ミセスローゼンの道後日記

石垣や泡のごとくに雪残る


今日の一句は見たまんまの写生句。
英語のhaikuを見ていると、写生の句が少ない事に気づく。自然を謳うといっても、今日のこの場所、この瞬間、一期一会の俳句ではなく、雪や月や花について、頭の中で概念に変換して句にする、という事が行われている。平和や愛や友情というテーマに自然を押し込めて。だからいきいきとした映像が浮かばないのだ。正岡子規、高浜虚子以前の段階に留まっている。季語を使うということは、外国人にとって難しいルールじゃなく、花鳥諷詠の世界への招待状なのだ。俳都松山から、写生俳句の楽しみを英語で世界へ紹介してゆけたら素晴らしい。
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