空梅雨かと思えば
一転の大雨。
水の恵みに感謝し
大雨に泣かされる。
まさに自然界の成せる大技に
森羅万象の凄さを知らされます。
(1)乾ききった畑
家庭菜園の醍醐味を味わうべく、畑作業で汗を流しました。
トウモロコシ、枝豆、サトイモなどの生育が今一つです。
キウイの花が咲き、年々少しづつ大きな果実に成長していますが
今年は如何でしょうか。
数週間後見に行くと、
キウイの果実が付き始めていました。
摘果作業をしようと思います。
日照りにもかかわらず、スイカの赤ちゃんが顔を出しました。
雨乞いをしたくなる心境です。
薄紫の花が綺麗な馬鈴薯。
ジャガイモの掘り起こしが、今から楽しみです。
日一日と生育し、恵みの雨が降ると雨後の竹の子のように、
トウモロコシが背丈を伸ばします。
乾燥した大地の作物に応援をし、
雨後の野菜たちに拍手を送ります。
作物に欠かせない水、自然の恵みの大切さを肌で感じます。
家庭菜園の醍醐味は、自然界の中で生かされている実感を
持てる事ではないでしょうか。
(2)大津波・被災地
2年余りが経過した被災地を初めて訪れました。
アスベスト粉塵、復旧作業を考慮しても「百聞は一見にしかず」。
宮城県石巻市
太平洋が目の前に広がる岸壁の模様。
3.11津波襲来当時の姿を残す建物でしょう。
この地の守り仏は、台座を残しているだけでした。
嘗ては石巻市の中心地と思われます。
辺りは雑草が生え、まるで原野のようでした。
巨大津波の凄まじさに、言葉以上の恐怖を覚えます。
宮城県気仙沼市
太平洋・気仙沼湾から奥まったJR駅の近く。
巨大津波が流し込んだ、大型漁船が此処にありました。
JR駅近くの繁華街だったのでしょうか。
殆ど手つかず状態の姿が、当時の非情さを物語っています。
私が被災地を訪れた時期は、ツツジが満開に咲いている頃です。
徳千丈山から遠く気仙沼湾が霞、薄っすらと望めました。
天災は、忘れた頃にやって来る。
(3)久しぶりの大工仕事
バードウォッチングに出掛けて来ました。
小鳥の囀りが心地良く聞こえ、心身が癒されます。
野鳥の巣箱や餌場に興味を持ちチャレンジ。
小鳥餌場の、出来上がり見本があり参考にしました。
台の上にあるのが、事前に採寸裁断された木材キットです。
ノコギリ、ネジクギ(三種類)、電動ドライバー、電動キリを使用。
約三時間の奮闘で、小鳥の餌場と巣箱を作り上げました。
久々の力仕事が心地良く、満面の笑顔です。
庭に集まる小鳥達の囀りが楽しみです。
シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、ウグイス、カワラヒワ等々。
胸がワクワク躍ります。
サンショウウオが水槽で歩いていました。
見た瞬間、カジカ或いはオタマジャクシかと思いましたが、
足が四本ありヨチヨチ歩く姿で、小型サンショウウオと分かりました。
小鳥作成にチャレンジした成果です。
瑠璃色に輝き、敏捷に漁をする「水辺の宝石」
カワセミを選び作成しました。
ユーモア溢れる、微笑ましい出来映えの作品に思わずニッコリ。
(4)庭の山野草
ヤマユリの香りに、今年も確実に夏が来た事を感じます。
柿ランの姿は、アツモリソウにも通じます。
袰が開いた趣の花弁が、一層艶やかに彩られている気がします。
ナデシコは、結構長く花が見られます。
鮮やかな紅紫色がとても綺麗で、存在感のある季節の花です。
タカネビランジの綺麗な五弁が開きました。
よくぞ咲いてくれました、そんな思いの花です。
大切にしないと、高山植物はいつの間にか消えてしまいます。
不断の注意が必要なのは、自然界に生きる私達も同じでしょうか。
夏季に見るキタダケソウとヒダカソウです。
両方とも、新緑が顔を出していました。
これが自然界なのでしょうか、枯葉と共存しています。
青味がかっているのがキタダケソウ、緑色がヒダカソウ。
夏至の頃になると、葉が白く色ずく半夏生。
半夏生が色ずくと、夏が来たことを実感します。
衣替えは、半夏生に合わせた人間の知恵でしょうか。
可愛らしいクルマユリが咲きました。
山で見かけるクルマユリは、結構ガッシリしていました。
栄養が豊富なのかも知れません。
自然の大地は、奥が深い。
別の場所に咲いたクルマユリ。
高山植物のクルマユリは、
高嶺の花独特の美しさと品があります。
夏と言えば、矢張り日本特産のヤマユリです。
ヒメサユリの楚々とした姿、ダイナミックな姿のヤマユリ。
いずれ劣らぬ日本を代表する、日本特産の山野草です。
ヤマユリの香りが庭を漂い始めると、夏本番の到来を感じさせます。
年々花数が増え、楽しみの山野草です。
ヤマユリは庭の至る所で咲いて呉れます。
美しく咲く花には、日本特産の優雅さが備わっていると思います。
夏に花が咲き、冬に真っ赤な実をつける南天。
お正月に、福を呼ぶ縁起の飾りとして活けます。
難を転じる吉兆の常緑樹として、庭に定植しています。
今盛りと咲いていました。
生命に欠かせない水。
雨乞い、
我田引水。
豪雨、
洪水。
自然の恵み、
自然の驚異。
磨こう人間の知恵と科学技術、
侮るなかれ自然の壮大な力。
肩肘張らず力を抜いて、
自然と共に生きる。
幸い なるかな 人生、
おおらか なるかな 人生。