新しいANAの機内安全ヴィデオは歌舞伎調。綺麗で楽しい。今まで一番綺麗なのはエアフランスと思ってたけど、今はこれが一番綺麗。世界中からオリンピックに来るお客さんにも受けるだろう。
久しぶりに会った大人の生徒さんの、一音一音丁寧にビブラートをかけている姿に感動。コンクールに出た生徒のボウイングの完成度に感動。
ビブラートのヴァリエーションが増えて来ると、こんな風に歌いたい、という欲求が生まれてくる。ビブラートを響かせて歌うには、良いボウイングをするしか無いの。ローゼン・ピアニシモ、綺麗だな、真似したいな。けど出来ない。何故か？ 弓先から弓元までどこ弾いてもいい音になるボウイングが出来てないから。ピアニシモ用のビブラートが出来てないから。名曲を選べば選ぶほど基本をやらされるのはそういう事。ニックは、ピアティゴルスキー先生を100%信じ、言われるままに練習したそうだ。ビブラートとボウイングは車の両輪。二つ揃って初めて美しい演奏がこの世に出現する。言うのは簡単だが、やるのは大変。俳句然り、スキー然り、バレエ然り、日本語然り。うまいのもかっこいいけど、あきらめずひたすら続ける姿も本当にかっこいい。
