ミセスローゼンの道後日記

神無月箱にしまひし明太子

ぱっと見、名画みたいに見えるが、古ボートの背中に手押し車が乗ってるだけ。

 

朝食オートミールとバナナ。コーヒー。昼食。山中湖ハムの牛挽き肉とレタストマトオニオンのハンバーガー。夕食。サラダと辛子明太子スパゲティー。
ニックは初めて辛子明太子食べた。明太子は鱈の子供だから、一応コーシャ―(ユダヤ教徒が食べていい物)なんだけど、見た目があれなんで食わず嫌いで食べなかった。ニックは、これ食べようとか、ここに行こうとか言っても聞かない。自分が食べる気になるまで待つしかない。今回は、友達がお土産を目の前で手渡してくれたのがよかった。自分にもらったものはすぐ食べる習性がニックにはある。家に帰ってすぐ開けて食べたら、超うまかった。高級辛子明太なんだから当たり前なんだけど。で、自分から、これスパゲティーに入れてみよう、と言い出した。しめしめ。今まで私がいくら言っても、ウニ以外は認めなかった。そして、辛子明太子スパゲティーを食べ終わったニックは、うまかったよな、これパスタにぴったりだったよな? 明日も食べよう、と言った。まるで自分が辛子明太子スパゲティーを発明したかのようだった。高級辛子明太をパスタにしてはもったいないと言う人もあろうが、安タラコで一度嫌いになると、二度とわが家では明太パスタは食べられぬところだった。よかった。味見るのに半分食べて、二人分のパスタに一つ半を使った。それでもまだ五つもある。

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