話されていました。
姿は似ていても、「クレマチス」は北半球が原産地と言われます。
存在をアッピールする咲き方です。

6.のびのびとした「ヒダカソウ」(CR:野生での絶滅近し)

花が咲き終わり、葉を茂らせる「ヒダカソウ」
今年の仕事は無事終えた、そんな感じの姿です。
来年のために、栄養をたっぷり吸収するかの様。
盛夏の頃、枯れて行きます。
来年も花を見せて下さいね。

7.「キタダケソウ」も元気です(VU:絶滅危険増大)

新芽を茂らせる「キタダケソウ」
パセリの葉を思わせる姿が面白い。
此方も来年に向け、栄養を蓄えてから休眠でしょうか。
暑い盛りには、葉も枯れて行きます。
来年は更に沢山の花を見せて下さい。

8.咲き誇る「松島セッコク」

「アーモンド」に付けた「松島セッコク」
ホワイトピンクの花が、満開に咲いています。
梅雨の頃には花も終りです。

9.紫紺がきれい「ミヤコワスレ」

ワスレナグサに続くように咲いてくる「ミヤコワスレ」。
紫色が物思いの雰囲気を醸し出します。
この花を見ると、思わず秋を感じてしまいます。
野紺菊に瓜二つだからでしょう。
季節は、これからが夏本番なのです。

10.紫紺ブルーの「ミヤマオダマキ」

北海道「利尻・礼文島」を旅した時購入した「ミヤマオダマキ」。
咲き誇る姿を見て、山のお花畑で見ているようでした。
なんて可愛らしい清々しい花!!!。
あれ以来毎年庭で咲き、自然に増える丈夫な「ミヤマオダマキ」です。

11.利尻島では、道端で普通に見られた「ハクサンチドリ」

北海道の気候や風土は、高山植物にとり天国なのかも知れません。
本州では、登山道やお花畑でしか見られ無い「ハクサンチドリ」。
毎年芽が出てくると、何故かほっとします。
夏の暑さは大丈夫か、水分補給は?
気にかけながらも、「水は天から貰い水」。

12.庭の王者「ハクサンシャクナゲ」

庭木で一番長寿の「ハクサンシャクナゲ」
つぼみのピンクが愛らしい。
純白の花びらが、近年綺麗になってきた感じがします。
常緑樹とはいえ、秋には数枚の紅葉も見られます。
これが自然なのでしょう。

毎年よく花を見せてくれます。

13.今年も芽が出た「キヌガサソウ」



無事に芽を出した「キヌガサソウ」
「キヌガサソウ」はヤンチャナ植物です。
葉を展開していたら、いつの間にか消滅。
芽が出ないと思っていたら、いつの間にか大きく成長。
「キヌガサソウ」の艶やかな花姿を期待します。

14.つつましく咲く「オオヤマレンゲ」

明るい日差しを受け、下向き加減に咲く「オオヤマレンゲ」。
花が開くとき、朴ノ木の花のような蜜のように甘い香りを漂わせます。
純真爛漫なオボコの姿です。
茶色になり、あっという間に花の時期が終わり、
桜よりハカナイ気がします。

この花にこそ、相応しい歌ではないでしょうか。
”花の色は 移りにけりな いたづらに
  
我身世にふる ながめせしまに” 小野小町

15.乙女の清々しい姿「ヒメサユリ」(NT:準絶滅)

薫風の中、楚々と咲く「ヒメサユリ」。
この花を登山で見かけることは有りませんでした。
新潟、福島、宮城、山形の限られた山麓でしか自生しません。
「ヒメサユリ」祭りに結構出かけました。
わが庭で見られる「ヒメサユリ」は格段に綺麗です。

16.はじけるような「シャクヤク」

牡丹の花が終わる、「シャクヤク」が花開く。
季節がゆっくり廻っている。
庭を眺める事が楽しい。
庭を手入れする事も楽しみになる。

17.憧れの高山植物「早池峰ウスユキソウ」
(EN:野生での絶滅高い)


今年も綺麗に咲いた「早池峰ウスユキソウ」。
エーデルワイスに憧れ、スイスを旅しました。
スイスアルプス山道では、
とうとう自生のエーデルワイスには出会えませんでした。

早池峰山で出会った「早池峰ウスユキソウ」。
エーデルワイスに一番近いのが「早池峰ウスユキソウ」と言われています。
早池峰山の自生に追いつける、美しい花を咲かせたい。毎年の願いです。

18.種類も多い「エビネ」(NT:準絶滅)

庭の陽だまりに咲く「エビネ」
北海道から沖縄の広い範囲に生育する、
本来普通に見られた「エビネ」。

野生で見る事が、なかなか有りません。
居心地が良いのでしょうか、毎年綺麗に咲いています。

19.日本中に見る高山の「コケモモ」

常緑樹の「コケモモ」
高山帯や高層湿原に普通にみられ目を楽しませてくれます。
毎年赤い実をつけ美味しそう。
今年も若葉を出しました。

20.凛と咲く姿が魅力的な「アヤメ」

初夏の清々しい季節にお似合いの「アヤメ」
すっと伸びた先に咲く紫紺の花が、実に素敵です。
国宝「カキツバタ図 屏風絵」を思い出し、
「いずれアヤメかカキツバタ」を口ずさみます。


21.エゾルリソウがきれい(CR:野生での絶滅近し)
けなげに清らかに咲く花、「エゾルリソウ」
瑠璃色って、この色なんですと、
言われている様な実にきれいな色です。

シャジンやスズランより大きな花を咲かせます。
北海道を旅した時も見かけませんでした。

22.高山植物の女王「コマクサ」

高山の礫地に、
冬の寒さや強風に耐え綺麗な花を咲かせる「コマクサ」

他の草花を寄せ付けない、孤高の花。
高山植物の女王と言われるのも肯けます。
庭植えでチャレンジしています。

23.庭を明るくする「ニッコウキスゲ」

「ニッコウキスゲ」が咲くと思い出す、尾瀬ケ原や雄国沼。
澄んだ空気の下、一面に咲き誇る景色は爽快です。
そんな思い出を運んでくれる、庭の「ニッコウキスゲ」。
思わずガッツポーズ。

24.楚々と咲く「ハナシノブ」(CR:野生での絶滅近し)

コバルトブルーの花を咲かせる「ハナシノブ」
すでに花の旬は、峠を越えたようです。
暑い夏を乗り切り、順調に生育するよう管理が大切。
希少種程、厳しいい楽しみが何とも言えません。

25.久々に甘い「バラ」の香りです


数十年ぶりに手掛ける「バラ」の花。
甘い香りが何とも言えません。
タカネバラ、オオタカネバラの質素で五弁の花も素敵です。
ローズの呼び名が、シックリくるバラです。

26.梅雨の季節は「アジサイ」の花

「ヤマアジサイ」が似合う季節になりました。
梅雨の季節の線香花火のようです。
登山道では、良く見られる可愛い花です。
鎌倉のアジサイ寺も、楽しい思い出です。
梅雨の鬱陶しさも吹き飛ぶ、晴れやかな「アジサイ」の花です。

無理せず、野生環境の範囲内で。

花々の逞しさ、美しさを愛でる。(希少絶滅危惧種は、登録業者より求めます)

礼文アツモリソウ咲く初夏の庭

2015-05-05 | 栽培は楽し

さわやかな初夏です。
木々の緑も日に日に濃くなって来ました。

北海道礼文島に自生する、「礼文アツモリソウ」。
我が家の庭に咲きました。
以前、礼文島で見た品のある
淡いレモン・グリーンの「礼文アツモリソウ」。

庭の散策が一段と楽しくなります。

「キタダケソウ」や「ヒダカソウ」も咲きました。
これから待ち遠しのは、
「早池峰ウスユキソウ」や「キヌガサソウ」。

「クルマユリ」に「ヒメサユリ」が咲きだすのも、もう少しです。
季節は確実に巡ります。

1.「ヒダカソウ」(CR:野生での絶滅近し)

今年も沢山な程咲きました。
年々株が大きくなり、順調に生育しています。
「キタダケソウ」に先駆け、毎年無事開花してくれます。

2.「キタダケソウ」(VU:絶滅危険増大)

「ヒダカソウ」と並んで咲いています。
花数は、現在のところ少なく、
より希少な感じの「キタダケソウ」です。

生育はこちらも順調で、年々大株になっています。

3.「レブンアツモリソウ」(EN:野生での絶滅高い)

是非見てみたいと、以前礼文島に出かけました。
自生の「礼文アツモリソウ」を現地で目にした喜び。
それ以来、
庭で「アツモリソウ」を咲かせる事にチャレンジし見事開花。

「礼文アツモリソウ」へステップアップ。
淡いレモン・グリーンは、礼文島で目にした其の物です。
年々順調に生育する様、手入れが楽しみです。

4.「シラネアオイ」(日本特産種)



一属一種の日本特産種。
大きく開いた花の美しさに、心も和らぎます。
花の大きさ、葉の大きさ等
「キヌガサソウ」の美しさに似ています。

「シラネアオイ」は初夏にお似合いの花です。

5.「ヤマシャクヤク」(NT:準絶滅)



ボンボリ飾りの様な「ヤマシャクヤク」の花。
弾けて飛び散ってしまいそうな程、
風船のようにマールク咲きます。

どこか童の様な、愛らしい花です。

6.豪華絢爛に咲く「吾妻シャクナゲ」
咲き誇る「吾妻シャクナゲ」
淡いピンクが豪華に咲き揃う姿は、
晴れやかな乙女の舞姿に似ています。

登山ではよく見かけ、疲れを癒してくれる優しい色合いです。

7.神秘的な花「クロユリ」

年々増えて来ている「クロユリ」
うつむき加減に咲く姿は、「バイモ」と瓜二つです。
高山植物ですが、バイモ属の多年草。
魅惑的な花の一つです。

8.「ユキモチソウ」(VU:絶滅危険増大)
早春の芽出しは筍そっくりです。
初夏になると、
真っ白いソフトクリームの先端をふっくらさせた様な雪餅をつけます。

え!!!こんな草花もあるの?
さわやかな涼しさを運んでくれる気がします。

9.「キエビネ」(EN:野生での絶滅高い)

野生の海老根を目にする機会は、殆どありません。
それだけに咲いてくれると、嬉しくなるものです。
特に黄色は、雰囲気を明るくさせてくれます。
「キエビネ」の持つ魅力でしょうか。

10.「トキソウ」(NT:準絶滅)

名前の由来は、
朱鷺色のフラミンゴに似た花姿から来たと言われる「トキソウ」。

湿原では良く見慣れた花です。
同じような環境の「サギソウ」は、野山で見たことはありません。
「サギソウ」が咲く夏の季節が楽しみです。

11.「ヒメシャガ」(NT:準絶滅)

「ヒメシャガ」が咲き出すと、初夏到来の季節感あり。
これから本格的に夏がやって来るぞ!
こいのぼりが空を泳ぐ季節、山の緑が濃くなる季節です。

12.初夏は成長の季節「シュンラン」

地表面で花をつけ、グングン成長してくる「シュンラン」
「ショウジョウバカマ」の成長に良く似ています。
どこか、「礼文アツモリソウ」の花姿、花の色が似ています。
情緒のある花です。

13.青軸「ヒトリシズカ」

緑色の「ヒトリシズカ」が
白い花を咲かせる頃は、春も終わりの季節です。

緑葉に純白の花は、清楚な感じがします。
根が張っているのでしょう、庭の数か所に芽を出しています。

14.咲き並ぶ「ニリンソウ」

「ワスレナグサ」と同じように、庭一面に咲く「ニリンソウ」
花を大小に咲き分ける姿が、歌謡曲で歌われる所以でしょうか。
丈夫な花でどんどん増えていきます。

15.若葉を出し始めた晩春の「アーモンド」
晩春を迎える頃、満開の花が散り始め、若葉を付けて来ます。
晩夏には「アーモンド」の収穫が出来るでしょう。
大柄の桜、桃の花に似てピンクがとても綺麗な「アーモンド」
スペイン、ギリシャ、サンフランシスコで見て以来
庭木として植樹しました。

春の風物として、庭にすっかり溶け込んでいます。

16.晩春に満開の「八重サクラ」

葉が出ても、なかなか散らない「八重サクラ」
四月初めの雪、その後の夏のような天候に
植物も耐えて満開の季節を迎えたようです。

幾万年も変わらぬ自然の摂理、変えようとする愚かな浅知恵。
自分だけは大丈夫と思う慢心が、波乱万丈の幕を閉じる。
「八重の桜」が語りかけて来ます。

17.豪華に咲き誇る「ボタン」

立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花。
庭の「ボタン」を見る毎に思い起こすフレーズです。
初夏の日差しに輝く「ボタン」に見惚れてしまいます。

18.最近の「礼文アツモリソウ」(EN:野生での絶滅高い)

絶滅危惧種の「礼文アツモリソウ」。
日が経つにつれて、
凛々しく両翼を広げどっしりした姿になって来ました。

毎年、庭で咲くのを楽しみにしています。
「アツモリソウ」も順調に生育しています。
ちょっとやそっとの気候変動に、
ビクともしないのが自然界の植物なのでしょうか。


絶滅危惧種は、登録事業者から求めています。

季節は爽やかな初夏。
沖縄は梅雨の走り。
北海道に梅雨は無し。

本格的な夏の到来も間近。
海に山に良い季節になります。
今年も元気に盛夏を過ごし、
涼しい錦秋を待ちますか。


希少種「トガクシソウ」咲く庭

2015-04-11 | 栽培は楽し

春のうららの隅田川!!「花」
春高楼の 花の宴!!「荒城の月」
春真っ盛りの雪景色も、まさに自然界の妙味。
庭の「河津さくら」「玄海ツツジ」が鮮やか。
今年も咲いてくれました!!
希少種「トガクシソウ」の可憐な花。

早春の2月から4月初旬の庭模様です。

1.早春に咲きだす「原種シクラメン」

2月節分の頃、雪解けを待たずに咲き出す
「シクラメン」。

可憐なピンクの花弁が、春の訪れにピッタリです。
早春の庭に、華やぎを運んで来ます。

2.雪にも負けず、北風にも負けず咲く「ロウバイ」

庭木の中で春一番に咲く「ロウバイ」
寒風の中を耐えて咲く姿に思わず”あっぱれ”

3.春を実感する「フクジュソウ」
暖かい日差しを、
花いっぱいに受け止める「フクジュソウ」

今、流行のBSパラボラアンテナを思わせます。
太陽を乗せるハスの花がピッタリでしょうか。

春の到来を実感させる「フクジュソウ」です。

4.鮮やかな「紫イチゲ」

思わず ”きれい” と叫び出したくなる、
鮮やかなバイオレット。

春が足元に近づいているのを感じる花です。
山笑う、季節の到来でしょうか。

5.紫紺模様の「クロッカス」

鮮やかな紫紺の着物を着飾った貴婦人の趣。
クロッカスは早咲きのチューリップでしょうか。
白線が入った緑葉も美しい。

6.雪解けを待つかのように咲く「ユキワリソウ」

三寒四温の季節に咲き出す「ユキワリソウ」
このちっちゃな花が咲き出すと、
何故か心も和らぎます。

結構愛好家が多い花だそうです。
確かに、可憐な「ユキワリソウ」です。

7.樹木で二番目に咲く「ジンチョウゲ」

春のまだ早いころに咲き出す「ジンチョウゲ」
春を呼ぶ花とも聞いています。
華やかな雰囲気を持つ庭の花です。

8.庭の「サンシュユの木」

「春黄金花」とも言われるそうです。
ちっちゃな花を枝いっぱいに付け、
目を楽しませます。

花が終わると緑の葉が木を覆い、
ルビーのような赤い丸い実がなります。


9.満開に咲き誇る「玄海ツツジ」

庭でひときわ目につく、満開の「玄海ツツジ」
鮮やかな赤い色を謳歌している姿は、
天晴と言ってあげたい。

年々枝ぶりも良くなり、花数も多くなって来ています。

10.早春の庭を彩る「河津サクラ」

「河津サクラ」が満開を迎える頃は、
春爛漫の季節。

透き通るピンク色が、春の情緒を際立たせます。
桜を庭で楽しむ、のどかな日々です。

11.そそとした姿の「シラタマツバキ」

真っ白い花びらに、黄色が鮮やかです。
貴婦人の凛とした姿を思わせる、
すがすがしさを感じます。

椿の持つ魅力でしょうか。

12.日本原産「ヤブツバキ」

春の訪れとともに咲き出す「ヤブツバキ」
なぜか、子供のような茶目っ気の花に思えます。
日本原産で、普通に良く見られる椿です。

13.可憐な乙女のような「アカヤシオ」

枝に壱輪咲いた「アカヤシオ」
うつむき加減の、
淡いピンクの花びらがイジマシイ。

春浅き頃の庭が、華やぎます。

14.つぼみが膨らんできた「アヅマシャクナゲ」

葉の下の方で何時の間にか大きく膨らんでいた
「アヅマシャクナゲ」

常緑がきれいなシャクナゲは、
冬の寒さにじっと耐える自然のなせるワザ。

「白山シャクナゲ」は、未だ固いつぼみです。

15.雪解けが始まると「ショウジョウバカマ」

咲き出しは地表近くで、
日々成長してゆく「ショウジョウバカマ」

春の訪れを身近に感じさせる花です。
いくら寒くてもこの花を見ると、
春の到来が確実と思わせてくれます。


16.華やいだ雰囲気の「カタクリ」
暖かくなると、葉を大きく地表面に伸ばしてきます。
陽気な春の日差しに誘われ、蕾をつけ咲きだします。
上部に反り返った花びらに、
はつらつとした若さを感じます。

春らしい山野草です。

17.見るほどに可愛い「バイカカラマツ」
枯草の中に咲く「バイカカラマツ」
八重咲のピンク色が、春らしさを醸し出します。
可憐な可愛い花です。

18.目を奪う純白の「サンギナリア」

毎年春になると芽を出し、
純白の花を咲かせる「サンギナリア」

「カナダゲシ」とも呼ばれる八重咲きの花は、
豪華な白菊の様です。

伸び伸びと咲いています。

19.木陰に咲き揃う「イカリソウ」

日差しのあまり届かない木陰を好む「イカリソウ」
房のように咲く姿は、結構目立ちます。
黄色いイカリソウもそろそろ咲き出すでしょう。

20.日当りの良い庭石の近くで咲き出した「サンカヨウ」

芽出し時、
葉と同じくらいに花芽をつける「サンカヨウ」

雨に濡れた花弁は、真珠のように綺麗です。
大きな葉の中に小粒の花が可憐です。

21.日本特産種「シラネアオイ」

「サンカヨウ」の様に、
大きな葉に囲まれた「シラネアオイ」の花。

咲いたばかりの花に、
日本特産種一属一種の憧れを感じます。

春の陽気に花弁が、見応えのある姿になっていきます。

22.咲くのが待ち遠しい「ヤマシャクヤク」

チッチャナつぼみをつけた「ヤマシャクヤク」
ボンボリのような花姿は、
「おぼこ」の感じを漂わせます。

つつましい思いのする春の花です。

23.花芽を付けてきた「オオバナノエンレイソウ」

白く大きな花をつける「オオバナノエンレイソウ」
この花を初めてみたのは、
北海道利尻島の姫沼近くを歩いていた時です。

自生の「オオバナノエンレイソウ」の艶やかなこと、
いつも見慣れた小さい黒っぽい花が信じられませんでした。

24.春っていいな、希少種「トガクシソウ」

地表面で開花し、春の日差しを受けながら
スクスク成長する「トガクシソウ」

山野草の特性でしょうか。
亜高山帯に稀にみられる希少植物。
尾瀬でも見られるとの事ですが、
出会うチャンスは有りませんでした。

今では、庭に咲く希少種を毎年楽しみにしています。

25.スクスク成長する絶滅危惧種「キタダケソウ」

春先になると魚龍の葉を見せる「キタダケソウ」
ウロコをギッシリ身に着け、
成長する龍の姿を想像します。

絶滅危惧種に指定され採取は厳禁です。
登録業者より求めてから、年々自然繁殖しています。
管理を怠ると,
あっという間に消滅する恐れがあるのでしょう。


26.年々花芽が増える絶滅危惧種「ヒダカソウ」

ウロコの葉よりも花芽が目立つ「ヒダカソウ」
「キタダケソウ」と同じ頃の姿です。
隣同士で育っていますが、
「ヒダカソウ」の花芽は早いです。

南アルプスの北岳と北海道日高山脈の自然条件でしょうか。
絶滅危惧種の「ヒダカソウ」と「キタダケソウ」
いずれも繁殖する楽しみを味わっています。


27.「アーモンド」に戯れる「シジュウカラ」

庭のアーモンドの花芽が、ピンクに色付き始めました。
シジュウカラ、ヤマガラ、カワラヒワ等が
止まり木に活用しています。

初夏を迎える頃には、満開になるでしょう。

自然がゆっくり巡っている事を実感しています。
2015年の春、近年にない寒暖の入れ替わりに、
森羅万象の奥深さを知らされます。


可憐な吉祥草

2014-10-28 | 栽培は楽し

台風一過の秋晴れ
懐かしいフレーズです
昨今は突然の自然災害
そして人災
久しぶりの秋晴れ
庭に菊の香りが漂う

1.実りの秋

高山植物のクルマユリが実を付けました。
秋の日差しに輝いています。
数年後タネからの発芽で、
開花するのを楽しみにしています。


アーモンドの木守り。
すでに来年の芽が付いたアーモンド。
ピンクの花が目に浮かびます。


白玉椿のタネ。
常緑樹の、つややかな葉が綺麗です。
このまま名残の風炉に、活けたいものです。

2.照葉

栄養を蓄え、満足のアツモリソウ。
来年の開花に向けて、十分余裕ありに見えます。
希少種の大切さを十分知る秋です。


金色に輝くハクサンシャクナゲ。
この季節に毎年みられる光景です。
太陽光のあたり具合が
影響しているのでしょう。
黄金に輝く木の葉、まるで童話昔話です。


八重桜の秋色です。
赤・黄・青・緑の四色。
ノーベル賞
青色LEDを自然界は待っていました。
日本の科学技術が、
世界に羽ばたき自然界と一つになる、
人類の生活が大きく前進する。


同じ場所で、色付きが異なる自然の妙味。
ドウダンツツジの秋模様です。
自然は人間を包み込む、実感が湧きます。


秋空に映える、ヤシオツツジの紅葉。
青い空、白い雲、真っ赤なツツジ。
秋の季節に、何故かしら温か味を感じます。

3.菊薫る

秋といえば、菊。
そんなイメージが有るのは何故でしょう。
菊を見ると、季節が確実に巡るのを感じます。


花火のように飛び散る嵯峨菊。
風情を感じます。
夏から秋へ変化する、花の象徴でしょうか。


ブーケの様な、たくさんの花束。
一つ一つが寄り添って咲く、磯菊です。
何となく可愛いらしい、微笑ましい菊の花です。


花びらを大きく広げ、
炎を出している様にも見えます。
茶目っ気のある姿です。
太陽は、私、と言っている様です。


野山の至る所に咲いていそうな純白の菊。
いつまでも、庭に咲いてて欲しい。


綺麗な紫色が、秋空に映えます。
野紺菊は、野山にお似合いの花です。
紫紺の花が庭を彩り、秋の深まりを知る。

4.吉事あり

秋の深まりとともに咲く花、キチジョウソウ。
家庭円満幸福が宿っていると、
この花が咲くのだそうです。
毎年庭に咲き、年々自然に増えています。

秋晴れの大地、大きく深呼吸。
爽やかな大気が、体中を駆け巡る。