青森県黒石市の写真コンテストで、自殺をした女子中学生が被写体だったことを理由に、内定していた最高賞が取り消された問題
は、全国ニュースにも取り上げられ、社会に波紋を呼んだ。
これを撮った写真愛好家からは「表情の明るさ、漂う熱気、精いっぱい楽しむ姿にひかれた」と
間接的であるがコメントがよせられている。
きっと遠くからでも彼女にはオーラが出ていて、際立っていたのだろう。
もし離れていたのなら、必死になってそばによって撮ったに違いない。
ただ悔むのは、まさかこの娘が僅か10日後に命を絶つとは、予想だにしなかっただろう。
今回のことだが、幸いにも写真家(愛好家)の活動がニュースを通じて社会に広く知れ渡ったのは良いことだと思う。
「こんなに素晴らしい表情を撮っているのですよ」という感じで。
偉そうなことをいうわけではないけれど、日本の写真文化はしっかりと機能したのだ。
最後に、亡くなられたこの娘のご冥福をお祈りします。