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ミセスローゼンの道後日記

豊穣を束ねて冬のかすみ草



銀座王子ホールにて、2022年ワミレスチャリティーコンサートが大成功の裡に幕を閉じました。ユダヤ新年明けて最初のコンサート。めでたいプログラムに、トリオの意気もぴったり。七十四歳ニックのテクニック健在です。





七十代のチェリストでレパートリーを減らす人はあっても増やす人は居ない! テッサリー二のソナタは海外でも聞いた事がない。こんな美しいチェロソナタがあるのを初めて知りました。ニックは、これまで弾いて来なかった名曲に挑戦する事を老後の楽しみの一つとしています。フィガロは、超絶技巧曲なのに、おふざけのコメディなので、お客様には上手さが伝わらないという、オタクな選曲。普通はその反対に、簡単なのに難しそうに聞こえる曲を選ぶ。ニックは天邪鬼です。最終リハーサルまで完成してなかったのが、本番は完璧に整いました。ピアニストの有吉英奈さんの忍耐と努力なしに達成出来なかった。とても面白くてお客様も笑ってたしね。






今回はトリオもチャレンジングな選曲。ベートーベンの大公トリオ一楽章! これまでで一番トリオのアンサンブル力が発揮されたレパートリーだったと思います。チャレンジなしに進歩なし、とはニックの口癖。「友達が会話するように弾きます。」と本番中に日本語でも話しました。
アンコールのトロイメライも、バイオリンが歌い、ピアノが歌い、チェロも歌い、アンサンブルの妙に客席も酔いしれた立冬の一夜でした。





来年も王子ホールへ帰ってきたいです。音響の美しい、居心地の素晴らしい、洗練された大人のコンサートホール。






初心を貫く高潔なワミレスコスメティックス様のサポートに大きな感謝です! 

ブラボー!!

今日の一句はワミレスコスメティックスに捧げます。

















































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