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ミセスローゼンの上人坂日記

草雲雀四月の雨を喜びぬ



昨夜はシューベルトナイトだった。
弦楽四重奏14番、15番を、アマデウスストリングカルテットで聞く。彼らはニック少年時代のアイドルだった。
弦楽四重奏については、私はシューベルトが1番好きだ。1番美しいと思う。

ニックのおもいで話。

《ストラビンスキーとピアティゴルスキー》

イタリア組曲の誕生したいきさつを知っているかい?知らないの?!じゃ、お聞き。
彼らはLAに住んでたが、さほど行き来はなかった。ピアティゴルスキーいわく、ストラビンスキーはちょっと変わっていた。
あるとき、二人が音楽会で一緒になった。ストラビンスキーが聞いた。
「ところで君は、イタリア組曲なるものを作曲したらしいが?」
「はい。あなたの作品にチェロソナタがあったら素晴らしいだろうと、あなたのプルチネルラをチェロに書き直してみました。」
「うんうん。あれはよかったね。ところで、楽譜は売るのかい?」
「あなたさえよろしければ。」
「望むところだよ。ひとつ五分五分でいこうじゃないか。」
「とんでもありません、五分五分なんて、あれは全くあなたの作品です。」
「いいよ。いいよ。君のいう通り、楽曲は90%作曲家のものだ。だから残り10%を五分五分でいいよ。」

コメント一覧(10/1 コメント投稿終了予定)

朗善
Re:Unknown
去年、南カリフォルニア大で、三人のチェリストといっしょにイタリア組曲弾きました。そのリハーサル風景が抱腹絶倒!ビデオにとるべきでした。今度はかならず!
ウニ丸
ニックさんのお話、毎回楽しみにしています。
今回も巨匠と呼ばれる人たちの思わずクスリと
笑ってしまうようなお話でした。
日常に音楽が溢れているって、素晴らしい事で
すね。

いつか、ニックさんの演奏を聴ける機会がくる事
を願いながら、イタリア組曲聴いてみたいと思い
ます。
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