ユルシンゴン日記

今日は台風が来ていた午前中は雨が降っていましたが午後は晴れて暑くなりました。

さて暑いので最近は部屋で図書館から借りてきた本を読んでいることが多い今日この頃です。この前借りてきたのは高村薫著「空海」松長有慶著「密教」です。空海は四国、香川のひとです。空海の命日にあたる毎月21日に「お大師さん」という講がわたくしの村のどこかの家で行われて父親が持って帰ってくるお寿司とかのお土産が楽しみでした。でも空海という人は最澄と違い留学僧になって34日間も漂流して中国に渡り長安の青龍寺で恵果から千人の弟子を差し置いて空海に真言密教を授けられました。そしてわずか2年で日本に戻ってきます。インターネットもない時代、中国語だけでもマスターするのが大変なわたくしなどの凡夫と違い数多くの仏教書を携えて帰ってきて高野山に拠点をつくりました。その高野山では空海は未だに生きていることになっています。