
今話の名セリフ:「みんなでこうすれば、もっと消えるかも。プリキュアは、私達だけじゃない・・・。」
「わんだふるぷりきゅあ!」第30話「わんだふるなキャッスル!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ニコが現れたその夜、ニコとメエメエは、鏡石の前に来ていました。
「ニコ様。この石が何か?」
「これは、昔、私が置いたもの。ニコダイヤのかけらです。」

「動物達が、人間と仲良く暮らしたいという願いを叶えるためでした。」

「しかし、身勝手な人間達が、ニコダイヤの力を独占しようと、動物達を追い払ったのです。」

「狼を絶滅させたのも人間。狼達の怒りはもっともですが、なんとか鎮めなければ・・・。」

「それは、プリキュアの皆さんが・・・。」
「伝説のプリキュア・・・。その力がニコダイヤから生まれるとは・・・。しかも、人間と動物が手を取り合って・・・。」

「ですが、彼女達に、狼達の怒りを鎮める事ができないようであれば、力を返してもらわなければ・・・。」
「メェ!?」

「プリキュアの力は、ニコダイヤから生まれたもの。ニコダイヤが本来の輝きを取り戻せば、私は、ガオウともう一度向き合います。」

「しかし、それでは、こむぎ様達が変身できなくなってしまいます・・・。」
「すべては、動物達の幸せのため・・・。」


~ Aパート ~
それからしばらくして、アニマルタウンでは、ガオガオーンが暴れていました。そのため、外出しないよう、街中にアナウンスが流れました。
街は緊急事態ですが、いろはの両親は、傷付いた動物が運ばれてくるかもしれないと、気を引き締めます。こむぎも元気ですが、いろはは、昨日のショックを引きずっていて、元気がなく、自室に戻りました。
まゆも元気がありませんでした。そんな中・・・、
「ママ、何してるの?」
「クッキーを作ってるのよ。お客さん、笑顔になってくれるかなって思って。」

「今日は、お客さん来ないんじゃ・・・。」
「そうね。でも、不安になってお店に来る人がいるかもしれない・・・。何か自分にできる事をしたくてね・・・。」
「できる事・・・。」


「狼・・・。ガオガオーン・・・。対抗手段は・・・。」

「ダメだ! 分からない! 今まで起こった事ないんだから、いくら調べたって・・・。」

「いつも、見ているだけ・・・。ボクじゃ、力になれないのかな?」


「大福? 出たいの?」


「諦めるなって事?」

〈そうだ、考えろ・・・。探せ! 何か力になれる事を!〉

同じ頃、トラメとザクロは、プリキュアやニコの事について、ガオウに報告。ですが、その途中で、ガオウは眠りにつきました。
「そうだ! 今のうちにプリキュアを倒せば・・・。」

「なんていい子なんだ! ザクロちゃん! 結婚しよう!」


登場2話目にして結婚とか、気が早過ぎだろ。リリアンに顎クイした件といい、このザクロも、なかなかおもしれー女ですね。(笑)
「またアイツらと遊んでくるか。ガオガオーンはオイラが出したんだから、オイラが行くぞ!」


「お待ち! 行くのはアタシだよ!」
「オイラだ!」


「じゃんけんポン!」

「よっしゃー! 行ってくるぜー!」


「次は、グーを出すからね!」

そんな事言うと、向こうはパーを出してくると思うから、言わない方が良かったと思うぞ? っていうか、じゃんけんで誰が出撃するのかを決めるとか草。まあ、過去作では、あみだくじで出撃者を決めていた事がありますので、じゃんけんで決めたって別に構わないか。(笑)
「何もできなかった・・・。友達にもなれない・・・。どうすれば・・・。」

「いろは!」


「お腹いっぱいになったワン! お散歩行こう!」
「今日はダメだよ・・・。お家にいないと・・・。」

「いろは!」


「こむぎ?」
「こうすると元気になるんだよ! いろはがギュってしてくれて、こむぎ、いっぱい元気になったから!」


「こむぎね、いろはと一緒に遊べればいいと思ってた。でも、まゆやユキ、悟、大福、クラスのみんな! ニコガーデンの子達!」

「色んな子達と会って、一緒に遊んで、前よりもっと、もーっと、わんだふるになったよ!」

「こむぎ・・・。」
「いろは、狼と友達になりたいんでしょ?」

「なれたらいいんだけど・・・。」
「なれるよ!」

「だって、こむぎも最初はガルガルしてたけど、いろはの事、大好きになったよ!」


「ガルガルだった子達とも、今は、すっごく仲良しだし!」

「いろは、世界中の動物と友達になるんでしょ?」
「うん・・・。」
「こむぎも、ワオ~ンな狼達と友達になりたい!」

「なれたら、すっごくわんだふるだよね?」
「そうだね・・・。」

「行こう! 一緒に!」


「ありがとう、こむぎ・・・。」


その直後、いろはの元に、悟から電話がきました。アニマルタウンのSNSの情報を集めたところ、狼が山から街の中心部に向かっている事を告げました。
「だから、ガオガオーンも・・・。えっと・・・。」
「悟君?」

「ごめん・・・。こんな事しか言えなくて・・・。ボクにもっと・・・。」

「悟君、ありがとう・・・。」
「え?」

「いつも力になってくれて・・・。私、悟君から、いっぱい力もらってるよ。」
「犬飼さん・・・。」

「私、狼達と話したい・・・。だから、行ってくる!」
「え!?」

「こむぎ!」
「行くワン!」

「私も、ああなっていたかも・・・。」
「え?」

「私は、まゆに助けられたから・・・。」

「でも、私だけじゃない・・・。あなたは怖がりだけど、弱くない・・・。今だって、シャイニーキャッツパクトを手放そうとしないじゃない。」


「ガオガオーンや狼達を助けたいと思ってるでしょ?」



「私がついてる。」
「ユキ・・・。」

「ユキの手、冷たい・・・。ちょっと震えてる・・・。」
「ほんの少しだけね・・・。」

「不思議だね・・・。怖いのが消えていく・・・。」

「みんなでこうすれば、もっと消えるかも。プリキュアは、私達だけじゃない・・・。」


「そうだね!」

少しして、4体のガオガオーンがトラメの元に。同時に、いろはとこむぎもやって来ました。
~ Bパート ~
すぐに、まゆ、ユキ、悟、ニコ、メエメエも到着。
「それじゃ、こむぎ!」
「待って!」

「この前は、別々に動いて、ガオガオーンに敵わなかった・・・。だから! 4人一緒に!」

「ユキちゃん・・・。」


「じゃあ、みんなで!」
『うん!』

『ワンダフルパクト!』

『シャイニーキャッツパクト!』


『プリキュア! マイエボリューション!』

「スリー!」

「ツー!」

「ワン!」

「みんな大好き素敵な世界! キュアワンダフル!」

「いっしょに遊ぼ!」

「みんなの笑顔で彩る世界! キュアフレンディ!」

「あなたの声をきかせて!」

「気高くかわいくきらめく世界! キュアニャミー!」

「仕方ない、構ってあげる!」

「結んで紡いでつながる世界! キュアリリアン!」

「こわくない、こわくない!」


「みんな一緒に!」

「せーの!」

『わんだふるぷりきゅあ!』

相変わらず素早い動きでプリキュアを翻弄するガオガオーン。またしても、なすすべなく倒れてしまいます。
「難しいようですね。」
「え?」

「元より彼女達に、ガオウの怒りを受ける義務はありません。ここは私が・・・。」


「ニコ様! そんな事しちゃダメェー!」
「しかし、このままでは・・・。」
「皆さんは頑張っております! それに何より、今までガルガルとなったアニマル達を助けてきたのは、あの子達です!」

「みんな、力を貸して!」


『フレンドリータクト!』

『アミティーリボンタンバリン!』

『ヘルプ! キラリンアニマル!』


「2頭でもビクともしない熊パワー!」


「良いスピードね。」

「ジャンプなら負けないよ!」


「ありがとう!」
「うん!」

「キラリンアニマル達が力を・・・。」
「それだけではありません・・・。ニコアニマルも皆、応援しています。」

「ニコ様! プリキュアを信じて下さい!」

しかし、少しずつガオガオーンの力に押されてしまい、キラリンアニマルの力も時間切れとなり、プリキュアはピンチとなります。
「そろそろ限界か?」
「まだやるよ! あなた達と話せるまで!」

「話す?」
「私、狼やあなた達の事、ちゃんと知らなかった・・・。まだまだ知らない事、いっぱいあると思う・・・。だから、教えてほしいの!」

「何で?」
「友達になりたいからだよ・・・。」

「またそれか・・・。言っただろ? 友達になんかなれる訳ねーって!」
「そんなの、やってみなきゃ分からない!」

「アニマルタウンの人達は、動物が大好きで、みんなで楽しく暮らすために頑張ってるよ! そのために、考えて、話し合って、助け合って、思い合ってる! 私達も、あなた達と仲良くする方法を探したいの!」

「分かんねーな・・・。こっちは嫌いだって言ってんのに、何で!?」
「一緒に遊んだ方が楽しいから!」

「みんな元気で・・・。」
「みんな仲良し!」
「簡単じゃない・・・。」
「でも、そうなれたら、嬉しいから!」


「それが・・・。」
『私達のワンダフルだから!』


「ニコ様?」
「私の願いは、すべての動物達が笑顔になる事。」
「私達と同じだ!」

「そうですね。あなた達となら・・・。」

「ダイヤモンドリボンキャッスル!」

「ニコの力をみんなに!」



『開け! ニコエボリューション!』






『ダイヤモンドリボンスタイル!』


『もーっと友達!』


『プリキュア! エターナルキズナシャワー!』





「何だ、今の・・・。」

「トラメ! ガオウに伝えて! 会いたいって!」
「一緒にわんだふるしよって!」

「お前ら、懲りねーな! でも、ワクワクしてきたぞ! いいぜ! 伝えてやるよ! またな!」

その後、リリアンとニャミーは、元に戻ったニコアニマルをニコガーデンに帰しました。
少しして・・・、
「すごい力だったね! ニコ様、力を貸してくれて、ありがとう!」
「ワン! ワン! わんだふるー!」

「ワンダフル・・・。素敵な言葉ですね・・・。」

「あの・・・。ニコ様・・・。今までお世話になりました・・・。私、執事でありながら、ニコ様に『ダメェー!』とダメ出しを・・・。執事失格です・・・。」

「私にもダメなところはありますよ。」
「え・・・。」
「狼達を止められず、ガルガルになった子達を助けられなかった・・・。」

「ニコ、これから頑張る! だから、メエメエも! 執事、ガンバ!」
「はい!」

その夜・・・、
「ニコでーす! ここでお世話になってもいいかな?」

『いいとも!』
「可愛い! 大歓迎!」

「ニコガーデンにはお帰りにならないのですか!?」
「こっちでやりたい事があるから! いろは! こむぎ! よろしくね!」

『よろしく!』
「ニコ様! ニコガーデンは!?」

今回は、これで終了です。
次回:「ニャンフルエンサーまゆ」
キュアスタにユキの写真や動画を投稿し始めるまゆ。
投稿が評判になる中、まゆの転校前の友達も投稿を見かけ、プリティホリックにやって来て・・・。
【まとめ】
という事で、今話は、プリキュアのパワーアップ回でした。
今回のパワーアップイベントにより、プリキュア4人全員の合体技「エターナルキズナシャワー」が披露されました。年内最後の話までは、この技で、ガオガオーンを浄化しそうな感じですね。
この段階でプリキュア全員の合体技が出てきたとなると、もう追加プリキュアは出ないかもしれませんね。次々回が劇場版上映前の最後の話だと思うと、残り2話で新たなプリキュアを出すのは難しいでしょう。
悟や大福のプリキュア化は、だいぶ前から騒がれていますが、あるとしても、劇場版か最終決戦でしょうか。「HUGっと」のキュアアンフィニのような一発ネタとしての扱いにとどまり、公式プリキュアとしてカウントはされないでしょう。
それでも、悟の豊富な動物の知識は、プリキュアやガルガルがパワーアップしてからも大いに役立つ事には間違いないでしょう。
悟としては、プリキュアと肩を並べてニコアニマル達を救いたい思いがあるでしょうけど、最前線に立つ事が、すべてではありません。最前線に立てずとも、自分のできる事に全力を尽くす事が大事なんですよね。
それに、いろはも、いつも悟からいっぱい力をもらってると評価しています。ウソをつくのが苦手ないろはがこう言ってるのですから、ガチの評価と考えていいでしょう。
だから、悟は、自信を持って今まで通り行動していれば十分だと思いますね。パワーアップしたプリキュアのさらなる活躍だけでなく、これからの悟の行動にも熱く注目したいと思います。
あと、変身シーンのラストで4人全員が「わんだふるぷりきゅあ!」と言っていたのも見所でした。ラストの名乗りが別々のまま合体技が登場しても、一致団結感が低く、盛り上がりに欠けますので、名乗りは一緒の方が良いですよね。
しかも、ユキが4人一緒に合わせようと提案したのも良かったところ。Aパートでまゆと手を握り合っていた時に「プリキュアは、私達だけじゃない」と言っていたのも良かったですね。
まゆの事以外には全然興味のなかった子が・・・、まゆがプリキュアになるまではいろはとこむぎの事を邪険に見ていた子が、仲間意識を持つなんて・・・。こんなの目頭が熱くなりますよ・・・。いろは達との触れ合いが良い方向に進んでいて、すごく嬉しく感じますね。
ユキがまゆの手を握りながら「プリキュアは、私達だけじゃない」と言っていたからか、変身シーン最後の方や、合体技シーン中の手繋ぎが、かなり印象に残りましたね。2人手繋ぎの方が見応えは大きいのですが、ユキがこむぎ、いろはと打ち解けるまでだいぶ話数がかかったと思うと、4人手繋ぎでもなかなか見応えはあったと感じています。
それだけに、今話で4人の絆がものすごく高まったと思いますね。その絆の強さで、ガオガオーンの浄化に力を尽くしてほしいですし、また何かの出来事で4人の絆がさらに強まっていくのを楽しみにしています。
さて、次回は、まゆメイン回。公式ホームページには、動物系キュアチューバーもやっているとありますが、その設定が活用される時が来るようですね。
また、まゆの転校前の友達が再登場するのも、見逃せないところ。まゆと再会し、そして、再び仲良くなると信じて、次回の視聴に臨みたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「わんだふるぷりきゅあ!」第30話「わんだふるなキャッスル!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ニコが現れたその夜、ニコとメエメエは、鏡石の前に来ていました。
「ニコ様。この石が何か?」
「これは、昔、私が置いたもの。ニコダイヤのかけらです。」

「動物達が、人間と仲良く暮らしたいという願いを叶えるためでした。」

「しかし、身勝手な人間達が、ニコダイヤの力を独占しようと、動物達を追い払ったのです。」

「狼を絶滅させたのも人間。狼達の怒りはもっともですが、なんとか鎮めなければ・・・。」

「それは、プリキュアの皆さんが・・・。」
「伝説のプリキュア・・・。その力がニコダイヤから生まれるとは・・・。しかも、人間と動物が手を取り合って・・・。」

「ですが、彼女達に、狼達の怒りを鎮める事ができないようであれば、力を返してもらわなければ・・・。」
「メェ!?」

「プリキュアの力は、ニコダイヤから生まれたもの。ニコダイヤが本来の輝きを取り戻せば、私は、ガオウともう一度向き合います。」

「しかし、それでは、こむぎ様達が変身できなくなってしまいます・・・。」
「すべては、動物達の幸せのため・・・。」



~ Aパート ~
それからしばらくして、アニマルタウンでは、ガオガオーンが暴れていました。そのため、外出しないよう、街中にアナウンスが流れました。
街は緊急事態ですが、いろはの両親は、傷付いた動物が運ばれてくるかもしれないと、気を引き締めます。こむぎも元気ですが、いろはは、昨日のショックを引きずっていて、元気がなく、自室に戻りました。
まゆも元気がありませんでした。そんな中・・・、
「ママ、何してるの?」
「クッキーを作ってるのよ。お客さん、笑顔になってくれるかなって思って。」


「今日は、お客さん来ないんじゃ・・・。」
「そうね。でも、不安になってお店に来る人がいるかもしれない・・・。何か自分にできる事をしたくてね・・・。」
「できる事・・・。」



「狼・・・。ガオガオーン・・・。対抗手段は・・・。」


「ダメだ! 分からない! 今まで起こった事ないんだから、いくら調べたって・・・。」


「いつも、見ているだけ・・・。ボクじゃ、力になれないのかな?」



「大福? 出たいの?」



「諦めるなって事?」

〈そうだ、考えろ・・・。探せ! 何か力になれる事を!〉


同じ頃、トラメとザクロは、プリキュアやニコの事について、ガオウに報告。ですが、その途中で、ガオウは眠りにつきました。
「そうだ! 今のうちにプリキュアを倒せば・・・。」

「なんていい子なんだ! ザクロちゃん! 結婚しよう!」


登場2話目にして結婚とか、気が早過ぎだろ。リリアンに顎クイした件といい、このザクロも、なかなかおもしれー女ですね。(笑)
「またアイツらと遊んでくるか。ガオガオーンはオイラが出したんだから、オイラが行くぞ!」


「お待ち! 行くのはアタシだよ!」
「オイラだ!」



「じゃんけんポン!」

「よっしゃー! 行ってくるぜー!」



「次は、グーを出すからね!」

そんな事言うと、向こうはパーを出してくると思うから、言わない方が良かったと思うぞ? っていうか、じゃんけんで誰が出撃するのかを決めるとか草。まあ、過去作では、あみだくじで出撃者を決めていた事がありますので、じゃんけんで決めたって別に構わないか。(笑)
「何もできなかった・・・。友達にもなれない・・・。どうすれば・・・。」

「いろは!」


「お腹いっぱいになったワン! お散歩行こう!」
「今日はダメだよ・・・。お家にいないと・・・。」


「いろは!」


「こむぎ?」
「こうすると元気になるんだよ! いろはがギュってしてくれて、こむぎ、いっぱい元気になったから!」



「こむぎね、いろはと一緒に遊べればいいと思ってた。でも、まゆやユキ、悟、大福、クラスのみんな! ニコガーデンの子達!」

「色んな子達と会って、一緒に遊んで、前よりもっと、もーっと、わんだふるになったよ!」

「こむぎ・・・。」
「いろは、狼と友達になりたいんでしょ?」

「なれたらいいんだけど・・・。」
「なれるよ!」

「だって、こむぎも最初はガルガルしてたけど、いろはの事、大好きになったよ!」



「ガルガルだった子達とも、今は、すっごく仲良しだし!」


「いろは、世界中の動物と友達になるんでしょ?」
「うん・・・。」
「こむぎも、ワオ~ンな狼達と友達になりたい!」

「なれたら、すっごくわんだふるだよね?」
「そうだね・・・。」


「行こう! 一緒に!」


「ありがとう、こむぎ・・・。」


その直後、いろはの元に、悟から電話がきました。アニマルタウンのSNSの情報を集めたところ、狼が山から街の中心部に向かっている事を告げました。
「だから、ガオガオーンも・・・。えっと・・・。」
「悟君?」

「ごめん・・・。こんな事しか言えなくて・・・。ボクにもっと・・・。」

「悟君、ありがとう・・・。」
「え?」

「いつも力になってくれて・・・。私、悟君から、いっぱい力もらってるよ。」
「犬飼さん・・・。」

「私、狼達と話したい・・・。だから、行ってくる!」
「え!?」

「こむぎ!」
「行くワン!」

「私も、ああなっていたかも・・・。」
「え?」

「私は、まゆに助けられたから・・・。」

「でも、私だけじゃない・・・。あなたは怖がりだけど、弱くない・・・。今だって、シャイニーキャッツパクトを手放そうとしないじゃない。」



「ガオガオーンや狼達を助けたいと思ってるでしょ?」



「私がついてる。」
「ユキ・・・。」

「ユキの手、冷たい・・・。ちょっと震えてる・・・。」
「ほんの少しだけね・・・。」

「不思議だね・・・。怖いのが消えていく・・・。」

「みんなでこうすれば、もっと消えるかも。プリキュアは、私達だけじゃない・・・。」


「そうだね!」

少しして、4体のガオガオーンがトラメの元に。同時に、いろはとこむぎもやって来ました。
~ Bパート ~
すぐに、まゆ、ユキ、悟、ニコ、メエメエも到着。
「それじゃ、こむぎ!」
「待って!」

「この前は、別々に動いて、ガオガオーンに敵わなかった・・・。だから! 4人一緒に!」

「ユキちゃん・・・。」



「じゃあ、みんなで!」
『うん!』

『ワンダフルパクト!』

『シャイニーキャッツパクト!』


『プリキュア! マイエボリューション!』

「スリー!」

「ツー!」

「ワン!」

「みんな大好き素敵な世界! キュアワンダフル!」


「いっしょに遊ぼ!」

「みんなの笑顔で彩る世界! キュアフレンディ!」


「あなたの声をきかせて!」

「気高くかわいくきらめく世界! キュアニャミー!」

「仕方ない、構ってあげる!」


「結んで紡いでつながる世界! キュアリリアン!」

「こわくない、こわくない!」



「みんな一緒に!」


「せーの!」

『わんだふるぷりきゅあ!』

相変わらず素早い動きでプリキュアを翻弄するガオガオーン。またしても、なすすべなく倒れてしまいます。
「難しいようですね。」
「え?」

「元より彼女達に、ガオウの怒りを受ける義務はありません。ここは私が・・・。」



「ニコ様! そんな事しちゃダメェー!」
「しかし、このままでは・・・。」
「皆さんは頑張っております! それに何より、今までガルガルとなったアニマル達を助けてきたのは、あの子達です!」

「みんな、力を貸して!」


『フレンドリータクト!』

『アミティーリボンタンバリン!』

『ヘルプ! キラリンアニマル!』


「2頭でもビクともしない熊パワー!」



「良いスピードね。」

「ジャンプなら負けないよ!」



「ありがとう!」
「うん!」

「キラリンアニマル達が力を・・・。」
「それだけではありません・・・。ニコアニマルも皆、応援しています。」


「ニコ様! プリキュアを信じて下さい!」

しかし、少しずつガオガオーンの力に押されてしまい、キラリンアニマルの力も時間切れとなり、プリキュアはピンチとなります。
「そろそろ限界か?」
「まだやるよ! あなた達と話せるまで!」

「話す?」
「私、狼やあなた達の事、ちゃんと知らなかった・・・。まだまだ知らない事、いっぱいあると思う・・・。だから、教えてほしいの!」

「何で?」
「友達になりたいからだよ・・・。」


「またそれか・・・。言っただろ? 友達になんかなれる訳ねーって!」
「そんなの、やってみなきゃ分からない!」


「アニマルタウンの人達は、動物が大好きで、みんなで楽しく暮らすために頑張ってるよ! そのために、考えて、話し合って、助け合って、思い合ってる! 私達も、あなた達と仲良くする方法を探したいの!」

「分かんねーな・・・。こっちは嫌いだって言ってんのに、何で!?」
「一緒に遊んだ方が楽しいから!」


「みんな元気で・・・。」
「みんな仲良し!」
「簡単じゃない・・・。」
「でも、そうなれたら、嬉しいから!」




「それが・・・。」
『私達のワンダフルだから!』


「ニコ様?」
「私の願いは、すべての動物達が笑顔になる事。」
「私達と同じだ!」

「そうですね。あなた達となら・・・。」

「ダイヤモンドリボンキャッスル!」

「ニコの力をみんなに!」




『開け! ニコエボリューション!』










『ダイヤモンドリボンスタイル!』


『もーっと友達!』



『プリキュア! エターナルキズナシャワー!』









「何だ、今の・・・。」

「トラメ! ガオウに伝えて! 会いたいって!」
「一緒にわんだふるしよって!」

「お前ら、懲りねーな! でも、ワクワクしてきたぞ! いいぜ! 伝えてやるよ! またな!」


その後、リリアンとニャミーは、元に戻ったニコアニマルをニコガーデンに帰しました。
少しして・・・、
「すごい力だったね! ニコ様、力を貸してくれて、ありがとう!」
「ワン! ワン! わんだふるー!」

「ワンダフル・・・。素敵な言葉ですね・・・。」

「あの・・・。ニコ様・・・。今までお世話になりました・・・。私、執事でありながら、ニコ様に『ダメェー!』とダメ出しを・・・。執事失格です・・・。」

「私にもダメなところはありますよ。」
「え・・・。」
「狼達を止められず、ガルガルになった子達を助けられなかった・・・。」

「ニコ、これから頑張る! だから、メエメエも! 執事、ガンバ!」
「はい!」


その夜・・・、
「ニコでーす! ここでお世話になってもいいかな?」

『いいとも!』
「可愛い! 大歓迎!」

「ニコガーデンにはお帰りにならないのですか!?」
「こっちでやりたい事があるから! いろは! こむぎ! よろしくね!」

『よろしく!』
「ニコ様! ニコガーデンは!?」


今回は、これで終了です。
次回:「ニャンフルエンサーまゆ」
キュアスタにユキの写真や動画を投稿し始めるまゆ。
投稿が評判になる中、まゆの転校前の友達も投稿を見かけ、プリティホリックにやって来て・・・。
【まとめ】
という事で、今話は、プリキュアのパワーアップ回でした。
今回のパワーアップイベントにより、プリキュア4人全員の合体技「エターナルキズナシャワー」が披露されました。年内最後の話までは、この技で、ガオガオーンを浄化しそうな感じですね。
この段階でプリキュア全員の合体技が出てきたとなると、もう追加プリキュアは出ないかもしれませんね。次々回が劇場版上映前の最後の話だと思うと、残り2話で新たなプリキュアを出すのは難しいでしょう。
悟や大福のプリキュア化は、だいぶ前から騒がれていますが、あるとしても、劇場版か最終決戦でしょうか。「HUGっと」のキュアアンフィニのような一発ネタとしての扱いにとどまり、公式プリキュアとしてカウントはされないでしょう。
それでも、悟の豊富な動物の知識は、プリキュアやガルガルがパワーアップしてからも大いに役立つ事には間違いないでしょう。
悟としては、プリキュアと肩を並べてニコアニマル達を救いたい思いがあるでしょうけど、最前線に立つ事が、すべてではありません。最前線に立てずとも、自分のできる事に全力を尽くす事が大事なんですよね。
それに、いろはも、いつも悟からいっぱい力をもらってると評価しています。ウソをつくのが苦手ないろはがこう言ってるのですから、ガチの評価と考えていいでしょう。
だから、悟は、自信を持って今まで通り行動していれば十分だと思いますね。パワーアップしたプリキュアのさらなる活躍だけでなく、これからの悟の行動にも熱く注目したいと思います。
あと、変身シーンのラストで4人全員が「わんだふるぷりきゅあ!」と言っていたのも見所でした。ラストの名乗りが別々のまま合体技が登場しても、一致団結感が低く、盛り上がりに欠けますので、名乗りは一緒の方が良いですよね。
しかも、ユキが4人一緒に合わせようと提案したのも良かったところ。Aパートでまゆと手を握り合っていた時に「プリキュアは、私達だけじゃない」と言っていたのも良かったですね。
まゆの事以外には全然興味のなかった子が・・・、まゆがプリキュアになるまではいろはとこむぎの事を邪険に見ていた子が、仲間意識を持つなんて・・・。こんなの目頭が熱くなりますよ・・・。いろは達との触れ合いが良い方向に進んでいて、すごく嬉しく感じますね。
ユキがまゆの手を握りながら「プリキュアは、私達だけじゃない」と言っていたからか、変身シーン最後の方や、合体技シーン中の手繋ぎが、かなり印象に残りましたね。2人手繋ぎの方が見応えは大きいのですが、ユキがこむぎ、いろはと打ち解けるまでだいぶ話数がかかったと思うと、4人手繋ぎでもなかなか見応えはあったと感じています。
それだけに、今話で4人の絆がものすごく高まったと思いますね。その絆の強さで、ガオガオーンの浄化に力を尽くしてほしいですし、また何かの出来事で4人の絆がさらに強まっていくのを楽しみにしています。
さて、次回は、まゆメイン回。公式ホームページには、動物系キュアチューバーもやっているとありますが、その設定が活用される時が来るようですね。
また、まゆの転校前の友達が再登場するのも、見逃せないところ。まゆと再会し、そして、再び仲良くなると信じて、次回の視聴に臨みたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。