CONTAX T3 35mm プログラムオート ISO400
「平泉」がやっと世界遺産に登録決定となりました。
待ちに待った吉報にめでたし、めでたしです。
これからはどう平泉の浄土思想の価値を説明していくかが課題になってきますね。
今回登録決定となった平泉とは、遥か昔、中央の支配(朝廷)から独立して奥州の地に独自の文化を開いた藤原氏の築いた文化のことです。
この藤原氏ですが残念ながら歴史ドラマでは源義経の最期の場面でちらっと出てくるだけです。
義経は奥州の藤原氏を頼って逃げのびるわけですが、結局兄の源頼朝に義経も藤原氏も滅ぼされてしまいます。
源義経、頼朝の歴史ドラマはたくさんありますが、藤原氏を中心に描いた歴史ドラマは93年の大河ドラマ「炎立つ」ぐらいです。
日本の歴史というのは昔から中央が正義であり、地方の反対勢力は悪という面がありました。
でも何もかも中央でコントロールしようとするとロクなことになりません。
地方のことは地方にまかせて自由させた方が遥かに発展するとおもいます。
しかし地方が中央から独立して自由を勝ち取るためには、多大な犠牲を払わなければなりません。
つまり戦となるわけです。
そして自由を勝ち取り、未来永劫の平和を祈ったのが平泉の浄土思想なのかもしれませんね。