面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

新聞の影響力はどの程度落ちているのだろうか

2021-06-30 22:19:47 | マスコミ
~~引用ここから~~
http://www.kokusyo.jp/oshigami/16424/(メディア黒書)

読売新聞、年間で51万部の減部数、21年5月度のABC部数、新聞凋落の背景に信用の失墜、権力構造の一部に変質

2021年5月度のABC部数が明らかになった。それによると、朝日新聞は約471万部で、前年同月比較で、約37万部の減部数となった。読売新聞は、約711万部で51万部の減部数となった。

さらに日経新聞は、約186万部で21万部の減部数となった。産経新聞は、約119万部で12万部の減部数。日経と産経は、経営規模に比べて減部数が多く、新聞凋落の実態を象徴している。

詳細は次の通りである。

朝日新聞:4,714,358(−369,225)
毎日新聞:2,003,834(−194,490)
読売新聞:7,111,343(−512,437)
日経新聞:1,860,086(−209,794)
産経新聞:1,191,632(−123,407)

(略)
~~引用ここまで~~


毎月全国紙の部数を出してくれるとありがたいのだが、そこまで親切ではなく4月の部数は出してくれなかった。

それはさておき。新聞の部数は毎月減少しているから新聞の世論、政治への影響力が落ちているのは間違いない。しかしどの程度であろうか。

新聞の購読時間も恐ろしいほどに減っているから影響力は本当に減っているだろう。しかし「日本の財政は先進国最悪」「財政規律のために緊縮財政はやむを得ない」などとする考えが国民の常識になってしまっている。

反緊縮派はネットを中心に財政破綻もハイパーインフレもあり得ない。国債発行を増やして積極財政に転換することでしか経済再生はあり得ないと主張し、一定の勢力にはなっている。

しかし権力中枢は緊縮財政派で固められている。新聞の影響力が減り、積極財政を求める世論になれば良いのだが、それまでどのくらい時間が掛かるだろうか。

新聞の影響力が減ってもそれまでに刷り込まれた国民の常識になってしまっている「日本の財政は先進国最悪」というものを覆すには国民にそうではないことを理解させる必要がある。それがなかなか難しい。ネットだけではなかなかそれまでの常識を覆すのは難しいのだ。


リンクに(メディア黒書)追加

コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 4日連続の休み | トップ | ラトが寄り添ってくれる »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
匿名よりさんへ (ぬくぬく)
2021-07-02 01:15:55
コメントありがとうございます。

そうでしたか。いや私もいわゆる「発表報道」についてはマスコミ嫌いを公言しているのにマスコミサイトから引用するのは言行不一致になるのでマスコミより発表元の官庁が良いと考えて各官庁のホームページを覗いてみたのですが、マスコミが報道する時点では必ずしもアップされていないし、引用もしづらく断念したのです。

皆が知っているようなネタではわざわざ引用しなくても良いかもしれませんが、前のコメントに書いた通り「一次情報」としてはやはりマスコミが信用できると思いました。テレビのサイトより新聞サイトの方が引用しやすいのです。NHKや時事通信、共同通信(共同通信は配信先に配慮してか記事が少ないことがありますが)から引用する方が良いだろうかと考えますが。

あまり長く記事を引用するのは著作権の観点などから不評ですので少し前から短く引用しようと考えています。
返信する
Unknown (匿名 より)
2021-07-01 23:45:40
すいません、言葉足らずでした。
より正しくは
「ぬくぬくさんは新聞を読むなと言いながら、新聞サイトから頻繁に引用しているのはなぜでしょうか?」
です。

したがいまして、単なる疑問を書いたものであり、現行不一致を問い質したものではありません。
返信する
匿名よりさんへ (ぬくぬく)
2021-07-01 22:54:25
コメントありがとうございます。

「一次情報」としては新聞サイトを引用した方が良いと考えていたのです。参考にした政治ブログが新聞の一次情報を元にそれに自分の意見を書くというものが多かったこともあります。しかしそれでは言行不一致に見えますか?
返信する
七味さんへ (ぬくぬく)
2021-07-01 22:47:47
コメントありがとうございます。

確かにそうですね。紙の部数が減ってもネットで朝日新聞を読む人が多ければ必ずしも影響力は減りません。
私もざっと検索してみたところ、こんな数字がみつかりました。ウィキペディアですが。

朝日新聞デジタル
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E6%97%A5%E6%96%B0%E8%81%9E%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB
会員数は375万人、このうち有料会員は約32万人(2020年5月末現在)

有料会員数約32万人。大したことない数にも思えますし、それなりにいるようにも思えます。

それよりも七味さんが調べてくれた「UB数 約5,937万」はかなりの数ですね。私もたまに朝日新聞のサイトを見るのでこの数に含まれるわけですが。どちらかといえば批判目的ですが。
しかしこれだけネットが広まった時代だと慰安婦問題を煽り立てるような真似はできなくなりますね。すぐ炎上します。
しかし経済財政に関する常識を覆すのは骨かもしれません。朝日新聞だけではなく日本の新聞のほぼ全てが緊縮財政を主張しているのですから。
返信する
Unknown (匿名 より)
2021-07-01 22:43:07
ぬくぬくさんは新聞を読むなと言いながら、新聞サイトから頻繁に引用していますよね?
返信する
Unknown (七味)
2021-07-01 21:12:09
ぬくぬく様

記事を読ませて頂いたのです♪

「新聞の影響力」を考えるのに、発行部数だけで考えて良いのかな?って思ったのです♪

ネットでいろんな情報に触れられるようになってるから、新聞を読んでもその影響を受けない/受けづらくなってるんじゃないの?
という、そもそものところは置いといて、
 発行部数の減少=新聞社の主張に触れる人の減少
って、本当に言えるのかな?って思ったのです♪

あたしなんかは、新聞は購読してないけど、代わりにネットにアップされている記事を読んだりはしているのです♪
新聞の発行部数が減ってたとしても、「新聞紙」の購読をやめて、同じ新聞社の提供してるネットのサービスに移っているだけだと、新聞の影響力自体は変わんないんじゃないのかな?
そう思ってちょっと調べてみたのです♪
全部調べるのは大変なので、朝日新聞社の出している朝日新聞媒体資料ってのから、朝日新聞デジタルの月間UB数と会員数を拾ってみたのです♪


朝日新聞媒体資料 DATA FILE 2021
https://adv.asahi.com/adv/other/ad_info/media_kit/DataFile2021.pdf
UB数 約5,937万(集計期間の記載なし)
会員数 約386万人(2020年10月時点)

朝日新聞媒体資料 DATA FILE 2020
https://adv.asahi.com/adv/other/ad_info/media_kit/DataFile2020.pdf
UB数 約3,019万(集計期間の記載なし)
会員数 約350万人(2019年11月時点)

朝日新聞媒体資料 DATA FILE 2019
https://adv.asahi.com/adv/other/ad_info/media_kit/DataFile2019.pdf
月間UB数 約4,598万(2017年4月~2018年3月実績平均)
登録会員数 約314万人(2018年3月実績)


で、このデータをみると2019年から2020年にかけて朝日新聞デジタルの会員数は36万人(約386万人-約350万人)増えているのです♪


さて、ぬくぬくさんの引用元の記事によると2021年度5月度の朝日新聞は、前年同月比約37万部の減部数となったそうなんだけど、会員数の方でみると、ただ紙をやめてデジタルに移っているだけのように思えませんか?
(あたしのデータは2020年10月と2019年11月の比較だから、引用元の記事とは比較時期が半年ずれているってのは、ないしょなのです♪)

もちろんデジタルの方は無料会員も含むし、新聞紙を購読するのとは、記事に触れる頻度や時間は違うから一概には言えないところはあると思うのです♪

ただ、多くの人の目に触れることが影響力に繋がるって考えるんだったら、「新聞紙」の部数減だけをみてると、ぬか喜びになっちゃうように思うのです♪
経営がちょっと・・・みたいな話も聞くけど、彼らも彼らなりに頑張っているんだと思うのです♪


ちなみに、月間UBの方は、約2,908万(約5,927万-約3,019万人)増えているので、一日あたり約93.8万(約2,908万÷31日)増えていることになると思うのです♪ これらの人達が朝日新聞社の主張の影響を受けるとすると、むしろ影響力が強まっているんじゃないかって危惧するのです♪
ただ、多分、あたしみたいに、チラ見しかしない人が多いだろうし、批判目的のアクセスもそれなりにあるとは思うのです♪
だから、そんなに心配しなくても良いかなって思うのです♪
返信する

コメントを投稿

マスコミ」カテゴリの最新記事