台地と入り組んだ谷によって複雑な様相を呈する東京。
そこで展開された歴史もまた、地形に大きく左右されてきました。
それは一見まっ平らに見える下町にあっても同様だったりします。
20メートル、30メートルといった台地に比べると誤差のようなものですが、
東京の下町には「微高地」と呼ばれる、せいぜい2,3メートル程度の
高低差を持つ地形が数多く存在します(下図、黄緑色の地域)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/73/0b36d2da3ebfaea89d1a27ee33807eac.jpg)
東京が現在の東京へと発展するに当たって、この下町・東京低地が歴史的に
果たした役割を軽視することは出来ません。
東京低地にあって、こうした微高地は水はけのよさ等から早くから人が住み着き、
神社や寺院がおかれるなど各地域で重要な役割を果たしてきました。
下町を散歩するとき、その存在を意識していると思わぬ風景に出会う
ことが増えるかもしれません。
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最近開通した舎人線の扇大橋が最寄駅だけど、多少高さが違うのが目でわかるところもあります。
アスファルトで舗装されているので、わかりにくいのですが。
盛り土をして建てられた家や駐車場が なんか多いですね。