久しぶりに伏見ミリオン座で2本連続で映画を観てきました。
1作目は『コレクティブ 国家の嘘』 2015年10月、ルーマニア・ブカレストのクラブ"コレクティブ"でライブ中に火災が発生。27名の死者と180名の負傷者を出す大惨事となったが、一命を取り留めたはずの入院患者が複数の病院で次々に死亡、最終的には死者数が64名まで膨れ上がってしまう。 その謎を追うのは小さなスポーツ紙の編集長と仲間たち。その真相は・・。2019年のドキュメンタリー映画。
こんな骨のあるメディアや途中で引き受けた保健省の大臣みたいなひとが果たして日本でいるでしょうか?
さて2作目はジョニー・デップが主演・製作を兼務した『ミナマタ』 日本における水俣病の惨事を世界に伝えたアメリカの写真家、ユージン・スミス氏の日本での取材を描くヒューマンドラマ 。この映画のロケ地が熊本ではなくてセルビアのモンテネグロというのには驚かされる。確かに建物が木造だが日本家屋ではない・・。これは「水俣病」の映画ではなくてそれに取り組んだユージン・スミスという写真家の映画です。それにしてもジョニー・デップという役者の思想が出ている映画です。
最後にデップは「企業の腐敗は存在しうるし、摘発されるべきものが見逃されてしまうと、腐敗がはびこってしまう」と問題提起しています。同時に「国家の嘘」も放置してしまうと政治家が腐敗していくようです。
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