
山中湖村集団定期健診の4S。整然。清潔。親切。素早い。
やっぱり家はいいね。かぼちゃんが足下に座り、ニックがサイフォンコーヒーを淹れ、わたしが豆腐の味噌汁を作る。シンガポールから弟子が来て泊まっている。松山時代からしょっちゅう来ている子なので、かぼちゃんすぐ膝に乗る。葉桜がさわさわ揺れ、鶯が未明から美しいロングトーンを聞かせる。もうすぐホトトギスも鳴き出すね。
ところで、鶯の身体はちっぽけなものなのに、どこにあれだけの長い息を溜めているのか、不思議とは思いませんか? 私は試しに鶯と一緒に、ほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお、ほけきょ、と歌ってみた。とても息が続かん。私は鶯本体の何倍も大きな肺を持っているのになぜだ。針の穴ほど唇をすぼめて息をできるだけ少なく永く続くようにしてみてもウグイスに勝てん。息継ぎをしてる様子も無いし、どうやっているのか?