Msk-Mtnのブログ

プリキュアについて熱く語る一独身男性のブログ

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 第11話感想

2020年12月13日 | ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
 今話の名セリフ:「だって、かすみん達の夢だけ叶えるより、応援してくれるみんなのやりたい事も叶った方が、絶対楽しいじゃないですか!」(中須かすみ)

 「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」第11話「みんなの夢、私の夢」の感想です。


~ オープニング前 ~
 ある日、生徒会室にて・・・、
「スクールアイドルフェスティバルの申請書です!」
「承認をお願いしまーす!」
    
「ふむふむ。とても面白そうな企画ですね。」
   
 しかし、生徒会長の一存で決まるほど甘くはありません。他の生徒会員は、スクールアイドルがどんなものなのか知らないゆえ、漠然とした企画だと感じます。
 どこの学校と合同なのか、具体的な行動予定、進捗状況、開催地と、申請書に書かれてない事が多くあります。ですが、侑とかすみは、それをしっかり示せば企画を通してくれると知って、希望を見出しました。



~ Aパート ~
 その後、侑達は、スクールアイドルフェスティバルの会場を探しに行きました。
    
    
    
    
    
 しかし、なかなか見つからず。それぞれの希望の会場も様々ではありますが、自分達らしいと感心し、明日以降も探しに行く事に。

 その後日・・・、
「夏休みの宿題、やってる?」
「うん。古典と数学は、もうすぐ終わるよ。」
   
「さすが歩夢。私なんて、まだ手を付けてもないのに。」
「侑ちゃん、最終日にまとめてやってるもんね。」
   
「あ、来た。じゃあ、打ち合わせ終わったら、部室行くから。」
「うん。行ってらっしゃい。」
    
    

 侑が言っていた打ち合わせの相手は、他校のスクールアイドル。東雲学院と藤黄学園のメンバー2名が来ていました。
   
「私も賛成です。また果林さんと同じステージに立てるなんて・・・、光栄です・・・。」
    
「え? こちらこそ、そんな風に評価してもらえて光栄だわ。」
    
「この子、果林さんのファンなんですよ。」
「み、美咲さん・・・。」
    
「あら、そうだったの? もっと早く、教えてほしかったわ。」
   
    
    
 前々話はライバル視していたのが、自分を慕っていると知るやいなや、セクシーに攻めてきたぞ。これぞ果林先輩クオリティ! 見応えのあるアゴクイ、ゴチです!(笑)
 そして、姫乃の反応も可愛い過ぎますなあ。これは、オナんちゃらする絶好のオカズになったに違いない。(おい、こら(笑))

 他校のメンバーも、スクールアイドルフェスティバルの企画に賛同しました。

 ですが、まだまだやる事はあります。
 スケジュールは今もせつ菜と相談中。会場に至っては、なかなか1つに絞り切れません。
「ふっふっふ。そこは、かすみんにお任せ下さい!」
    
「じゃじゃーん!」
「か、可愛いです・・・。」
「かすみちゃん、それ何?」
    
「名付けて、かすみんボックスです!」
「かすみんボックス?」
   
「かすみんにピッタリの会場を募集してみました! 応援してくれる人の声に耳を傾けていく! そんなアイドルに、かすみんは・・・。」
    
   
「え・・・。」
「かすみちゃん?」
    
   
「え? 何もなし?」
「えーん! 何で1枚も入ってないんですかー!」
    
「夏休みだし、学校に来る人、限られてるからね・・・。」
   
 それもあるかもしれんが、もしかしたら、かすみ推しのラブライバー達が、こっそり中身を抜き取ってたりして。このかすみの表情豊かさを見たいがために。まったく嫌らしい方々だ。(勝手に加害者扱いすんな(笑))

「えーん! 侑先輩!」
「よしよし。」
    
 顔芸の次は、抱きつきに頭ナデナデと隙がないですね。なるほど、ボックスから中身を抜き取ったかすみ推しの人達は、ここまで計算していたのか。なかなかの策士やのう。(だから違うって(笑))

「でも、かすみんボックスってアイディアは面白いよね。」
「はい! とっても可愛いです!」
   
「当然です! だって、かすみんのかすみんボックスですから!」
   
「せっかくだし、もっと色んな事募集してもいいかもね!」
    
   
「こんなのはどう?」
「あー!」
「分かりやすくて良いですね! 早速置いてきます!」
    

 その直後、璃奈は、もっと多くの人にフェスの事を知ってもらおうと、サイトを作る事にしました。
 その途中・・・、
「やっほー!」
「焼き菓子同好会で、クッキー焼いたんだ!」
    
 焼き菓子同好会・・・。流しそうめん同好会といい、ホント、何でもありだな。この調子だと、タピオカ同好会なんてのもあったりして。(笑)

「ねえねえ! フェスの事、友達に話していい? きっと喜ぶと思うんよね!」
   
「どうしたの?」
「まだ生徒会の許可が下りてないから・・・。」
   
「そうだよね・・・。ごめん・・・。つい嬉しくて・・・。」
   
   
「大丈夫。やっぱり伝えて。」
「え!? いいの、璃奈ちゃん!?」
「うん。絶対開催できるように頑張るから。」
    
「楽しみにしてて。」

「ありがとう!」
「頑張ってね、璃奈ちゃん!」
    
「璃奈ちゃんボード『キリリ』!」
   

 その頃、他のメンバーは、フェスに向けてのトレーニング中。
    
    
    
   

 それからしばらくして・・・、
   
    
   
「歩夢。歩夢。」
    
「侑ちゃん・・・。」
   
「先に帰っても良かったのに。」
「でも、侑ちゃん、まだ帰ってなかったの分かってたし。それに、もし逆だったら、侑ちゃんだって、帰るの待っててくれるでしょ?」
「うん、そうだね!」
    
「待っててくれて、ありがとう。」
「どういたしまして。」
    

「せつ菜ちゃんに手伝ってもらったおかげで、だいぶ進んだよ、申請書!」
「良かったね。」
   
「せつ菜ちゃんは一緒に帰らないの?」

「まだ仕事があるんだって。」
「そうなんだ・・・。」
   
「申請書出すのは明日だよね?」
「うーん・・・。その前に会場候補を絞ろうと言ってはいるけど・・・。本当にそれで、みんなが思い描く理想のライブができるのかなって悩むよ・・・。」
「東雲も藤黄も私達も、それぞれカラーが違うから、そのみんなの願いを叶えるって大変な事だよね・・・。」
    
「みんな・・・。みんなか・・・。」
    


~ Bパート ~
 次の日、かすみんボックスには大量の案が集まっていました。
   
 そして、侑とかすみは、申請書を提出しに生徒会室へ。
 進捗は問題ないものの、会場の記載がない事を指摘されますが、かすみんボックスに集まった沢山のメッセージを見せました。
「彼方ちゃんの歌に、」
「実は、ずっと励まされていて、インターハイに出る事ができました。フェスが開催できる事になったら、何かお手伝いがしたいです。」
   
   
   
「エマさんのPVに毎日癒されています。沢山着せたい衣装があるので、フェスが実現するのをすごく楽しみにしてます。」
    
   
「スクールアイドル同好会が大好きで、クッキーを作っちゃいました。フェスがあるなら、みんなにも食べてもらいたいな。」
    
    
「メッセージを読んで、みんなと話し合いました。本当にスクールアイドル好きのみんなが楽しめるお祭りって何だろうって。」
   
「それはきっと、ライブをするだけじゃないって気付いたんです。」

「ライブをするだけじゃない?」
「はい、そうです!」
   
    
「だって、かすみん達の夢だけ叶えるより、応援してくれるみんなのやりたい事も叶った方が、絶対楽しいじゃないですか!」
   
    
   
「会場についても、いっぱい希望が集まりました。だから、会場は1つに絞りません。全部でやります!」
   
「街全体を巻き込んで、お祭りみたいにしたいんです!」
   
「色んな所で、色んなアイドル達が、自分らしいライブを披露する。そして、スクールアイドルが大好きな人達を、自分の『好き』を自由に表現できる・・・。」
    
    
    
「みんなの夢が集まって、それを全部叶える場所・・・。みんなが好きになってくれたスクールアイドル同好会らしいフェスの形って、そういうものだと思うんです!」
    
「なるほど。スクールアイドル好きのみんなが楽しめるお祭り、という事ですか・・・。」
「はい。ワクワクしませんか?」
    
「分かりました。会長、私からはもう何もありません。会長はいかがですか?」
    
「はい。良いと思います。」
   
   
「やったー! やりましたよ!」
「うん! ありがとうございます!」
    
「私は、参加してみたくなりました・・・。」
   
「え?」
「それって・・・。」
「実はあの後、スクールアイドルについて少し勉強したんです。それで・・・。」
   
「分かります! 見ると好きになっちゃうよね! ちなみに誰が好きなの?」
「優木せつ菜ちゃん・・・。」
    
「え・・・。」
「でも、私、好きになったばかりで、好きというのもおこがましいというか・・・。」
    
「そんな事ないよ! 『好き』に早いも遅いもないって!」
「そうです! ゆ、優木さんも『好き』だって言われたら喜びます・・・。絶対!」
    
「もしかして会長・・・。」
    
「せつ菜ちゃんのファンですか!?」
「え・・・。」
「力説されるから、そうなのかなって! 嬉しいです! こんな近くに同志がいるなんて!」
    
   
 良かったな、せっつー。こういう時は、精一杯喜んでいいんだぞ。おっと、そうしたら、せつ菜が生徒会長である事がバレるか。(笑)

 申請書が通って、同好会メンバーは皆、喜びます。しかし・・・、
    
   
「あ。私、飲み物買い出しに行ってくるね・・・。」
「私も一緒に行きます!」
    
「いよいよ実現しますね! 私達のフェス!」
「うん・・・。」
「侑さん、申請書の作成、本当に頑張ってらっしゃいましたね!」
「それは、せつ菜ちゃんもでしょ? 2人で遅くまで残ってたし・・・。」
「いえ。私にできた事なんて、微々たるもので・・・。」
   
「でも、私にはできない事だよ・・・。」
「歩夢さん?」
   
「あの日、合宿の日、せつ菜ちゃんは侑ちゃんと何してたの?」
「侑さんと、ですか?」
「うん。東棟で2人が一緒にいるの、見かけたから・・・。」
「ああ、侑さんが音楽室でピアノ弾いてらしたので、少しお話しました。」
   
「侑ちゃんがピアノ?」
「はい。以前聞かせていただいた時より、ずっと上達していて。新しい『好き』を見つけるって素敵ですよね!」
    
「私、知らない・・・。」
「どうかしましたか?」
   
   
「ううん。何でもない・・・。」
    
   
「はあ・・・。私の知らない侑ちゃんがいる・・・。」
   
    
   

「歩夢が家に来るの久しぶりだね。」
「そうだね・・・。」
   
    
   
「ああ、これ? 少し前から練習してるんだけど、全然上手くならなくて・・・。」
   
「あのね。歩夢に話そうと思ってた事があるんだ・・・。ただ自分でも自信が持てなくて・・・。もっと弾けるようになってからって思ってたら、時間経っちゃってさ・・・。」

   
「それってピアノの事?」
「え? うん、それもあるんだけど・・・。」
   
   
「だったら、どうして、せつ菜ちゃんには教えたの? 私には言えなくて、せつ菜ちゃんには・・・。」
    
「え? 何でせつ菜ちゃんが出てくるの?」
「せつ菜ちゃんの方が大事なの!?」
    
「違うよ!」
    
    
「歩夢に伝えたかったのは、もっと、先の事・・・。」

「え・・・?」
    
「私ね、夢が・・・、」
「嫌!」
「歩夢!?」
    
    
「聞きたくないよ・・・。」
「歩夢?」
「私の夢を一緒に見てくれるって・・・、ずっと隣にいてくれるって、言ったじゃない・・・。」
   
「私、侑ちゃんだけのスクールアイドルでいたい・・・。だから、私だけの侑ちゃんでいて・・・。」
    

 今回は、これで終了です。


【まとめ】 ※今回も、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
 スクールアイドルフェスティバルの企画は、他校のスクールアイドルを巻き込むだけでなく、自校の同好会メンバー以外の生徒達の夢も叶えようという、盛大なものにまで発展し、生徒会からも承認されたものの、その夜、歩夢は侑に、侑だけのスクールアイドルでいたいと、これまで抱えていた思いを打ち明けました。

 良かった。これは、私のよく知っている上原歩夢だ。
 「スクスタ」のプレイ動画でよく見る、「あなた」の事が好き過ぎてたまらなく、愛が重いと感じさせてくれる上原歩夢だ。


 今話の感想を簡単に述べると、こんな感じですね(笑)。「暗いムードで話が終わったのに、何だよ、その感想は」と思われそうですが、思っちゃったものは仕方ない。
 歩夢って、普段は地味でおとなしめな分、こういう闇を抱えていたり、たまにセクシーな一面を出してきたりなどといったギャップがおいしいキャラですから、今話ラストのような展開を見ちゃうと、つい興奮しちゃうんですよね(笑)。と言っても、あと2話で物語終了という事態を考えると(もしかしたら、2クール目もあるのかもしれませんが)、楽観視できないところでもありますが。

 さて、スクールアイドルフェスティバルは、他校のスクールアイドルだけでなく、自校の同好会メンバー以外の生徒達をも巻き込むものとなってきました。
 面白くなってきましたね。思えば、「ラブライブ!サンシャイン!!」では、Aqoursの9人しかステージに立てませんでしたが、全校生徒が9人を力一杯応援してくれて、その思いを受けて9人はステージに立っていました。
 スクールアイドルではない生徒達の思いがスクールアイドルの力になるというのは、「ラブライブ!サンシャイン!!」と同じ展開。他校のスクールアイドル部とパフォーマンスを競うラブライブは今作にはないものの、これぞ「ラブライブ!」シリーズだな、と面白く感じました。

 あと、スクールアイドルフェスティバル開催に向けて頑張るところでは、璃奈が見応えありました。メイン回ラストでできた友達と一層仲良くなっていて、彼女達の応援に応えたいとやる気になっていたのは、本当に良かったですね。
 愛と会う前の璃奈は、友達が誰もいなく、誰かから期待をかけられる事などほぼ無縁だったでしょう。それが、今回こうして誰かから応援されたのは、すごく嬉しかったと思うし、同好会メンバーと出会えて良かったと改めて感じます。
 そんな璃奈がフェスではどんなパフォーマンスを見せるのか、すごく楽しみですね。もちろん、他のメンバーも楽しみにしています。

 みんなが楽しめるフェスにしたいと話は進む一方、歩夢は侑だけのスクールアイドルでいたいと思いを打ち明けました。歩夢の思いについては、前話感想で書いた通りの事ですね。自分の思いを打ち明ける前には、自分の知らない侑に寂しく感じたり、自分よりもせつ菜が大事なのかと迫る場面もありました。
 歩夢と侑は何年も一緒。家が隣同士だけでなく、小中学校も一緒で、高校も一緒。同じ環境で育った間柄ゆえ、思っている事は同じで、隠し事はなし。そう思ってもおかしくないでしょう。
 そして、これから何年経っても、ずっと一緒。歩夢はそう思っているのでしょう。進学するための予備校も、大学も同じで、おばあちゃんになっても家はずっと近所。就職先も同じだと思ってるんじゃないのでしょうか。

 歩夢は過去志向なのでしょう。これまでの楽しかった事は、これからも同じようにずっと続ていくものだと、考えがちなのかもしれません。
 考えてみれば、歩夢は夢に向かって一歩一歩進んでいく子。過去の積み重ねを大事にするところがあると思うと、未来よりも過去に目を向けやすいのかもしれませんね。

 しかし、人の個性は千差万別。いくら同じ環境で育っても、そこから感じる事や思う事は、人それぞれであり、自分が面白いと思った事が相手も面白いと思っているとは限りません。自分が侑の事をすごく大事に想っているから、侑も自分の事をすごく大事に想っているというのは、歩夢の思い込みでしかないでしょう。
 それに、過去に目を向けがちな歩夢に対し、侑は自分の思った事を形に残したいと、これまで積極的に行動しているところがあり、未来志向のように見えます。侑と歩夢はほぼ同じ環境で育ちながらも、性格はこんなにも対照的です。

 とは言っても、侑は決して、歩夢の事がどうでもいいとは思っていないでしょう。せつ菜の方が大事なのかと聞かれた時に、面と向かって、違うと強く否定したくらいなのですから。それどころか、「いつだって歩夢の隣にいる」と言っていた時の事だって鮮明に憶えていると思います。
 だからこそ、あんな夜中にもかかわらず、歩夢を自室に誘ってまで大事な事を伝えようとしたのだと思いますが、一体何を伝えようとしたのか? そして、歩夢の暗い気持ちは晴れるのか? 次回が待ち遠しいです。



 今話の感想は、これで以上です。最後に、この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« にじよん シーズン3 感想P... | トップ | にじよん シーズン3 感想P... »
最新の画像もっと見る

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」カテゴリの最新記事