室賀ジャズギター研究室

実技・理論の総合レッスン

個人レッスンのジャズギター教室

サークル・ストローク、フィギュア・エイト・ストローク

2019年09月23日 | 基本・基礎

直接的に弾く、弾かないに関わらず、

ジャズ・ギター弾きにとって非常に重要な四つ刻みの習得ですが、

リズムが直線的になったり、固くなったり、縦ノリになったりすると好ましくありません。

リズムを丸く、連続性を持たせ、スウィングするために以下のストローク奏法が

有効な手段の内の一つ(二つ)だと思います。

①サークル・ストローク(サークル・ピッキングじゃないよ)

 リズムを丸くしたいんだから本当に丸を描いて弾いちゃう(笑)

 いや、(笑)じゃなくて、

 ジム・ホール氏が、刻みの際、この手の弾き方をしていました。

 この弾き方をしているプレイヤーは多いと思います。

②フィギュア・エイト・ストローク

 8を横にした∞のような曲線を描いて弾く。

 奇数拍と偶数拍のトーンに変化をつけられるし、①と並んで良いアプローチだと思います。

 スティーブ・ジョーダン(※)氏をはじめ、リズム・ギターが直接的に重要だった

 ビッグ・バンド期のプレイヤーが、結構この弾き方をしていた印象があります。

 ※ ベニー・グッドマン、アーティ・ショウ、スタン・ケントン等の楽団を股にかけ、

   リズム・ギターの名手として、フレディー・グリーンと並び称される。

 

勿論、正解は一つではないので、上記のような弾き方をしなくてはいけないわけではありません。

取り入れようと思った方々は是非。

刻みのストロークは、アクセント、裏のゴースト、各種装飾音、シンコペーション、

クロマティック・アプローチ、ダブルクロマティックアプローチなど、

自在にコントロールし、気持ちよくスウィングするのは難しい面もありますが、

やりがいがあると思います。

ちなみに、ちょっとブランクを作ってしまったり刻んでなかったりすると、

速攻でブサイクなリズムになったりします(笑)


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