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ラエリアン・ムーブメント
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■理論上、人は50歳の見た目のまま120歳まで生きることができる?若さを保つカギは「腸」にあった!
40歳~60歳あたりに訪れる、大人から老人へと移り変わっていく期間を「思秋期」と表現するのは、医師の和田秀樹先生。高齢者を専門とする精神科医を務めてきた和田先生いわく、「思秋期は人生にとって大切な年代であると同時に、年齢を重ねても充実した人生を送れるかが決まる時期」とのこと。「若さ」の維持に重要なことは、腸の健康を保つことで――。
◆細胞の炎症を最小限に食い止めて、若さを保つ
年齢を重ねれば、細胞の炎症はある程度は必ず起こるものだ。それは誰にも避けられない。
ただし、炎症を最小限に抑えることは可能だ。ショーシャ博士は、細胞の炎症を極力抑えるようにすれば、「50歳の見た目のまま120歳まで生きることも可能」だと言う。
そのためには、細胞が必要としている栄養素をきちんと送り届けて丈夫にすること。そして、炎症が起きたときに速やかに修復できるようにすることだ。
ここではどうすれば炎症を食い止めることができるかについて考えよう。
まず心がけたいのが、腸を健康に保つことである。というのも、腸は食物を消化・吸収する重要な器官であるだけでなく、小腸には人の免疫細胞の80パーセントが集まっているからだ。
食物を充分に消化・吸収できなければ、せっかくの栄養素を細胞に送り届けることができない。
また、免疫は細胞を傷つけるような異物を排除してくれたり、修復の手助けをしてくれたりする。
◆「若さ」とは健康な腸から生まれる
たとえば、フリーラジカルが体内に侵入すると、細胞の中心に入り込み、遺伝子コードを書き換えてしまう。これはがん細胞のもとになるものだが、このように遺伝子コードが書き換わってしまった細胞も、免疫があれば退治することができる。
さらに、腸の状態が悪いと、全身に悪影響が出る。わかりやすいところでは、便秘気味のときには吹き出物ができたり、肌がくすみやすくなったりするが、これは腸が毒素を排出しきれず、血液によって全身に運ばれてしまうからだ。
自分の腸の状態を知りたいと思ったら、まずは肌の状態をチェックするといいだろう。
肌はいわば「腸の鏡」というべきもので、肌にブツブツができていたり、キメが粗くなっていたり、毛穴が開いていたりしたら、腸も同じ状態にあるといえるのである。
反対に、キメが整って滑らかな肌であれば、腸の状態も良好であるという証拠だ。
腸が健康になれば、体に必要な栄養がぐんぐん吸収され、不要なものはしっかり排出できる。フリーラジカルから細胞を守り、炎症も抑えることができる。
腸の健康状態は、見た目を若く保つにも、体の健康を維持するにも、非常に大きな影響を与えているのである。
●腸を健康に保てば見た目も若くいられる
◆あなたにもある「見えない」食物アレルギー
腸を健康に保つためには、腸への負担を軽減することが肝要である。
そこで注意したいのが、「アレルギー」だ。
アレルギーというと、みなさんは何を思い浮かべるだろうか。花粉症、卵やそばなどの食物アレルギー、鼻炎、喘息……。もちろん、これらは注意すべきアレルギーの症状だ。
でも、それだけではない。アレルギーは基本的にIgE(アイジーイー)という免疫グロブリンが関与した急性型のアレルギーである。じつは、IgG(アイジージー)という免疫グロブリンが関与した、症状が軽い代わりに、もう少し長く続くアレルギーがあるのだ。このアレルギーには自分では気がつかないことが多い。
ショーシャ博士のクリニックでも私のクリニックでも、患者さんにどんなアレルギーがあるかを調べる検査をおこなっている。その結果から見ると、何かしらの食品にアレルギーを持っていない人は、ほとんどいないと言っていい。
誰でも、何かの食品にはアレルギーを持っている。食べると舌がちょっとピリッとする、疲れやすくなる、消化不良を起こしやすい、胸やけがするなど、アレルギーの症状は多岐にわたる。これは、ひとりひとり免疫反応が異なるためで、アレルギーとひと口に言っても、さまざまな症状が出るのである。
そのため、自分がどんな食品にアレルギーを持っているか、把握できていないこともしばしばである。こうした目に見えにくいアレルギーは、腸の健康を保つためには非常に厄介な存在だといえる。
◆“見えない”アレルギーから腸と体を守る
しかし、気付かない程度の症状であっても、慢性的に続けば、細胞の炎症を引き起こし、老化のスピードを上げてしまうことになるので、なるべく避けるに越したことはない。とくに前述のIgG型のアレルギーは腸の中で起こるうえに、長く続くものだから要注意だ。
となると、自分がどの食品にアレルギーを持っているかを認識していくことが必要になる。これを正確に判定するには、ちゃんと医療機関で検査を受ける(ただし、日本ではIgG型のアレルギーを調べてくれるところは少ない)しか方法はないのだが、自分でもある程度、予測していくことは可能だ。
「この食品を食べたあとは、体がだるくなりがちだ」「これを食べると、なんか胸が気持ち悪くなる」など、体の声に敏感に耳を傾ける。そういう食材を避けるようにするだけで、アレルギーの悪影響を遠ざけることができるのである。
不思議なことに、自分が好きな食材ほどアレルギーを引き起こすもとになっていたりする。もし心当たりのある食材があれば、なるべく避けるようにしたほうが賢明である。
自分の体調を注意深く観察すること。そうして、“見えない”アレルギーから腸と体を守ることを心がけよう。
●慢性アレルギーのもととなる食品を遠ざけよう
◆自分のアレルゲンを見つけよう
今のところ、アレルギーの反応を抑えるには、アレルゲンとなる食品を避けるしか方法がない。IgGがからんだ慢性アレルギーの症状はわかりにくいことが多いため、心配な人はアレルギー検査を受けておくといいだろう。
しかし、日本の医療機関では、保険が適用される範囲では13項目しか調べられないのが現状だ。また原則的にIgE反応しか調べてくれない。
フランスやアメリカの医療機関では、ハーブやスパイスまでを含む150~200種類もの幅広い食品についてIgEだけでなくIgGのアレルギーの有無を調べられる。そのため、ほとんどの食品アレルギーを見つけることができる。
それに対して、日本でアレルギーの有無を正確に判断しようと思ったら、自由診療でなんとかするしかない。
私のクリニックでは、123種類におよぶ食品のアレルギー検査をおこなっているが、こうした診療所を見つけて頼むしかないのである。
◆アレルギーは遺伝する
ちなみに、アレルギーの原因となりやすい食材は普段から口にしやすい食べものにも多い。食べたあとには体調の変化に注意を払っておくと自分でも気付きやすいだろう。
また、アレルギーは遺伝することが多いので、親にアレルギーがある場合は子どもにも同じアレルギーがある可能性が高い。
つまり、自分のアレルギーを把握することは、子どもの健康にも役立つことになる。
こうして食物アレルギーを克服すると、腸が元気になって消化力がアップし、美しい肌、健康な体が手に入る。
さらに腸内環境を整えるために、食物繊維や乳酸菌で腸内フローラ(細菌叢[そう])を良好に保ち、ストレスを減らして充分な睡眠をとるのも注意しておきたいことだ。
●腸内環境を整えて、美しい肌と健康な体を手に入れる
※本稿は、『50歳の分岐点――差がつく「思秋期」の過ごし方』(大和書房)の一部を再編集したものです。
【元記事】
https://news.y ahoo.co .jp/art icles/6 ef61efb 8235b1b 272b358 42c96d6 7d60b05 5f7a
●「平和のための1分間瞑想」
https://www.ra elianja pan.jp/ 1m4peac e
●日本ラエリアン・ムーブメント
https://www.uf olove.j p
●無限堂出版
http://www.mug endo.co .jp/ind ex.html
最後までお読みいただきありがとうございました。
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