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日和山めぐり ~郷土「室積」を見つめる~

旅の再開は2024年度春に開始、中途半端だったゴルフの基礎練習は現在も継続、猛暑や寒さを避けて旅をする予定です。

第55番 南光坊

2019年11月14日 | 日和山めぐり(四国編)

別宮山 金剛院 南光坊

このところ三島に夢のさめぬれば 
別宮とても同じ垂迹

南光坊の見どころ

・大通智勝如来

『法華経』の化城喩品第七に説かれている仏で、大山祇大明神の本地とされて河野水軍に信仰された。

・川村驥山の菅笠

書道界初めて芸術院賞を受けた書家で、昭和29年娘を伴い遍路の途中に南光坊の住職と出会い、奉納した菅笠。あまりの達筆に驚いた住職の望みに応えた。

・今治城

納経所の方がとても親切で、今治城にも立ち寄ってみることを進められました。

手書きハガキもくださいました。


第54番 延命寺

2019年11月14日 | 日和山めぐり(四国編)

近見山 宝鐘院 延命寺

くもりなき鏡の縁とながむれば  
残さず影をうつすものかな

延命寺の見どころ

・山門

もと今治城の城門の一つで、総けやき造り。明治初期に今治城取り壊しの際に譲り受けた。

 

・火伏せ不動尊

本尊。宝冠をかぶった珍しい不動明王像で、再三の火災から逃れているのでこの尊名が。

 

・越智孫兵衛の墓(阿方の庄屋であった越智孫兵衛は、農民の窮乏を救い、享保年間の大飢饉でも餓死者を出さなかったと伝えられる。)

延命寺では今回最初の交通安全ステッカーを入手しました。


第51番 石手寺

2019年11月14日 | 日和山めぐり(四国編)

熊野山 虚空蔵院 石手寺

西方をよそとは見まじ安養の 
寺に詣りて受くる十楽

日本最古といわれる道後温泉の近く。参道が回廊形式となり仲見世のみやげ店が並ぶ。境内は、巡礼者よりも地元のお大師さん信者や観光客が多い霊場である。
そのもう一つの要因は、境内ほとんどの堂塔が国宝、国の重要文化財に指定されている壮観さで、それに寺宝を常時展示している宝物館を備えており、四国霊場では随一ともいえる文化財の寺院である。

 

 仁王門

鎌倉末期に建てられた全国屈指の楼門で、国宝に指定されています。

門にかかる約3メートルの大ワラジを触って自分の足を触るとご利益があるのだとか

 

境内裏手の山上からお遍路さんを見守る高さ約16メートルの「やる気大師像」

 

三重塔

高さ25メートルの三重塔は鎌倉末期に建てられた重要文化財

88の札所と高野山の砂が詰められた「八十八カ所霊場お砂撫で」があります。

 

本堂

鎌倉末期に建てられた風格漂う本堂は国の重要文化財

七転八起 元気石

本堂横の「七転八起衛門三郎の再生石」は、元気が得られる石といわれ、1個持ち帰り、1年後に7個足して8個返すという願掛けスポットです。

 訶梨帝母天堂

鬼子母神を祀っており、子授け安産石を持ち帰ると子宝に恵まれると言われています。

恵まれたら2個足して3個返すのが習わし。

 

マントラ洞窟

本堂北側の洞窟

入口からまっすぐ進むと金剛曼荼羅の世界、右手方向に進めばミニ八十八カ所霊場と弘法大師修行場があります。

 

奥の院

マントラ洞窟を抜け、道なりに進んだ先に、マントラ塔とよばれる黄金に輝くパゴダがあります。

その横にはやせ細った釈迦苦行像と五百羅漢像。

 

もう一つ、清浄洞窟という奥の院ができていました。

お釈迦様の体内を体験できるのだとか。

朝7時過ぎに誰もおらず、ただ一人で狭くて真っ暗な洞窟に入ったので清浄心より恐怖心の方が強かったです。

洞窟を抜けると「みんな一緒大仏」がありました。

みんな一緒大仏

 

 

 


「北前船のふるさと」塩飽諸島

2019年11月13日 | 日和山めぐり(四国編)

11月14日(木)から22日(金)まで四国の旅に出かけます。

旅の目的は二つあります。

三度目のお遍路と塩飽諸島(本島)訪問です。

石鎚神社(本社)と金刀比羅宮も訪問予定です。

今回のお遍路のために、仏前勤行次第(開経偈・懺悔文・三帰・三鏡・十善戒・発菩提心真言・三摩耶戒真言・般若心経・十三仏真言・光明真言・大師宝号・廻向)をすべて暗記しました。

これでやっと冊子を見ないで勤行ができるようになりました。

今回のお遍路は各寺の見どころをじっくりと味わうつもりです。

晩秋の紅葉も楽しみです。

 

塩飽諸島は、海賊の子孫の島であり、「船乗りのメッカ」「北前船のふるさと」と呼ばれています。

徳川幕府は島を領知させる朱印状を与え、人名による自治が続いたとのこと。

お遍路の途中、半日ほど立ち寄るつもりです。

 


四国からの学び(続き)

2018年05月31日 | 日和山めぐり(四国編)
簡易物干し台は重宝しました。好天気には毎回のように使用しました。

使ってみて柄 が少し斜めになって壁面にくい込んだりグラグラしたりするので改善策を試みました。

前回使った余りのマジックテープを使ってみました。

マジックテープでくい込み予防と安定感を保つことができるようになりました。

室内の窓際に埋め込んでいたフェルトも毛羽立ちが目立つのでアルミアングルを差し込みました。

うまいことサイズが合いました。

四国旅からの学び

2018年05月30日 | 日和山めぐり(四国編)
四国旅の証として、この3月に軽トラを購入してキャンプ小屋を製作したので、安全祈願として入手したステッカーを出入り口の扉に貼っています。ぜんぶで22枚になりました。今後右側を寺院・左側を神社に分けて貼ろうかと思っています。身内からの評判はいまいちです。

四国のお寺では交通安全のステッカーは無料で配布(鶴林寺)されるところ、納経所の人に有無を尋ねないと入手出来ないところもありました。値段の幅は300円から800円です。交通の難所にはたいてい置かれていました。

室内にある温度湿度計付き時計は運転中コロコロ転がるので出入口から見やすい位置に固定しました。調理中にタイマーとして使うのでマジックテープで取り外し出来るようにしました。

出入り口の扉にはゴムバンドを設置しました。

扉を半開きしている時に風で全開しないようにするためです。

毎日のように洗濯することができハンガーを多用しました。空きスペースをハンガー置き場にしてみました。

このように今回の旅での学びを今後に生かし、よりよいキャンピングライフを構築していこうと思います。
コメントをいただいた丸井さんには大変お世話になりました。特にゴボウ炊き込み飯は最高でした。

44番から50番まで(お遍路終了)

2018年05月28日 | 日和山めぐり(四国編)
44番から50番までのお寺を参拝しました。今回は51番石手寺2からスタートしているのでこれで2回目のなるお遍路も終わりました。四国に6箇所ある日和山めぐりも長浜以外は日和山のある場所を確認することができました。

44番 大寶寺



45番 岩屋寺
本堂まで坂道を20分近く歩かないといけないお寺です。

18番焼山寺の次にお気に入りのお寺です。



ここを歩くと冥土の旅をしているような気分になります。



















これを読むと海岸山岩屋寺と命名された意味がよくわかりました。

46番 浄瑠璃寺











18番焼山寺で紹介した「魂の転生」が描かれたパネルです。これを読めば13仏や法事で経をあげる意味がよくわかります。現在102歳になる住職が子どもでも分かるようにと作成したものだそうです。

47番 八坂寺


























48番 西林寺






96歳のおじいちゃんがいつも作っているそうです。

49番 浄土寺






50番 繁多寺





ここから松山市内を見渡すことができます。


5月17日木曜日から28日月曜日まで12日間四国1周の車旅を無事に終えることができました。食事は軽トラの荷台(キャンプ小屋)での生活でしたが、2回ほどの外食を除いて自炊をすることが出来ました。この旅の反省を次回の九州1周(日和山めぐり)旅行に生かしたいと思います。

39番から43番まで(三机の日和山へ)

2018年05月28日 | 日和山めぐり(四国編)
39番から43番までおまいりして伊方町内にある三机の日和山へ足を運んでみました。
39番 延光寺















ここまでが土佐のお寺になります。

40番 観自在寺














41番 龍光寺










42番 仏木寺






43番 明石寺








昔は商業港としてにぎわっていた三机(みつくえ)を訪ねました。





前方に見える山が遠見山と言われ、日和山にあたります。



全景が見渡せる場所までくるまで登ることができました。

ミカン畑の手入れがなされているのでこの眺望が保たれているようです。

以前は周囲から船でたくさんの人が集まりにぎわいを見せていた商店街です。現在では住民は300人、小学生の児童数は30人ということでした。

旅館の方から色々とお話を伺うことができました。

伊方原発の関係もあるのでしょう。佐田岬半島の中心には立派な道路が通っていました。原発が稼動して時には先ほどの旅館にも宿泊があったようです。改めて原発問題の複雑さを感じました。