「魔法つかいプリキュア!」第31話「結晶する想い! 虹色のアレキサンドライト!!」の感想です。
~ オープニング前 ~
前話の続きです。魔法界の夏休みを楽しんだみらい達は、カタツムリニアに乗って、ナシマホウ界へと帰っていました。
しかし、リコは、立派な魔法使いの具体像が見出せず悩んでいます。ことはも、勉強もせずに、見た人が驚くような魔法を使える理由が分からず、困惑していました。
一方、校長は、魔法の水晶から新たなお告げを聞きました。
それは、古よりの伝説は終わりを迎えるとの事。その伝説とは、プリキュアの事なのか?
~ Aパート ~
同じ頃、シャーキンスとベニーギョは、前話のプリキュアの戦いを見て、プリキュアの存在を危険分子だと感じていました。とはいえ、シャーキンスとベニーギョは、いまだに身体は封印されており、どうにもできません。
ラブーは、プリキュアを倒しに出撃しました。前話の戦いの敗北がよほど屈辱的だったと見えます。
少しして、みらい達は、車内販売のエスカーゴを目にしました。冷凍ミカンもあります。
という事で、リコは、冷凍ミカンを購入。さらに、魔法で、冷凍ミカンを解凍しました。
そして、みらい達は、冷凍ミカンをいただきました。冷凍ミカンを食べたみらい達は、この表情。
「今まで何回も食べたけど、今日のが一番美味しい!」
「柔らかくて、冷たくて、甘くて美味しいモフ!」
「まあ・・・、私も随分、魔法、上達したし。」
「うん。それに、きっと、リコとはーちゃんとモフルンと、みんなと一緒に食べるからだよ!」
しかし、そんな楽しい雰囲気の中、異変が起きました。みらい達の乗っていた車両がカタツムリニアから外れて、宙に投げ出されました。
ここは、魔法界とナシマホウ界の狭間で、ここを行き来できるのは、カタツムリニアだけ。魔法のホウキを持ってしても、自力で脱出するのは不可能です。
そんな中、ラブーが現れました。この状況に持ち込んだのは、ラブーのしわざです。
直後、ラブーは、巨大な姿になりました。
みらい達は変身します。ミラクルとマジカルは、ダイヤスタイルに。
バトルスタート。ミラクル達は打撃戦を繰り広げるも、ラブーには通用しません。
ならば、リンクルストーンの力を活用。ミラクルとマジカルはリンクルステッキで、フェリーチェはフラワーエコーワンドを使って、様々な技で攻撃するも、巨大化したラブーには効果がありませんでした。
その後、ラブーは、反撃の拳を一振り。拳から出た強風で、ミラクル達は吹き飛ばされました。
気を失ったミラクルが目覚めると、マジカル、フェリーチェ、モフルンが近くにいませんでした。しかも、そんな状況に、ラブーがやって来ました。
~ Bパート ~
マジカル、フェリーチェ、モフルンも、近くに誰もいない状況に陥っていました。そんな中、モフルンは、レインボーキャリッジを発見。
ミラクルは、ラブーと対峙するも、傍に誰もいない寂しさから、対抗する気力がありませんでした。
「本当にもう・・・、私達には、何も残ってないの・・・?」
「みんなを探さなくちゃいけないのに・・・、こんな時に何もできないなんて・・・、何が・・・、立派な魔法使いよ・・・。」
「私の力・・・、肝心な時に役に立たないなんて・・・、一体、何のための魔法なの・・・。」
そんな中、ミラクルは、魔法の杖を目にしました。
「私の・・・、魔法の杖・・・。魔法・・・。魔法が、私に、沢山の素敵な出会いをくれた・・・。」
「私には、まだ・・・、魔法がある!」
マジカル、フェリーチェ、モフルンにも、ミラクルの声が届いていました。
「立派な魔法使いって何なのか、やっぱりまだ分からない・・・。立派な魔法って何なのか・・・。」
「でも・・・、魔法があったから、繋がれた・・・。もう一度、またみんなと、繋がりたい!」
「何も分からない・・・。私の力の事も、記憶の事も・・・。」
「だけど・・・、悩みなんか忘れるくらい、みんなと一緒にいると楽しい・・・。過去の事は分からないけど、いつまでもみんなと一緒に笑顔でいたい!」
ラブーは、魔法の力なんざ、ムホーに敵う訳がないと、ミラクルに攻撃します。
「まだよ。必ず、またみんなと、会うんだから!」
ミラクル、マジカル、フェリーチェの思いは1つとなり、マジカルとフェリーチェはミラクルの元に導かれ、3人は再会を果たしました。
そして、新たな宝石が出現。
ちょうどその時、モフルンもやって来ました。
この宝石は「アレキサンドライト」のリンクルストーン。ミラクル達は、このリンクルストーンの力により、「オーバーザレインボー」というモードに。
さらに、レインボーキャリッジも、プリキュアの力になりました。
「巡り合う奇跡よ!」
「繋がり合う魔法よ!」
「育まれし幸せよ!」
3人は「プレシャスブレス」を装着。
そして、「エクストリームレインボー」という技を放ちました。
ラブーは、プリキュアの新たな力に押され、撃退されました。
ラブーの気配が消えたのを感じ取ったシャーキンスとベニーギョは、いつまでも封印されている訳にはいかないと力を込めます。
戦いが終わり、ホッと一息のみらい達。
「もう、ダメかと思っちゃったよ・・・。」
「でも、良かった! また、みんなと会えて!」
「そうね。」
「はーちゃんも!」
「はー!」
「モフルンも!」
「モフー!」
その直後、カタツムリニアが来ました。
また、レインボーキャリッジから新たなアイテムが出てきました。
今回は、これで終了です。
今回も、エンディングの後半部分の映像が変わりましたが、27話感想同様、ここで述べると長くなりますので、後述します。
次回:「ワクワクいっぱい! はーちゃんの学校生活!」
夏休みが終わり、2学期が始まりました。ことはは、津成木第一中学校の転校生として、みらいとリコと一緒に学校生活を送る事に。
そんな中、クラスメイトの壮太は、何だか元気がありません。サッカー部の部長になって張り切ってはいるものの、部員の皆と上手くいってないようです。
そんな壮太に、サッカーを教えてほしいと、無邪気に接することは。最初は怒っていた壮太も、ことはとサッカーをするうちに、だんだん笑顔になっていきますが・・・。
そして、何度目だろう。かなの存在感に笑ったのは。次回は、かなの騒ぎっぷりにも目が離せないですね。(笑)
【まとめ】
ナシマホウ界へと帰る途中、巨大化したラブーと対峙したみらい達は、皆と一緒にいたいという想いから、「アレキサンドライト」のリンクルストーンを手に入れ、「エクストリームレインボー」でラブーを撃退しました。
という事で、今回のテーマは「ずっと一緒に」でしょう。
と言っても、これは、27話のテーマでもあったもの。しかし、あの回は、みらい1人だけがその想いを主張していたのに対し、今回は、みらい、リコ、ことはの三者三様の「ずっと一緒に」が描かれており、その意味合いは、27話よりも強かったと思います。
まず、みらいの「ずっと一緒に」については、27話と同じでしょう。
「魔法」という概念の存在しないナシマホウ界の住人であるみらいにとって、「魔法」は未知の領域で、素晴らしいもの。前話で、ジュン達が魔法で将来やりたい事を見出していたのも、その思いを助長しているでしょう。
だから、「魔法」を通じて出会えたリコ、モフルン、ことはといつまでも一緒にいたいと思ったり、悲しい別れをしたくないと思うのは、当然なのだと思います。
それでも、いずれ、別れの時はやって来ます。だけど、皆と一緒にいられる限られた時間を悔いなく過ごすために、今できる事に全力を尽くして、大切な思い出を作り、明るい気持ちで、別れの時を迎える。そのためにも、「ずっと一緒に」という想いは重要なのでしょうね。
リコは、前話で、魔法で将来やりたい事を見出しているジュン達を見て、自分のなりたい魔法使い像が見出せずに悩んでいました。
前話でラブーに、魔法の勉強なんざムダなんて言われたのも、追い打ちをかけているでしょう。リコは、5話や14話で、努力する事の大切さを説いていただけに、ああ言われたのは、ショックが大きかったと思います。
確かに、周りが夢を見出しているの対し、自分がそうでないとなれば、劣等感を感じる事でしょう。しかし、前話でリズが言っていたように、周りには周りの、リコにはリコのペースがある訳であり、焦らなくたっていいのです。
立派な魔法使いの具体的なイメージはつかめなくても、みらいをはじめ、多くの人達と出会って、初めは苦手だった魔法の腕は上達していっています。今は、それで十分でしょう。
今後も、みらい達と一緒にい続けて、色んな人達と繋がっていけば、魔法はさらに上手くなっていくでしょうし、いずれ、立派な魔法使いが何なのか分かる時も来るでしょう。だから、「ずっと一緒に」いたい想いは大切だと思いますね。
ことはは、自分の類まれなる魔法の才能や、自分の出自が分からない事に悩んでいました。
ことはの魔法の資質は称賛されやすい一方で、どう頑張ってもこうはなれないという諦めから、他人と接しようにも、距離をとられ、避けられやすい傾向にあるでしょう。精神年齢がまだ幼いことはにとっては、辛いものだと思います。
しかし、そんな自分を温かく受け入れてくれる友達がいる。その友達と一緒なら、悩みなんて忘れるくらい楽しいし、笑顔でいられる。だから、そんな大切な友達と「ずっと一緒に」いたいと思うのは当然であり、今後もみらい達と一緒にいられれば、どんな事があっても、前へ進んでいけるのだと思いますね。
「出会いあれば別れあり」とはいえ、「ずっと一緒に」という想いは、素晴らしいものだと思います。特に、リコとことはについては、それぞれの悩みから、「ずっと一緒に」という想いに至ったのは、20話の回想で語られていた、ドクロクシーの正体であるクシィが亡くなった経緯との対比になっていて、より素晴らしく感じました。
クシィは、いずれやって来るであろう「大いなる災い」を回避するためにエメラルドを探していましたが、なかなか見つからない焦りから、「他者との繋がり」を断って、闇の魔法に手を染め、命を落としました。
もし、友人で会った校長と力を合わせていれば、そのような悲劇は免れていたでしょう。それだけに、リコやことはの「ずっと一緒に」という想いは、クシィが「他者との繋がり」を断たなかった時の未来を示していたように感じ、かなり素晴らしいものだと思いました。
今後も、皆とずっと一緒にいたいという主張が何度も出てくる事でしょう。
そのたびに、みらい達は、どれだけ絆を深めて成長していくのか、そして、いずれやって来る「別れ」にどう向き合っていくのか、これからも注目したいと思います。
まとめ部分は、これで以上です。
最後に、後回しにしたエンディングの変更部分についてです。27話感想同様、先月のエンディングと比較して挙げていきます。
まずは、先月のエンディング後半部分から。
これが、今回は、次のように変わりました。
背景が、マカロンやイチゴだらけのスイーツいっぱいのものに変化。カメラワークも変わっています。
背景は、先月の方が良かったと私は思っていますが、スイーツだらけの中でのダンスは、メルヘンチックさを演出しており、メイン視聴層の女児達には、今回の方が受けやすいかもしれませんね。
カメラワークについては、フェリーチェのアップがやや多かったでしょうか。チャームな表情を浮かべているシーンもあり、普段の大人びた印象とのギャップを味わえ、キャプチャーしがいがありました。
エンディング後半部分の映像は、月が変わるごとに変わっていますが、今後もそうなっていくんですかね? 来月も楽しみです。
~ オープニング前 ~
前話の続きです。魔法界の夏休みを楽しんだみらい達は、カタツムリニアに乗って、ナシマホウ界へと帰っていました。
しかし、リコは、立派な魔法使いの具体像が見出せず悩んでいます。ことはも、勉強もせずに、見た人が驚くような魔法を使える理由が分からず、困惑していました。
それは、古よりの伝説は終わりを迎えるとの事。その伝説とは、プリキュアの事なのか?
~ Aパート ~
同じ頃、シャーキンスとベニーギョは、前話のプリキュアの戦いを見て、プリキュアの存在を危険分子だと感じていました。とはいえ、シャーキンスとベニーギョは、いまだに身体は封印されており、どうにもできません。
ラブーは、プリキュアを倒しに出撃しました。前話の戦いの敗北がよほど屈辱的だったと見えます。
少しして、みらい達は、車内販売のエスカーゴを目にしました。冷凍ミカンもあります。
という事で、リコは、冷凍ミカンを購入。さらに、魔法で、冷凍ミカンを解凍しました。
そして、みらい達は、冷凍ミカンをいただきました。冷凍ミカンを食べたみらい達は、この表情。
「今まで何回も食べたけど、今日のが一番美味しい!」
「柔らかくて、冷たくて、甘くて美味しいモフ!」
「うん。それに、きっと、リコとはーちゃんとモフルンと、みんなと一緒に食べるからだよ!」
しかし、そんな楽しい雰囲気の中、異変が起きました。みらい達の乗っていた車両がカタツムリニアから外れて、宙に投げ出されました。
ここは、魔法界とナシマホウ界の狭間で、ここを行き来できるのは、カタツムリニアだけ。魔法のホウキを持ってしても、自力で脱出するのは不可能です。
そんな中、ラブーが現れました。この状況に持ち込んだのは、ラブーのしわざです。
直後、ラブーは、巨大な姿になりました。
みらい達は変身します。ミラクルとマジカルは、ダイヤスタイルに。
バトルスタート。ミラクル達は打撃戦を繰り広げるも、ラブーには通用しません。
ならば、リンクルストーンの力を活用。ミラクルとマジカルはリンクルステッキで、フェリーチェはフラワーエコーワンドを使って、様々な技で攻撃するも、巨大化したラブーには効果がありませんでした。
その後、ラブーは、反撃の拳を一振り。拳から出た強風で、ミラクル達は吹き飛ばされました。
気を失ったミラクルが目覚めると、マジカル、フェリーチェ、モフルンが近くにいませんでした。しかも、そんな状況に、ラブーがやって来ました。
~ Bパート ~
マジカル、フェリーチェ、モフルンも、近くに誰もいない状況に陥っていました。そんな中、モフルンは、レインボーキャリッジを発見。
ミラクルは、ラブーと対峙するも、傍に誰もいない寂しさから、対抗する気力がありませんでした。
「本当にもう・・・、私達には、何も残ってないの・・・?」
「みんなを探さなくちゃいけないのに・・・、こんな時に何もできないなんて・・・、何が・・・、立派な魔法使いよ・・・。」
「私の力・・・、肝心な時に役に立たないなんて・・・、一体、何のための魔法なの・・・。」
そんな中、ミラクルは、魔法の杖を目にしました。
「私の・・・、魔法の杖・・・。魔法・・・。魔法が、私に、沢山の素敵な出会いをくれた・・・。」
「私には、まだ・・・、魔法がある!」
「立派な魔法使いって何なのか、やっぱりまだ分からない・・・。立派な魔法って何なのか・・・。」
「でも・・・、魔法があったから、繋がれた・・・。もう一度、またみんなと、繋がりたい!」
「だけど・・・、悩みなんか忘れるくらい、みんなと一緒にいると楽しい・・・。過去の事は分からないけど、いつまでもみんなと一緒に笑顔でいたい!」
ラブーは、魔法の力なんざ、ムホーに敵う訳がないと、ミラクルに攻撃します。
「まだよ。必ず、またみんなと、会うんだから!」
ミラクル、マジカル、フェリーチェの思いは1つとなり、マジカルとフェリーチェはミラクルの元に導かれ、3人は再会を果たしました。
そして、新たな宝石が出現。
ちょうどその時、モフルンもやって来ました。
この宝石は「アレキサンドライト」のリンクルストーン。ミラクル達は、このリンクルストーンの力により、「オーバーザレインボー」というモードに。
「巡り合う奇跡よ!」
「繋がり合う魔法よ!」
「育まれし幸せよ!」
ラブーの気配が消えたのを感じ取ったシャーキンスとベニーギョは、いつまでも封印されている訳にはいかないと力を込めます。
戦いが終わり、ホッと一息のみらい達。
「もう、ダメかと思っちゃったよ・・・。」
「でも、良かった! また、みんなと会えて!」
「そうね。」
「はー!」
「モフルンも!」
「モフー!」
また、レインボーキャリッジから新たなアイテムが出てきました。
今回は、これで終了です。
今回も、エンディングの後半部分の映像が変わりましたが、27話感想同様、ここで述べると長くなりますので、後述します。
次回:「ワクワクいっぱい! はーちゃんの学校生活!」
夏休みが終わり、2学期が始まりました。ことはは、津成木第一中学校の転校生として、みらいとリコと一緒に学校生活を送る事に。
そんな中、クラスメイトの壮太は、何だか元気がありません。サッカー部の部長になって張り切ってはいるものの、部員の皆と上手くいってないようです。
そんな壮太に、サッカーを教えてほしいと、無邪気に接することは。最初は怒っていた壮太も、ことはとサッカーをするうちに、だんだん笑顔になっていきますが・・・。
今回のエンドカード
次回予告といい、ことはは「ワクワクもんだし」が定着しちゃってますね。うむ、まさしく、みらリコの娘って感じがして、余は満足じゃ!(笑)そして、何度目だろう。かなの存在感に笑ったのは。次回は、かなの騒ぎっぷりにも目が離せないですね。(笑)
【まとめ】
ナシマホウ界へと帰る途中、巨大化したラブーと対峙したみらい達は、皆と一緒にいたいという想いから、「アレキサンドライト」のリンクルストーンを手に入れ、「エクストリームレインボー」でラブーを撃退しました。
という事で、今回のテーマは「ずっと一緒に」でしょう。
と言っても、これは、27話のテーマでもあったもの。しかし、あの回は、みらい1人だけがその想いを主張していたのに対し、今回は、みらい、リコ、ことはの三者三様の「ずっと一緒に」が描かれており、その意味合いは、27話よりも強かったと思います。
まず、みらいの「ずっと一緒に」については、27話と同じでしょう。
「魔法」という概念の存在しないナシマホウ界の住人であるみらいにとって、「魔法」は未知の領域で、素晴らしいもの。前話で、ジュン達が魔法で将来やりたい事を見出していたのも、その思いを助長しているでしょう。
だから、「魔法」を通じて出会えたリコ、モフルン、ことはといつまでも一緒にいたいと思ったり、悲しい別れをしたくないと思うのは、当然なのだと思います。
それでも、いずれ、別れの時はやって来ます。だけど、皆と一緒にいられる限られた時間を悔いなく過ごすために、今できる事に全力を尽くして、大切な思い出を作り、明るい気持ちで、別れの時を迎える。そのためにも、「ずっと一緒に」という想いは重要なのでしょうね。
リコは、前話で、魔法で将来やりたい事を見出しているジュン達を見て、自分のなりたい魔法使い像が見出せずに悩んでいました。
前話でラブーに、魔法の勉強なんざムダなんて言われたのも、追い打ちをかけているでしょう。リコは、5話や14話で、努力する事の大切さを説いていただけに、ああ言われたのは、ショックが大きかったと思います。
確かに、周りが夢を見出しているの対し、自分がそうでないとなれば、劣等感を感じる事でしょう。しかし、前話でリズが言っていたように、周りには周りの、リコにはリコのペースがある訳であり、焦らなくたっていいのです。
立派な魔法使いの具体的なイメージはつかめなくても、みらいをはじめ、多くの人達と出会って、初めは苦手だった魔法の腕は上達していっています。今は、それで十分でしょう。
今後も、みらい達と一緒にい続けて、色んな人達と繋がっていけば、魔法はさらに上手くなっていくでしょうし、いずれ、立派な魔法使いが何なのか分かる時も来るでしょう。だから、「ずっと一緒に」いたい想いは大切だと思いますね。
ことはは、自分の類まれなる魔法の才能や、自分の出自が分からない事に悩んでいました。
ことはの魔法の資質は称賛されやすい一方で、どう頑張ってもこうはなれないという諦めから、他人と接しようにも、距離をとられ、避けられやすい傾向にあるでしょう。精神年齢がまだ幼いことはにとっては、辛いものだと思います。
しかし、そんな自分を温かく受け入れてくれる友達がいる。その友達と一緒なら、悩みなんて忘れるくらい楽しいし、笑顔でいられる。だから、そんな大切な友達と「ずっと一緒に」いたいと思うのは当然であり、今後もみらい達と一緒にいられれば、どんな事があっても、前へ進んでいけるのだと思いますね。
「出会いあれば別れあり」とはいえ、「ずっと一緒に」という想いは、素晴らしいものだと思います。特に、リコとことはについては、それぞれの悩みから、「ずっと一緒に」という想いに至ったのは、20話の回想で語られていた、ドクロクシーの正体であるクシィが亡くなった経緯との対比になっていて、より素晴らしく感じました。
クシィは、いずれやって来るであろう「大いなる災い」を回避するためにエメラルドを探していましたが、なかなか見つからない焦りから、「他者との繋がり」を断って、闇の魔法に手を染め、命を落としました。
もし、友人で会った校長と力を合わせていれば、そのような悲劇は免れていたでしょう。それだけに、リコやことはの「ずっと一緒に」という想いは、クシィが「他者との繋がり」を断たなかった時の未来を示していたように感じ、かなり素晴らしいものだと思いました。
今後も、皆とずっと一緒にいたいという主張が何度も出てくる事でしょう。
そのたびに、みらい達は、どれだけ絆を深めて成長していくのか、そして、いずれやって来る「別れ」にどう向き合っていくのか、これからも注目したいと思います。
まとめ部分は、これで以上です。
最後に、後回しにしたエンディングの変更部分についてです。27話感想同様、先月のエンディングと比較して挙げていきます。
まずは、先月のエンディング後半部分から。
背景は、先月の方が良かったと私は思っていますが、スイーツだらけの中でのダンスは、メルヘンチックさを演出しており、メイン視聴層の女児達には、今回の方が受けやすいかもしれませんね。
カメラワークについては、フェリーチェのアップがやや多かったでしょうか。チャームな表情を浮かべているシーンもあり、普段の大人びた印象とのギャップを味わえ、キャプチャーしがいがありました。
エンディング後半部分の映像は、月が変わるごとに変わっていますが、今後もそうなっていくんですかね? 来月も楽しみです。
ひっそりと再開していた矢先に、久々にうれしかったです。
読み応えのある見事な感想記事ですね。
27話に関連して「ずっと一緒」に焦点を当てた解釈に、なるほどと頷きながら拝読させていただきました。
私の方はすっかりなまってしまって、あれが精一杯なのですが・・・
>背景は、先月の方が良かった
私もその一人だったりします。
特に「M・A・H・O!」のあたりはかなり気に入っていたので・・・
まあ、そのうち慣れるかなと(笑)
これからもお互い、プリキュアシリーズの魅力を語って行きましょう!
よろしくお願いいたします。
こちらにもコメント、ありがとうございます!
今話のスティクスさんの感想については、「あれ、意外と短い」と思いましたが、変に長い文章を書こうとすると、また楽しんで書けなくなるおそれがありますので、無理をしないのが一番でしょうね。
私もスティクスさんも、いいオジサンですので(笑)、体力温存を考え、程々に語るのが大切なのかもしれません。まあ、その割には、私は、画像を沢山キャプチャーしてしまい、特段意識しなくても感想が長くなっちゃいますが。(笑)
感想の長さはどうあれ、スティクスさんがブログを再開して、本当に嬉しいです! 今後も、お互い、プリキュアシリーズを楽しんで見ていきましょう!